昨夜はよく眠れました。
でも、朝の気分はイマイチ。
仰向けになって、天井を見つめていると、天井が回ります。
体調が悪いときの症状です。
流石に今朝は風邪薬のお世話になりました。
でも、70kmで弱音を吐いているようではいけませんね。
昨日ホテルをチェックアウトをする前に、テレビでウルトラトレイル・マウントフジ2013の様子を見ました。
総距離161kmにもおよぶ富士山の山麓、登山道、歩道、林道などを走るレースで、最も過酷と言われているレースです。
番組では、島根県在住の63歳のランナー、浜梶富夫さんが挑戦する姿を追っていました。
数々の大会を総ナメにし、隠岐の島の鉄人と言われている人です。
その浜梶さんでさえ、レース途中で内臓をやられ、脚も痛めて、途中でリタイア寸前。
あまりの疲労から休憩所で寝入ってしまい、意識は朦朧。
他のランナーさんが、力を振り絞って走り出していくのを見て、もう一度走る気持ちに。
そして、ついには念願のゴールに。
浜梶さんのレース直後のコメントが感動的でした。
「これまでのどの大会よりも、このレースで完踏できたことがうれしい」
萩往還も最長距離は250km、Bコースでも140km。
平坦な道ではありません。
難コースを完踏するランナーさんは、すごい人です。
完踏後、瑠璃光寺で荷物を背負って軽快に走るランナーさんを見ました。
白ゼッケンで250kmを完踏したランナーさんです。
その軽快な足取りを見て、あと100kmは軽く走れるのではないかと思ってしまいました。
すごいとしか言いようがありません。
前述した浜梶さんも、一日4時間、毎日、隠岐の島の地形を生かして、アップダウンや悪路のコースを練習しています。
しかも、トレイルランを始めたのは60歳になってから。
もともと持っている強靱な基礎体力があるのだと思いますが、それを裏付けるのは、やっぱり日々の練習。
とても足下にも及びません。