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山小屋は6人部屋で3人。
ゆっくりできました。
私たちのツァー以外のお客さんは、若い男女2人連れのペアのみ。
秋のベストシーズンです。
ここ2、3日、天候を異変させた台風崩れの低気圧が影響しているのかも知れません。

夜中に雨は止みましたが、一晩中、風が強く吹きつけ、小舎はガタガタと音を立てていました。
窓から外を眺めると、空にいっぱいの星。

行程
剣御前小舎(標高2750m)4:45ー5:20別山南峰(標高2874m)5:25ー5:35別山北峰(標高2880m)6:00ー6:10別山南峰6:12ー7:05真砂岳(標高2861m)7:19ー8:00富士ノ折立(標高2999m)ー8:08大汝休憩所8:35ー8:40大汝山(標高3015m)8:55ー9:15雄山(標高3003)9:50ー10:30一ノ越(標高2705m)10:35ー11:05浄土山(標高2831m)11:10ー11:40一ノ越ー12:13室堂(標高2450m) 歩行距離約8.5km


立山三山は別山、雄山、浄土山の三つ。
一般的に言われる立山は、雄山、大汝山、富士ノ折立の総称なのだそうです。
このことは、今回、初めて知りました。
因みに、立山信仰では浄土山は「過去」、雄山は「現在」、別山は「未来」の山とされています。

午前4時40分、外へ出ると、小舎の上には、オリオン座が輝いています。
北斗七星、北極星も直ぐに分かりました。
思ったほど寒くはなく、夜中に吹き荒れていた風も止み、コンディションは上々。

小舎から見る暗闇の中に、岳人憧れの剱岳が、シルエットのように見えています。
午前4時45分、小舎を出発。
別山に向かって、ゆっくりと登っていきます。

軽いアップダウンが続く道になると、左右の視界が開けてきます。

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夜明け前、別山へ向かう途中(左写真・左剱岳、右写真・山の向こうに富山の町と富山湾)

途中で小休憩していると、目の前を一羽の雷鳥がウロウロ。
すぐにカメラを向けましたが、動きが速く、暗くて写真が撮れませんでした。
残念
空が明るさを増してきます。
ゆっくり休みをとりながら、40分弱で別山(南峰)に着きました。

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別山南峰(左・北峰側を見る、小さく見えているのは硯ヶ池、雲海の先に後立山連峰が見える、右・南峰の祠)

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南峰からの眺め、はるか先には日本海、右は剱岳

南峰には小さな池・硯ヶ池があります。
ここからの眺望は抜群。
剱岳もよく見えますが、北峰に行くと、さらに目前に迫り、迫力満点の剱を拝むことができます。

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別山北峰からの眺め1、中央雪渓の上、鞍部に剣御前小舎が見えています、遠くは富山の町と日本海

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北峰からの眺め2、中央鞍部に剣御前小舎、右後方は大日岳

南峰から北峰までは歩いて10分足らず。
ここで、ご来光を拝みました。

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北峰から剱岳、右に後立山連峰を望む(日の出前)

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北峰から後立山連峰、良い眺めです

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ご来光、右奥、雲の上に頭を覗かせているのは、八ヶ岳連峰

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朝日に照らされる剱岳

雄大で刻々と変わる景色を楽しみながら、おにぎりの朝食を済ませました。
北峰から南峰に戻り、写真に納めた後、真砂岳に向かって縦走開始です。

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南峰から遠くに笠ヶ岳、足元には霜柱

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南峰からの眺め、遠くに見えているのは加賀白山

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もう一度振り返って北峰、後立山連峰、硯ヶ池がハート形に見えています

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南峰から真砂岳に向かいます

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右手前方に見える室堂平の眺め

陽が昇るに連れて、景色の色合いが変わり、同じところを見ていても、同じ光景は二つとありません。
真砂岳へは、歩きやすい縦走路です。

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日が昇るとともに、景色も変わります

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空が青くなり、色合いが美しくなってきました

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ところどころに雪渓

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大自然の中を歩いています

なだらかな稜線上にある真砂岳。
眺めよく休憩をするには、いい場所です。
昨日、登った登山道が、ジグザグ状に上へと延びています。

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稜線上に登山道が見えます。左の山は大日岳、後方富山の町

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正面に大日岳

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左の写真:右にバスターミナルの建物、右の写真:振り返って別山方向を見る

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真砂岳から前方、これからすすむ富士ノ折立を眺める

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東方向の眺め

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内蔵助カール方向を見る、左に内蔵助山荘の建物

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後方に後立山連峰

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八ヶ岳の右には、富士の姿

360度に広がる景色を堪能して、富士ノ折立へ向かいます。
このコース、どこを歩いていても、360度見事な景観です。

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真砂岳から富士ノ折立へ

富士ノ折立への道は、大きな岩がある急登です。
景色がきれいなので、しんどさも軽減されます。

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富士ノ折立への急登を前に、遠くに連なる後立山連峰の説明を受けます

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内蔵助カール、奥に連なる後立山連峰

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きつい急登、ゆっくりと登ります

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登る途中から室堂平、あおくミクリガ池が見えてます

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富士ノ折立

富士ノ折立を過ぎて、そのまますすむと、大汝休憩所。
この夏に公開された映画「春を背負って」の舞台となりました。
中には、撮影場面の写真や出演者のサインなどが飾られています。
映画の印象と照らし合わせながら、見ていました。
もう一度、映画を見たくなります。

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映画の舞台になった大汝休憩所

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休憩所内部

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出演者のサインや撮影風景の写真などが飾られています

ここで温かいコーヒーをいただきました。
茶菓子付きで500円です。

休憩所の直ぐ上が大汝山の頂上です。

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大汝休憩所前に立つ道標と、頂上

立山の中で、一番高い山、標高3015m。
黒部湖が眼下に見下ろせます。

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大汝山頂上、てっぺんには一人しか立てません

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大汝山から見る黒部湖、左にダム堤防が見えます

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大汝山東側の斜面

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大汝山から北の縦走路を振り返る

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頂上から見る大汝休憩所

大汝山から南の景観、正面に雄山・雄山神社が見えています

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槍ヶ岳、穂高連峰、笠ヶ岳など憧れの山を一望

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あれが槍ヶ岳、穂高連峰…

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槍ヶ岳とその右には穂高連峰

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姿がきれいな笠ヶ岳(中央左)、この山も一度登ってみたいものです

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ワイドに広がる立山縦走路を見る、左端に室堂バスターミナル

紅葉、荒々しい山肌、青空、白い雲…、織りなす景色がきれい

大汝山を下り、雄山へ。
下って登り返します。

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雄山まではすぐです

神社の裏手から雄山に回り込みます。
広く整備された広場。

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立山雄山本宮の石碑と鳥居

鳥居があり、一番上にある雄山神社は有料。
祈祷料500円を払って、神主さんからお祓いを受けました。

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雄山最高点にある雄山神社本宮

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本宮から頂上広場を俯瞰

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3千メートルを超える立山神社本宮で祈祷を受け、神主さんと2ショット

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本宮社右横にある頂上表示、奥には剱岳

頂上広場の南に、一等三角点表示と、四方の山を示す銘板があります。

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三角点表示と銘板

広場から振り返って見ると、神社だけ一際高い位置に。
南側には、これから行く浄土山。

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広場から神社を見る

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正面、平たい斜面は五色ヶ原、後方の高い山は薬師岳?かな

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浄土山の眺め、左奥に五色ヶ原

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雄山頂上をめざして登ってくる登山者

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雄山から縦横に延びる登山道、遊歩道を見る

雄山から浄土山へは一ノ越まで下り、登り返します。
時計は10時を過ぎ、雄山へ登ってくる登山者が多くなってきます。

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下山開始

一ノ越まで、急な傾斜。
石の転がる登山道なので、滑らないように下ります。

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ガレ場の登山道

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滑らないよう、石を落とさないよう

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一ノ越山荘と浄土山

室堂と雄山の中継点の一ノ越には、一ノ越山荘があります。
山荘の後に、浄土山が控えています。
一ノ越で小休憩して、山荘の右手から浄土山へ向かいます。

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一ノ越山荘と一ノ越の道標

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振り返って雄山、一ノ越から雄山へ向かう登山者

最初はゆるやかな道。
勾配が増して、登り切ると、見晴台があるひろばに行き着きます。
ここが浄土山かと思いきや、見晴台の前を通り、右手に道をとり、すすみます。
地図で確かめると、富山大学立山研究室となっています。

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富山大学立山研究室付近

ここからは、アップダウン、距離もそれほどでもなく、浄土山へ着きます。
途中、左手に見える景色も絶景。右手は雄山から続く山並み。

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左手(南西)方向、左側で切れ落ちたところは立山カルデラ、その上、斜面状の台地は五色ヶ原

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浄土山から見る立山連峰、左奥に剱岳、左から右に稜線を辿ってきました

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浄土山から見るパノラマ風景

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迫る雄山、稜線がくっきり、一ノ越山荘もよく見えます

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室堂、ミクリガ池方向を見る

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浄土山山頂

浄土山から一ノ越まで、引き返し、室堂へと戻ります。
石畳の整備された道へと変わり、ひたすら下ります。
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一ノ越から室堂へ

室堂に近づく連れ、目に鮮やかな紅葉が、はっきりと見えてきます。
真っ赤なナナカマドは印象的、紅葉の華です。
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草モミジと紅葉

正面に大日岳、奥大日岳が見えてきました。
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大日岳(左)と奥大日岳が出迎えてくれます

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雄山を振り返ります。名残惜しいです

右手に室堂山荘が見えてくると、バスターミナルまでわずか。
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正面右手に室堂山荘

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室堂山荘付近

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左にバスターミナル、山歩きもあそこまで

平らな石畳のところへ来ると、足取りも軽やか。
無事、バスターミナルまで帰ってきました。
丁度、お昼の時間帯で、急にお腹が空いてきました。
剣御前小舎を出て、約7時間半、随所で感激しながらの三山縦走。

帰路は、立山国際ホテルで昼食と温泉入浴。
ここのお湯は、すべすべツルツル。
美人の湯として、知られているのだそうです。

従業員さんが、「お風呂では走らないで下さい」。
「走る元気ないし、第一、そんなに広いの?」と思わずツッコミたくなりました。
レストランで戴いた食事、美味しかったです。
お腹が空いていて、写真を撮るのを忘れてしまいました。

バスから見る天狗平、弥陀ヶ原の紅葉も素晴らしかったです。
ぶらぶらと歩きたかったなぁ。
素晴らしい山歩きが、体験できた二日間でした。
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バスターミナル到着、右は立山国際ホテル
一日目(前日編)はこちら
2014.09.26 / Top↑