体操男子個人総合、内村航平選手、オリンピック2連覇!。
痺れました。
リアルタイムで、見ました。
5種目を終わり、最終種目の鉄棒を残して、2位。
1位とは、0,901の差。
正直、この差では、連覇は難しいかと思われました。
それが、最終の鉄棒の演技で、カッシーナ、コールマンなどの離れ業を完璧なまでにこなし、最後の着地もピタリと決める完璧なできばえ。
その演技は、神さまが宿っているとしか思えませんでした。
得点は、15.800の高得点。
でも、その瞬間でも、相手のオレグ選手がミスなく演技をこなせば、逆転が難しい状況に変わりはありません。
ここまでオレグ選手も、ミスなく、高難度の技の連発で内村選手を凌いでいました。
オレグ選手の鉄棒の演技が始まり、大きなミスもなく、後は最後の着地。
誰もが、それを見守りました。
これが、わずかなミス。
着地して一歩踏み出し、身体も大きく傾きました。
時間を置いて出た得点は、14.800。
0.099点の差で、内村選手の奇跡とも思えるほどの逆転勝利。
この瞬間、会場が大きな拍手に包まれました。
テレビの前で見ていても、身体が痺れました。
感動で、言葉がありません。
凄い選手です。
2008年11月の全日本選手権から今日まで8年間、個人総合は国内外で無敗。
今回の金メダルで連勝記録は38。
今後、このような体操選手は、出てこないのではと思います。
最終演技中、内村選手は腰を痛め、ユニフォームを着るにも、壁で手を支えての状態でした。
その表情は歪み、必死に我慢しているのが、誰の目で見ても明らかでした。
「すべてのものを出し切りました。一番の幸せものだと思います」。
このコメントが、死闘と言えるほどの激しい闘いを物語っていました。
柔道では、男子90キロでベイカー茉秋選手、女子70キロで田知本遥選手が金メダル。
水泳でも、200メートルバタフライで星奈津美選手が銅メダル。
見ている方も、オリンピックは、特別な感動があります。