伝統的な古い家並みが残る坂越(さこし)から、播州の山をめぐり、赤穂の町へ下るコースを歩いてきました。
ふるさと兵庫100選の山になっている雄鷹台(おたかだい)山は、花の山として知られ、地元ではよく登られています。

行程
JR大阪駅9:05=(快速)=姫路乗換=10:37JR坂越駅10:43ー11:16大避(おおさけ)神社11:22ー11:57茶臼山ー12:05宝珠山(標高182m)ー12:59高山・雄鷹台山登山口ー13:39後山(標高251m・昼食休憩)14:00ー14:18雄鷹台山(標高253m)14:28ー14:57大師堂ー15:17赤穂城趾ー15:43JR播州赤穂駅16:06 距離約12.6km 所要時間(休憩含む)5時間00分 累計高度(+)約726m

ルート



坂越駅を出ると、駅前にイラストで描かれた坂越散策マップと、文化財案内図があります。
それを見て、桜並木の駅前通りをすすみます。
坂越のまち並みの矢印表示が出ています。

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桜並木通りから坂越駅を見る、右に案内板がある

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矢印どおりに、通りを直進

千種川にかかる坂越橋を渡り、左の道路下のトンネルを抜けると、静かな住宅街。

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千種川遊歩道を染める桜

突き当たりで右折すると、坂越の古い家並みが残るエリアへ入ってきます。
ちょっとタイムスリップしたような気分。

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木戸門跡、角に古い道標がある

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坂越まち並み館

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白壁や板塀の建物が残る。海側から見る

真っ直ぐ歩いていくと、坂越湾で、海べりもきれいに整備されています。
坂越は、北前船の寄港地で、復元された船が、置かれていました。

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復元された北前船?。後方は縮小され復元された、とうろん台(やぐら台)

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中央左に、旧坂越浦会所、後方の山が宝珠山

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このポスターを、何度も見ました

海沿いの道を左に行くと、大避神社の参道へやってきます。
ここにも、写真入りの立派な案内板がありました。

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参道入口の案内板

参道を上って、お参り。

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大避神社参道

神門には、随神さまと仁王さまが、背中合わせに配置されています。
これは、初めて見ました。

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拝殿にお参り

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桜が地面をピンクに染めています

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神門から坂越湾を見る

大避神社の西側には、展望広場。
坂越浦城があったところで、今は展望広場になっています。
この一帯から山の中腹にかけて、桜が満開でした。

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展望広場は桜真っ盛り、団体さんが花見をしていました

この桜に惹かれて、上まで行ってみることにしました。
桜の通り抜けです。

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上の方まで続いている

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桜トンネル

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鳥居を囲む桜

階段を上っていくと、妙見寺観音堂です。

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観音堂へ続く階段

桜も見事ですが、斜面を覆うミツバツツジも、とても、きれい。
感動します。

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ソメイヨシノ、後方にはミツバツツジ

観音堂の階段で、地元の方が参道の整備をされていました。
「きれいですね」と、声をかけさせていただくと、
「きれいにしたんです。以前は荒れて酷かったんです」と、おっしゃっていました。

「この道で、上まで行けるんですか?」
「観音堂から山上を巡るように、八十八ヶ所の石仏が並んでいるので、お参りしながら行けますよ」と、教えて下さいました。
この山は、予定になかったのですが、その言葉を聞いて、周回することにしました。
随所に道標と案内板、それに石仏さまが、導いてくれるので、安心です。


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妙見寺観音堂、ここに一番の石仏がある

眼下に坂越湾の眺めが広がる展望のよいコースです。

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随所に案内板がある

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あとで登る後山、雄鷹台山を見る

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道標も多く、山を愛する地元の方の気持ちが伝わってくる

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ミツバツツジが随所に

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石仏巡礼コース、石仏が見守る

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千種川と赤穂市街地を望む

緩くもなく、急坂ということもなく、そこそこの傾斜の道を登っていくと、テレビ電波塔の立つところにやってきます。
ここが、茶臼山の山頂。

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茶臼山、テレビ電波塔(右)が立つ

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西側に広がる風景、うっすらと海の向こうにも町が見える

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千種川上流方向を望む

茶臼山から宝珠山へ向かいます。

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なだらかな歩きやすい道

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ここを登れば、宝珠山

茶臼山もそうでしたが、宝珠山にもあっけなく、着きました。
山頂らしいものがなく、そのまま素通りして、下ってしまうところでした。

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山頂傍にある保安林の看板

山頂を少し下ったところに、展望がよいところがあります。

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坂越湾を望む、中央に原生林「生島(いきしま)」(天然記念物)

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坂越の家並み

周回するように別のルートで下りました。

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林道に出て左折、その先で階段を下る

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ミツバツツジと坂越の風景

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花に囲まれる妙見寺

大避神社へ下り、坂越の家並みを見ながら、木戸門跡まで戻ります。
ここで、右斜めの路地に入りすすめむと、旧坂越橋。
橋を渡り右折し、次の信号で左に渡ります。
JRのガード下をくぐり、道なりにすすむと西山寺です。

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旧坂越橋で、これから向かう山を見る

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JR線ガード付近から、茶臼山と宝珠山を振り返る

正面に石仏が見えると西山寺で、登山口は舗装道を右に50mほどすすんだところにあります。

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西山寺入口の石仏さま

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西山寺に寄り道

獣除けの柵を開閉して、山道に入ります。

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高山・雄鷹台山登山口

そこそこの傾斜の山道を登っていきます。
この道も、ミツバツツジが多く見られます。
鉄塔の下をすすみます。

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鉄塔の下を通り、登っていく

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鉄塔付近から見る茶臼山、宝珠山

蛇行しながら登っていると、本物の蛇に出会いました。
人には出会わないのに…。今年、初めてのイヤな出会い。

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歩いてきた道を振り返る、通り過ぎた鉄塔が下に見える

二つ目の鉄塔が見えてきます。
その手前に、横転した車が放置してありました。
車でやってきて、事故ったんでしょうか。
こんなところを車で通る方が、どうかしてます。

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横転し放置された車

行く手先々のミツバツツジが、とても、きれいです。
天候は、イマイチ、すっきりしませんが、この彩りが、気分を高めてくれます。

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二つ目の鉄塔を過ぎたところで振り返る

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ここにも車が…、どこから上がってきたんでしょう

正面に小高い山。
見るからに、急登。

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急登が待ち受ける

ここが、コース中、一番の急登でした。
石や小笹の根っこを掴み登りました。
かなり登ってから左を見ると、補助用ロープがありました。
ロープは使わなかったものの、何かを掴まなければ、登れないような急坂です。

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左にロープがある急坂

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登ったところで振り返る

登り切ると、下りとなり、しばらく平坦な道をすすむと、また、登り。

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また、同じような登り

ここも、急ですが、最初ほどではなく、ロープの設置もありません。

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登ってきた尾根を振り返る、鉄塔を辿り登ってきた

アップダウンを繰り返し、眺めの良い後山に到着です。
急登はありましたが、距離はなく、登山口から40分です。
ここで、昼食休憩にしました。

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三等三角点がある後山山頂

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山頂から見る坂越の町、千種川の向こうに坂越湾、右が坂越橋

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真下を見る。急斜面になっている

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向かう雄鷹台山、右奥に赤穂市街地

後山から雄鷹台山へ向かいます。
後山からは、広い道です。

下ったところが分岐になっていて、直進して尾根伝いにすすむと、高山。
角に道標もあります。
左折して雄鷹台山へ。
両側の並木が、整然としていて、とても、きれいです。

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樹木が整然と並ぶ

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はっきりとした道標がある

後山から20分ほどで、広い開放的な雄鷹台山に着きました
登山六十周年記念と刻まれたモニュメントが造られていました。

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山頂のモニュメント

東屋があり、先着の高年男性が休憩中でした。
登山口に入り、初めて出会ったハイカーさんです。
しばらく立ち話。

「どちらから?」
「奈良です」
「こんな地方の山を、どこで知られたんですか?」
「以前、山と渓谷社の本に、この山のことが載っていて、青春18切符を使って、ちょっと遠くの山へと思いやってきました」
「奈良の山を登っていると、この山は物足りないでしょう」
「坂越から宝珠山の方に登り、それから縦走コースできました。途中には桜やミツバツツジが咲いて、急登もあり、なかなか面白い山ですね」
「坂越からですか。それなら随分歩きますね。坂越駅前の桜は、以前は良かったです。古木となってしまって、今は少ししか残っていません。

地元では花の山として有名で、秋にはドウダンツツジが赤く染まってきれいなこと。
赤穂市内からは、距離もそれほどなく、市民には日常的に登られていることなど、いろいろとお聞きしました。

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山頂の東屋

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赤穂市街地一望

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山頂はきれいに整備されている

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赤穂海浜公園方向を眺める

休憩している間にも、次々と市民の方が登ってきます。
みな、軽装で普段からこの山に、登っている感じです。

話しで聞いた通り、下までドウダンツツジが続く山道でした。

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一面、ドウダンツツジ

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ミツバツツジもところどころで咲く

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市街地を眼下にして下る

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洒落がきいている

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途中にある東屋

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下りてくると、ドウダンツツジがかなり膨らんでいる

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そばには、色合いの違うツツジ

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市街地が近くなってきた

岩混じりで、石仏が並ぶ道に変わってきます。
階段を下ると、大師堂で、ここを下ると登山口です。

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振り返って雄鷹台山を見る

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石仏が並ぶ

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石段を下る

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石段を下から見る

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左、大師堂

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西播磨 花の郷 雄鷹台山 ドウダンツツジの案内が立つ登山口

せっかくなので、城跡を中心にぶらぶらと歩きました。
桜は、満開でした。

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花岳寺

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お堀越の桜

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城内から見る

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天気回復

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大石神社

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お堀端の満開の桜

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桜と歴史博物館

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メイン通りから雄鷹台山を見る

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                                JR播州赤穂駅で、歩きは終了


坂越のことは、山と渓谷社で紹介された記事を読むまでは、全く知りませんでした。
実際に歩いてみると、古き良き町並みと、坂越湾の眺めがよく、とても印象に残りました。
大避神社から宝珠山にかけての桜とミツバツツジは見事で、思いも寄らぬ収穫でした。

縦走歩きは、展望が良く、退屈することがありません。
雄鷹台山のドウダンツツジは、秋に、もう一度、みてみたいものです。
2018.04.05 / Top↑