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矢田丘陵遊歩道は、我が家からとりつきまで歩いて10分ほど。
裏山を歩くような感覚で、親しみのある道です。
時々通っている道ですが、法隆寺まで通しで歩くのは、4年前の5月以来。
晩秋の景色を楽しみながら、歩いてきました。

行程
鳥見2号公園9:00ー9:07富雄団地・矢田丘陵遊歩道とりつきー9:30椚(くぬぎ)峠ー10:30榁木(むろのき)峠ー10:46矢田山遊びの森10:58ー11:10東明寺(とうみょうじ)11:16ー11:39矢田寺11:42ー12:20国見台展望台(昼食休憩)12:50ー13:00松尾山(まつおさん・標高315m)13:04ー14:00法隆寺14:06ー14:24JR法隆寺駅 距離約16.4km、所要時間(休憩含む)5時間24分、累計高度(+)約631m(ー)約715m


UR富雄団地の奥が、矢田遊歩道のとりつき。
とりつきに、飛鳥国際テニスクラブの案内があります。

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住宅団地の一番奥に、遊歩道入口がある。大きな給水塔(左上)が目印

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テニスクラブの道順通りに階段を上る

給水塔の右脇をすすむと、飛鳥カンツリークラブへ続く舗装路で、左の阪奈道路を跨ぐと、遊歩道の入口があります。

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阪奈道路の高架橋から東方向(奈良側)を見る

入口に工事車両が止まっていて、交通整理をしていました。
「樹木処理のため、立入禁止」。
エッ、いきなり!!

ガードマンさんが「今日はここから入れません」。
最初は断られました。
それを頼みこんで、なんとか通らせてもらうことができました。
工事車両が入る直前で、ことなきを得ました。

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遊歩道入口、池側から見る。工事車両が入るところでした

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左に池を見てすすむ

しばらくは舗装路が続きます。
入口から100mほどすすむと、樹木が倒れそうになっていました。
工事は、これを伐採するようです。

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多分、これを伐採

生駒市側の矢田丘陵遊歩道は、生駒フィールドミュージアムと名付けられていて、遊びながら自然を満喫できるようになっています。
道標やベンチが整備され、ウォーキングに最適。

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木製階段の上は展望台になっている

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展望台から生駒市街地、生駒山を眺める

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輝くような休憩ひろばのモミジ

生駒市清掃リレーセンターに突き当たると、センターのフェンス沿いに、階段道が左に延びています。

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生駒市清掃リレーセンター、突き当たって左へ

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階段を上る

鉄塔の横を通り、下ると椚峠で車道に出ます。
奈良市と生駒市を分ける峠です。

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鉄塔そばの黄葉がきれい

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椚峠を横切る

遊歩道は、道路を横断した向かいにありますが、車の通行量が多く、少し先の横断歩道まで歩き戻ります。
遊歩道の左は、帝塚山大学です。

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道路を横切り、階段を上る

しばらくは階段道。
それが終われば、なだらかな上り下りの繰り返しで、歩きやすい道が続きます。

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階段道を過ぎれば、歩きやすい道

ソヨゴ、タカノツメ、リョウブ、コナラなど、樹木にネイムプレートが付けられています。
コナラの枯れ木には、白いキノコがたくさん付き、幹が白く見えるほど。
近年、コナラの立ち枯れが目立ち、各地で被害が広がっています。

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被害にあったコナラ

コナラの立ち枯れは、カシノナガキクイムシという昆虫が、「ナラ菌」という病原菌を木の中に運び込むことよって、引き起こされる樹木の伝染病なのだそうです。

ところどころで見るきれいな黄葉。
樹林が切れると、市街地が見渡せます。

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快適な遊歩道

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うっすらと見える若草山(中央左寄り)

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あの奥の山は、どこ?

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きれいな黄葉

今秋襲った台風被害が大きく、根こそぎ倒された樹木や、折れた樹木をいくつも見ます。
通行を妨げないように処理がされていますが、倒れてそのままになっているものもあります。

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くぐってすすむ

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これも、きれいだなぁ

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黄葉と緑にモミジの赤が引き立つ

コツコツとクチバシで、木を鳴らしている鳥を見ました。
枝葉が邪魔し、写真は撮れませんでした。

開けた感じの場所にやってきます。
右に、きたやまスポーツ公園の分岐を見て、上っていくと、生駒から信貴山に至る山並みが一望。

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きたやまスポーツ公園の分岐

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分岐付近の景色、陽当たりよく、休憩適地

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生駒山から信貴山へ続く稜線

上り終えると、竹やぶの続く道となり、榁木峠に出ます。

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竹やぶを過ぎると榁木峠

石仏がたくさん並んでいます。
「へんろみち」のプレートが付けられていて、巡っていくと、八十八ヶ所巡りができるようです。

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榁木峠の石仏

峠は三差路になっていて、角に案内板があります。
左右、どちらにすすんでも、松尾山、法隆寺へと行くことができます。
榁木峠は、昔は茶店や旅籠が軒を並べていたそうです。
今は、民家が数軒あるだけで、その面影は全くありません。

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三差路にある案内板

前回は右折して、縦走路をすすみました。
今回は左に折れて下り、遊びの森から東明寺、矢田寺へとすすみます。

左折してすぐのところに、弘法大師堂(新四国八十八所第二十二番)があります。
石段でツワブキの花が、出迎えてくれました。

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石段を上ると、お堂

広い境内では、ありません。
植栽や飛び石を配置した庭に、いい雰囲気を感じます。

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本堂

ここで、矢田丘陵の案内図を確かめ、舗装道を下ります。
この道は国道308号線で、西側の大阪と奈良の府県境には暗峠があり。東側の遊びの森を過ぎると、山道のような道で、国道のイメージとは、ほど遠い酷道となります。

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地図を確かめて

急坂の下りです。
右の警察犬訓練センターを過ぎると、矢田山遊びの森です。
立派な建物があり、トイレはもちろんのこと、建物内で休憩もできます。

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グループ、家族連れで楽しめる矢田山遊びの森

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管理棟には、休憩スペースもある

大きな池や芝生広場があり、市民憩いの場となっています。
遊歩道は、池の真ん中を貫くように続いています。

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池の道に入る

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平日で、とても静か

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正面、管理棟

樹林の道へ入ります。
季節外れのツツジが咲いていました。

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静かな樹林の道をすすむ

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紅葉に染まるツツジ

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同じツツジだが、こちらは葉が緑

遊びの森から道標の標示が、近畿自然歩道に変わります。
これから先は、この道を歩きます。

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近畿自然歩道の標識

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古い石標、すぐそこ東明寺の文字

遊びの森から東明寺に向かう道で、可愛らしい子どもたちに出会いました。
「なんさい?」と聞くと、
指を4本示す子と、5つ出す子も。
園外保育の子どもたちでした。

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小さなリュックを背負う姿が、かわいい

途中、ぬかるんだところもありましたが、アップダウンは少なく、歩きやすい道。
紅葉のモミジが目に入ると、東明寺です。

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東明寺に到着

東明寺は、白鳳時代創建と伝えられる古刹。
境内をモミジが彩り、とても、きれいです。
本堂の前で、子どもたちが休憩中。
途中で出会った子どもたちは、遊びの森からここまで歩くようです。

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紅葉の穴場かも…

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正面から本堂を見る

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境内一面、紅葉

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斜め向かいから本堂を見る

東明寺から矢田寺へ向かいます。

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東明寺から矢田寺へ向かう道

途中に荒れ気味の竹やぶを見て、抜け出ると、田園風景の広がる道に出ます。

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荒れ気味の竹やぶ

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近畿自然歩道の道標が立つ

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田園風景が広がる

近畿自然歩道の道標と古い石標に導かれて、矢田寺到着。

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新旧の道標が立つ

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矢田寺本堂

矢田寺は、「矢田寺金剛山寺」が正式名。
矢田の地蔵さん、あじさい寺として知られ、境内には、みそなめ地蔵など多くの石仏があります。

あじさいが咲く頃は、人、人、人なのに…。
今日は、とっても静か。

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本堂から参道を見る。人影なし

ここにも少し、赤モミジ。

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モミジ越しに本堂を見る

矢田寺から近畿自然歩道をすすみます。
しばらくすすんで、林に入ったところで、「通行禁止!」の表示。
この先、歩道の路肩崩壊しています。危険ですので、通行しないで下さい。

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また、通行止め

さて、困りました。
引き返して、別ルートをすすむこともできますが、行けるところまですすむことにしました。

イノシシ除けのフェンス沿いをすすむと、斜面をトラバースする道が、大きく崩壊していました。
ここは確かに通行不可。
よく見ると、フェンスが大きく壊れ落ちていますが、それを頼りに下れば、なんとかクリアできそうです。
踏み跡も残っていました。
慎重に下って、何事もなく通過することができました。

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崩壊場所をクリア

矢田丘陵の縦走路に出合うまで上り坂です。
道脇には、お地蔵さまが祀られていて、ほのぼのとした気持ちになります。

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道脇のお地蔵さま

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縦走路出合まで階段を交えた上り坂

縦走路の出合に着くと、やはり、ここにも、通行禁止のロープが張られていました。

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出合で矢田寺方向を見る

広い縦走路に出て左折すると、国見台展望台です。
ここは、矢田丘陵縦走路の中で、最も展望の良いところです。

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出合を左折して、すぐに展望台がある

先着のハイカーさんが2人、いてました。

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国見台展望台

立派な案内板があります。

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視界に入る山々や、寺院の写真などが掲示されている

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視界がワイドなだけに、案内板もワイド

眼下に広がる景色を見ながら、昼食休憩にしました。

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右奥に畝傍山、耳成山も見えるが、香具山は、見えにくい

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右に音羽三山、中央に三輪山

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中央奥に、貝ヶ平山と鳥見山

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中央、若草山

登った山々を眺めながら、食べるのは、とても、いい気分です。
それぞれの山の印象が、思い出されます。

縦走路を南へすすみ、松尾山へ向かいます。
平坦な道です。
途中に、松尾湿原の案内がありましたが、そこは素通り。

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松尾湿原(右)入口にある道標

さらにすすむと、白石畑に分かれる道標があり、ここが松尾山の分岐となります。

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松尾山頂へ向かう

右折して急な山道を登ると、大きな電波塔がある建物。
山頂はこの右です。
山頂を占める電波塔に比べると、その片隅にある三角点はとても地味。
可愛そうなくらいです。

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ササに覆われた山頂

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片隅にある二等三角点

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山頂に立つ電波塔

山頂から景色を眺めて、白石畑の方へ下ります。

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山頂から眺める景色(東側)

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南側、葛城山。その後方に金剛山が顔を覗かせる

山頂を下ると分岐になっています。
松尾寺は、左折して道を戻るようにすすみますが、ここには「危険」の表示。
「スズメバチの巣があり、通行はしばらくご遠慮下さい。まもなく駆除します」と書かれていました。

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スズメバチの巣があり、危険

スズメバチや蛇は、大の苦手。
その道は止めて、白石畑へと下りました。
近くで「ゴ〜ン」と、鐘の音が聞こえてきます。

途中に、松尾寺へ行く道があるかと、思いましたが、道は無く、かなり下ったところで、車道に出てしまいました。
右折すると、白石畑から平群へ。
右が法隆寺へ続く道です。

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白石畑、法隆寺方面の分岐

結局、松尾寺は立ち寄ることができず、車道を下って法隆寺へ向かいました。
途中で、松尾寺から下る道に合流します。

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松尾寺の分岐に下ってくる。本来ならば、右の道を下るはずだった

松尾寺は、鐘の音を一つ、聞いただけで終わってしまいました。
右前方には、金剛・葛城山が見えます。
天満池を過ぎると、法隆寺まで、もうすぐ。

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天満池の向こうに、金剛・葛城山

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天満池の傍にある松尾寺の案内とルートマップ

斑鳩町マスコットキャラクター「パゴちゃん」の無人簡易販売所で、みかんを買って、境内に入りました。

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天満池から中宮寺の間にある簡易販売所

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100円のみかん購入

法隆寺には、修学旅行生さんが、たくさん来ていました。
観光客は多くなく、京都のお寺と比べると、とても落ち着いた感じです。

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見かけるのは、修学旅行生さんがほとんど

境内は松の木が多く、モミジも少しあります。
中門は、改修工事中。

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モミジとお堂

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中へ入るには、拝観料1500円。今回も外から見るだけ

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左の中門は、改修工事中

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中門を正面から見る

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曲線状に値が張り、樹形の美しさが目に止まる

境内を出ると、JR法隆寺駅へ直行。
参道脇の、コスモスがきれいです。
コスモスは、多分、これで見納めです。

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参道脇のコスモス

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まだまだ見られます

駅に着くと、午後2時半前。
休憩を入れて、約5時間半の歩きでした。

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法隆寺駅

JR奈良駅まで乗りました。
法隆寺駅からJR線に乗るのは、初めて。
たった3駅で短い時間なのに、旅をしているような気分になりました。

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JR奈良線で電車を待つ

天候に恵まれました。
縦走路で見かけたハイカーさんは、数人ほどで、静かな山歩きでした。
ところどころで、台風の被害に遭遇しますが、矢田寺から縦走路へ上るところ以外は、通行できます。
急登のようなところはなく、全体にゆるやかな上り下りの道で、誰にでも、すすめられるいい道です。
2018.11.20 / Top↑