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今年初めての山歩き。
とは言っても、近場のゆるゆるハイキングです。
京田辺市西部にある甘南備山(かんなびやま)。

あまり知られていない山ですが、平安京造営では洛北・船岡山とこの山を南北に結んだ基線をもとに、平安京の朱雀大路が造られたとも言われています。
標高はわずか221mで、遊歩道が整備された優しい山です。

行程
近鉄新田辺駅10:12ー10:24棚倉孫(たなくらひこ)神社10:33ー10:43酬恩庵(しゅうおんあん・一休寺)10:44ー10:47薪(たきぎ)神社10:49ー11:13登山口・石標のある分岐ー11:22取付(通報ポイントA-16)ー11:37藤棚の展望所
11:39ー11:40二等三角点(雌山・標高201.6m)11:42ー11:55甘南備山(雄山、神南備神社・標高221m、昼食休憩)12:16ー12:19展望台12:20ー12:41登山口ー13:18近鉄新田辺駅 距離約9.7km 所要時間(休憩含む)3時間06分、累積標高(+)約268m



新田辺駅舎前にある京田辺市の名所・旧跡、公共機関などが示された「ええとこマップ」で、位置確認して出発です。

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「ええとこマップ」(一部)

京田辺市は一休さんで有名な酬恩庵(一休寺)があり、駅前には、一休さんを紹介する看板や銅像が立っています。

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京田辺市は、一休さんのまち

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駅前に立つ一休さん

JR京田辺駅西口前を通り、西にすすむと府道八幡木津線です。
通りに出たところで右折し、少し行くと左に棚倉孫神社。
スロープ状の参道を上って、神社に立ち寄ります。

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府道から分かれて棚倉孫神社へ

参道を横切るように天井川が流れています。

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参道、府道を天井川が横切る

境内には、樹齢300年以上のケヤキや、クロガネモチの大木があり、目を惹きます。

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ケヤキの大木の奥に、お社がある

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京田辺の未来に継ぐ古木・希木になっている

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ケヤキの上部

棚倉孫神社は、珍しい瑞饋神輿(ずいきみこし)で知られています。

『瑞饋神輿』
十月十五日に合わせてずいき、とうがらし、きんかん、千日紅、白米、豆類等を使用してずいきみこしを製作する。
大人用は、隔年製作、子供用は毎年製作。
(棚倉孫神社案内板から抜粋)

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棚倉孫神社案内

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瑞饋神輿(案内板から)

拝殿でお参りを済ませて、一休寺へと向かいます。

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石の鳥居は元禄15(1702)年に、淀藩の藩主に寄進されたもの。奥は拝殿

府道に戻り、先へすすむと信号で、交差点に「一休寺500m」の標示があります。
信号から一休寺までは、「一休とんちロード」と名前がついています。
左折し、山手幹線を横切ると、ほどなくして酬恩庵(一休寺)です。

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とんちロードの案内板

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酬恩庵総門

総門をくぐったところで写真だけ撮って、先へすすみました。

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総門から参道を見る。左奥に三本杉の一部が見える

酬恩庵の先に、薪(たきぎ)神社があります。
ここには、能楽発祥の碑が立っています。

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薪神社二の鳥居、奥に拝殿、右に石碑

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能楽発祥の碑

神社前の道には「水辺の散策路 手原川一休みルート」と文字がペイントされていました。
京田辺市では、散策や健康増進のためにウォーキングを楽しめるよう、”水辺のみち”を、散策路として整備しています。

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甘南備山へは、この手原川ルートを経由する

薪神社から一旦、酬恩庵総門前まで戻り、総門前から北へ住宅地の路地をすすみます。
左折するところ、民家の角に、甘南備山の道標が立っています。

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民家の前にある道標

西光寺に突き当たり、左折してすすむと信号。
渡って道なりにすすみます。
信号を過ぎると、周り一帯は、のどかな田園風景が広がる景色です。

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整備された案内板がある

甘南備山は、里山のような低山ですが、立派な案内板や道標が随所にあり、京田辺市や地元の皆さんの想いが伝わってきます。

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途中にある道標

京阪奈自動車道の下をくぐると、前方に甘南備山が大きく見えてきます。

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京阪奈自動車道の下を通る

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雄山と雌山からなる双耳峰の甘南備山

きれいな竹林、田畑の一角に熟したたくさんの柿のなる様は、田園風景をより一層際だたせています。

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青空をバックに竹林

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こんなにたくさんなっているのに、鳥に食べられないのが不思議

山裾近くに、「左 甘南備山」の石標が立っています。
ここは、二股の道になっていて、左に真っ直ぐすすめば、甘南備山の最短ルート。
このルートは、下山で使うことにして、右の水路沿いの道へすすみます。

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分岐角にある石標、真っ直ぐすすめば最短ルート

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石標を左に見て、右手の道をすすむ

少しだけ、山歩きらしくなってきます。
道幅は広く、とても歩きやすい道です。

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田園風景に別れを告げ、山へと入る

分岐から5分ほどすすむと、A-17のポイントで、ここは雨乞いの小径・吉やんの滝の入口になっています。
マップがあり、ここからも行けそうですが、先へとすすみます。

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雨乞いの小径入口、マップが掲示されている

ところが、この先、通行止めの標示。

遊歩道(山内登山道)倒木が多数のため、通行止めといたします。

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アレレッ、通行止め

遊歩道はたくさんあるようなので、そのまま、直進しました。
倒木で通れないようならば、迂回路がとれそうです。

次の取りつき口が、A-16ポイント。
ここから登ることにしました。

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前方左が、A-16の取りつき

水路を渡り、階段道を登っていきます。
適度な傾斜のある道です。

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このルートは、ヒノキの小径

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周りはヒノキの植林帯

広い遊歩道です。
ところどころで階段を交えながら登っていくと、尾根道へと入ります。

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道標が整備された広い遊歩道

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落葉が積もる階段を登る

尾根道に入ると、倒木が目立ってきます。
遊歩道は、通りやすく整備されていて、通行には支障はありません。

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無残な光景

昆虫の森分岐を過ぎ、すすむと、藤棚のある展望所。
視界が開けています。

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昆虫の森

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現在地を示したマップがあり、とても、ありがたい

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藤棚のある展望所

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展望所から見る北側の景色、左奥に比叡山

藤棚の展望所から右に少し登ると、二等三角点があります。
甘南備山は、雄山と雌山と二つの峰からなる双耳峰で、こちらは雌山。
神南備神社のあるところが、雄山です。

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三角点方向にすすむ。こちらにも藤棚がある

細長い広場のようになっていて、展望が良く、丸太のベンチが置かれています。

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三角点のあるポイント(A-14)

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二等三角点

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三角点のある広場

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正面、比叡山

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愛宕山方向

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北摂方向

尾根道をすすみ、神南備神社へと向かいます。

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倒木の被害がひどい

尾根道を下ると、舗装された管理道に出ます。

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管理道出合

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出合地点にあるマップ

出合で左折すると、舗装道向かいに神南備神社へ続く階段があります。
右の階段を登ります。

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管理道から神社の道に入る

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分かりやすい道標

野鳥の森、峰の森の分岐を見送ってすすむと、神南備神社です。

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峰の森分岐

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神南備神社の境内に入る

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神南備神社

甘南備山の山頂は、お社のあるところです。

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拝殿にお参り

周りは倒木や、石標などが一部壊れていますが、境内は掃除が行き届き、きれいでした。
立派な方位盤も置かれています。
東側の視界が開けていて、丸太のベンチに腰掛けて、昼食タイムにしました。

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山名も刻まれた立派な方位盤

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神社の境内から東側の光景、左に山城大橋、右奥に鷲峰山

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眼下は京田辺市の市街地

休憩中に、地元の高齢男性さんと、犬を連れた男性さんが登ってこられました。
最短ルートだと、麓から歩いても、往復で1時間もかかりません。
下山は、最短ルートをとります。

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最短ルートで下る

短い急坂を下ると、左に下山道が続いていますが、展望台に立ち寄ります。
分岐の先にあります。

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木製で本格的に作られた展望台

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展望台からの景色、正面右寄り比叡山

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山城東部の山

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京都方面

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展望台には、温度計もありました。気温5℃

展望台から分岐に戻って、下山道をすすみます。
舗装された管理道で右折。
しばらく下ると、左に防火池があり、そばにトイレの建物があります。

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管理道を下る

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防火池にしては、立派

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トイレの建物

トイレの横から、管理道と分かれ、旧下山道に入ります。

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旧下山道を下る

やや急な道ですが、旧下山道と言っても、広くて歩きやすい道です。

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こちらも快適な道

展望台から20分ほどで登山口です。

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登山口、駐車場が見える

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登山口を正面から見る。「京都の自然二百選」になっている

登山口には、駐車場もあり、数台の車が止まっていました。
管理道を少し登ったところに、東屋のある芝生広場があり、子どもたちの賑やかな声が聞こえていました。

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登山口にある案内板

登山口から、歩いてきた道を、駅まで辿ります。

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近鉄新田辺駅

低山ながら、案内板、道標が多く、とても快適に歩くことができました。
急登のようなところはほとんどなく、危険箇所もありません。
持っていた地図には載っていませんでしたが、甘南備山は、山全体に遊歩道が通じ、いろいろと工夫して歩くことができる山です。

休憩を含めても、3時間少々。
のんびり歩くには、おすすめです。
2019.01.18 / Top↑