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熊野の名峰で、那智川源流部の主峰・烏帽子山に登ってきました。
南側、那智・大門坂から登る登山道は、通行止めのため、北側にあたる高田から登り、同じ道を下りました。
関西百名山の一つです。

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高田側・雲取温泉付近から見る烏帽子山、中央の三角の山

行程
7:27高田登山口7:32ー8:12光ヶ峯・大杭峠分岐ー8:36尾根道出合ー9:23烏帽子山山頂(標高909m)9:41ー10:24大杭峠分岐ー10:57登山口 距離約6.1km、所要時間(休憩含む)3時間25分 累計高度(+)757m


宿(雲取温泉)を、7時15分にチェックアウト。
登山口まで車で5分余り。
舗装道が途切れたところに、駐車スペースがあり、ここから出発です。

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駐車はデミオのみ

準備を整え、林道に入ります。

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林道をすすむ。木材を運ぶ大型トラックに注意

林道に入ると、すぐに登山口があります。

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登山口の標示

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光ヶ峯の登山口にもなっている

枝打ちされた杉の小枝が、散乱する道を歩きます。
そこそこの傾斜のある道です。
この道は、ツヅラ坂と呼ばれているようです。

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杉の小枝が散乱する

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伐採された杉も多く見る

要所に、新宮山びこグループさんの道標があります。

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新宮山びこさんの道標

山道脇に、小さな花を付けた野草がたくさん自生していました。
何の花でしょうか。

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この花をたくさん見かける

そこそこの傾斜のある道です。
道脇には、石積みの跡が残っています。
この奥には、俵石の集落があり、かっては集落の人たちが行き来していたところです。

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積まれた石垣に、かっての生活の臭いが感じられる

沢が崩れ、土砂が流れ落ちているところを渡ります。

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崩れた沢を渡る

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荒れている

陽当たりのよいところで、ワラビやスミレを見ます。

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ワラビが伸びる

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愛らしいスミレ

杉の植林帯が続いています。
小枝が散乱した道から解放されて、歩きやすい道となります。

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とても歩きやすい

きれいな水が流れる沢を渡ります。

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沢を渡る

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きれいな水

石段を登ると、整然と石積された光景が目に入ってきます。

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歩きやすく工夫された石段

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一帯が俵石の集落跡

崩れ落ちた家屋が残っていました。

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朽ち落ちた家屋

石垣を右に見てすすむと、道標があり、ここで右に大きく曲がり石段を登ります。
直進してしまいそうなところですが、道標が立っていて、間違えることはなさそう。

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大きく右に曲がる

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石段を登る

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石段を登り、道標に沿い、杉林の道をすすむ

ところどころで倒木を見ますが、手入れがされていて、歩くのに問題はありません。

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倒木の下をすすむ

石垣はかなり広い範囲で見ることができます。
かっては、ここにどれくらいの人たちが、住んでいたのでしょうか。

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石垣が幾重にも残る

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この辺りは道も平坦

お墓が残り、小さな祠もあります。
洗濯機や流しの残骸も。

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放置された洗濯機

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これは流し

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小さな祠が残る

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石仏さまが祀られている

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ここは左の道、道標あり

さらにすすむと、大杭峠・光ヶ峯との分岐。
直進すれば大杭峠。ここで右折し、登っていきます。

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大杭峠・光ヶ峯分岐、ここで右折

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右折して登る

急坂の道になり、すすむのはゆっくり。
谷になった道を登っていくと、尾根に出ます。

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登っていくと尾根に出る

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尾根出合

尾根道で左折し、すすみます。
しばらくすすむと、左側の視界が開けてきます。
樹林が切れたところに岩があり、しばし展望小休憩。

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展望台から見る眺め

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山座同定はできず

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樹間に見える山

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ビキ石を見る

展望台を過ぎて、急坂が続きます。

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ほぼ直登気味の坂

岩が目立つようになり、ロープのある急坂が現れます。

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岩が露出

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岩の尾根道

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ロープのある急坂

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ここにもロープ

左に大きな岩が見えてきます。
コツカノ岩と呼ばれています。
ここで、左に登り、コツカノ岩へ立ち寄り。

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左に、コツカノ岩

ここからの展望は素晴らしく、見とれてしまいます。

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コツカノ岩からの展望

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景色に見とれて足を踏み外すと、奈落の底

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コツカノ岩最上部

さすがに、最上部は恐くて上りませんでした。
高所恐怖症です。

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左に妙法山

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右奥に妙法山

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烏帽子山を見る

樹林の陰になっていましたが、熊野灘も見えました。
元の道に戻って、急坂を登ります。

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また、ロープ場のある急坂

大きな岩が、前方に見えてきます。

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岩の右手をすすむ

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近寄ると、こんなに大きい

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通り過ぎて、振り返る

山頂に近づくに連れ、次々に大きな岩が現れます。

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転げ落ちてきそうな大岩

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小枝の突っ張り。効果はありませんが、気持ちの問題です

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手を使って岩を登る

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この岩にも、何か名前がついているのでしょうか

大岩をいくつも見て、山頂到着。
周りは樹林に囲まれていて、わずかに、高田の方向だけが開いていました。

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一等三角点がある

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別角度から見る

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山頂から高田の方向を見る

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高田の集落をアップ、宿泊した雲取温泉の建物が見える

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左奥は、大峰山系の山

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縦位置で撮影

山頂でゆっくりとした時間を過ごしました。
下山は同じ道を辿ります。

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来た道を下る

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下山途中で見えた景色。左は光ヶ峯?、勝浦方面

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尾根道から右の谷道へ下る

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谷道から振り返る

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大杭峠・光ヶ峯分岐。左に下る

道標、テープが随所にあり、分かりやすい道ですが、傍らの石の上にも、テープを巻いた小石が置かれていて、迷うことがありません。
初めて訪れる人にも安心です。

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小石に巻かれたテープ

水のきれいな沢のところに下りてきて、ビックリするできごとが…。
なんと、通路となっている石の上にカエル。

びっくりしました。
一瞬、ドキッとしましたが、カエルさんは、泰然自若として、ぴくりともしません。

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透き通る沢水

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堂々として、たじろぎもせず

横を跨ぎましたが、それでも、身動き一つしていませんでした。
大した度胸です。
羨ましい。

帰ってから、調べてみると、カジカガエルのようです。
これまで、声を聞いたことはありますが、実物を見たのは初めて。

下山はすいすい歩き、駐車場に戻りました。

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登山口に戻る

1時間50分かかった登りでしたが、下山は1時間15分ほど。
それだけ、登りでは、きつく感じました。

心残りは、烏帽子山の由来となった帽子岩へ行かなかったこと。
山頂から10分ほど下ったところ(帰ってから分かりました。下調べ不十分)にあっただけに、行けば良かった。

これで関西百名山、99座到達。
残すは、果無山脈・冷水山だけ。
後日、天候を見て、果無山脈縦走を一日で歩き通すつもりです。

帰りは、熊野本宮大社にお参りしました。
熊野本宮の神の使者であると言われる八咫烏は、日本サッカー協会のシンボルとして有名です。

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熊野本宮大社参道

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石段の上り、神門へ向かう

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神門脇の桜が満開

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枝垂れ桜とソメイヨシノ

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檜皮葺の威厳のある社殿

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方向を変えて撮影

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反対側から

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境内の桜

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八咫烏と桜

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これ、何の木だったかな。説明書きがあったのですが…

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端正な建物

境内に和泉式部の祈願塔があります。

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和泉式部祈願塔

祈願塔に関して

京から300kmにも及ぶ長旅のすえ、本宮大社を目前に和泉式部は月の障りとなる。
一般に不浄とされるこのとき神社への立ち入りはタブーで、気を落とした和泉式部はこんな詩を詠む。

「晴れやらぬ 身の浮雲のたなびきて 月の障りとなるぞかなしき」

その夜熊野権現が夢枕に現れ返しの詩を詠み参詣を許される。
心の広い熊野の神に感謝し、和泉式部はめでたく熊野詣でを続けることができた。

(「熊野本宮語り部の会」さんの文章より引用)

鳥居横のお店で、名物のめはり寿司と山菜ソバをいただき、お土産に熊野福餅を買いました。

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山菜ソバとめはり寿司

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我が家へのお土産

帰りの沿道脇の桜は、どこも見事の咲きぶりで、満開の桜を堪能して我が家へ戻ってきました。
2019.04.05 / Top↑