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京都西山の小塩山(おしおやま)に登ってきました。
小塩山の山頂近くには、カタクリの群生地があります。
また、麓には花の寺として有名な勝持寺(しょうじじ)や、石の庭園で知られる正法寺(しょうほうじ)があり、この時期は、多くの人が訪れるところです。

行程
10:13阪急向日駅11:12〜(阪急バス)〜11:32南春日町バス停11:33ー12:00東海自然歩道山道入口ー12:06不動明王堂ー12:27展望台12:30ー12:34金蔵寺(こんぞうじ)12:41ー12:54天皇陵道出合ー13:13淳和(じゅんな)天皇陵ー13:17小塩山山頂(標高642m・昼食休憩)13:31ー13:34カタクリ群生地13:40ー天皇陵道出合ー14:20正法寺14:30ー14:40勝持寺14:51ー14:57大原野神社15:06ー15:13南春日町バス停15:28〜(京都市バス)〜15:51阪急桂駅 距離約9.3km、所要時間(休憩含む)3時間40分、累計高度(+)約688m


ルート
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(画像をクリックすると拡大します)


予定していたことがキャンセルになり、急遽、山歩きに変更。
朝食後、慌ただしく支度を調えて、8時40分に家を出ました。

近鉄、京都市営地下鉄、阪急線と乗り換え、向日駅に10時13分に到着。
駅から南春日町へ行くバスは、毎時12分発。
バスが出た後、1時間弱、駅近くをうろうろして時間潰し。

近くにスーパーを見つけて、お弁当を購入してバスを待ちました。
駅から南春日町まで約20分。
ここで降りたお客さんは4,5名でした。

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南春日町バス停から歩きスタート

バスを降りて、その先を左(西)へすすみます。
角に、正法寺、大原野神社、勝持寺の道路標識があります。

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左折し、正法寺、勝持寺の方へ向かう

右に樫本神社を見て、左へすすみます。

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樫本神社、桜が見事

左折してすすみ、𠮷峰川を渡ると、道は二手に分かれます。
右は淳和天皇陵へ続く天皇陵道、左は金蔵寺へ行く道です。
左折して金蔵寺を目指します。

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𠮷峰川付近から小塩山を望む

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金蔵寺と淳和天皇陵との分岐、東海自然歩道の道標が立つ。古い石標もある

竹やぶを見て、すすむと、京都縦貫縦走道路。
これをくぐり、舗装道を道なりにすすみます。

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左に竹やぶ

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京都縦貫縦走道路の下をくぐる

田園風景の中に桜が点在するように咲いて、景色にアクセントをつけています。
いい眺め。
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田園風景を桜が彩る

単調になりやすい車道歩きですが、桜は満開。
路傍に木イチゴやヤブツバキがたくさん咲いていて、目を楽しませてくれます。

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桜満開

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木イチゴがいっぱい

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見事な咲きっぷりのヤブツバキ

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歩いて来た道を振り返る

道は少しずつ傾斜を増し、登っていくと坂本・大原野森林公園・金蔵寺の道路標識があります。
車で行く場合は、標識に従い、右折ですが…。
角に、東海自然歩道の標識が立っていて、ここは直進。

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道路標識がある

そのまま川に沿って登っていきます。

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川沿いをすすむ

この先、東海自然歩道の道標に従いすすむと、左に掲示板があり、ここから山道が通じています。
山道の入口には、西岩倉山金蔵寺の石標が立っています。

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ここから山道に入る

ちょっと荒れた感のある山道ですが、はっきりした道です。

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東海自然歩道だけあって、道ははっきりしている

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石垣の跡が残る

正面に不動明王堂が見えてきます。

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不動明王堂

お堂の傍の道標には、花の寺2.8km、金蔵寺0.5kmの標示があり、お堂左の階段を登ります。

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京都でよく見かけるモミジがアレンジされた道標

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整然とした階段

車道に出て、元愛宕大権現の石標の石段を過ぎてすすむと、小さな石仏が祀られているお墓の前に来ました。

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元愛宕大権現石標と道標

その先に、テープがあり、踏み跡程度の細い道に入ってしまいました。

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この奥が墓地になっている

ところが、道らしきものは、すぐになくなり、明らかに道間違い。
引き返せば、なんら問題はなかったのですが、すすめばなんとかなるだろうと思い、急斜面を木や根っこにつかまりながら、登りました。
登山道に戻ることはできましたが、ここで余分なエネルギーと時間を浪費してしまいました。

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間違えたところ、正規の道は左に階段のあるところへすすむ

登山道に出て右に登っていくと、展望台に着きました。
本堂下の階段にすすむところを、東にある展望台に来てしまいました。

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小屋のある展望台

展望台からは、京都市街地から大阪方面まで見えています。

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中央、比叡山

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東側の眺め、一望

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生駒山はどこ?

小屋の中には、信楽焼きのタヌキや、招き猫などの置物が、飾ってありました。
小さな祭壇もあります。

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小屋の内部

展望台から東に、金蔵寺・本堂の方へ向かいます。

金蔵寺は、とても広い境内で、満開の桜、モミジの新緑が、とてもきれい。
本堂にお参りすると、中から読経の声が、聞こえてきました。

その声だけが、静かな山の中に染みこんでいくようでした。

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桜が見頃です

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とても、きれい。誰もいないのが不思議なくらい

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小塩山は左奥の方角

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本堂脇の桜

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モミジの新緑と本堂

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下からこの石段を登ってくるはずだったのですが…

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一帯は、小塩山京都府歴史的自然環境保全地域

登山道は本堂の右、愛宕大権現の朱色の鳥居をくぐり、石段を登ります。

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愛宕大権現の鳥居、形が変わっている

急な石段を登った正面が愛宕大権現で、その手前から左に小塩山への道が通じています。

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愛宕大権現本殿

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小塩山山頂・淳和天皇陵まで40分の標示

そこそこの傾斜のある道を、右に左に曲がりながら、登っていきます。
周りの樹木には、名前が書かれたプレートが立っていて、樹木の勉強になります。

モミ、ウラジロガシ、アラカシ、シラカシ、ヒノキ、コナラ、スギetc…。
分かるのは、コナラとスギくらい。

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自然探究路になっている

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道標が多くある

天皇陵道と出合い、左折して山頂へと向かいます。

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天皇陵道出合。帰りはこの道を下る

急坂というほどではありませんが、結構な坂道が続きます。

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結構な傾斜の道

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倒木箇所が、何ヶ所かある

車道に出て、横切り、山道へ入ります。

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車道を横切る、一度目

車道を二回、横切り、三度目の車道に出たところで、左にすすみます。

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二度目の車道を横切って再び山道に

車道をすすみ、NHKの中継塔があるところが小塩山山頂。
山頂は後にして、先に淳和天皇陵へ。

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淳和天皇陵入口

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山頂にひっそり、天皇陵

天皇陵から引き返し、中継塔がある山頂へ。

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NHK中継塔、この辺りが山頂

中継塔の階段に腰掛けて昼食タイム。
お弁当は、バスに乗る前にスーパーで買った「お花見弁当」。

取り出すと、中がぐちゃぐちゃになっていました。
それを直して撮りましたが、やっぱり元のように、きれいにはなりません。

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お花見弁当、これで290円(税抜き)

昼食後、山頂から北西に少し下ったところにあるカタクリ群生地へ。
天皇陵入口のところで、右に下ります。

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天皇陵入口脇にあるカタクリ群生地の案内

カタクリ群生地は、野生獣の侵入を保護するために、防獣ネット扉で保護されています。

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カタクリ群生地出入口、扉レバー掛け厳守

たくさんのカタクリがありました。
でも、どれも花びらを閉じて、下を向いたまま。

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うなだれたままのカタクリ

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カタクリ群生

中には、気まぐれなものも、いるかも知れないと思い、目を凝らして見ますが、どれも、うな垂れたまま。
時間が遅かったのでしょうか。
後で、入ってきた男性の方に聞くと、朝方、「雨が降ったからなぁ」と言っていました。

代わりに、近くで咲いていたスミレの花を撮りました。

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開いていたら見事でしょうね

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スミレは開いているのに…

心残りでしたが、下山します。
金蔵寺分岐まで戻り、直進して天皇陵道を下ります。

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金蔵寺分岐、南春日町へすすむ

こちらの道も、そこそこの傾斜。
階段はなく、スロープ状の道です。

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道を軽快に下る

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途中から見る景色

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樹林の間から見える洛西の街並み

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あまり見かけなかったミツバツツジ

獣除けのフェンスを開閉し、竹林の中の道を通り抜けると、舗装道に出ます。

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獣除けのフェンス

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竹林の中を下る

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眼下に、京都縦貫縦走道路

左に千原池を見ると、正法寺です。
池のところで、左に道をとり、寄ってみました。

梅園があり、「乙訓景観十景」の看板が立っています。
梅の花が、まだ少し残っていました。

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広い梅園です

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梅園の奥に、東山の山並みが見える

ソメイヨシノ、枝垂れ桜も多く、華やかです。
庭園に入るのは、入園料が入りますが、外からでも、充分に楽しめます。

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桜がちょうど見頃

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枝垂れとソメイヨシノの競演

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春日不動尊の桜

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大きな枝垂れザクラを下から眺める

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芽をふいたモミジの赤さが際だつ

折角、やってきたので、勝持寺へも行ってみます。
大原野神社の鳥居を右に見て、長い参道を上っていきます。

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大原野神社正面鳥居

仁王門をくぐり、すすむと、左に勝持寺子院跡の石塁が見られます。
「15世紀後半(室町時代)に勝持寺境内の子院の区画施設として作られた石積みの塀」と、案内板には書かれていました。

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勝持寺では最も古い建築物の仁王門

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参道脇にある石塁

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このような石塁は、現在では見られないそうです

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東門に続く参道

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東門手前の石段と塀

東門をくぐり、拝観料(400円)を払い、境内に。

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東門、奥に受付

多いというほどではありませんが、そこそこ拝観者の方がおられました。
桜とモミジが多く、この時期と紅葉シーズンは、たくさんの人が訪れます。

広い境内は、見どころ多く、静かな境内に居てると、とても落ち着きます。
有名な西行桜は、盛りを過ぎていましたが、境内の桜は、まだまだ見頃。

花の寺の謂われは、西行法師が、一株の桜を植えて吟愛。
世人はその桜を西行桜と称し、寺を花の寺と呼ぶようになったそうです。

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塀の瓦越しに桜を見る

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西行桜

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桜とモミジに覆われる境内

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風情を感じる

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境内には約100本の桜と同じ数ほどのモミジが自生する

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桜越しに市街地を見る

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桜の花をアップで

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新緑のモミジ、灯籠下の苔も雰囲気を醸し出す

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モミジの新芽

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ツバキもいい雰囲気

勝持寺から出て、大原野神社にお参りしました。
狛犬の役割は、鹿が担っていました。

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大原野神社

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鹿が珍しい

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茶せんに似ている

早くも、シャクナゲが咲いていました。

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境内のシャクナゲ

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色違いのシャクナゲ

姿のきれいな桜や、池に映る景色を見て、南春日町バス停に戻りました。

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姿が美しい樹齢を重ねた桜

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池に景色が映し出される

バス停に戻ると、20人ほどの人が、待っていました。
次のバスが来るまでに、ハイカーさんは、どんどん増えて、バスが来たときには、40人ほどに膨れ上がっていました。

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バスを待つハイカーさん

交通アスクセスがよく、適度の高低差の小塩山は、ハイカーさんに人気があります。
麓には、花の寺や正法寺など、見どころ多く、それだけで、訪れる人が多いところです。

山頂近くにあるカタクリ群生地が見頃とあって、山では20人以上のハイカーさんと出会いました。
危険度が少なく、登りやすい山です。
2019.04.11 / Top↑