FC2ブログ
鈴鹿山系の南端に位置する旗山から油日岳(あぶらひだけ)を縦走してきました。
縦走路は、標高700m前後の山々が続き、それを乗り越える度に、急坂のアップダウンが待ち受けており、標高以上にハードさを感じる道です。

お天気にも恵まれ、尾根道から見る景色、また、登山道脇のイワカガミをはじめ、野山の花や新緑を満喫しながら、楽しい山歩きでした。

1905abura119
柘植駅に向かう電車の中から油日岳〜旗山に続く稜線を見る

行程
JR奈良駅7:56=(加茂)=9:11柘植駅9:12ー9:36熊鷹神社ー9:50鉄塔ー10:07旗山(標高・650m)10:11ー10:23小平山(こべらやま)分岐ー10:28北打山(標高671m)ー10:52ぞろぞろ峠(標高560m)ー11:08倉部山ー11:25三国岳(標高・715m)ー11:42忍者岳(標高728m)ー11:57加茂岳ー12:05油日岳(標高693m・昼食休憩)12:32ー13:09迂回路・林道出合ー13:47油日神社13:54ー14:24JR油日駅14:34=(柘植・加茂)=15:54JR奈良駅 距離約13.3km、所要時間(休憩含む)5時間12分、累計高度(+)約810m(ー)約853m



柘植駅を出ると、駅前に油日岳・霊山ハイキングMAPがあります。
地図を確認して、左にすすむと、霊山方面とのY字分岐があり、熊鷹神社方向へすすみます。

1905abura1
こぢんまりとしたJR柘植駅

1905abura3
駅前のハイキングマップ(画像クリックすると拡大します)

1905abura4
霊山(右方向)と熊鷹神社方向に分かれる、左へすすむ

T字路に突き当ったところで、踏切を渡り、ゆるやかな道を北へ上っていきます。
右手前方に、これから向かう旗山、それに連なるように山並みが延びています。

1905abura7
余野公園、熊鷹神社方向へ

1905abura8
のどかな田園風景に溶け込むように山が連なる。手前・旗山

左に大日窯の古い建物があり、その先には大日堂があります。

1905abura9
大日窯の建物

1905abura10
大日堂、道を挟んだ向かいには「厄除 大日如来」の石碑が立つ

大日堂を過ぎると、Y字の分岐。
「旗山・小平山・ゾロゾロ峠」の道標が立っています。
右に山手の方向へすすみます。

1905abura11
Y字の分岐を右にとる

植林帯の道になり、獣除けのゲートをくぐると、次第に傾斜がきつくなってきます。

1905abura12
殺風景な林道をツツジが彩る

1905abura13
獣除けのゲートを開閉してすすむ

芝生が敷き詰められた道に変わると、熊鷹神社です。
石の鳥居の奥に赤いお社があります。

1905abura14
熊鷹神社

登山道はお社の左を巻くように続いており、さらに傾斜を増してきます。
じぐざくしながら、登っていきます。

1905abura15
じぐざくの山道

前方上に視界が開けてくると、鉄塔が見えてきます。

1905abura17
鉄塔のところへやってくる

鉄塔でひと息入れて、急坂を登ります。

1905abura18
鉄塔を過ぎたところで、眼下の景色を眺める

再び、植林帯に入ると、しばらくゆるやかな道になりますが、それも束の間。
急で長い階段が待ち受けています。

1905abura19
再び、植林帯へ

1905abura20
急階段が待ち受ける

階段を登り切ると、三等三角点のある旗山です。
ここでの眺望はよくなく、南(右)へ少し下ったところに展望が開けています。

1905abura21
旗山山頂

1905abura24
三等三角点がある

1905abura22
旗山南側・展望所から見る

1905abura23
東方向を見る

旗山から北へ、尾根道をすすみます。

1905abura25
旗山から尾根道をすすむ

1905abura26
展望のよい道が続く

展望の開けた道をすすみ、急坂を登ると、小平山の分岐。
今回は、立ち寄らず、そのままぞろぞろ峠へと向かいます。

1905abura27
小平山分岐

急坂の下りとなり、ロープが張られています。
名残のツツジが、青空に映えます。

1905abura28
小平山からの下り

1905abura29
名残のミツバツツジ

アップダウンが続く道ですが、展望は申し分なく、何度も立ち止まり、景色を眺めます。

1905abura30
左・伊賀側

1905abura31
伊賀盆地を見る

1905abura32
歩いてきた稜線を振り返る、中央右手前・旗山、左奥・霊山

北打山を越え、眺めのよい稜線をすすみます。

1905abura33
北打山

1905abura34
標高671m

1905abura35
北打山から南側を振り返る

1905abura36
南西方向(伊賀・甲賀側)

1905abura37
アップで見る

急坂を下ると、ぞろぞろ峠です。

1905abura129
急坂を下る。左・油日岳、中央尖った山は三国岳(左)と忍者岳(右)、右・那須ヶ原山

1905abura39
ロープが張られている

1905abura40
展望と樹林帯の道が交互に変わる

1905abura41
尾根から見る(東方向)、三角の山は錫杖ヶ岳

1905abura42
箱庭のような風景

1905abura43
ぞろぞろ峠、左に下ると奥余野森林公園

ぞろぞろ峠から急坂の登りになります。
林を登ると、展望のよい尾根道歩きとなり、倉部山に着きます。

1905abura44
ヤセ尾根をすすむ

1905abura46
山ツツジは、まだ、蕾

1905abura120
特に特徴はないが、展望がよい倉部山

1905abura48
倉部山から歩いてきた道を振り返る

1905abura49
倉部山から東側の展望

倉部山から少しいくと、亀山市鈴鹿市方面展望の標識があり、ここからうっすらと伊勢湾が見えています。

1905abura50
亀山・鈴鹿市方面展望、伊勢湾がかすかに見える

同じ景色でも、移動する度に、見る角度が変わり、見える姿も変わります。
展望のよい尾根道を歩いていると、変わっていく景色の変化を楽しめます。

1905abura51
右奥・錫杖ヶ岳

さらにすすむと、伊賀甲賀方面展望地があります。
峠になっていて、倒れた標識には不鳥越(とりこえず)峠の文字が読めます。

1905abura52
開放的な尾根道、左・三国岳

1905abura53
不鳥越峠と書かれている

1905abura54
峠から見る伊賀・甲賀方面の展望

ここを過ぎると、急坂の登りが続きます。
落ち葉に覆われていて、道が分かり辛いところもあり、しかも、滑ります。

1905abura121
落ち葉で覆われた急坂

ロープが張られているところは、助けをかりて登ります。

1905abura56
ロープのある急坂

足にも身体にも、きついところですが、イワカガミがそばに咲いていて、癒やされます。

1905abura58
急坂のロープ際に咲くイワカガミ

1905abura57
見るとほっとする

1905abura59
癒やされて、ひと息入れる

1905abura60
伊賀・甲賀方面の眺め

急坂を登り切ると、三国岳です。
那須ヶ原山・鈴鹿峠の分岐点で、右に行けば那須ヶ原山、ここで左に方向を変えて忍者岳・加茂岳・油日岳方向へすすみます。

1905abura62
三国岳山頂

1905abura63
右の道は那須ヶ原山方向、左に下る

ここから一転して、急坂下り。
ここでも、イワカガミに励まされて、慎重に下ります。

1905abura64
急坂の斜面に咲くイワカガミ

1905abura65
下り初めて三国岳山頂を振り返る

1905abura66
ロープの急坂を下る

下りきったところが望油峠で、ここから急坂の登りに転じます。

1905abura122
望油峠、奥余野森林公園に下ることができる

ロープのところには、「注意、立木やロープに頼りすぎると危険。三点確保」の注意書き。
ロープは補助程度に使います。

1905abura69
急坂の登り。注意書きがあります

三点確保で、ゆっくり慎重に登ります。

1905abura70
急登で足が怠い

登り切った先が忍者岳で、ルートの最高地点になります。

1905abura71
忍者岳は、ルートを少し左に入ったところにある

1905abura123
 忍者岳、眺望はきかない

右に道をとり、ヤセ尾根をすすみます。

1905abura72
ヤセ尾根をすすむ

キノコやイワカガミを見てすすむと、加茂岳です。

1905abura75
何のキノコ?

1905abura76
崖っぷちのイワカガミ

1905abura77
加茂岳

加茂岳から油日岳へ向かいます。

1905abura78
展望のない加茂岳、油日岳へすすむ

油日神社の分岐があり、ここから急坂を登ると、小さなお社がある油日岳の山頂です。

1905abura80
油日岳・油日神社分岐

1905abura81
山頂まで、もう少し

1905abura124
岳大明神のお社

1905abura126
お社の傍に咲いていたツバキ

山頂は小広場になっていますが、眺望はありません。
その先、少し下ったところにある避難小屋から眺めのよい景色が広がっています。

1905abura83
避難小屋

1905abura84
小屋の内部

ここで眼下の景色を眺めながら、昼食休憩。

1905abura125
相方さん、手作りの海苔巻き

1905abura86
眼下に見る眺め

1905abura88
北西側

1905abura87
遠くに伊勢湾

1905abura91
頭上は新緑

分岐に戻り、油日神社へ下ります。

1905abura93
分岐を油日神社へ

急坂を慎重に下ります。

1905abura94
きつい傾斜の下り

途中に水場があります。
岩場を下っていくと、迂回路の標示。

1905abura95
最後の水場

1905abura96
岩の間から湧き水が流れ出ている

1905abura97
岩場をすすむ

登山道の崩壊がすすんでいるため、左に迂回します。

1905abura99
指示に従い迂回路に入る

踏み跡がしっかりしている道ですが、登って下る道なので、通常ルートより、厳しいかも。
テープもあり、分かりやすい迂回路です。

1905abura100
丸太を渡り、通常ルートに戻る

迂回路は林道に出たところで、通常ルートになります。
油日岳登山口になるところは、迂回して下ったため、過ぎていました。

1905abura101
林道に出たところで、迂回路(左)を振り返る

ゆるやかな広い林道を下っていきます。

1905abura102
林道を下る

植林帯を出ると、新緑に混じり山桜、藤の花も見られます。

1905abura103
山桜が残る

1905abura104
ガイドレールを覆う藤

1905abura105
透き通るような新緑

1905abura106
何の花?

標識のある分岐を過ぎて、平坦な道になると、樹林帯から抜けだし、田園風景の広がる景色となります。

1905abura107
標識のある分岐

1905abura108
油日岳1時間40分、油日駅45分の標示がある

1905abura110
民家が見えてくる

1905abura111
振り返って見る。右・油日岳

一般道に出ると、ほどなくして油日神社です。
通りを右に入ってお参り。

1905abura112
油日神社

油日神社は、古くは油日岳をご神体とし、頂上に大明神が降臨して、油の火のような光明を発したことから、この名前が付けられたとされています。
南北に本殿、拝殿、楼門が並び楼門の左右から、境内を囲むように、回廊が延びています。
いずれも、国の重要文化財指定建造物です。

1905abura113
風格のある楼門

1905abura115
楼門から延びる回廊

1905abura127
重要文化財の拝殿、本殿

境内には、樹齢推定750年の高野槙の巨木もあります。

1905abura116
高野槙は甲賀市の天然記念物指定

石油関係者が、全国から多く参拝するそうです。
油日神社から車道を歩き、駅へと向かいます。

水田に混じって、麦畑も多く見られます。

1905abura128
一面、緑の麦畑。ピンク色に見えるのはレンゲ草

珍しい御衣黄の花も見つけました。
桜の木は、どこでも見かけますが、この御衣黄を見ることは、ほとんどなく、名前さえ知らない人が多いのではないでしょうか。

1905abura117
沿道で見つけた御衣黄

駅に着くまで、少し回り道をしました。
次の列車まで10分待ち。
ちょうどよい時間に着きました。

1905abura118
変わった形で印象的な油日駅

お天気に恵まれ、眺望を楽しみながら歩くことができました。
山では誰一人として会わず、独り静かな山歩きでした。

今日歩いたコースから同じ鈴鹿の那須ヶ原山や高畑山なども歩くこともでき、トライしてみたくなります。
標高はそれほどなくても、意外に急坂が多く、歩き応えを感じる山です。
2019.05.07 / Top↑