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明智光秀が、本能寺攻めに使ったと言われる明智越を、歩いてきました。
光秀が織田信長のいる本能寺を攻めたのは、天正10(1582)年6月2日。
このとき、光秀は軍を三つに分けて、京へ向かったとされています。
そのうちの一つが、明智越。
亀岡駅から歩き開始です。

行程
9:58JR亀岡駅10:02ー10:33登山口ー11:05峯の堂(むねんどう)説明板ー11:26土用の霊泉ー11:33神明峠分岐ー11:37崩落箇所11:42ー12:01鉄塔ー12:15丸太橋ー12:39JR保津峡駅 距離約8.1km、所要時間(休憩含む)2時間37分、累計高度(+)約339m(ー)約358m




亀岡駅に降り立つのは、2017年12月、牛松山に登って以来、約1年半ぶり。
改札口を出ると、正面に座像と2020年大河ドラマ「明智光秀」の看板が目に入りました。
座像は、明智光秀かと思いましたが、武士の格好ではありません。

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石田梅岩の像と、大河ドラマの看板

近寄ってみると、石田梅岩(いしだばいがん)という人で、亀岡市出身で江戸時代の思想家でした。
初めて知る名前です。

 駅北口を出て、右に保津橋へと向かいます。

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亀岡駅北側から撮す

右側には、大きな球技専用の京都スタジアム建設がすすんでいます。
来春には完成する予定です。

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建設中の京都スタジアム

橋の手前には、保津川下りの乗り場があり、保津橋を通ると、お客さんが舟に乗ろうとしていました。

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保津橋から舟乗り場を見る

左手前方には、亀岡を代表する牛松山が見え、橋を挟んだ向かいには、これから向かう明智越の山並みが見えています。

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保津橋から牛松山を見る

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右手前方に明智越の山並み

橋を渡ると、「保津百景道しるべ」の案内板があり、ここを過ぎ、次の信号で右折します。

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保津川橋の袂にある案内板

右折してすすむと、道は二手に分かれ、右に方向をとります。
分岐には、明智越ハイキングコースの道標があります。

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分岐を右に行く

落ち着いた静かな住宅地を、ゆるやかに上っていきます。
歴史を感じさせるような家屋や神社、お寺の前を通ります。

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角倉了以ゆかりの養源寺。右は村上性山翁石碑

道なりにすすむと、またY字路。
左には、水尾5kmの道標、明智越は右にすすみます。

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Y字路を右に上る

道は傾斜を増してきますが、きつい坂というほどではありません。
古い家並みを見て、右に大きく曲がっていくと、左手に登山口があります。

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古い民家を見て上る

登山道は細い道ですが、登山口に道標や案内板があり、見落とすことはありません。

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道標や案内板がある登山口

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登山口の案内板

ここから山道に入ります。

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踏み跡がはっきりした山道

道標が随所にあり、迷うことはありません。
ほどほどの傾斜の道を、登っていきます。

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道標に沿い登る。ここは保津城址の分岐、右折してすすむと城址

昨年秋の台風で、道は荒れています。
倒木箇所が、たくさんあります。
ただ、登山道は倒木の処理が成されていて、通ることができます。

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荒れ気味の道をすすむ

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倒木が多いが、処理されている

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倒木で、空がよく見える

樹林帯で同じような景色が続きます。

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同じような景色なので、サルノコシカケを気分転換に撮す

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こんなところが何度も出てくる。またぎ、くぐる

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コース上にある明智越ハイキングの道標

きついというほどではありませんが、ずっと登りです。
峯の堂(むねんどう)の説明板のところへやってきます。
この裏手がピークになっていて、案内板には56代清和天皇が祀られていると書かれています。
確か、清和天皇陵は、同じ水尾の里にあったと思うのですが…。

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峯の堂(むねんどう)の案内板

ここを過ぎると、道は平坦になります。
平坦になったところで小休憩。
気温が上がり、結構、汗をかいています。
給水をたっぷりと。

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平坦になったところで小休憩

倒木こそありますが、平坦で歩きやすい道をすすみます。

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くぐってすすむ

鐘撞堂跡(愛宕山自雲寺五千坊跡)の前を通ります。
周りを見ても、その面影はまったくありません。

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鐘撞堂跡

この辺りから、両サイドの視界が開けてきます。

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右側の視界

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とても歩きやすい道

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左側の視界

平坦な道がずっと続きます。

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右側、小規模な崩落跡

樹林の中の道をすすむと、土用の霊泉にやってきます。

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樹林に囲まれているが、光が差し込む明るい道

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倒木箇所が多く、被害を受けた損失は計り知れない

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土用の霊泉

案内板には、土用の霊泉は、いかなる夏の暑い土用にも、こんこんと清水が湧き出ると書かれています。
光秀軍が本能寺攻めの際、この霊泉に三七草をつけて蘇らせ、それを鎧の袖の下に秘めて、すすんだと伝えられています。
三七草は止血効果が卓抜と言われます。

足元の土砂が流れ落ちていますが、ここからの眺めは、なかなかのものです。

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土用の霊泉付近、土砂が流れ落ちている

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土用の霊泉からの眺め

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新緑の緑、青空、白い雲が景色を演出する

下り基調の道をすすみます。
前方が開け、電線のずっと奥に、比叡山が見えてきます。

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快適なハイキング道

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わずかに残るツツジ

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稜線上から見る眺め、左・比叡山

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比叡山アップ

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左手に見える山は、何山?

さらにすすむと、神明峠。
鉄塔と保津峡の分岐点になっています。

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神明峠の分岐

鉄塔方向に行きかけましたが、途中で引き返し、道標通りに保津峡方向へ下っていきます。
しばらく行くと、右斜面が大きく崩壊していました。
ここから滑り落ちると、大怪我につながります。
長さは50mほど。

慎重に注意して通れば、問題ありません。

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大規模な崩落箇所

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崩落箇所を通過して振り返る

ここからの眺めもよく、しばらく見とれていました。

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崩落箇所からの眺め

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山座同定は難しい

再び、歩きやすい道になります。
倒木がたくさん。
でも、こんな箇所を何度も通ってくると、面白く感じるほどです。

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とても歩きやすい

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この集落はどこ?

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跨いで、その先はくぐる。アスレチック気分

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松の木が捻り倒されている。風の威力、恐ろしさをまざまざと感じさせる

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左側に見える山並み

だんだんと傾斜の強い下りとなってきます。

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道標が亀岡ー水尾に変わる

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ここの分岐は左に下る

急坂を下っていくと、前方が開け、鉄塔が見えてきます。

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鉄塔付近は、樹木が伐採され、眺めがよい

左前方に、水尾の集落が見えます。

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鉄塔の下を通る

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鉄塔付近から見る水尾の里、右に愛宕山

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水尾の里をアップ

鉄塔を過ぎると、さらに傾斜がきつくなってきます。
V字のように掘れ込んだところや、岩のところも出てきます。

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堀割のような道

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この花は?

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狭くて歩きにくい、雨だと滑りやすそう

丹波散策の道の道標を見て、右に方向を変えると、道は杉林のゆるやかな下りに変わります。

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丹波散策の道の道標で、右に下る

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周りの杉林は、酷い倒木の被害

杉林を下っていくと、橋を渡り、ゆずの遊歩道に出ます。
橋の手前で振り向くと、「土砂崩れのため、通行できません」の張り紙がありました。

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こちらの入口には、通行不可の張り紙

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橋を渡り、右折し保津峡駅へ向かう

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橋の上から流れを見る

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橋を渡ったところで振り返る

しばらくは、川を右に見て、すすみます。

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川沿いを下る

車道に出ると、そのまま、道なりに駅へと下るだけです。

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車道出合、右に下る

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車道に出たところで振り返る

橋を渡って遊歩道に出たところから、25分ほどで駅に着きました。
今日は、車道のジョグはなし。

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JR保津峡駅到着

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ホームから保津川を眺める

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約20分待ちで電車到着

亀岡駅から保津峡駅まで、小休憩を入れて2時間37分。
山では、誰にも会わずたった独りの山歩きでした。

息の切れるような急坂はなく、累計高度も350m弱でそれほど、きついルートではありません。
危険箇所と言えば、大規模崩落のところですが、ここは、慎重に通れば問題ないです。

歩き終わった感想は、やや物足りなさも。
果無山脈縦走の後では、らくらくハイキングになってしまう感は否めません。
2019.06.03 / Top↑