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この1ヶ月間、暑さを理由にだらだらしてばかり。
身体も鈍り、このままでは体力は落ちる一方。
気持ちを入れ換えて、金剛山に登ってきました。

今回は、奈良県(五条市)側から登る天ヶ滝新道の往復ルートです。
しばらく山歩きを休んでいたことと、暑さで思いのほか疲れました。

行程
9:30天ヶ滝道登山口(駐車場)9:36ー9:58天ヶ滝10:02ー10:32中の平ー10:58新欽明水11:00ー11:09伏見峠ー11:32湧出岳(標高1112m)11:36ー11:41一の鳥居ー11:49葛木神社(標高1125m)11:50ー11:54転法輪寺ー12:00山頂広場12:11ー12:17岩屋文珠ー12:47香楠荘(昼食)13:06ー13:11伏見峠ー13:29中の平ー13:58天ヶ滝道登山口 距離約10.3km 所要時間(休憩含む)4時間22分 累計高度(+)約889m 


ルート

我が家を8時出発。
京奈和道を通り、五条北ICで降ります。
県道261号線を北から南に向かうと、天ヶ滝新道に入る標示があり、ここを右折して集落の細い道を上がっていきます。

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県道261号線をここで右折

集落を外れて上ったところが、登山口の駐車場。
1時間半で到着しました。
数台の車を止めることができます。
止まっている車は1台もなく、この道を歩くのは一人かな?と思いながら準備を整えます。

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天ヶ滝新道登山口駐車場。案内図、登山届のポストなどが設置されている

そばには見慣れた野草が咲いています。

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登山口で見かけた花

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ウマノアシガタに似ているが、違うような…

駐車場脇の道を少し上ると、左に伏見峠への道標があり、ここから山道に入ります。

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左の山道に入る

階段道を上ると、一旦、林道に出ます。
左にすすむと、右に登る登山道があります。
道標には、伏見峠を経て金剛山4.1kmの標示。

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階段脇に咲く花

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林道から登山道に入る

きれいな石畳が出てきて、ちょっと驚きますが、すぐに階段の多い道となります。
そこそこの傾斜があり、身体が慣れていないせいか、きつく感じられます。

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丸太の階段が続く

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つづら折れの道

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道標、標示板が多く、分かりやすい

傾斜が少しゆるやかになってくると、右に天ヶ滝への分岐があります。

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JR北宇智駅と金剛山との中間点

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天ヶ滝分岐手前の標識

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分岐から滝まで100m

分岐から5分足らずで滝です。
野草を見ながら下って行きます。

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ミズヒキソウが咲く

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葉っぱが大きいがマムシ草かな

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この花は何だろう

木橋を渡ると、下から涼しい風。
汗を噴きながら登ってきましたから、この涼しさがとても心地よく感じられます。

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木橋を渡る

天ヶ滝は2段になった滝です。
このところの猛暑続きで、水量は少ないようです。
滝の直ぐ傍まで寄って行けます。

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暑さで滝に打たれたいくらい

滝水を被りたいほどでしたが、それは流石にできず、手を浸けるだけ。
とても冷たくいい気持ち。
滝壺前の木片が、犬が休んでいるように見えました。

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涼しそうなわんこちゃん

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アップで見る

小休憩して、元の道に引き返し、伏見峠へと向かいます。
分岐まで戻ってくると、ベンチに一人の男性が休憩中でした。
挨拶を交わして、先へすすみます。

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天ヶ滝分岐にあるベンチ(下山時に撮影)

木段の道が続きます。
植林帯の道は、日差しは遮ってくれますが、風が通らず、同じような景観で、あまり変化がありません。
汗がポタポタと落ちます。

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ひたすら樹林帯の道をすすむ

景色の変化が乏しい道では、小さな花でも見つけると嬉しくなります。
ヤマジノホトトギスが連なるようにして咲いていました。
単独で咲いているのは多く見ますが、珍しいです。

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ヤマジノホトトギスが並んで咲いている

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迷うことのない道だが、単調

道がゆるやかになり歩きやすくなると、ベンチが置かれた中の平。
列車の時刻表が掲示されていました。

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中の平、平坦になっていて休憩ポイント

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JR北宇智駅まで90分

中の平からゆるやかな植林帯の道をすすみます。
単調な道ですが、よく歩かれた道は、危険箇所はなく、歩きやすいハイキング道という感じです。

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歩きやすい道が続く

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ミヤマシキミの実

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単独のヤマジノホトトギス

右下に水場が見えてきます。
階段を下りたところに新欽明水があります。

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新欽明水の水場
 
コップが置かれています。
パイプから流れ出る水を受けて、飲んでみました。
冷たくて、癖のないおいしい水でした。
もう一杯。

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金剛山のおいしい水

沢ガニが顔を覗かせていました。
欽明水をいただきながら、しばらく観察。
じっと見ていると、石の間から出てきて、全身お披露目。
そして、また、石の間に隠れてしまいました。

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沢ガニが顔を出す

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ようこそ、いらっしゃいませ

本道に戻って、伏見峠へ向かいます。
峠まで、ここから10分ほどです。

ヤマアジサイがまだ残っていました。

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ヤマアジサイが残る

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まだまだ見られる

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道脇にたくさん咲いています

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こんな花も

ダイトレの道に出ると、伏見峠です。

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ダイトレ出合

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しばらくダイトレの道を縦走

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伏見峠の標識

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伏見峠から振り返る。手前の分岐は伏見道、天ヶ滝新道分岐は右奥の道

キャンプ場の横を通り、ピクニック広場へ行く途中で、お子さんを連れたファミリーさんと出会いました。
聞くと、ロープウェイに乗れず、下から念仏坂を登って来られたようでした。
後で分かりましたが、ロープウェイは休止中。
(今年3月18日から当分の間、休止)

お子さんは、年長さんか小学校低学年くらい、念仏坂は結構、急坂です。
疲れた様子もなく、虫取り網を持って登っていく姿を見ると、つくづく子どもたちの方が元気だなと痛感します。

キャンプ場の建物のそばには、まだ、きれいなアジサイが咲いていました。

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標高が高いところでは、まだアジサイが咲いてます

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ダイトレ脇の花、名前は?

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この花も見たことがあるが、名前が分からない

ちはや園地を過ぎ、しばらく行くと、木立の間に奈良側の展望が開けます。
その先に、湧出岳の分岐。

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ちはや園地休憩所

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ダイトレから奈良側を展望、霞んで明瞭度はイマイチ

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湧出岳分岐、右に登る

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湧出岳に続く登り

山頂に近づくと、人の声が聞こえてきました。
誰か山頂にいるのかなと思って歩いていくと、関電の管理をされている人たちでした。
湧出岳には、関電の電気保安施設や展望塔、電波塔などが建っています。

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高さ25mの展望塔、上がることはできない

妙法蓮華経如来神力品第21番経塚もあります。
古い説明板がありましたが、字が消えかけていて、よく読めません。
意味がわからないも、お参りだけしました。

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21番経塚

経塚の前を左に登ったところに湧出岳一等三角点(標高1112m)があります。
金剛山で一番高いのは、葛木神社のある葛木岳(標高1125m)ですが、一等三角点が置かれているのは、この湧出岳。
ちょっとややこしいのは、後でいく国見城跡には、展望広場があって、ここにも1125mの標示がされています。

残念ながら湧出岳からの展望は望めません。

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一等三角点のある湧出岳

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登頂記念のプレートがいくつもある

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山頂の樹木、この実は何だっけ

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この花の名前も分からない、しかも、ピンボケ

21番経塚の前を左に下って再びダイトレに合流。
角に関電さんの車が止まっていました。

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ダイトレ出合、ダイトレ側から見る

道を挟んだ斜め向かいには、「出迎え不動さん」が立っています。

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出迎え不動明王

『出迎え不動さん』

出迎え不動明王様は、葛城28宿修行の証として修する奉告護摩のご本尊様として、また当山に登拝される方々を出迎えて、道中安全を祈願する為に鎮座されています。(案内板抜粋)

お祈りして先へとすすみます。
すぐに、一の鳥居です。
ダイトレの道とは別れ、鳥居をくぐって登っていきます。

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一の鳥居

転法輪寺へ続く参道です。
灯籠が並び、厳粛な気持ちになります。
急坂の参道を登っていくと、左に仁王杉があり、ここが表参道と裏参道の分岐。

樹齢は500年ほどと言われ、荒々しく威厳の感じられる杉です。

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後で見る夫婦杉とは対照的な感じの仁王杉

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表参道と裏参道の分岐になる

右折して裏参道をすすみます。
ブナ林の小広場があります。
正面に大和葛城山が見えるビューポイントになっています。

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ササに覆われたブナ林

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美しいブナの森

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大和葛城山が見える

葛城山を見て階段を登ると、葛木神社です。
この神社の裏手が山頂ですが、神域のため入ることはできません。

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葛木神社にお参り

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裏手へ回ると、立入禁止

葛木神社から下ると、転法輪寺です。

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福石の前から葛木神社を振り返る

途中に夫婦杉があります。
仁王杉と違い、こちらはきれいに枝打ちされ、寄り添うように立っています。

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仲睦まじく

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何百年もの間、この姿で

そばに、夫婦と書かれた石碑があります。

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夫婦の石碑

夫婦
二十代は 愛で
三十代は 努力で
四十代は 我慢で
五十代は 諦めで
六十代は 信頼で
七十代は 感謝で
八十代は 一心同体で

そしてそれからは
空気のような
ふれ愛で


転法輪寺本堂の不動明王さまにお参りして、展望広場に着くと、ちょうど12時。

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転法輪寺本堂

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本堂下からお不動さまを入れて

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展望広場(国見城址)到着はちょうど12時

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山頂広場

ロープウェイが止まっているせいか、思っていたよりは少ない人でした。
猛暑の中、登ってくる人は、山好きの人たちです。
眼下に広がる景色を眺めて、茶店の前で一服、ソフトクリームをいただきました。

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展望広場からの眺め

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広場に咲いていたヤブカンゾウ

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ユリは蕾

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ソフトクリーム(350円)。先っちょを食べから気付き慌てて撮影

店頭のカエルさんを見て、下山します。

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茶店前のカエル、六匹もいたんですねぇ

帰りは、ロープウェイ駅に続く楽な遊歩道を通ります。
途中にある岩屋文珠さまにお参り。

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文珠尾根に続く道、右に文珠さま

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岩屋文珠

横の立て看には、役行者が修行されたところで、大楠公も信仰され智略を授かったとあります。
入学や進学、勝利の道などあらゆる智慧を授けてくれると記されていました。
 
文珠さまから続く文珠尾根の下りは、ブナ林の美しいところ。
大阪側に下ってしまうので、引き返してロープウェイの道に戻ります。

ダイトレと違い、通る人は少なく、静かないい道です。

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途中にダイトレに続く分岐がある

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いかにも遊歩道らしい道

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ベンチも置かれている

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周りは、水源かん養保安林になっている

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四季の谷、展望台に続く階段を見送る

木製デッキの展望のよいところへ出てきます。
目の前に、ロープウェイ乗り場。

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休止中のロープウェイ駅

ここへ来て、ロープウェイが休止になっているのを知りました。
舗装道を上っていくと、香楠荘があります。
ここで、昼食休憩。

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日帰り入浴も可能な香楠荘

本日のおすすめ・とろろ山菜ソバを戴きました。

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みたらし団子が二つついて、930円

食事を終え、ダイトレ道に出て、登ってきた道を下ります。
下山は別ルートから…という気持ちもありましたが、下ってから酷暑の中、駐車場まで戻るのが億劫になっていました。

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香楠荘から奈良側の山を見る

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伏見峠から天ヶ滝新道の分岐へ

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下山途中で見る。目の前は小和道の尾根?

香楠荘からの下りは、立ち寄ることもなく、52分で駐車場へ戻ってきました。
駐車場へ戻ると、もう一台、和歌山ナンバーの車が止まっていました。

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駐車場到着

とても暑い中での山歩きでした。
山から下りると、シャツはもちろんのこと、パンツ、ズボンは汗でベトベト。
誰もいないことをよいことに、全部脱いで、着替えました。

出会ったハイカーさんは、天ヶ滝新道で、一人の男性さんのみ。
ダイトレの道では、10人余りの人に出会いましたが、とても少ない人数でした。

気候のよいときであれば、JR北宇智駅から歩くのもよいと思います。
そうなると、駅から登山口まで往復で2時間必要になります。
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