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橿原神宮前駅からチャーターされたマイクロバスに乗車。
斜面になった杉林が雪崩のように崩れ落ちている現場を通りました。
昨年襲った台風により、国道169号線は一時期、道路が寸断され、大きな被害に遭っています。
橋も流されました。

新しく橋がかけ変わるまで、対岸の旧道を利用したのだそうです。
自然の猛威に驚くばかり。
途中、杉の湯の道の駅で小休憩した後、大台ヶ原ドライブウェイに入りました。
ドライブウェイに入って、しばらくはカーブが多く道幅も狭い道路です。

12道の駅杉の湯
 12大台ヶ原からの眺望
杉の湯・道の駅にある案内板、大台ヶ原手前の展望地から大峰山系の山並み

バスの出発時は雲が多かったものの、大台ヶ原へ近づくに連れて青空が広がって素晴らしいお天気。
2時間余りで大台ヶ原の駐車場に到着しました。
バスを降りると、涼しい〜。
ひんやりとしてさわやかな空気。

12大台ヶ原駐車場 12大台ヶ原標示
大台ヶ原駐車場(右側の赤いバスはチャーターバス)

大台ヶ原ビジターセンター左側の道から最初の目的地・日出ガ岳をめざします。
トウヒ、ツガ、笹の生い茂る散策路。
笹は背丈の低いものと、高さ1m以上のものがあって、正確には背丈の高いものは竹の部類に入るのだそうです。
背丈の低いものは、野生のシカが食べます。

12大台ヶ原遊歩道へ
駐車場から散策路に入ると、トウヒや笹が生い茂る道が続きます

しばらくは平坦で歩きやすい道。
湧き水がチョロチョロ流れるところを過ぎると、なだらかな山肌を登る道へと変わっていきます。
青空の広がる視界が開けてきました。
階段道を上っていくと木製の立派な展望台。
海です。眼下に熊野灘。ワ〜いい気持ち。

12大台ヶ原鞍部3
鞍部からの展望(尾鷲湾が眼下に広がっています)

12大台ヶ原鞍部2
展望台、目の前の景観に気分爽快

鞍部を左に整備された木製の階段を上っていくと、5分あまりで日出ガ岳山頂。
木製の階段は手すりがつき、訪れる登山者にやさしい配慮がされています。
三角点は1.695m。駐車場から100mほど登ってきました。

12大台ヶ原日出ガ原展望台
 12大台ヶ原日出ガ岳
日出ガ岳の展望台と山頂三角点

日出ガ岳からの眺望は360度の大パノラマ展望。
東から南にかけては太平洋、
お天気がよく、気象条件のよい朝だと富士山も見えるのだそうです。
西は大峰山の山並み。
南はこれからめざす正木ケ原です。
ここで昼食、お弁当がおいしい。

12大台ヶ原日出ガ岳から大杉谷方向 12大台ヶ原日出ガ岳から西方向
日出ガ岳から大杉谷散策路方向を望む、西に連なる山は大峰山系の山々(右写真)

12大台ヶ原日出ガ原樹木
日出ガ岳の樹木、紅葉が始まっています

12日出ガ岳から高見山
日出ガ岳から北の方向・高見山を望む(中央遠くに見える三角の山)

12大台ヶ原日出ガ岳から正木ケ原
日出ガ岳から南の方向・正木ケ原を望む

日出ガ岳から正木ケ原の標高差は約50m。
鞍部の展望台のところへ下り、散策路を南にすすみます。   
散策路の脇には倒木、倒れた木から青々とした木が芽生えています。
輪廻転生。古木から栄養をもらい新たな生命が育っています。

12輪廻転生
大台ヶ原の生命力を感じます

木道を正木嶺へと登っていきます。
振り返ると、さきほどの日出ガ岳が見えています。

12大台ヶ原日出ガ岳を振り返る
小さく日出ガ岳の展望台が見えています

12大台ヶ原正木ケ原へ
正木嶺に向かう板張りの大回廊

正木嶺から正木ケ原への景色は、立ち枯れた白骨林と笹の草原。
シンプルな額絵を見ているような美しさです。

12大台ヶ原正木ケ原
立ち枯れたトウヒと笹の景観

12大台ヶ原正木嶺2
正木嶺を過ぎて正木ケ原への下り

枯れたトウヒの林は、自然環境の変化やシカによる食害の影響があると言われています。
こうなる前は、緑の林が生い茂り、苔が生えるみずみずしい姿だったんですね。
ドライブウェイが開通し、車が行き交うようになり、大台に人が多く来るようになったことも一因だとか。
複雑です。
こうして大台の大自然にふれ合うことができるのも、ドライブウェイのお陰ですから。
でも、上高地のようにマイカーは規制した方がいいように思います。

12大台を守る
森の再生をめざして地道な活動が行われています

山肌の林がすっぽり剥ぎ取られ、枯れ木が林立しています。
昭和30年代の伊勢湾台風がここを通り過ぎ、樹木を根こそぎなぎ倒してしまった結果です。

12正木ケ原
剥ぎ取られた樹木

12正木ケ原
正木ケ原、シカは出てきませんでした

正木ケ原を過ぎて牛石ケ原へは平坦で歩きやすい道です。
その間に尾鷲辻があります。
左に道をとると、尾鷲へと下ります。
真っ直ぐ牛石ケ原へ向かいます。

12正木ケ原から尾鷲辻
 12牛石ケ原へ向かう
正木ケ原から牛石ケ原は樹木も多く歩きやすい散策路です

右に大きな神武天皇像、視界が開けると牛石ケ原に到着。
牛の形をした石に触ると、雨になるという言い伝えがあり、誰も石に触る人はありません。

12神武天皇像
 12牛石ケ原
牛石ケ原の神武天皇像と牛石

牛石ケ原の石畳を踏んで、大台ヶ原の一番のハイライト大蛇嵓(だいじゃぐら)に向かいます。
途中に動物たちが水浴びをする小さな池のそばを通ります。
シカのような足跡が池の中についていました。
牛石ケ原から5分ほどで大蛇嵓への分岐点。
大蛇嵓まで300mの表示。
下りの道ですが、ゴツゴツして変化に富んだ路面が先に来るスリルを予感させます。
木製の梯子が見えてきました。
この先が大蛇嵓、さほど頑丈でない梯子、これだけでヒヤヒヤものです。

12大蛇嵓4 12大蛇嵓2
梯子を上った先はスリル満点

12大蛇嵓3
高低差800mの大断崖に突き出た岩場での眺めは壮観、怖さのため腰は引けています

12大蛇嵓記念撮影を済ませて、後から続く人に進路を譲ります。
足がすくんでいます。
ここで足を滑らせたら、一巻の終わり。

分岐点に戻り、シオカラ谷を経由して駐車場へ帰る道をすすみます。
ここから先は、大台ヶ原の周回コースの中で、最も急な下り、上り坂を繰り返す厳しい道。

そのため、自信のない人は、尾鷲辻まで引き返し、そこから駐車場へ戻る道を選択します。

シャクナゲの群生するシャクナゲ坂を下ります。
そこかしこに咲くシャクナゲを想像してしまいます。
水の流れる音が聞こえてくると、シオカラ谷。

12シオカラ谷へ向かう
 12シオカラ橋からの眺め
大蛇嵓の分岐点、シオカラ谷へ向かう道。シオカラ谷・吊り橋からの景色

吊り橋が見えてきました。
ここまでは下りですが、橋を渡ると急な登り坂に変わります。

12シオカラ谷の吊り橋
シオカラ谷に架かる吊り橋を渡ると急な登り坂

石の階段を登りきり、道がだんだん平坦になってくると終着の駐車場。
9kmの距離を5時間かけて歩いてきました。
大台ヶ原の自然の助けを借り、その魅力を満喫した一日となりました。



2012.10.03 / Top↑
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