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目を覚ますと雨。
しかも、本降り。
昨夜は、回復の兆しも見えていたのに…。
でも、この雨、後になって、期待に応えるように上がってくれました。

ホテル出発は午前8時。
尾瀬まで距離があるだけに、早い出発です。

日本一長い関越トンネルを抜けて、驚きました。
新潟県側はひどい雨だったのに、トンネルを抜けて出ると、雨はなく、空は幾分明るさも。
トンネルの上は谷川岳。
山が雨を遮断してくれたようです。

川端康成の小説「雪国」の冒頭を思い起こさせます。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。…」

すっかり様相が変わりました。
これが逆だと、大ショックですが、空の神様が期待に応えてくれました。
ホテルから2時間弱で、戸倉到着。
マイクロバスに乗り換えて、尾瀬の入口にあたる標高1.591mの鳩待峠に。

山に入ると、小雨が降っていました。
山の天候は見まぐれです。
鳩待峠でレインコートを着用、
ザックカバーもつけて、山の鼻ビジターセンターに向かいます。

13620oze入口
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鳩待峠入口、右側通行です

距離は約3.3km、レストセンターへは200mの下り。
歩き初めは、ゴツゴツした石段、木製の階段です。
雨で滑りやすいので要注意。

13620oze階段
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歩き初めは勾配が急、頭上には素朴な花、目線はしっかり足元を

大きなブナの木が並び立ち、新緑と合わさって、緑の香りが漂う遊歩道です。
勾配が緩やかになってくると、木道へと変わり、建物が見えてくれば山の鼻です。

13620ozeブナ
ブナの続く道

遊歩道脇には、名前の知らない可憐な花や高山植物。
大自然がそのまま残り、歩く疲れを感じることはありません。

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左はエンレイソウ?、雨に濡れて緑が青々としています

13620oze遊歩道
木道は滑りやすいので注意

花や新緑に見とれて、足を踏み外すことだけに注意すれば、快適な道です。

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意外に出会うハイカーは少数

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こんな景色もいいですね。

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変化に富んだ木

木道をよく見ると、それぞれの木にH17とかH19などの文字が入っています。
これは木道を取り替えたときの年で、木道の保守管理のためです。

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木道には、敷き換えられた年が刻印されています

尾瀬の湿原は、しっかりした木材を使った木道ですが、これだけのものを尾瀬の湿原全体に作られています。
ハイカーは、このできあがったところを通り、自然豊かな尾瀬を見ることができるのですが、安心して安全に散策できるのも、木道を造り、管理している人たちのお陰です。

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鳩待峠1.1km、山の鼻2.2kmの標示 、右は熊よけの鐘?

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右のシラネアオイは散り果て

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尾瀬の水芭蕉は他と比べて大きいです

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コバイケイソウとオオカメノキ

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もうすぐ山の鼻、平坦な木道が続きます

山の鼻ビジターセンターに着きました。
ここから尾瀬ヶ原の散策です。
トイレを済ませ、小休憩。
トイレは環境保全のために、利用するたびに100円が必要です。

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山の鼻ビジターセンター、尾瀬の紹介やパンフが置かれています

与えられた散策時間は6時間。
鳩待峠からここまで1時間15分ほど時間を使ってしまいました。
広い尾瀬を回るには最低2日は欲しいところです。

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左至仏山、右尾瀬ヶ原方面、山の鼻の休憩所

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山の鼻から牛首へ向けて散策開始

牛首に向けて歩き出します。
平坦な木道で、高低差はほとんどなく、歩きやすい道。
湿原には小さな川も流れています。
小さな花が目を止めさせます。

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リュウキンカ(左)と、オオバタチツボスミレ

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振り返って至仏山を見る(原の川上川橋)

景色に見とれて足を踏み外すと、一大事。
至仏山も燧ヶ岳も雲がかかり、頂は見えません。

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前方は燧ヶ岳ですが、見えません

湿原に点在する小池は地塘(ちとう)。
浮島のような光景は、初めて見る景色です。

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地塘、イモリの姿も見ることが出来ます

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至仏山が隠れています

湿原の中の赤いツツジも印象的です。
一般のハイカーは少なかったのですが、ガイドさんに案内された課外学習中の小・中高生に何組も出会いました。

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赤いレンゲツツジと至仏山

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上ノ大堀川橋付近、後方燧ヶ岳

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上ノ大堀川橋と至仏山

時間があれば竜宮まで行く予定だったのですが、とても足りません。
牛首の分岐点で休憩し、引き返しました。

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いろんな花に出会いながら、牛首までいきました

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牛首の分岐点、山の鼻から2.2km、竜宮まで2.2km

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休憩所足下の表示板です

ガスは晴れそうにありません。

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お天気が良いと、この地塘に逆さ燧ヶ岳が映るのですが…。残念です

山の鼻まで戻り、一周約30分のほどの研究見本園を回りました。
ここは湿原の姿を凝縮したようなところ。
尾瀬をダイジェスト版で見ることができます。

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研究見本園、標高1.400m、一周約1.1km

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研究見本園、水芭蕉の湿原

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尾瀬の花をすぐ近くで見ることができます

鳩待峠~山の鼻~牛頸~山の鼻~見本園一周~山の鼻~鳩待峠のコースで歩きました。
広い尾瀬では、これはほんの一部でしかありません。
それでも、梅雨の時期にあって、身体を雨にさらすこともなく、尾瀬の自然を味わうことができました。

目に入った小さな花、尾瀬の自然美、それらを目に焼き付け、カメラに納めていると、時間はアッという間に過ぎてしまいます。ぜひ、また訪れたいところです。

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鳩待峠へ帰る途中で群生する水芭蕉を撮影

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帰りには、至仏山にかかっていたガスが抜けていました

鳩待峠へ戻って花豆ソフトを食べました。
あんこの味がするおいしいものでした。

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花豆ソフト、鳩待峠から見た至仏山

今夜の宿泊は、水上温泉郷・上の原温泉、水上高原ホテル。
リニューアルされたばかりのきれいなホテルです。



2013.06.20 / Top↑
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