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釈迦ヶ岳(左)と大日岳(右端尖った山)

釈迦ヶ岳へ登ってきました。
釈迦ヶ岳は、奈良県十津川村と下北山村の境にあり、大峯山系の中で眺望随一とも言われる山。
山頂は、世界遺産修験道「大峯奥駈道」を通るルートになっており、釈迦如来像が立っていることでも知られています。

以前から、ぜひ、行ってみたいと思っていました。
今回、奈良交通バスハイクツァーでの参加です。

行程は
橿原神宮前駅(バス)大塔村道の駅(バス)釈迦ヶ岳登山口→古田の森→釈迦ヶ岳→釈迦ヶ岳登山口(バス)大塔夢の湯(バス)橿原神宮前駅
徒歩約8km。


ツァー参加者は34人。
午前8時前に神宮前駅を出発。
約3時間で釈迦ヶ岳・新登山口に到着しました。

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新登山口、右手奥の山並みが釈迦ヶ岳に続く

国道168号線から分かれ、関電旭ダムを経由して、登山口へ通じる道路は、舗装はされているものの狭く、落石も見られます。
車がやっと1台通れるようなところや、ガードレールもない場所も多く、ハンドル操作を誤れば、谷底で一巻の終わり。

大型バスでは通れないため、マイクロバス2台に分乗。
個人的には、通りたくない道です。
バスの運転手さんは、流石にうまく、狭いところでは、慎重に車を動かせ、曲がりくねった勾配のきつい坂道を上がっていきます。

登山口の標高は約1.300m。
標高1.799mの釈迦ヶ岳に、比較的容易に登れるのも、この登山口までのルートが整備されているお陰です。

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登山道登り口、熊注意の看板

登り口には、いきなり熊出没注意。
登山口から階段を登り、樹林の中へ入っていきます。

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スズタケ、ブナの緑道

しばらくは、ゆるやかな傾斜ですが、すすむに従い、傾斜がきつくなってきます。
剥き出しの木の根っこ、短い梯子の箇所も通ります。

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赤褐色をした樹皮のヒメシャラ、右の写真は下山時撮ったもの

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急峻なところには梯子が掛けられています

ブナの林や、花期の終わったヒメシャラ、シャクナゲを見て歩くと、標高1.434mの尾根の出合です。
ここを左に曲がり、広い尾根沿いの道へと入ります。

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尾根出合、ゆるやかな尾根道、白い花はバイケイソウ

明るい日射しが、きれいな綠を引き出しています。
傾斜はゆるやか、小さなアップダウンの道は、歩くのが楽しくなります。
湿地帯に群生するバイケイソウが目立ってきます。

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展望の開けた楽しい尾根歩き

バイケイソウは毒草で、樹木に被害を与える鹿でさえ、見向きもしません。
まわりには、倒れて折れ曲がった木が多く見られ、独特な光景をつくり出しています。

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いたるところに倒木が見られます

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群生するバイケイソウ、不動小屋谷登山口との分岐

不動小屋谷登山口との分岐を過ぎると、より一層眺望が開けてきます。

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不動小屋登山口分岐を過ぎて、古田の森へ向かう

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吹いてくる風は爽やか、良い眺めです

正面に釈迦ヶ岳が姿を現してきます。
右手には大日岳、南奥駈道の連山。

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正面に大きな釈迦が岳

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右手に大日岳、この辺りからだと、大日岳の方が高く見えます

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南奥駈道の山

足元には、背丈の低い笹原が広がっています。

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笹の草原と大日岳

やがて、古田の森、ここで昼食休憩。
バイケイソウとブナの木立のなかでお弁当。

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古田の森で昼食

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古田の森から北の方角を見る。八経ヶ岳、弥山方面

小ピークになっている古田の森を下ると、正面に立ちはだかるように釈迦ヶ岳が堂々とした姿を見せ、目の前に近づいて来ます。

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古田の森から千丈平へ向かう

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千丈平、ここで一息入れて最後の急登に備えます

千丈平では、野生の鹿の群れを見ることができました。
人慣れしていて、まったく逃げる気配がありません。
それどころか、近づいて来ます。
食べ物でもくれると思っているのでしょうか。

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千丈平付近の鹿の群れ

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人慣れしています

千丈平から水場を見て頂上までは、このコース一番の急登。
雨が降るとずるずると滑りそうです。

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水場を過ぎると急登

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大日岳への分岐点

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めざす頂上はあと少し

傾斜のきつい瓦礫の道を登り詰めると、高さ3.6mの釈迦如来立像(ブロンズ像)のある頂上です。

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山頂に立つ釈迦如来立像

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手を合わせて安全祈願

頂上からみる景色は圧巻。
北に近畿最高峰の八経ヶ岳、弥山を仰ぎ見て、南には大日岳を見下ろし。

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北方角、八経ヶ岳方面

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眼下に大日岳

東に仏生ヶ岳・孔雀岳に続く尾根。
爽やかな風が通り、飽きることのない景色が広がっています。

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南方向

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三角点表示

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頂上から下は深く切り立っています(北側)

1307shaka45 釈迦如来立像は、大正13年の夏、大峯開山以来の強力「岡田雅行(通称オニ雅)が38歳のときに、一人で担ぎ上げたもので、その偉業を讃えて、台座には、そのことが記されています。
(立像は倒壊の恐れがあったため、2007年に解体修理が行われています)
身長188cm、体重は120kgの大きな人で、誰も引き受け手のなかった如来像の担ぎ上げを、何度も断った末に、決断したのだそうです。
当時は、登山道も整備されていない時代ですから、想像を絶するものがあったと言えます。

下山は同じルートで、登山口へと引き返し、帰りは大塔夢の湯(写真左)で、たっぷりかいた汗を流しました。
心配されたお天気でしたが、帰りのバスから薄暮の中にはっきりと金剛、葛城も見ることができました。

2013.07.23 / Top↑
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