京都バス三角点トレックの八ヶ峰コースに参加しました。
八ヶ峰は京都と福井の府県境に位置し、山頂から丹波、丹後、山城、近江、若狭、越前、能登、加賀の八国が展望できることから呼ばれた名称と言われています。
行程は
京阪出町柳8:10(バス)10:40知見10:45→笠谷橋・登山口11:00→スキー場跡11:40→12:05知井峠12:10→12:30八ヶ峰13:10→知井峠13:30→スキー場跡13:55→笠谷橋・登山口14:25→知見14:40(バス)17:20京阪出町柳 (歩行距離・全長約6km)
出町柳駅からバスで美山町知見まで2時間余り。
途中、道の駅・美山ふれあい広場で小休憩。
ふれあい広場のそばには、いくつもの案山子が並んで立っていました。
日本の原風景が残る美山らしい素朴な案山子です。
道の駅・ふれあい広場、隣接する田圃のあぜ道には案山子
ふれあい広場から知見にいく途中に、かやぶきの里があります。
かやで葺かれた民家がいくつも並んでいます。
山登りがメインなので、ここは素通り。
車窓からかやぶきの里を見る
知見の集落を過ぎたところでバスを下車。
ここから20分ほど知見谷川沿いの舗装された道路を歩くと、登山口です。
川沿いの舗装道を登山口へ歩きます。登山口近くの民家
笠谷橋を渡ると登山口です
登山口はなだらかな道、
やがて登山道は、つづら折れの道へと変わり、傾斜も増していきます。
しばらくは歩きやすい登山道
階段はほとんどない傾斜道です
傾斜がきついところもありますが、長くはありません。
登るに連れて、落葉樹が目立ってきます。
登山口から40分ほどで、八ヶ峰スキー場の跡地に。
まわりは木で覆われ、とてもスキー場があったとは想像ができません。
なだらかな傾斜、それに小屋の残骸や落ち葉に埋もれた古いスキー靴が、わずかにその姿を止めています。
登るにつれてブナやナラの緑が映えてきます
八ヶ峰スキー場跡付近です
八ヶ峰には、イワカガミがたくさん自生しています。
花期になると一面、華やかに彩られることでしょう。
それにカラフルなキノコも。
ほとんど、毒キノコです。
イワカガミと真っ白なキノコ(名前不明)
右手に大きな雨量観測局が見えてきます。
すでに半分の距離を歩いてきました。
この辺りは比較的ゆるやかな道です。
知見雨量観測局(左)
一段と緑が映えてきます。紅葉のシーズンだとまた、違った姿が見られそう
道幅が狭いところを通り、知井坂に到着。
取り付けられた木の札には「西の鯖街道・知井坂」と書いてあります。
美山トレイルのテープも張られています。
知井坂
知井坂付近の光景
知井坂を過ぎると、ほどなく知井峠。
ここから山頂までは30分弱。
一息入れて、頂上を目指します。
知井峠で休憩
知井峠から右手に急坂を登っていきます。
道は尾根道へと変わり、登り切ると、見晴らしのよい鉄塔のところへと出てきます。
知井峠を過ぎると急登、ここを登り切ると鉄塔です
鉄塔を過ぎると急登の道に。
二つの急登を登り切ると、頂上です。
頂上へ最後の登り
頂上から見る景色は、空が靄み八国どころか、山の識別さえ、なかなかできない状況でした。
周りの木々も大きくなっていて、眺望を遮っているのも残念です。
山頂と二等三角点(標高800.1m)
視界が良ければ、北の方向には若狭湾、東の方向に百里ヶ岳などが見えます。
わずかに百里ヶ岳がうっすらと確認できました。
びっしょりと汗をかいて登ってきた山です。
登ってきた証に、東西南北の写真を撮ってみました。
東の方角(百里ヶ岳の方向)
西の方角、頂上へはこの方角から登ってきます
南の方角は木で遮られています
北の方角、視界が良いと、山の向こうに若狭湾が見えるそうです
ゆっくりと休憩を入れて、知見から頂上まで登りは約2時間弱。
下山は1時間半でした。