山歩きの教室で、学能堂山(がくのどうやま)へ、行ってきました。
学能堂山は、奈良県御杖村に位置する三峰山の北に位置し、関西百名山の一つになっています。
山頂は好展望ながら、交通アクセスが不便なため、個人ではなかなか行けない山です。

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神末ルート手前のピークから学能堂山を望む

名前の由来は、その昔、学問の神様、文殊菩薩が山頂近くに祀られ、学問の祈願成就に訪れる僧侶の山として崇められていたそうです。
山名も「学ノ洞」と書かれた時代があったようです。
途中の道標は「学能堂山」ではなく、「学能堂」になっていました。

行程
橿原神宮前駅8:00−(バス)ー9:20御杖村・神末上村9:27ー9:50登山口ー10:30小須磨峠10:40ー11:09白土山(標高982m)ー11:43学能堂山(標高1.021,6m、昼食)12:24ー12:43県境尾根の鞍部ー13:06林道終点ー13:53杉平14:00ー(バス・姫石の湯入浴)ー16:10橿原神宮前駅 歩行距離7.4km

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コース図

ルート図(▶をクリックすると歩いたルートを辿ります)

御杖村・神末上村スクールバス乗り場から歩き開始です。
正面に見えている山は、三峰山。
昨日降っていた雨が止み、くっきりとした山並みが見えています。

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スクールバス乗り場と目の前には三峰山の山並み

三峰山を正面に見て、左に道を入っていきます。
やがて、学能堂まで4.1kmの道標。
道標に従い左にルートをとると、林道となります。

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舗装された道をすすむと、学能堂の道標

林道には、シカ除けの大きなフェンスの門。
これを開けて、ゆるやかな道を上っていきます。

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フェンスを通り、林道をすすみます。左側はシカ除けネットが張られています

平坦な小広場のようなところにやってきます。
小休憩するのには、良い場所です。
ここを右に少し入ったところが登山口です。

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背丈の低い草で覆われた小広場、この直ぐ先に登山口、登山口にある道標、学能堂まで3.0km

傾斜が増し、登山道らしくなってきます。
倒木、伐採された木々が散乱し、荒れた登山道の様相。

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登山口を入ったところ、倒木が目立ちます

谷筋の道を登ります。
植林帯が続き、景観は望めません。

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足元はジクジク

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谷沿いの道をすすみます

谷筋から別れて、尾根道へ続く道になります。
ヒトリシズカ、フタリシズカが競うように群生しています。
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尾根道へ続く登りと途中の道標


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ヒトリシズカの群生

歩きはじめてから1時間ほどで小須磨峠です。
尾根道に入り、心地よい風が吹いてきます。
ここで小休憩。

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小須磨峠、登ってきた道を振り返り


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周りを樹木で囲まれた小須磨峠

左に尾根道をすすみます。
直登が続きます。
景観がきかず、ただひたすら登るのみ。

カッコーや小鳥の鳴き声が聞こえて来ます。
景観のマイナス面を、小鳥たちが癒やしてくれているかのよう。
高度を増すに連れ、周りの景色は自然林へと変わってきます。

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直登の尾根道、手のひらを広げたようなヒメシャラ、座れます

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振り返って見る尾根道

頭の上にはカエデやウツギ。
足元には、ヒトリシズカ。

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カエデとヒトリシズカ

尾根道は、ピークを3つほど越えます。

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日に映える新緑がきれい

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ピークの一つ、白土山(982m)

白土山を越えてすすむと、展望のよいところへ出てきます。
それまで、ほとんど樹林帯の山歩きでしたから、ここの開放的な展望は感動ものです。

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中央尖った山は、伊勢の名峰・局ヶ岳

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目の前に学能堂山、頂上へは、一旦下って登り返します

好展望を見て、目の前、ドーム状の頂きをめざします。
急な下り坂の途中に咲く、珍しいピンクの花を見ました。
紅花ヤマシャクヤク。
ボタン科の花、気品が漂います。

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紅花ヤマシャクヤク

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山で見つけると、感動ものです

下っていくと、植林帯となり、頂上へは登り返し。
あと山頂まで400m。
急登です。

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植林帯となり、鞍部から登り返し

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この植林帯の急登を登り切ると、頂上です

頂上は360度の視界が広がる見事な景色。
さえぎるもののない大展望です。
台高、曽爾、室生、遠く青山高原、鈴鹿の山並みまで見渡すことができます。
二つのピラミッド形の山が堂々と聳えています。

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左奥の尖った山は局ヶ岳

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中央左に高見山

局ヶ岳と高見山。どちらも登った山。
自分で登った山を眺めるのは、特別な感慨がわいてきます。
こんな景色を見ながらの昼食。ぜいたくですね。
登ってきた人だけの特権です。

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山を眺めながらお昼ご飯

かって、山頂一帯はススキに覆われていたそうです。
でも、今はその面影は消え去り、地肌が剥き出しになっています。
気象の変化などによって、生態系が変わってしまったのかも知れません。

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頂上の標識、後方は曽爾、室生山系の山

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三角点と、頂上にも紅花ヤマシャクヤクがひっそりと

もう一度、周りの景色を眺めてみます。

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大洞山と右後方に尼ヶ岳

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写真ではよく見えませんが、中央奥の山並みは青山高原、風車が見えます。その後方は鈴鹿の山

下山は、杉平へのルートを辿ります。
尾根道を鞍部へ下ると、県境尾根。

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山頂から北の方角、杉平へ

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再び樹林帯の中の道

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尾根筋を下って県境尾根

県境尾根で、右に曲がり、谷筋の道へと入ります。
急な下りが長く、続きます。

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急坂、滑りやすいので注意

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長い下りで、神経をつかいます

この下りは、一度林道の終点に出ます。
ここから林道歩きをしてもよいのですが、林道は面白みに欠けます。
ここは、距離の短い登山道を下ります。

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林道終点、林道終点から下ってきた道を振り返ります

下っていくと、また林道に合流します。

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ショートカットして登山道を下ります

ヤマガクアジサイ?やマタタビの花が咲いていました。
マタタビの花は、花径が2cmほど。
花は葉の下に、下向きに咲いていて、よく見ないと見落としてしまいます。
葉は白化し、遠くから見ると、ヤマボウシかと見間違えます。

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ヤマガクアジサイとマタタビの花

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再び林道と合流

林道と合流して下ります。
ゆるやかな下り道となり、歩きやすくなります。

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林道に出たところ、すすむと舗装道です

正面にきれいな形の大洞山が見えてきました。
集落も見えてきます。

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正面、大洞山

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杉平の集落が見えてきました

杉平の集落に入ると、伊勢本街道。
街道が賑やかだった頃を想像させる道標や石標が残っています。
ここで左に伊勢本街道をすすむと、バスの待つ到着点です。

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伊勢本街道との出合、左の石標には「いせみち」の文字

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伊勢本街道を西にバスの待つ場所へ

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伊勢本街道の標識、広いところでバス乗車

帰りに姫石の湯に立ち寄り入浴。
頂きから見た展望が、印象に残る山歩きでした。


2015.06.10 / Top↑
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