京都市街の西北にあり、「あたごさん」として親しまれている愛宕山へ行ってきました。
愛宕山の最高地点には、神社本殿があり、全国数ある愛宕神社の中で、京都が総本宮になっています。
7月31日の深夜から8月1日にお参りすると、一度で千日分の御利益があるとも言われています。
コースは、一番ポピュラーな清滝から表参道を登り、下りは月輪寺を経由するルートをとりました。

行程
清滝バス停(標高80m)8:55ー9:02表参道鳥居ー9:07お助け水ー9:09嵯峨小学校清滝分教場跡ー9:11火燧権現跡(愛宕神社まで約3.7km)ー9:17・20丁目一文字屋跡ー9:30・25丁目奈か屋跡休憩所(三合目・標高360m)ー9:44・30丁目水口屋跡休憩所(五合目・標高520m)ー9:46大杉大神ー七合目休憩所・かわらけ投げ跡(神社まで約1.6km)ー10:05水尾分岐休憩所(標高700m)10:07ー10:09はな売り場ー10:21黒門ー10:32愛宕神社本殿(標高924m)10:34ー10:42月輪寺分岐(標高860m)ー11:09月輪寺(標高560m)11:13ー11:43月輪寺登山口(標高190m)ー(林道)ー12:03金鈴橋ー12:10清滝バス停  歩行距離約9.7km コースタイム3時間15分

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ルート図

ルート(▶印をクリックするとルートを辿ります)

阪急電車嵐山駅から京都バスに乗り、約25分で終点清滝に到着。
バス停前の茶屋を左に見て、舗装された坂道を下ります。

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清滝バス停

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バス停から見る清滝トンネルは、かっての愛宕山鉄道の名残、トンネルを背にして坂を下ります

下って行くと、清滝川に架かる金鈴橋。
橋を渡ったところに、愛宕山登山道の道標があり、左へ行くと表参道、右は月輪寺登山口へ続く道です。
方向を左へとり、表参道に入ります。

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表参道と月輪寺登山口への分岐点

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金鈴橋から見る清滝川の流れ、表参道へすすみます

道標には、愛宕神社まで約4km。
やがて、朱色の鳥居をくぐると、傾斜がきつくなってきます。

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小さな朱色の鳥居をくぐります

参道脇には、お地蔵さまがひっそりと佇んでいます。
近くには、地元の人たちが手作りしたオレンジ色の案内板。
「ゆっくりのんびり愛宕登山 1/40 40/40が頂上です」と白文字で書かれています。

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これから先、何体ものお地蔵さまに出逢います。40分の1の文字

広くて歩きやすい参道です。

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階段の道へ変わります

先へすすむと、水場です。
赤いプラスチック製の容器にコップが入っていて、自由に飲むことができます。

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水場、ずっと階段です

これから先、長い階段がずっと続いています。
緩やかな傾斜ではありませんが、急傾斜ということもありません。
段差は大きくなく、同じような傾斜の階段道です。
自分のペースで、呼吸とリズムを整えながら歩くと楽です。

木漏れ日の差し込む参道は、お地蔵さまや祠、かってにぎわっていた時代の名残が感じられ、単調な歩きの中にも、心を和ませるものがあります。

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違った表情のお地蔵さま、祠の中には仏さま

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嵯峨小学校清滝分教場跡、右の祠には伊弉冉尊、太郎坊権現の文字

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火燧権現跡

火燧権現跡の案内板には、愛宕神社まで約3.7km。
朱色の鳥居から10分ほど、300mすすんだことになります。
短い間に、いろんなものが目に入ってきます。

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木には神社まで3.5km、どれくらいすすんだかよく分かります。20丁目一文字屋跡

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ところどころで階段が途切れるところがありますが、すぐにまた階段道です

オレンジ色の案内板も、どれくらい歩いたか分かるので、励みになります。
なかには、「これだけ歩いたのに、まだ、これだけ」と思う人もいるかも知れません。

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9/40、ほぼ4分の1です。右は25丁目奈か屋跡休憩所、ここで三合目

随所に休憩所があって、休めるのはいいですね。
それほど、しんどくありませんでしたから、そのまま、写真だけ撮ってすすみます。
25丁目奈か屋休憩所跡には、野生のシカが一頭姿を見せていました。
人慣れしているのか、悠々としています。

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奈か屋茶屋跡の案内板、その横にはシカさん

30丁目水口屋跡は五合目休憩所。
ここで、ほぼ半分です。清滝バス停から約50分歩きました。

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五合目休憩所

近くの看板には、「ガンバレ ゆりかごほいくえん おやじの会」。
結構、急な階段が続く道ですが、元気に登る子どもたちの姿もありました。

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右は19/40の看板

五合目の休憩所を過ぎると、緩やかな登りとなります。
右に、大きな杉の社を見てすすむと、左手の視界が開け、眼下に京都市街が広がって見えてきます。

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大杉大神

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左手に広がる京都市街の眺望

そこを過ぎると20/40の看板。
愛宕神社は、防災、鎮火の神さまだけあって、オレンジ色の看板には「備えあれば憂いなし 住宅火災警報器」「火事と救急 110番」など火災に関することが多く書かれています。

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20/40の看板、古い石標には33丁の文字

一週間後は、千日詣り。
参道には、電線が張られ電球も付けられていました。
たくさんの人でにぎわうそうです。

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参道に張られた電線

しばらく緩やかだった道が、次第に傾斜を増し、かわらけ投げの跡にやってきます。
落語の「愛宕山」で出てきますね。

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かわらけ投げ跡

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ここも休憩場所には、いい場所

 角度を増した傾斜の道を登っていくと、休憩所のある水尾分岐。
水尾の里から登ってくる合流点です。
清滝バス停から1時間10分かかっています。

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長い階段で足取りはちょっと…、もう少しで水尾分岐

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水尾分岐の道標

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ここで休憩をとる人が多いです

登りの4分の3を登ってきました。
残り4分の1ですが、まだまだ階段道は続きます。
この先には、ハナ売場(樒小屋)があります。

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31/40の表示とハナ売場の案内

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樒小屋

お地蔵さまに癒やされて、登っていきます。

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右も何か建物があった跡?

 参道の丸太階段のところに小さな花。
山ホトトギスです。
今日の愛宕山歩きで、唯一見つけた花、それもこれ一つだけ。
見つけた瞬間、気持ちが和みますね。

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登り参道で見つけた山ホトトギスの花

参道の両脇に、大きな杉の木が目立つようになってきました。

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倒木の下をくぐります

そんな道をすすむと、前方に黒門が見えてきます。
いよいよ神社が近づいてきたという感じです。

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お地蔵さまの先には、黒門

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重厚な黒色の総門

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黒門から登ってきた参道を振り返る

でも、黒門から本殿までまだ距離あります。
石段を登っていきます。
「おつかれさまでした 40/40」。
ここがゴール(神殿)と早合点してしまっては、ダメ。
めざす神殿は、ここから300m先。

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石段を登り…

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40/40地点到達、神社まであと300m

石灯籠が立ち並び、神社の境内に入ってきました。
社務所前の広場にはベンチが置かれ、何人かの人が休憩していました。

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静かな境内

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広場から見える景色

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景色を眺めながら休憩、本殿に続く石段

広場を右に見て、本殿へと続く石段を登ります。
本殿までは約240段。
段差あり、最後のガンバリどころです。

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急な階段が続く

階段を登り切ると本殿、愛宕山の最高点(924m)です。
清滝バス停から1時間40分です。
本殿にお参りして、下山は月輪寺コースを辿ります。

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この階段を登ると本殿、ご祈祷や御朱印などの受付

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お参りをして、下山

登ってきた石段を下りたところで、左に折れ、ほどなくすすむと月輪寺へ下る分岐です。
表示に従い、ここを右に下ります。

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道をすすみ月輪寺分岐

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そのまますすむと、首無地蔵の方向、右に下ります

少し下ると、眺望が開けます。

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月輪寺分岐を下ったところの眺望

その眺望も束の間。
木立の中に続く道へと入っていきます。
傾斜かなり急。

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倒木が登山道を塞ぐ、かなりの急傾斜

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下りは足腰に負担かかり、気をつけます

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こんな道がずっと続きます

整備された表参道に比べて、こちらのコースは荒れているところが何カ所かあります。
道も狭くワイルドで、いかにも山道という感じです。
それだけに、このルートを通る人は、少ないようです。
数人の登山者と出会っただけでした。

右に左に折れながら、建物が見えてくると、月輪寺です。

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月輪寺水場付近には天然記念物のシャクナゲ、本堂横の親鸞聖人像

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月輪寺境内、中央の時雨桜は、親鸞が流罪になるときに植えたものと言われています

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境内から下って来た方向を見る

ここから見る京都市街の眺望もなかなかのものです。

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月輪寺から見る景色

月輪寺を後に、樹林帯の中の道を下ります。

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境内を出たところで、お寺を振り返って見ます。樹林帯の下り

ひたすら下り、水の音が聞こえてくるようになると、登山口に近くなってきます。

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途中で振り返って見た道標

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勢いよく流れる水

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ここを下ると登山口です

登山口を出ると舗装された林道に出合ます。
登山口の横には、空也滝に続く道があります。
滝まで歩いて10分ほどですが、今回は立ち寄らず、ゆるやかな林道をひたすら下ります。

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登山口から下ってきた道を見る、右は空也滝に続く道

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登山口全景

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広い林道を川沿いに下ります

川のそばで、テントを張って、デイキャンプを楽しむ人たちが見えてきました。
歓声が聞こえてくるようになると、金鈴橋はもう少し。
水遊び楽しそう。

身体中、汗ビッショリかいていましたから、そんな光景を見ると、水に飛び込みたくなってきます。

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表参道との分岐点から月輪寺方向を見る、清滝川で遊ぶ人たち

金鈴橋を渡って、車道を登ると清滝バス停到着。
3時間15分の山歩きでした。

朝早く出たお陰で12時半過ぎのバスに乗ることができました。
この時間でも、清滝から乗る人は多くいました。


2015.07.25 / Top↑
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