日本百名山で伯耆富士で知られる大山に登ってきました。
大山は標高1700m余りで、それほど高くはないものの北壁、南壁は荒々しいアルペン的な姿を見せ、眼下の雄大な景色も、登山者を存分に楽しませてくれる山です。

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宿泊先の東郷温泉から大山寺へ向かう途中で撮した大山(琴浦町から)

行程
大山寺郵便局前9:33ー9:36夏山登山口ー9:47一合目ー10:28五合目ー10:30行者登山道分岐ー10:45六合目避難小屋10:47ー11:16八合目ー11:28石室分岐ー11:32弥山(標高1709m)11:42ー11:54石室11:55ー11:59石室分岐ー12:21六合目避難小屋12:22ー12:29行者登山道分岐ー12:48元谷ー12:53登山口ー13:09大神山神社奥宮13:11ー13:22大山寺前ー13:28大山寺郵便局 距離7.2km 所要時間3時間55分


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ルート

▶印をクリックするとルートを辿ります


駐車場のある大山情報館(観光案内所あり)に近い、大山寺郵便局前から歩き開始。
緩やかな車道を上り、大山寺橋を渡って、道なりに右にすすむと、登山口の階段です。
メインの夏山登山口は、もう少し先なのですが、ほんの少しだけショートカットできます。

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大山寺橋を渡り、登山道に。橋の左手にある駐車場はすでに満車でした

すぐに右手から登ってくる夏山登山道に合流。
左に曲がって、石段を登っていきます。
この辺り、往事には寺院があったところで、脇には石仏があり、落ち着いた雰囲気です。

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かっては寺院があったところ

しばらく行くと、阿弥陀堂の道標があり、右に見えてきます。

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右に阿弥陀堂、左には石仏

ここを過ぎると、山道となり丸太を利用した階段道となります。
登山口から10分ほどで一合目。
ヤマホトトギスやヤマアジサイが、ひっそりと咲いています。

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一合目(標高865m

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ヤマホトトギスとヤマアジサイ

ブナの林が続いています。
大山の裾野に広がるブナ林は、西日本最大級。
自然が育んだ恵みです。

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標高表示は100m毎(一合目と二合目の間)

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ブナの林と、ブナ林の紹介案内板

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丸太で組まれた階段道がずっと続く

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二合目、二合目を過ぎると標高1000m

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ブナの根元は土が流れ出て、根が剥き出し。崩れやすいために丸太で階段状にしています

樹木の間から、形のきれいな山が見えています。
でも、展望が開けてくるのは、もう少し登ってから。
三合目辺りになってくると、傾斜がきつくなってきます。
ここらで小休憩をとる人が目立ってきます。

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垣間見えた山、右・三合目(標高1070m)

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三合目を過ぎると標高1100m、岩が転がっているところもあり

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四合目、どこまでも階段が続いています

四合目を過ぎると、眼下の眺望が少しずつ見えてくるようになります。
青空に白い雲が浮かんで、景色に彩りを添えています。
階段ばかりで気分的に滅入ってくるところですが、次々と変わる景色が、それを忘れさせてくれそう。

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振り返ると、眼下の景色に癒やされます

五合目に山の神が祀られています。
「以前、遙拝所があり、登山者が東の尾根から昇る日の出を拝んで登山の安全を祈願した場所」(五合目設置の案内看板から)

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五合目と祀られている「山の神」さん

山の神さんに、安全祈願をしてすすみます。
五合目から少し登ると、行者登山道との分岐。
左へ道をとると、元谷へと下ります。
下山は、この道を辿ります。

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行者登山道分岐、ここは直進

見事なブナの木を見て、また一歩ずつ、地道に階段を登っていきます。

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ここまで大きくなるのに、何年かかっっているのでしょうか

六合目近くになってくると、大きな木は無くなってきて、低木となります。
視界が広がってきます。

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五合目から六合目に向かう途中の眺め

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トモエシオガマの花とナナカマドの赤い実

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六合目から元谷方向を眺める

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六合目から北側(日本海側)の眺め

六合目には、避難小屋があり、小広場のようになっています。
ベンチがあり、眼下の眺めや北壁を見て、休憩するには絶好の場所。
大抵の人がここで一息入れます。

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避難小屋のある六合目(標高1352m)、六合目から七合目に続く登山道

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六合目の小広場

六合目を過ぎると、ガレ場も出てきます。
崩れやすいところには、網状に針金がかけられています。

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ガレ場注意、崩れやすいところは網で保護

七合目を過ぎると、低木と高山植物となり、さらに景観が広がってきます。
西からガスが上がってきて、山の景色が刻々と変わります。

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七合目から八合目へ向かう、上方はガスがかかっています

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北壁から元谷へ滑るような斜面

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タンナトリカブトとイヨフウロの花(七合目付近)

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アキノキリンソウとイヨフウロ

七合目から八合目の間で、ボランティアの方が、登山道の補修・整備作業をされていました。
安全に山に登ることができるのも、こうした人たちの地道な活動のお陰です。

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標高1500m付近で登山道の整備をされているボランティアさん

八合目を過ぎて、しばらくすすむと木道の道。
高山植物のあるところは、木道で保護されています。
頂上が近づいてきます。

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八合目

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木道が見えてくると、傾斜はゆるやかとなり、歩きやすい

特別天然記念物のダイセンキャラボクが見られるのは、この辺りから。

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一面、ダイセンキャラボクの純林帯

長い木道が、頂上まで続いています。
頂上には小さく見える人影。
足取りが軽くなり、うれしい気分。

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木道の先は、めざす頂上

途中に石室へ下る分岐。
下山時に立ち寄ることにして、そのまま木道をすすみます。

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石室との分岐点、右へ下ると石室

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頂上まで続く木道

青空をバックに、多くの人が見えます。
そのすぐ下には、頂上避難小屋。
かけるような足取りで、頂上に立ちました。
やっぱり、頂上に立つと、気持ちいい。

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弥山頂上


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頂上風景

四方の眺望抜群。
さわやかな風が吹き、このままじっとしていたい気分です。

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眼下の景色を眺めながら、頂上でくつろぐ登山者

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頂上から北側の景色を見る(すぐ下には頂上避難小屋)

展望標識台のある弥山の標高は1709m。
大山最高峰は、この弥山ではなく、標高1729mの剣ヶ峰。
尾根から続く山肌の崩落が激しく危険なため、一般登山者はこの弥山で山頂到達となります。

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弥山、展望標識台

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弥山から剣ヶ峰に続く尾根道、崩落が激しい

蒜山の方向もよく見えています。
蒜山三山縦走もしてみたくなります。

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蒜山方向の眺め
   
西側からガスが立ち上がってきています。
足早に木道の左手から石室へと下って行きます。

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道標に従い石室へ、左からガスが立ち込め、西側の眺望がききません

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石室と石室の内部

石室は、避難用に造られたもので、中には祠が祀られています。
随分荒れていて、コンクリート片がぶら下がり、落ちそうになっていました。
石室を見て、そのまますすみ登り返すと、九合目付近にあたる登山道に再び合流。
ここから登ってきた同じ道を辿り下ります。

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木道を八合目に下る

同じ登山道を通っても、視界の角度や気象条件が変わり、登りとは違った光景が見られます。
その変化が、また山の魅力のひとつ。

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はっきりと見えていた尾根にはガスがかかっています

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荒々しい北壁

遠くに日本海。
すぐ下には、大山寺の施設や家屋。

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眼下に大山寺の町、遠くに日本海

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大山町をアップ、大山情報館、郵便局、大山寺橋が見えています

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弓ヶ浜と島根半島遠望、手前に米子市街地

下山では五合目の少し上で、行者登山道分岐を右に曲がり、元谷に下ります。

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分岐を右に元谷へ

丸太の急階段が多く、要注意。
場所によっては、丸太の間隔が狭く、歩幅が合わず転げそう。
ブナの大木が際立ち、夏山登山道よりこちらの方が見応えのあるブナ林です。

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美しいブナ林が続く

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随所に案内板、丸太の急階段が何カ所も

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元谷に下る途中で見る景色

急勾配だった道が平坦になり、先が明るくなってくると、樹林帯を抜け出し河原へと出てきます。
石がごろごろする河原を、石につけられた矢印に沿って渡ります。
右手上には、荒々しい北壁。

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樹林帯を抜けて元谷の河原へ

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矢印に沿って河原を渡ります

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渡ったところで、河原と北壁を眺める

渡ってしばらくすすむと、大神山神社奥宮に向かう道標。
左へ下ります。
水の流れる音を聞きながら、自然林の中を歩きます。

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振り返って河原を振り返る。そばには大神山神社奥宮へ続く道標

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堰堤を流れ落ちる水

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登山をしなくても、大山寺から元谷までは歩ける遊歩道です

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行者登山道で見つけたソバナとオオカニコウモリ

道をふさぐように、倒木が横たわっていました。
人が寝ているように見えて面白く、シャッターを押してしまいました。

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右の写真はお尻のように見えます

広い境内の大神山神社奥宮へ出てきました。
ここが行者登山堂の入口。

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行者登山道入口

無事、登り下りできたことに感謝して、お参りをします。

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神社にお参りして参道を下ります
石畳の参道を下ると、大山寺の前。
あとは、舗装された参道を真っ直ぐ下れば、出発点の大山寺郵便局です。

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大神山神社奥宮の参道を振り返って撮す

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  大神山神社奥宮の鳥居と大山寺山門

所要時間4時間弱。
日本百名山だけあって登山道、道標等はよく整備され、道に迷うことはありません。
天候に恵まれ、印象に残る楽しい山歩きができました。


2015.09.14 / Top↑
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