和歌山県北部の紀美野町と有田川町にまたがる生石高原に行って来ました。
関西100名山の生石ヶ峰(標高870m)を主峰とする生石高原は、東西2kmに及ぶススキ野原と展望でよく知られています。
大十オレンジバス登山口停留所が発着点です。

行程
JR海南駅8:20ー(大十バス)ー9:00登山口(標高90m)9:02ー9:40小川八幡(標高110m)9:41ー10:10大観寺(標高320m)10:14ー10:19押上岩10:21ー10:29不動辻(シラカシの木)10:30ー10:42竜王水ー11:15山の家おいし11:36ー11:38笠石(標高810m)11:42ー11:51展望台12:06(昼食)ー12:20生石ヶ峰(標高870m)12:28ー旧札立峠ー13:06狼岩13;07ー桜の小径出合(標高250m)ー13:47小川八幡ー14:15登山口14:30ー(大十バス)ー15:04JR海南駅 歩行距離約15.4km


ルート

▶印をクリックするとルートをたどります


生石高原へのアプローチは、JR海南駅から地元の足になっている大十オレンジバスに乗車。
終点の登山口バス停から歩き始めます。

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JR海南駅、駅前から大十オレンジバスに乗車

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終点の登山口バス停を降りて、唐戸瀬橋を渡ります

バス停から東に歩いて行くと、右に貴志川にかかる唐戸瀬橋。
橋を渡り右折し、少しすすんだ左に、生石山ハイキングコースの矢印表示。
ここをUターンするように登っていきます。

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Uターンして登ると、民家の間の道

ほどよい登りの道です。
民家が遠ざかると、樹林の中の道へと変わり、薄暗い感じの道。
人も、車もほとんど通らず、これでいいのかな?と、ちょっと不安になってきます。
一つ峠を越すと、左手の視界が開け、また、集落が見えてきます。

庭に出ていた人を見つけて、「この道でいいですか?」と聞きました。
「脇道に入らず、まっすぐ行くといい」と教えてもらい、ホッとしました。
民家のある曲がり曲がり行く道は、間違えやすいので、要注意です。
川沿いの道になると、小川八幡の橋です。

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樹林から解放されると左手に田園風景。川沿いの道と変わり、左前方に橋が見えてきます

橋のたもとには、立派な公衆トイレ。
ここはT字路になっていて、橋を渡らず、右へ行けば名寄松の登山コースです。
左折して橋を渡ったところに、小川八幡のバス停があります。
登山口発小川八幡行きのバスは、11時47分発ですから、この時間帯では、歩くしかありません。
(登山口から小川八幡まで約3km)

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橋を渡り、バス停。すぐそばに、大きな生石高原登山道コース案内板が設置されています

ここからは、案内板や道標が要所毎に出ていて、迷うようなことはありません。

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小川八幡バス停から生石高原に向かう道

しばらく歩くと、左手に桜の小径へと入る登山道分岐。
この径は、下山時に通ることにして、真っ直ぐ舗装道を大観寺へと登っていきます。
道路脇には、シュウメイギクやダリアが咲いていて、彩り艶やか。

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  左、桜の小径分岐点、沿道のシュウメイギク

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ダリアの花が咲くずっと先には、生石高原の稜線

大観寺を経由するコースは、3つある登山路の最短距離で直登コースとなっています。
標示に沿い、広い舗装道をすすみます。

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分かりやすい標示

橋を渡ると、左に入ります。
傾斜を増し、道も山道に。

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橋を渡り、山道へ入ります

傾斜のきつい道を登っていくと、車道に出て、その先が大観寺です。

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山道から一旦出ると、大観寺

大観寺は、真言宗のお寺。
ここで、山歩きの安全を祈願します。

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大観寺本堂

境内に大きなイチョウの木。
一息入れて、登りますが、またしばらくは舗装道です。

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イチョウの木が一際映える境内

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左・鐘楼、歩き出して振り返って大観寺

和歌山は、みかんの産地。
でも、この辺りでは温州みかんは、ほとんど見かけません。
柿の木が多く植えられています。
ゆずがなっていました。
アジサイも名残の花

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ゆずとアジサイ

しばらく行くと、右に弘法大師の押上石。
弘法大師が修行僧時代、この山に登ったときに、通行の障害になるからと押し上げた石だそうです。
少し下りたところに巨大な岩がありました。
至る所で、弘法大師の逸話を知ります。

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岩には、そのときの手形の跡も残っているそうな…

押上石の横を通り過ぎると、舗装道からもお別れです。
シシウドやアザミの花が咲いています。

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シシウドとアザミ

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山道に入って登ると、また、車道。横切って、また山道へと入ります

柿がいっぱいなっています。
熟して、落ちているのもたくさん。
もったいなや。
もぎ取って食べたい気持ちにかられます。

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すぐ手に取ることができるところに柿

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柿の下を通り、竹林の道もあり

坂道は急登というほどではないものの、結構、傾斜はあります。
途中で、休憩している3人の人を追い越しました。
登りで、見かけた登山者は、この3人だけ。

登っていくと、樹齢350年と言われるシラカシの巨木。
幹の回りは3.5m、高さ28m。

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学術すいせん樹のシラカシの巨木

シラカシの木のところで、左に細い道を登っていきます。
林道との出合となり、ここが竜王水の水場。
左に木製の階段道を登ります。

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細い道を登り、竜王水の水場

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林道を横切り、階段道をすすみます

階段道がゴロゴロした石の道に変わり、傾斜がゆるやかになってくると、めざす高原が近くなってきます。

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ゴロゴロした道、前方が明るくなってきました

建物も見えてきます。
左に廃墟と化した国民宿舎「生石高原山荘」。
そこを過ぎて、丸太の階段を登れば、ススキの生石高原です。

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この花がたくさん咲いていました。建物が見えてくるとススキの高原近し

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廃業の国民宿舎、この階段の先が高原

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生石高原に着きました。左写真で屋根の見える建物は、山の家おいし

生石高原へは、車道が整備されていて、容易に車で登ることができ、下から汗して登る人は、少ないようです。
野上町役場の直営する「山の家おいし」では、車で来られたお客さんがたくさんいました。
「おいし」まで、登山口から歩いて約2時間15分でした。
眺めの良い食事処で、1杯550円のきつねうどんをいただきました。

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高原の駐車場、ススキの中の階段を上れば、山の家おいし

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おいしで、おいしいきつねうどんをいただきました。おすすめです

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おいしの店内

おいしでは、他にも地元産の農作物や加工品が売られています。
おいしから南に少し歩くと、笠石です。

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笠石
 
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笠石の展望

石英千枚岩で、祠が祀られています。
この上に登って見る景色は、360度の展望。
遮るもののない大展望です。

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笠石の祠、岩の上から西方向を見る、正面に無線中継所の塔

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南東方向の展望

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連なる山、山、山(右に人が立っているのは火上げ岩)

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火上げ岩の上から

笠石から最高地点の生石ヶ峰へと歩きます。
ススキの中の遊歩道は、歩き易く日差しも暖か。
風もゆるやかで、体感的にもちょうど良い感じ。

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遊歩道を東に、生石ヶ峰(右前方)へ向かってすすみます

途中にススキに囲まれた木製の展望台。
ここで、持ってきたおにぎりで昼食にしました。

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ススキ野原の展望台

食事を終えて小高くなった生石ヶ峰へ。

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途中で振り返って見る

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ススキ野原に隠れそうになる人

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日光を受けて輝くススキの穂
 
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右は、つりがねにんじん?

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この上りの先が生石ヶ峰

直前の急傾斜を登ると頂上です。
円形の広場では、何組かの人たちが、食事を摂りながら談笑されていました。

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生石ヶ峰(別名おいし山)の三角点、展望の良い頂上

ここからの展望もおすすめ。

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西側眺望

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南西の方向(右上に湯浅湾が見えています)

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南の方向、中央左奥に白馬山、中央右奥のぽこんと盛り上がった山は矢筈岳

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東側奥には大峰の山

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北側、中央左に竜門山

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北西方向、海南市内、紀伊水道がうっすらと見えています

下山は、生石ヶ峰から東に下ります。
真ん中にエノキの木がある分岐点。
左は山の家おいし、右は生石神社を経て下る道。
ここを曲がらず、直進してしまいました。
生石神社へ行く予定だったのに…。

直進する道は、雑木林になり、細くて分かりにくい道。
幹に付けられたテープを頼りに下ります。
ショートカットの道となっており、急坂の下りです。

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東に下り、エノキの分岐点

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雑木林の中、テープを頼りに下る。車道に出て標示通りに小川宮の方向へ

雑木林を抜けると杉の植林帯の道。
車道に出て、しばらく車道を下り、小川宮の標識を見て、山道に入ります。
林道に出たところ、右側30mに狼岩。

狼岩の伝説…。
「この岩の下で、狼が人間の乳飲み子を自分の乳を与えて育ててきた。
また、この岩が狼の形をしていたところからも狼岩といわれています」。

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杉林の中にある狼岩

歩き易い道と変わり、あとは標示に従い下るだけ。

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歩き易い道

樹林帯から出たところで、広がる棚田の風景。
日本の原風景と言われるような景色です。

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いい眺め

足早に下って行くと、桜の小径。
休憩小屋のある広場を過ぎ、集落が見えてくると、朝方に通った道に出てきます。

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桜の小径、桜も見てみたい、休憩所のある広場

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登りで通った道に出てきました

小川八幡の橋を渡り、右に折れ、行きで歩いた道を辿り、登山口バス停に着きました。
時計は、午後2時15分。
下りは、頂上から1時間45分。
車道は速歩だったこともあって、予定していた時間より早く下りました。

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もと来た道を登山口バス停へ。バスの発車時間まで15分、いい時間に着きました

爽やかな天候に恵まれました。
大十オレンジバスの運転者さんや、地元の人も丁寧に教えていただき、楽しく歩くことができました。

2015.10.15 / Top↑
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