鈴鹿山系の最高峰・御池岳に登ってきました。
今回は、毎日山の旅の主催で、参加者は21名(男性13名、女性8名)、ガイド2名。
御池岳は、関西100名山の一つで、山上台地には日本庭園のような自然園の展望が広がっています。

行程
毎日新聞ビルー(バス)ー鞍掛トンネル西口(標高490m)10:26ー10:50第一鉄塔ー10:55鞍掛峠(標高798m)ー11:01第二鉄塔11:09ー12:04鈴北岳(標高1182m)12:26ー池の平ー13:06御池岳(標高1247m)13:14ー13:22ボタンブチ13:30ー13:48御池岳13:51ー池の平ー14:26鈴北岳14:32ー15:24鞍掛峠ー15:44鞍掛トンネル西口ー(バス)ー大阪駅西口
距離9.6km


ルート

▶印をクリックするとルートをたどります

毎日新聞ビル前を、午前8時前に出発、登山口のある鞍掛トンネル西口に約2時間半で到着。
登山道入口にある駐車場には、すでに20台ほどの車が停められていました。
ストレッチの後、歩き開始です。

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滋賀と三重県にまたがる鞍掛トンネル、御池岳登山口

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鞍掛トンネル西口の駐車場、登山口は駐車場の奥

登山道に入ると、いきなり急登。
回りは杉の植林帯、杉の幹には薄紫色のテープが巻かれています。
これは、シカからの被害を防ぐためのもの。

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植林帯の中を登っていきます

ゆっくり歩いて20分余りで、第一の鉄塔に出てきます。
ここで、植林帯から解放され、道はゆるやかとなり、紅葉に染まった山を見ながらすすむことになります。

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第一鉄塔の下をくぐり、すすむ

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この辺りは紅葉が見頃

第一鉄塔からしばらく行くと、お地蔵さまが祀られている鍵掛峠。
鍵掛トンネル東口(三重県側)から登ってくる登山道と合流します。
鍵掛峠を右に曲がり、お地蔵さまの前を通って、すすみます。

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鍵掛峠とお地蔵さま

眺望がぐ〜んと開け、見通しがよくなってきます。
春霞のような空で、くっきり感はイマイチながら、この辺りは紅葉が見頃。

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山肌は紅葉に染まっています

さらに5分ほどで、第二の鉄塔。
この鉄塔は、県境に立っていて、関電と中部電力が分け合って使っています。
鉄塔のまわりは、きれいに整備されていて、良い休憩場所です。

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鉄塔付近は眺望もよく、絶好の休憩ポイント

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鉄塔付近から見る三重県側の眺め

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滋賀県側の眺め、琵琶湖、比良山系の山が見えています

鉄塔の下には、「未来に続く花畑」の看板。
御池岳から藤原岳に繋がる一帯は、花の山として知られ、かってはこの辺りも山野草の花が咲いていたようです。
今は、荒れて、かっての姿を取り戻そうと、自生植物の保護がなされていました。

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山野草保護の看板、ここを過ぎると急登

鉄塔を過ぎると、急登となり、高度を上げるに連れ、落葉の樹木が目立ってきます。
今年は、紅葉の時期が早いようです。

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初冬の風景です

右下には、バスで通ってきた国道306号線が見えています。

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蛇行する国道306号線

遮るもののない視界が広がり、とても歩き易い道。

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気持ちの良い山歩き、足取り軽やか

振り返ると、目の前に霊仙山、その右奥には伊吹山。
さらにその右奥に、白山。
もっと右に目をやると、御嶽山。
いい眺めです。

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中央左、霊仙山、右奥には伊吹山

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中央右寄り奥に白山

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木曽御嶽山

乗鞍岳や北アルプスも見えるという人もいましたが、どんなに目をこらして見ても、分かりませんでした。
高原状の山歩きですが、風はさほどなく、寒くも暑くもなく、体感的にはちょうどいい感じ。
こんな山歩きなら疲れません。

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柔らかい日差しの下をすすむ

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中央奥、白山

名のないピークを通り過ぎ、階段道を登り、すすむと360度の展望が広がる鈴北岳。

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なだらかな稜線歩きから急階段を登ると、鈴北岳

絶好の展望地です。
この眺めを見ながら昼食休憩。
雨や風があると、ここは吹きさらしとなり、最悪となるところですが、最高に近い天気です。

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鈴北岳から北側の眺め、霊仙山と伊吹山

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西側の眺め、右の山は鈴ヶ岳、奥に琵琶湖、比良山系の山

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北西側、左・鈴ヶ岳、琵琶湖右端に竹生島
 
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南側、眼下に広がる自然園

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東側の眺望、正面右に御池岳

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山頂に立つ標識、右の写真は登ってきた稜線を見る

鈴北岳から南に下ります。
広い日本庭園のような自然園。
一帯は、石灰岩で成り立ち、ドリーネと呼ばれる窪地、その窪地に水が溜まり池になっているところもあります。
その姿はまるで、自然をモチーフにして造られたかのような広大な庭園に見えます。

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手が入れられているように見える松、広大な自然園の中を行く

石灰岩の台地と言えば、山口県の秋吉台が真っ先に思い浮かびます。
羊がいてるかのような光景が、印象に残っています。

ここでもいたるところに、石灰岩が剥き出しとなり、いろんな形を造り出しています。

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石灰岩が作り出す自然の造形

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いたるところで見られます

池の平と呼ばれる広大な台地です。
ガスが発生すると、たちまち道が分からなくなってしまいます。
この一帯は、道迷いの遭難多発地域。
荒天時は要注意です。
道を東へとすすみます。

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標識は見落とさないように、ドリーネにできた小さな池

ところどころでドリーネや石灰岩の造形を見ながら、落葉した林の中へと入ります。
枯れた草花の中に、青々した苔を見ることができます。
その緑が映えて、とてもきれい。

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きれいな苔

ガイドさんが、鈴鹿一帯は、夏場だと山ヒルが多いと言っていました。

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落葉樹の中をすすむ

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右前方に御池岳

まわりは、ドリーネで造られた池が多く、御池岳の名前の由来にもなっています。
御池岳が近くになってくると、急坂となり、登り詰めると、頂上です。

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御池岳の登り

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樹木にはシカ除けネット

頂上は、石がゴツゴツとして、展望もイマイチ。
三角点を探しましたが、見えません。
鈴鹿の最高峰なのに…。

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御池岳山頂

御池岳を南に10分ほど下ると、展望の良いボタンブチ。

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御池岳からボタンブチへ

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 絶壁の上に立つボタンブチ、後方伊勢湾、帯状に見えるのは知多半島

ボタンブチの南側は深く切り落ち、覗き込むのが恐いほど。
紅葉の山肌が迫ってきます。

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ボタンブチと紅葉

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ボタンブチ、奥には御在所岳

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ボタンブチに立つ

ボタンブチの北東側一帯は、奥ノ平と呼ばれ、ここもスケールの大きな自然園。
ここを周回して御池岳へ戻ります。

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奥ノ平をすすむ

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雰囲気の良い周遊道

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分岐点を右にすすむと藤原岳、御池岳は左に戻る

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御池岳へ戻る道で、ボタンブチ方向(南側)を見る

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中央、ボタンブチ


下山は、ボタンブチからコグルミ谷を経由する予定でした。
台風禍の影響もあり、通行が困難なため、御池岳から登ってきた道をたどり、下山しました。
登るときに見えていた白山や御嶽山は、靄の中に隠れ、その姿は見えなくなっていました。

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御池岳から池の平へ下る道

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鈴北岳から下る道

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下山時の鞍掛峠

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第一鉄塔付近の景色(下山時)

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ケガもなく、無事下山

天候に恵まれた楽しい山歩きでした。
展望が良く広い台地状の山だけに、天候の良し悪しで大きく左右されます。
天候さえ良ければ、危険箇所は少なく、登りやすい山です。

残念ながら、紅葉は遅きの感がありました。
新緑の頃には、違った美しさを見せてくれる山だと感じました。
山ヒルは嫌ですが、新緑の美しさも見たくなるほどいい山です。

2015.11.01 / Top↑
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