明日は天候が大荒れ、桜は今日までという予報を聞いて、高取山へ行ってきました。
山頂には、高取城の城址があり、備中松山城(岡山県)、岩村城(岐阜県)と並んで、日本三大山城として知られています。

行程
近鉄壺阪山駅10:08ー(土佐街道)ー10:49砂防公園10:51ー10:58宗泉寺分岐ー11:19岩屋不動ー11:28飛鳥・栢野森分岐ー11:35国見櫓11:39ー11:49芋峠ー11:54山頂(昼食休憩・標高583.9m)12:34ー12:43芋峠ー13:09五百羅漢13:11ー13:32壺阪寺ー14:20近鉄壺阪山駅


ルート

(▶印をクリックするとルートをたどります)

橿原神宮前駅で乗換えて、壷阪山駅で下車。
平日ですが、電車はほぼ満員状態。
多くの人は、吉野がお目当てのよう。

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近鉄壺阪山駅が起点

駅を出て、東に国道を横切ると、古い町並みが残る土佐街道。
右折して、古い屋並みを両脇に眺めながら、ゆるやかな道を上ります。
曲がり角には、大きなおひな様と案山子。
先月末まで、この界隈では「ひなまつり」が開催されていて、まだ片付けられないで残っていました。

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超特大のおひな様

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満開の桜をバックに、案山子たちが日向ぼっこ

立ち並ぶ家の前には、趣向を凝らして季節の花が飾られ、それを見ながら歩くだけでも嬉しくなります。
まだ、ひな人形が飾られているところもいくつかありました。

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城下町の面影が残る土佐街道の家並み

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玄関脇、格子に飾られた花

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こんな光景を眺めながら歩くのは楽しい

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街道沿いの掲示板、お城のあった頃は、こんな家並みだったのでしょう

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カラフルできれいな案内板

白い漆喰の海鼠壁が特徴の建物は、江戸末期、高取藩の筆頭家老の屋敷であった植村家長屋門。
この家老屋敷を過ぎると、周りの景色は山村風景へと変わり、緩やかだった道も、勾配を増してきます。

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植村家長屋門を過ぎると、のどかな山村の風景

右手に水車小屋が見えてきます。
直ぐ先に、小さな橋があり、水車茶屋・燈仙花というお店の看板が立っていました。

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水車小屋と手作り作品のお店、燈仙花

さらに先にすすむと、桜のきれいな砂防公園です。

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砂防公園の桜

休憩所があり、地元の俳人・阿波野青畝(あわのせいほ)の句碑が建っています。
 満山の つぼみのままの 躑躅(つつじ)かな

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立派な休憩所、そばに句碑

道はここからさらに傾斜を増し、樹林帯の中へと入っていきます。
やがて宗泉寺への分岐。
宗泉寺は植村家の菩提寺で、右へ道が延びています。

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樹林帯に入り、すすむと宗泉寺への分岐点

舗装道はここで終わり、直進して山道を登っていきます。

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舗装道から山道に変わる

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史蹟・高取城趾の大きな石碑が見えてくる

七曲がりの標識を過ぎると、じぐざく道の急坂。
右に左に曲がりながら登っていきます。

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七曲がりの道

七曲がりを過ぎると、次は一升坂。
直登気味の急坂です。

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一升坂

ところどころで、桜の花びらが道を染めていました。
頭上に視線を向けても、桜を見ることはできません。

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無数に散った桜の花びら

岩屋不動への道標が立っています。
右の方向に120m。

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岩屋不動分岐、右の写真は岩屋不動側から登山道を見る、左手から登ってきて右へ

登山道をそれて、行ってみました。
石仏が三体並んで建っています。
百度石もあり、往時は願掛けの参拝者が多かったのかも知れません。

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岩屋不動と百度石

元の道へと戻り、階段のある山道を登っていきます。
やがて、ユーモラスな姿をした猿石との出合。
明日香村には何体か、このような猿石がありますが、高取城趾では、ここに一つだけ。
なぜか、一体だけ、ここへ運ばれたようです。

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飛鳥への分岐にある猿石

飛鳥・栢野森(かやのもり)への分岐で、左へ道が続いています。
直進してすすむと、国見櫓跡の分岐。
国見櫓跡は、眺めの良いところなので、右に曲がって寄り道して行ってみます。

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国見櫓跡への分岐

国見櫓跡から大和平野が一望。
大和三山、金剛、葛城、二上、生駒山まで見え、絶好の展望ポイント。

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国見櫓跡、中央右寄りに二上山、左に岩橋山、大和葛城山へ続く山並み
 
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左に二上山、中央右に畝傍山をはじめ大和三山、右手奥は生駒山

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眼下に見る高取、飛鳥の風景

元の道へ戻って、矢場門跡、松ノ門跡、宇陀門跡、千早門跡と過ぎ、芋峠です。
壺阪寺へと続く分岐点。
帰りは、この道を通ります。

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土佐街道と壺阪寺の分岐になる芋峠

この辺りまで来ると、頂上の本丸は近く、多少の階段はあるものの、道は平坦になります。
大手門跡、十三間多聞跡を過ぎると、休憩所のある二の丸広場。

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大手門跡

満開の桜が咲いていました。

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休憩所のある二の丸広場

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堂々とした石垣に満開の桜

いくつもの大きな石垣。
日本一の山城跡と言われるだけあって、風格のようなものを感じます。

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十五間多聞跡

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遠くに見える山と樹木、石垣が織りなす風景が美しい

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大規模なお城であったことを想像させる

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石垣の上から桜を愛でる

右に高取城趾の石柱、左に歌碑を見て、本丸跡へと足を延ばします。

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歌碑と高取城趾石柱

本丸へ上がる手前で、木彫りで作った高取城と、熊さんを見つけました。
うまくできています。

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木彫りのお城と熊

山頂周辺は、適度に木々が伐採され、城跡の整備がすすんでいるのを、うかがい知ることができます。
頂上になる本丸跡も広い広場です。
立派な山名盤がありました。
南は十津川方面、南東方向は大台ヶ原に大峰山、吉野山。
西は金剛、葛城です。

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山名盤と東側に見える高見山

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後方左に大台ヶ原、中央右は大峰山の方向

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吉野山、大峰山系の山々

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樹林の後方に金剛、大和葛城山

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本丸跡に設置されている案内板

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どこでお弁当を広げてもいい場所

山頂付近は、それほど桜は多くありません。
それでも花開いている桜を見ると、華やかで見応えがあります。
杉の木をはじめ大木に育った樹木も多く、落葉樹は新芽が吹き出しています。

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石垣に根を張る樹木

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もうひと月もすると、新緑でまぶしくなりそう

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新芽が光を受けて  

小さな花もいっぱい顔を出していました。
親しみのある見慣れた花ですが、名前は?と聞かれると、正確に答えることができません。

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本丸に上がったときは、ちょうどお昼時。
木株に腰掛けて、持ってきたおにぎりをいただきました。
他にもハイカーさんが十数名。

下りは、芋峠まで戻り、左折して壺阪寺へのルートをとりました。
ところどころに急坂はありますが、歩きやすい道です。
道標も、随所にあり、道迷いはありません。
一度車道へ出て、壺阪寺大淀古道を下ります。

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芋峠から壺坂寺へと下る、車道との出合

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樹林帯の壺阪寺大淀古道をすすむ
 
山道を下っていくと、岩に彫られた五百羅漢が見えてきます。
大きな岩に、たくさんの羅漢さん。
一礼して下ります。

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五百羅漢

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羅漢岩と登山道

赤い実のアオキを見つけました。
仏さまが彫られた石柱も立っています。

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アオキの実を見つけたのは、ここ一ヶ所だけ。古の石柱

右下に大きな建物の屋根が見えると、もうすぐ壺阪寺。

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壺阪寺の建物の先に葛城、二上山

車道へ出ると、後はひたすら下るだけ。

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車道との出合から振り返って見る

壺阪寺は真言宗のお寺で、西国三十三所観音霊場の第六番札所。
盲目の沢市とお里夫婦の物語、「壺坂霊験記」で知られています。
目に御利益があると言われ、多くの人がお参りします。

境内は一面、満開の桜で彩られていました。
山吹やシャガの花も、咲いて出迎えてくれました。

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桜満開の境内

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沿道で見つけた山吹とシャガの花

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壺阪寺から見る風景

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正面奥に生駒山

大きな観音さまを仰ぎ見て、階段を下りると、お寺の入口です。

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大きな観音さま、高取城趾ハイキング道の標識

入口のところでお参りして、車道を下ります。

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壺阪寺入り口
 
参道脇の木蓮と桜の花の競演も見事でした。

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花の競演


 車道を下る途中の分岐で、方向を右にとり、土佐街道に入って駅に戻りました。

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壺阪寺と土佐街道をつなぐ道

午後2時20分、いい時間に駅に到着。
タイミング良く23分発の電車に乗ることができました。


2016.04.06 / Top↑
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