山歩きの教室で、伊賀富士と呼ばれる尼ヶ岳と、雄岳と雌岳をもつ双耳峰・大洞山を歩きました。
この二つの山は、関西百名山になっていて、頂上からは目の前に曽爾の山、遠くに伊勢、台高山系、青山高原など、雄大な展望が広がっています。

行程
橿原神宮前駅8:00〜(バス)〜9:40下太郎生9:42ー10:08林道終点10:15ー11:06オオタワー11:45尼ヶ岳(標高958m・昼食)12:17ー12:50オオタワー13:09倉骨峠ー13:58雄岳(標高1013m)14:06ー14:23雌岳(標高985m)14:30ー15:02林道出合ー15:20三多気・真福院15:30ー15:46駐車場16:00〜(バス)〜橿原神宮前駅


ルート

(▶印をクリックするとルートをたどります)

登山口のある下太郎生までバスで移動。
登り口の角には、奥出集会所の建物があり、壁面には尼ヶ岳・大洞山登山口(倉骨林道)と掲げられています。

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下太郎生の集落にある登山口

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奥出集会所の建物、その左側から登る

舗装された緩斜面の道を登ります。
満開時期は過ぎたものの、まだ名残の桜が咲いています。

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桜の他にも、もくれんや椿の花も見頃、目指す尼ヶ岳は正面の山の後方

春の日差しが降り注ぎ、沿道では、光を享受して、花たちがお出迎え。

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石積みはわさび田の跡、右はわさびの花

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ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)の異名をもつキランソウ、万病に効く薬草として知られる

10分ほどすすむと、橋があり、橋を渡って、左に杉が林立する林道をすすみます。
林道終点まで来ると、舗装路は終わり、ここから山道に入ります。

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林道終点(右写真)まですすむ

小休憩して、杉植林の山道を登っていきます。
薄黄色の透き通った花が咲いていました。
クロモジの花です。
この木の枝は、高級楊枝の材料となります
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杉が植林された山道、登っていくとクロモジの花が咲いてました

木立が切れたところで、振り返って見ると、登り口で見えていた下太郎生の山が、コブのように見えています。

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登る途中で、振り返って見る山

杉木立の中に、田圃の跡や屋敷跡を見ながらすすむと、倉骨林道へ出て、また杉の山道へ。
林道は、オオタワへ着くまでに、あと2回横切ります。

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旧屋敷跡(左)、倉骨林道を横切る

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小さな渡渉箇所もある

ひたすら山道を登り、左前方が明るくなってくると、オオタワです。
オオタワは、美杉村と下太郎生を結ぶ峠。
左は尼ヶ岳、右は大洞山へ続く道です。
左折して、尼ヶ岳へ向かいます。

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もう少しでオオタワ、オオタワの道標

いい感じの自然林の中をすすみます。
2つのコブを越えると、急階段の道と変わり、植林帯の中へと入っていきます。

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オオタワから尼ヶ岳へ向かう、しばらく雰囲気のいい自然林

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自然林から急階段の道に

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長い階段道が続く

階段道から解放されると、頂上は間近。
青空に自然林の景色、それがススキの原に変わってくると頂上です。

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頂上はもうすぐ

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ススキが目立つ

広々とした頂上です。
東側は樹木があり、眺望は望めないものの、それ以外は見事な景色が広がっています。
小さな石仏さんが祀られていました。

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石仏さんと、三等三角点

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頂上のひろば

南東の方向には、古後山から日本ボソ、倶留尊山と続く室生火山群の山。
南にあとで向かう大洞山。
高見山もはっきり。
西から北の方向には名張、伊賀の町、青山高原の白い風車も見えています。

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左に大洞山、右に古後山、日本ボソ、倶留尊山、古後山の後方に高見山

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左奥、高見山、古後山、日本ボソ、倶留尊山

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伊賀の町と、後方に鈴鹿の山並み

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  右後方に青山高原

ベンチに腰掛けて、おにぎりの昼食。
このお天気、眺望を目にすると、なんでも美味しく感じられます。

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頂上にはベンチも置かれている

下山は、西に富士見峠へ向かう急階段を下ります。
直線状の長い階段です。

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急な下りの階段道

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途中で、階段道を振り返る

階段道脇には、白いタムシバの花が咲いていました。
富士見峠分岐まで下ると左折し、トラバースしてコタワに戻ります。

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コブシの花にそっくりなタムシバ、富士見峠分岐、ここを左折

分岐からしばらくは、水平道の歩きやすい道です。
この道は、コタワで登ってきた道と合流し、急坂をオオタワへ下ります。

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分岐からは歩きやすい道、コタワからオオタワに下る

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オオタワへの下り

オオタワへ戻り、登ってきた下太郎生の道を右にみやり、南に直進します。
階段のある一ノ峰、二ノ峰を越えると、倉骨峠の林道。
林道を横切り、杉の樹林帯の中をすすみます。

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階段道が随所に現れる

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倉骨峠、林道を横断

倉骨峠を過ぎて三ノ峰、四ノ峰と越えていきます。

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倉骨峠を過ぎると低いササ原、階段道を登り峰を越える

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木立の間に大洞山(雄岳)が見えてくる

四ノ峰を過ぎると、右側に林道が見えてきます。
尾根道へと変わり、傾斜が急に。

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右に林道、急勾配の尾根道に変わる

後方を振り返れば、先ほど休憩した尼ヶ岳の姿。

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尼ヶ岳が後方に、雄岳へ続く急勾配の道

急坂を乗りきると、雄岳はもうすぐ。
展望が開けてくると、頂上です。

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急坂から緩やかな道へと変わり、雄岳山頂に

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雄岳山頂

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山頂から歩いてきた道を振り返る、山頂の表示

後方は尼ヶ岳。
曽爾の山が、より間近に迫って見えます。
アセビの花も目立ちます。

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雄岳から見る尼ヶ岳、姿は伊賀富士の名に相応しい

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曽爾の山

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東側の展望

雄岳の展望を楽しみ、雌岳へ向かいます。

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大きなアセビの木、雌岳へ向かう
  
雄岳から雌岳へ向かう途中で、薄黄色く咲いた花をたくさん見かけました。
ダンコウバイ(檀香梅)と教えてもらいました。
秋には、強い香りの淡褐色の実がなります。

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ダンコウバイの花

下って登り返して、雌岳に到着。

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雌岳へ続く登り

ベンチや方位盤が置かれています。

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雌岳頂上

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山頂には立派な方位盤

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中央左よりに尖った山は局ヶ岳

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中央に高見山

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日本ボソ(左)と中央・倶留尊山

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南側、三峰山方向

景色を堪能して南へ下ります。
荒れ気味の杉林を過ぎると、急坂の下りとなり、これが車道出合(自然歩道分岐)まで続きます。

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南(三多気方面)へ下る、荒れた杉林

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急傾斜の下り

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間に休憩用のベンチもある、車道との出合

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車道出合、登山口を振り返る

出合を右に方向をとると、蔵王堂から中太郎生と続く道。
ここは左に折れ、少し下って、右へと入ります。

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車道を下り、右に三多気へと下る、角にある道標、近畿自然歩道 三多気の桜1.5kmの表示

近畿自然歩道を下って行きます。

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近畿自然歩道を三多気へと下る

桜の花が見えてきます。
落葉樹は新芽が吹き出し、明るい感じの自然歩道です。

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自然歩道を下る、愛らしいドウダンツツジの花

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桜もまだ見られます

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振り返って大洞山を見る

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白い花は?、小さなスミレ

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藤堂池付近の桜

まだ残る桜を愛でながら、下っていくと、真言宗の寺院・真福院に着きます。
立派なお堂があり、桜の花もきれい。
境内から、三多気の桜並木が見えています。

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木造の蔵王権現が安置されている真福院
 
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境内にある藤堂池吐水口の一部、右の石には石仏が彫られています

真福院の参道、境内は三多気の桜として、日本さくら100選にもなっています。
見事な枝垂れ桜もありました。

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後方に写る桜と三多気の集落をバックにしてショット

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参道脇の桜と水の張られた田圃の風景がマッチして美しい

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散り果ての枝垂れ桜

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枝垂れ桜の下で

大きなケヤキ、杉の大木もあり、巨木ファンだと訪れてみたくなりそうなところ。

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左にケヤキ、その右に二本の杉の巨木、右の写真は真福院入口

参道脇には、ニリンソウが顔を出していました。
参道の桜を楽しみながら、バスの待つ駐車場に着きました。

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参道脇に咲くニリンソウ、参道から振り返って見る大洞山

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参道脇に咲く桜

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駐車場付近の桜

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麓から大洞山を見る(左は三多気の駐車場から、右は道の駅・伊勢本街道御杖から)

天候に恵まれ、楽しく山歩きができました。
随所に道標があり、分かりやすく危険箇所もない歩きやすい道です。
季節の違う時期に、また、登ってみたくなる山の一つです。


2016.04.12 / Top↑
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