山歩きの教室で鈴鹿の御池岳へ行ってきました。
御池岳は、三重県いなべ市と滋賀県東近江市に位置し、鈴鹿の最高峰。
山頂一帯は、広々とした台地が開け、景観が素晴らしいことで知られています。
前回登ったのは、昨年の秋。今回は新緑の季節とあって、期待していたのですが、頂上付近はガスが覆い、肝心の展望が見られませんでした。
それでも、ガスに霞んだ自然が織りなす景観は、それはそれで魅力があるものでした。

行程
天理駅7:50〜(バス)〜10:50鞍掛トンネル東口10:57ー11:23鞍掛峠ー11:28鉄塔11:32ー12:31鈴北岳(標高1182m・昼食休憩)12:50ー13:41御池岳(標高1182m)13:57ー14:45天ケ平(6合目・標高944m)14:49ー15:11長命水ー15:52コグルミ谷登山口16:00〜(バス)〜18:20天理駅
距離約7km、所用時間5時間03分(休憩時間含む)、参加者23名、スタッフ2名


ルート

(▶印をクリックすると、ルートをたどります)

国道306号線鞍掛峠東口(三重県側)から山に入ります。
滋賀県側は、法面崩壊のため、通行禁止になっていて、車ではトンネル西口の登山口から入ることができません。

1605oike1 1605oike2
鞍掛トンネルは通行止、アクセスは三重県側から

トンネル手前に、鞍掛道入口の標識があり、ここから歩き開始。

1605oike3
みんな揃ってさぁ出発

1605oike4 1605oike5
入口を入ったところでオオカメノキに似た花を見つけました

登山口から入ると少し下り、その後、急な坂道となります。
この急坂が鞍掛峠まで続きます。

1605oike6 1605oike7
ここから急坂が続く

滑りやすいところもあり、ゆっくりと。
鞍掛峠はトンネル西口から登ってくる登山道との合流点。
ここから尾根道の登りとなります。
1605oike9 1605oike10
滑り注意、鞍掛峠が見えてきた

鞍掛峠には、石仏が祀られています。
お参りして、登っていきます。

1605oike11 1605oike12
鞍掛峠の石仏さま

鞍掛峠を過ぎると、急坂はなく、歩きやすい傾斜の道です。
下では、晴れ間も見えていましたが、登るにつれ、ガスが覆い視界が霞みます。

1605oike13
ツツジの咲く尾根道

1605oike14
尾根道から三重県側を見る、この時点ではなんとか見えてます

風が小枝を揺すぶっています。
歩きを止めると、ちょっと寒さを感じるほど。
やがて、きれいに整備されている鉄塔の下に。
風を避け、風下になる三重県側の窪みで小休憩。
ところが、落葉の下から、出ました。ヤマビル。
休憩を切り上げ、慌てて、先へとすすみます。

1605oike15 1605oike16
鉄塔から滋賀県側を見る、ヤマビルのため逃げ出すように再出発

新緑の道を登っていきます。
ガスってる景色も、幻想的でいいものですが、やはり、眺望のきくところでは、ガスが晴れて欲しいのがホンネ。

1605oike18 1605oike17
緑は生き生き、この辺りのツツジは蕾

1605oike19
ガスの中をゆく

樹林帯を抜けても、なんにも見えません。
天気が良ければ、うしろに霊仙や伊吹が見えるのですが…。
今日はダメです。

1605oike20
樹林帯を抜け出て、眺めがよくなってくるところですが…残念

1605oike21
もやもやのなか

階段道となると、鈴北岳はもうすぐです。

1605oike22
階段道を登る

1605oike24
階段道から見る

広い台地状の鈴北岳に着きました。
360度の眺望がきくところなのに、なんにも見えません。

1605oike25 1605oike27
鈴北岳、回りをガスが覆い、期待した眺望はなし

ここでは、風は不思議と強くありません。
ガスってる景色の中で、昼食休憩。
眼下に見えるはずの日本庭園や、これから行く御池岳もなにも見えず。
なんとか、食事中に少しでも晴れてくれないかなと、期待しましたが、ダメでした。

1605oike28
わずかに霞む日本庭園、これが一番見えたとき

食事を済ませて、御池岳へと向かいます。

1605oike29 1605oike30
鈴北岳から御池岳へ、日本庭園を通っていく

1605oike31
適度な起伏の歩きやすい道をすすむ

1605oike32
広い日本庭園を見ながらすすむ

1605oike33
石灰岩が剥き出しのカルスト台地

1605oike34
木枝が緑に染まると、また、違った魅力がありそう

1605oike35
トリカブトが多い

いたるところでドリーネと呼ばれる窪地を見ます。
石灰岩の地面が溶食されてできたもの。
それが変化に富んだ地形を形作っています。
御池岳の由来は、このドリーネでできた小さな窪地(池)が、たくさんあることから、付けられた名前だそうです。

1605oike36
窪地の横をすすむ

1605oike38
ドリーネでできた真ノ池

日本庭園を過ぎ、樹林帯へ入ると、御池岳への登り道となります。
苔むした岩、群生するバイケイソウ。
いい雰囲気です。

1605oike39
苔むす岩、バイケイソウ、自然の織りなす景観が美しい

1605oike42
樹木、草、苔むした岩が醸し出すハーモニー

1605oike43
御池岳への登り、濃い緑はバイケイソウ
        
1605oike45
新緑のカエデとバイケイソウ

樹木の幹にはシカ除けのネットが張られています。
こんなにたくさんあるバイケイソウなのに、毒がありシカも食べません。
急坂を登ると、御池岳山頂です。

1605oike46 1605oike47
幹にシカ除けネット、御池岳到着

1605oike48
ゴツゴツした岩や石が転がる御池岳山頂

鈴北岳とは対照的な山頂です。
ゴツゴツした石の間から、ニリンソウや名前の知らない草花。
この環境下で、ひっそりと健気に咲いています。

1605oike50
わずかな土の隙間から顔を出すニリンソウ

1605oike51
アップのニリンソウ

1605oike53
名前をしらない花

1605oike54
これは、コケ、それとも草花?

下山は、真の谷、コグルミ谷へと下ります。
めずらしいキノコが生えていて、カメラにおさめました。

1605oike55 1605oike56
色鮮やかなキノコ

急坂ですべりやすい道が続きます。
靴底に粘着質の土が、べったりとくっ付き、歩きにくいこと。
靴も重くなり、立ち止まって、土を落とします。

1605oike57
真の谷を下る、急坂で滑りやすい

1605oike58
この道もバイケイソウが目立つ

1605oike59
一面、バイケイソウ、まるで大峰の山を歩いているみたい

1605oike61
御池岳、鈴北岳分岐から振り返って見る

滑りやすい道ですが、いい雰囲気の道が続きます。

1605oike62
コケに覆われる岩

1605oike63
8合目付近を下る

1605oike64
8合目から7合目へ下る途中

7合目の標識を過ぎたところで、シロヤシオが咲いていました。
6合目の地点が、天ケ平(カタクリ峠)です。
コグルミ谷に下る分岐点になっています。
ここで小休憩。

1605oike65 1605oike66
7合目と6合目の間で見つけたシロヤシオ、天ケ平にある標識

1605oike67
天ケ平(6合目)で小休憩

ここからコグルミ谷の下りです。
イワカガミの花を一つだけ見つけました。
急坂が続きます。

1605oike68 1605oike69
イワカガミが一つ、急坂を下る

1605oike70
慎重に下ります

谷は荒れ気味、倒木や崩壊箇所を何度か見ました。
昨年秋は、崩壊のため、この道は通行禁止でした。
湧き水の長命水のポイントを過ぎ、足元に注意しながら、下って行きます。
殺風景な山肌に、花を見つけると、嬉しいですね。

1605oike71 1605oike72
長命水と可憐な花

1605oike73 1605oike74
花にも癒されて下ります、右はオドリコソウ

1605oike80
崩壊の疵痕が残る谷

1605oike75
ワイルド感たっぷりのコグルミ谷

1605oike81
登ったルートより下山道(コグルミ谷道)の方が山歩きとしては面白い

車道が見えてくると、コグルミ谷登山口です。

1605oike76
車道(国道)が見えてきた

1605oike77 1605oike78
バスの待つコグルミ谷登山口、すぐ先に堰堤が見えている

見どころの一つ、ボタンブチには寄りませんでした。
この天候でしたから、行っても絶景の景観は見られなかったと思います。
休憩を入れて、約5時間の山歩きでした。

2016.05.17 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://megusun.blog59.fc2.com/tb.php/2579-6847ab66