丹波篠山・多紀アルプスで知られる御嶽と小金ヶ嶽へ登ってきました。
公共交通機関のアクセスが悪いため、今回はマイカー利用です。
多紀アルプスは、篠山盆地の北方に連なる標高600〜800mの連峰で、主峰の御嶽(みたけ・793m)を中心に、東に小金ヶ嶽(726m)、西に西ヶ嶽(727m)の3峰が風格ある山容を誇っています。
特に、御嶽、小金ヶ嶽の間は、起伏のある岩尾根が待ち構え、スリルと展望を味わうことができます。

1606mitake83
火打岩駐車場付近から見る御嶽(三岳)

行程
自宅8:10〜(車)〜10:15火打岩駐車場10:28ー10:34登山口ー11:08鳥居堂跡11:09ー11:25大岳寺跡11:26ー11:54御嶽山頂(標高793m・昼食休憩)12:17ー12:45大たわ広場12:50ー13:38小金ヶ嶽(標高725m)13:48ー14:55福泉寺跡ー15:29登山口ー15:43火打岩駐車場 距離約10.1km、所要時間5時間15分(休憩時間含む)

ルート

(▶印をクリックすると、ルートをたどります)

篠山ICを出て、火打岩(ひうちわん)の駐車場をめざします。
途中、道路脇に多紀連山登山道の道標。
火打岩の乗合タクシー乗り場、登山口を通り越した集落の奥に、広い駐車場があります。
先着の車が2台止まっていました。

公共交通機関は、日本交通篠山営業所午前7時発の火打岩行きの乗合タクシー(料金500円)があるのですが、日帰り利用だとかなり厳しい時間帯です。

1606mitake1 1606mitake81
道路分岐点に立つ道標、乗合タクシー乗り場

駐車場から下って、登山口へと歩きます。
この道は、県道301号線で、反対に上っていくと、大たわ広場(駐車場)に行くことができます。
最短距離で登ることができるのですが、やはり登山口から苦労して登るのが一番です。

1606mitake84 1606mitake3
駐車場、入口のチェインを開閉して利用します。沿道は卯の花が花盛り

駐車場から5分ほど歩くと、登山口です。
県道を西に少し入った民家の間から、登山道が続いています。

1606mitake82
県道下手から登山口を見ています。この写真では左(西)に入ります。ずっと奥に御嶽が見える

1606mitake4 1606mitake5
この民家の間から登る、道をすすむと獣除けのフェンス、いよいよ山道

フェンスを開けて入ると、杉の植林帯。
結構、急な階段が長く続いています。

1606mitake6
急で長い階段

いきなり階段で、かなり堪えます。
階段がなくなり、まわりが雑木林になってくると、支尾根に入り、道がゆるやかなになってきます。

1606mitake7 1606mitake8
尾根が近づいてくると歩き易くなる

やがて、御嶽へ続く尾根道となり、しばらくは気持のよい道歩きです。

1606mitake9
御嶽へ続く尾根道

名残のツツジが咲いています。
左手には、多紀の山並みが見えてきます。

1606mitake12 1606mitake13
尾根道の左に見える山並み

1606mitake14
新緑の映えるいい道

鳥居堂跡を左に見て、登っていくと、クリンソウ群生地の分岐にやってきます。
左へ下ると、群生地ですが、花期はもう終わっているので、立ち寄らず直進して、御嶽をめざします。

1606mitake15
鳥居堂跡

1606mitake17 1606mitake18
クリンソウ群生地分岐、ここは直進。ロープの張られている左手下の方に群生地

平たくなった分岐点にやってきます。
水のみ場と書かれた古い木札が付けられていますが、水場らしきものは見あたらず、分かりませんでした。

1606mitake19 1606mitake20
水のみ場の木札のある分岐点

ここを左へ登っていきます。
この辺りから、傾斜が増してきます。
ほどなくして大岳寺跡(みたけじあと)。
御嶽の南側直下にあり、かっては修験道場の本山新金峰山大伽藍大岳寺があったところ。
礎石が残っているようですが、その面影は今はありません。

1606mitake21
大岳寺跡

ここを過ぎると、岩が目立つ道と変わり、さらに急勾配に。
岩場をよじ登るようなところも出てきます。

1606mitake22 1606mitake23
傾斜が増し、岩が目立つようになる

きつくなってきますが、眺望が開け、しんどさをかき消してくれます。

1606mitake24
西側の眺望、右に見えているのは、西ヶ嶽?

1606mitake25
東南方向の眺望

1606mitake26 1606mitake28
岩場にツツジ、岩の道が続く

東の方向には、峰伝いに小金ヶ嶽が見えています。
その後方にも山があって、なかなかの見応え。

1606mitake29
小金ヶ嶽(右)を見る

1606mitake30
集落も見える

岩場を過ぎると、杉林へと変わり、傾斜がゆるやかになってくると、休憩小屋が見えてきます。
ここまで来ると、頂上はもうすぐ。

1606mitake32 1606mitake33
杉林の道に変わり、休憩小屋

休憩小屋から少し上がったところが御嶽の頂上です。
多紀連山の主峰で、頂上は2つの峰からなり、西側が最高峰で、一等三角点があります。
東側には、石室があり、役行者が祀られています。
 
1606mitake35
御嶽の頂上にやってきた、左手にすすむと最高峰、右に石室がある

最高峰には、方位盤があり、大きなアンテナが立っています。
一組のご夫婦の方が、方位盤に腰掛けて休憩中でした。
山へ入って、初めて、人に出会いました。

1606mitake36
御嶽最高峰、方位盤の横に一等三角点がある

1606mitake37 1606mitake38
地面に設置された方位盤と一等三角点

眺望はここより、石室のある東側がいい眺めです。
ツツジがきれいで、その下で、おにぎりの昼食にしました。

1606mitake40
石室のある東峰

160602mitake2
石室の中には、役行者さん

1606mitake41
こちらの方が広いスペースで展望がよい

1606mitake42
東峰から西峰を見る、アンテナが見える

1606mitake43
東峰から見る眺め

1606mitake44
北側の眺め、残念ながら山座同定ができません

眺望を楽しんでお腹を満たしたところで、小金ヶ嶽へ向かいます。
一旦、大たわへと下り、そこから登りです。

御嶽からの下りは、しばらくは新緑の歩きやすい道ですが、それも長くは続きません。
岩場の急坂があり、その後は長い急階段です。

1606mitake49
新緑の道の先には、急坂が待ち受ける、エゴノキのトンネルを抜ける

1606mitake51 1606mitake53
岩場の下り、鎖も設置されている

1606mitake55
急で長い階段

ほぼ直線的な階段で、慎重に足を運びます。
木立の間から、小金ヶ嶽の頂きが見えています。

1606mitake56
めざす小金ヶ嶽が見えている

階段道を過ぎると、ひろばと駐車場のある大たわです。
4,5台の車が止まっていました。
ここまで車で来て、登る人が多いようです。

御嶽山頂で出会ったご夫婦さんは、ここで県道を下りられました。
火打岩の駐車場に止められていた車は、このご夫婦さんかも知れないと思いました。

1606mitake57 1606mitake58
ノイバラの花に癒され、大たわのひろばに下りてきた

1606mitake60
大たわ駐車場から御嶽を見る

1606mitake59 1606mitake61
ひろばにある霊峰の石碑と、多紀連山県立自然公園の石標

県道を横切り、杉の木立の道に入ります。
 入口近くに、石仏が祀られていて、安全祈願し登り開始。
まわりは、フォレストアドベンチャー。
自然のフィールドで、大がかりな遊具を使った冒険遊びができます。

1606mitake62 1606mitake63
小金ヶ嶽登山口、近くにある石仏

1606mitake64 1606mitake65
フォレストアドベンチャーに設置された大がかりな遊具、しばらく、この中をすすむ

フォレストアドベンチャーを過ぎると、次第に傾斜が増し、階段道へと入ります。

1606mitake66 1606mitake67
よく踏まれた道、道標も分かりやすい

1606mitake68 1606mitake69
またまた長くて急な階段道、そこを過ぎると岩場の道
 
急階段をクリアすると、岩場に変わり、急峻なところが随所に現れます。
視界が開け、小金ヶ嶽が間近に迫ってきます。

1606mitake70
小金ヶ嶽が大きく見えるようになってきた

鎖場や切り落ちたところもあり、岩の間や、岩の上を通り、また、岩を巻きながら、確実に歩をすすめます。

1606mitake71
急峻な岩場の登り

1606mitake72
めざす小金ヶ嶽は間近、岩場を慎重にすすむ

1606mitake73
鎖が設置されているが、岩や木をつかみながら登ることができる

1606mitake74
ここには赤いツツジ。余裕をもってすすむ

振り返って見ると、先ほど登った御嶽が堂々と聳えています。

1606mitake75
岩峰の奥に御嶽が聳える

1606mitake76
アルプス気分が味わえる岩場歩き

小金ヶ嶽へ続く縦走路で、何人かのハイカーさんと出会いました。
みな、小金ヶ嶽から下ってくる人たちです。

1606mitake77
小金ヶ嶽が近づくに連れ、御嶽がどんどん離れていく

1606mitake78
こんな岩の間も通る

岩場を過ぎると、雑木林の登りとなり、急坂を登り切ると、小金ヶ嶽の頂上です。
南側は、樹木が邪魔して眺望が遮られていますが、北側を中心にパノラマ状に景色が広がっています。
頂上には、だれ一人としていなく、この眺望を独り占めしていました。

1606mitake79 1606mitake91
急な雑木林を抜けると、頂上

立派な山名盤が設置されていて、それと照らし合わせながら、山座同定を試みるのですが、確実に同定というところまでいきません。

1606mitake80
立派な山名盤(方位盤)がある頂上、南側から北側方向を見る

頂上は、そこそこの広さ。
その昔、蔵王堂があったと言われています。

1606mitake85
北側から南側を見る、左方向に下ると福泉寺跡

1606mitakeyama2
北側に広がるパノラマの景色(画像をクリックすると拡大します)

1606mitake89
北側の眺望

1606mitake92
東側の眺望

1606mitake90
西側の眺望

大たわから小金ヶ嶽を往復する人が多いようですが、同じ道を辿るのは面白味に欠けます。
福泉寺跡を経由する山道を下ります。
こちらも急峻な岩場が待ち構えています。

1606mitake113 1606mitake93
福泉寺跡へと下る、急坂が続く

1606mitake94
小金ヶ嶽から福泉寺跡へと下る岩場で御嶽を見る

1606mitake116
西南方向を見る

1606mitake95 1606mitake96
岩場のないところでも急坂、こちらも危ない箇所には鎖が設置されている

岩場を過ぎて、尾根道伝いにすすむところを、どこでどう間違えたのか谷筋の方へ下りてしまいました。
テープはないものの、踏み跡らしきものがついています。
かなり下ってからGPSで見ると、明らかにコースを外れています。
登山道らしきところに出て、テープを辿ると、鍔市(つばいち)ダムの方へ下りていました。

このルートでも下れるのですが、明らかに大回り。
もう一度、間違ったところへ戻りました。
間違った上に、登り坂。
かなり堪えます。

ようやく道筋を見つけて、辿りついたところは、小金ヶ嶽と福泉寺跡の間にある鞍部でした。
そばの道標には、小金ヶ嶽から0.7m。
たったの700m、なのに、かなりの時間をここでロスしてしまいました。
これも教訓、余分にトレーニングしたと思うことにします。

1606mitake97 1606mitake98
谷筋に迷い込み、鍔市ダムの道標を見て、引き返す

1606mitake99
小金ヶ嶽と福泉寺跡の間にある鞍部、写真の奥の方(反対側)から登ってきた

鞍部から福泉寺跡は、直ぐです。
福泉寺は、大岳寺の開創から数十年後に建てられ、その奥の院にあった宝塔には、大日如来坐像以下4体の像を安置していたと伝えられています。(篠山市観光案内より)

コースタイムでは、小金ヶ嶽から福泉寺跡まで20分。
それが、1時間以上も費やしていました。

1606mitake100
福泉寺跡

福泉寺跡を過ぎると、谷筋の道へと変わり、何度も渡渉を繰り返します。
こちらの谷筋にもクリンソウの自生地があり、保護を呼びかける看板が立っていました。

1606mitake101 1606mitake102
渡渉を繰り返し下る、クリンソウ自生地に立つ看板

クリンソウの花は、終わっていました。
まわりを見ると、代わりに青々としたマツカゼソウが覆っていました。

1606mitake103
クリンソウの花は、すっかり散って、そばにマツカゼソウ

小金ヶ嶽からの下りでは、誰にも会いませんでした。
荒れたところもあり、こちらはマイナーな道のようです。

1606mitake104 1606mitake105
沢沿いの道は、やや荒れている

樹林から抜け出ると、左に堰堤が見え、獣除けのフェンスを出ると、登山口です。

1606mitake106
樹林を抜け出た

1606mitake108 1606mitake109
獣除けのフェンスを出て、左に囲炉裏料理「いわや」さんの駐車場

1606mitake110 1606mitake114
小金ヶ嶽登山口

登山口からは、舗装された道路を歩き、駐車場へと戻ります。

1606mitake111
火打岩の集落を見て、駐車場へと戻る、正面に御嶽

1606mitake112
 火打岩乗合タクシー乗り場にある多紀アルプス案内版

道を間違えて、コースタイムを大幅に超えてしまいました。
この周遊コースは、歩き応えのある変化に富んだ道と眺望が抜群で、山歩きの醍醐味を楽しませてくれました。
800mにも満たない山ですが、魅力溢れる山です。

2016.06.02 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://megusun.blog59.fc2.com/tb.php/2595-4a02f3bc