青空の広がる上々の天気。
信州・八島湿原から車山を往復するコースを歩いてきました。
八島湿原から霧ヶ峰、車山周辺は、日本百名山を著した深田久弥が「遊ぶ山」と称したところ。
歩いて見て、その一端を実感する山歩きでした。

行程
八島ビジターセンター駐車場(標高1646m)9:05ー(八島湿原)ー9:33旧御射山史跡(ヒュッテみさやま・標高1616m)ー9:37旧御射山神社ー9:52沢渡(標高1660m)ー10:21車山肩(標高1801m)ー11:06車山山頂(標高1925m・休憩)11:35ー12:11車山肩ー12:47沢渡ー13:00ヒュッテみさやまー13:17奥霧小屋ー(八島湿原)ー13:47八島ビジターセンター駐車場 距離約11.5km 所要時間 約4時間41分(休憩時間含む)


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  沢渡に掲示された案内図

ルート

(▶印をクリックするとルートをたどります)

昨夜の雨は、朝には止み、良いお天気になりました。
絶好の山歩き日和です。

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ホテルの部屋から蓼科山を望む、右・白樺湖、早朝風景(午前4時半)

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時間が経って部屋から見る白樺湖

7時から始まるバイキングの食事を慌ただしく済ませて、ホテルをチェックアウト。
ビーナスラインを通って、八島湿原入口のある八島ビジターセンターへ向かいます。
八ヶ岳連峰や南アルプス、中央アルプスの景観がすばらしく、途中で車を止めて、しばらく眺めていました。

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左に蓼科山、右(南)へ八ヶ岳連峰が連なる(画像クリックで拡大)、右端に富士山

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南アルプスから中央アルプスの山、右端に御嶽山(画像クリックで拡大)

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南アルプスの眺めズームアップ

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南アルプスから中央アルプス(富士見台からの眺め)

早めに出たお陰で、難なく駐車場に車を止めることができました。
遅くなると、駐車場に入ることができません。

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八島ビジターセンター(右写真建物)駐車場

お手洗いを済ませ、ここから八島湿原へ入っていきます。
入ったところにすぐに、「あざみの歌」の歌碑があります。
あざみの歌は、横井弘作詞・八洲秀章作曲で、横井弘さんが、八島湿原に来た時に作ったものだそうです。

山には山の 愁(うれ)いあり
海には海の 悲しみや
ましてこころの 花ぞのに
咲しあざみの 花ならば

高嶺(たかね)の百合の それよりも
秘めたる夢を ひとすじに
くれない燃ゆる その姿
あざみに深き わが想い

いとしき花よ 汝(な)はあざみ
こころの花よ 汝はあざみ
さだめの径(みち)は はてなくも
香れよせめて わが胸に

アレッ、あざみの花がたくさん咲いていたのに、撮ってないとは…。

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入口にあるルート案内図と、「あざみの歌」歌碑

目の前には八島湿原が広がり、その後方にはなだらかな車山が見えています。

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直ぐにこの景色、八島湿原その後方には車山、左に蓼科山も頭を覗かせている

いきなりたくさんの花が出迎えてくれました。
湿原の中は、花の天国です。

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ハクサンフウロ、イブキトラノオ

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ヤナギラン、キンバイソウ

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ツリガネニンジン、エゾカワラナデシコ

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アカバナシモツケ、ヨツバヒヨドリ

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ノハナショウブ、キバナノヤマオダマキ

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カラマツソウ、オミナエシ

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ウスユキソウ、マツムシソウ

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オオバギボウシ、ホソバノアキノキリンソウ

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シシウドの花と湿原

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八島ヶ池に広がる湿原

広々として開放的な景色。
なだらかな山とグランデーションがかかったかのような緑。
空気がカラッとして、きれい。
歩きやすい木道をすすみます。

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八島ヶ池を囲むように木道が通っている

日差しは強いのですが、木陰に入るとひんやりと涼しく感じます。
この辺りで、標高1600m。

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カラマツソウの咲く遊歩道

ゆっくりと歩いて30分、ヒュッテの建物がある旧御射山史跡のところにやってきました。
ベンチやテーブル、公衆トイレもあります。
木製の古い案内板が立てられていました。

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ヒュッテみさやま

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御射山史跡の案内板

平安時代から鎌倉・室町と経て元禄時代まで続いた諏訪大社下社の狩猟神事が行われた祭祀遺跡だそうでです

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近くにある道標と案内図

ここから少し登ったところには、旧御射山神社。
寄り道して行ってみました。
小さな祠がありました。

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細い地道を登っていく

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随所に道標があり分かりやすい道、旧御射山神社

広い林道のような道に出て、右にそのまますすむと、樹林の中の沢沿いの道となり、車山肩への登り口(沢渡)です。

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林道のような道を沢渡へ向かう

沢渡まで車で来る人もいて、数台の車が停まっていました。

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沢渡で地図を確認、車山肩の表示を見て階段を登る

ここから傾斜がきつくなり、登山道らしくなってきます。
階段を登り、沢に沿ってすすむと、樹林帯から解放されて、太陽が降り注ぐ登山道へと変わります。

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樹林帯から出ると、細い登山道

登山道に沿って両脇にロープが張られています。
雨が降ると、滑りやすそうな道です。
登っていくと、ドームのある車山稜線の左下に、蓼科山が見えてきます。
まわりの山々もよく見える。

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左、蓼科山、右の稜線の上には山頂のドームも見える

急な傾斜を登り切ると、車山肩です。

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車山肩

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登ってきた登山道を振り返る

車山肩には、車で来ることもできます。
この直ぐ下に、ビーナスラインが通っていて、駐車場からサンダル履きで歩いてきている人を何人も見かけました。
この辺りは、ニッコウキスゲが一面を覆っています。
近くにいたガイドさんが、花の盛りは、今は終わり頃で、もうすぐ見納めと話していました。

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ニッコウキスゲと蓼科山、車山

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一面、ニッコウキスゲで圧巻

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遠くに見えるのは、槍ヶ岳?、ビーナスラインが通っている

車山肩の北東には、霧ヶ峰湿原が広がっています。
そちらの方へはすすまず、車山山頂をめざしました。

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ここは駐車場に近く、軽装の観光客が目立つ

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霧ヶ峰湿原植物群落の案内板

車山肩から山頂まで意外に時間がかかります。
目の前にドームは見えていますが、蛇行しながら登っていくため、距離を踏むことになります。

きつい傾斜ではありませんが、石混じりのガレキのような道で、歩きにくい道です。

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ドームが近づき、もうすぐ登頂

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蓼科山が右に

頂上は多くの人。
リフトを使い、楽に登り山の景観を楽しむことができます。
でも、自分の足で登ってくると、感動もひとしお。

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観光客、登山者でにぎわう山頂、ドームは観測用レーダーのもの

ビーナスラインで見えていた富士山は、雲に隠れ、もう見えなくなっていました。
北アルプスも、雲が覆っています。
それでも、この景観は、ずっとみていたくなります。
足元には、ウスユキソウがたくさん咲いていました。

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前方、八ヶ岳連峰

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遠くに南アルプスの山

山頂には,二等三角点や車山神社があります。
お参りするために、長い列ができていました。

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二等三角点と車山神社

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左・車山神社、右に蓼科山

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蓼科山、右下に白樺湖

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山頂から見る八ヶ岳連峰(画像クリックで拡大)

山頂で20分ほど休憩して、下ります。
ヒュッテのところまでは、同じ道を辿ります。

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山頂から下る

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遠く、眼下に諏訪湖が見える

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ゆるやかでやさしい稜線

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山や木々の緑、シシウドと雲の白、青空のコントラストが美しい

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左奥に美ヶ原

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美ヶ原をズームアップ

景色を存分に楽しみながら下りました。

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時間があれば、他のルートも歩いてみたくなります

ヒュッテみさやまからは、往路を戻らず、方向を北にとり、湿原の周回コースを入ります。

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ヒュッテが見えてきた、ここからは周回コースにすすみます

林道のような道をすすむと、キャンプ場があった奥霧小屋に着きます。
ここから、木道に入ります。

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奥霧小屋分岐、ここから湿原の中を通る木道

湿原の風景と、山野草に癒やされながら、駐車場に戻ってきました。

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水に映る姿が美しい

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雰囲気のいい木道

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ドームが小さく遠くに

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移動するたびに微妙に変化する景色

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秋になると、どんな景色になるのでしょう

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何度もシャッターを押してしまいます

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駐車場からここまで歩いて2〜3分

駐車場に戻ったのは、午後2時に近い時間でした。
それでも、駐車場には、空きを待つ車が並んでいました。
湿原の周回だけだと、2時間もあれば回れます。
歩きやすい木道で、アップダウンはほとんどなく、誰でもこの景観を楽しむことができるのは魅力です。


2016.07.18 / Top↑
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