一日、フリーの時間がとれることになって、安土へ行ってきました。
安土は、近江の歴史と文化の発祥の地と言われるところ。
ぶらり歩きのつもりでしたが、安土城趾から繖山(きぬがさやま)へ足を延ばしたこともあり、山歩きのようになってしまいました。
繖山は標高433mと、低山ながら、眼下に湖東平野や近江富士、琵琶湖が広がり、好展望の山です。
登りも下りも階段道で、辟易しましたが、汗にまみれながらも、楽しむことができました。

行程
JR安土駅10:25ー10:56安土城趾12:07ー12;20文芸の郷(昼食)13:08ー13:41桑実寺(くわのみでら)本堂13:45ー14:31繖山山頂(標高433m)14:33ー14:58茶色の鉄塔ー15:08文芸の里ー15:50JR安土駅 歩行距離約12km 所要時間(休憩時間含む)5時間25分


ルート

(▶印をクリックすると、ルートをたどります)

改札口を出ると、向かいにレンタサイクルの店。
元気なおじさんの呼び込みの声が、聞こえてきます。
横でその説明をちょっとばかり聞いて、案内地図をもらって歩き始めます。

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JR安土駅、安土城天主…の道標に沿ってすすむ

駅から安土城天主 信長の館の道標に沿い、すすみます。
駅前の民家を抜けると、田圃の中に真っ直ぐな道。
てくてく歩いていると、左前方に、安土城趾の看板が見えてきます。
その看板めざして、歩きます。

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遠くからでも見える安土城趾の看板と、安土城趾入口

県道を渡り、城址へ。

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よく整備された公園になっている

広い駐車場があるも、この時期は観光客は少なく、車もそれほど多くありません。
公衆トイレの建物や、城趾入城受付所の建物は、新しくきれいでした。
受付で700円を支払い、入城します。

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まだ、新しい公衆トイレと受付の建物

入ると同時に長い石段です。
登り石段405段の看板、その横には杖が置かれていました。
結構段差のある石段で、昔のお侍さんは、鎧を着て、ここを登っていたのかと思うと、体力無しでは勤まりません。
各所の案内には、写真や図入りの立派な説明盤が置かれています。

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長い階段が続く、立派な案内盤(右は前田利家邸跡)

石段のところどころに、石仏が埋め込まれています。
築城の際に、大手道の石材に使われたもの。

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分かりにくいですが、石段に石仏が埋め込まれている

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黒金門跡

黒金門跡を過ぎたところには、仏足石。
これも、築城の石材として集められもの。

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仏足石

信長公本廟、本丸跡を見て、石段を登ったところが天主跡。

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信長公本廟と、本丸跡

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この石段の上が天主跡

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天主跡

天主跡から湖東平野の眺めが一望。
涼しい風が吹き、石に腰掛け一服。
1人、2人と観光客がやってきます。

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天主跡からの眺め(画像クリックで拡大)

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琵琶湖の向こうには比良山系

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遠くの山は霞んでます

天主跡から三重塔、二王門へと歩きます。

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三重塔、二王門へ向かう、摠見寺本堂跡

摠見寺(そうけんじ)本堂跡から見る西の湖の眺めは、絶景です。
西の湖は琵琶湖八景にもなっている名勝地。
水郷巡りが有名です。
随分前に、舟に乗って巡った記憶がよみがえります。

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本堂跡から見る西の湖

本堂跡の向かいには、三重塔。
パンフには、室町時代の創建とあります。

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重文の三重塔

石段を下って行くと、二王門。
これも古いもので、元亀2年(1571年)建立の建物。

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両脇に重文の金剛力士像が構える二王門、これも重文


城趾から文芸の郷へ。
駅前でもらった案内パンフの中に、繖山 観音正寺のものがあって、文芸の郷から登れるようになっています。
JR線のガード下をくぐり、田圃の道を、のんびりと。
その先に、瀟洒できれいな建物が並んでいます。
ここが文芸の郷

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文芸の郷、後方は繖山、中央左は安土城考古博物館

古い建物も移築され、さながら文化公園のようです。

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旧柳原学校校舎(他にさきがけて洋風の校舎がとりいれられた)

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藁葺きの民家、文芸の郷レストランで食べた戦国焼き定食(1050円)

信長の館もありましたが、中へは入らず、レストランで昼食にしました。
国産豚100%使用の戦国焼き定食。
近江牛を使った定食もメニューにはありましたが、こちらは土、日限定。
広いレストランでしたが、お客さんはたった3人。

食事の後、繖山へ向かいます。
桑実寺のルートで登ることにしました。

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桑実寺参道に続く道

文芸の郷の前の舗装道を南に向かい、左に折れると桑実寺への案内が見えてきます。
すすむと古い石の道標、参拝用の杖も用意されています。

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道脇の道標、民家を外れると長い石段

民家の間を通る坂道を登っていくと、石段となり、桑実寺の境内へと入っていきます。
急な石段が長く続き、その途中に山門。
山門脇には、石に彫られた地蔵菩薩が祀られていました。

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山門と地増菩薩(南北朝時代のもの)

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山門をくぐり、登りの階段から見る眼下の風景

登り口から20分ほどで本堂です。
ここで入山料300円を払い、本堂に安置されている薬師如来像にお参り。
繖山へは、本堂の右から続く石段を登ります。

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南北朝時代建立で、入母屋造り檜皮葺きの本堂(重文)

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本堂の右から石段を登る

ここも階段道が長く続き、嫌になってきます。
丁石が建てられ、参道であることを伺わせます。

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登り一辺倒の階段道、道脇に丁石(六丁)

七丁石を過ぎて、しばらくすすむと、階段道から解放されて道もゆるやかになってきます。

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七丁石付近、ここを過ぎると歩きやすい山道に

十丁石のあるところは、平坦になっています。
ここは、観音寺城趾で、かっては壮大な山城が築かれていました。

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石垣が、かっての栄華を残す観音寺城趾、石垣のところに十丁石がある

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観音寺城趾の案内板

ここから観音正寺に向かう道は下りとなります。
歩きやすい道をすすむと、左に繖山三角点への道標。

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城趾から観音正寺への道を辿る

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三角点分岐、直進してすすむと観音正寺

観音正寺まで、ここから200m弱の距離でしたが、左折して三角点への道をとりました。
後になってから、寄っておけば、と後悔しました。

分岐から山頂まで400m。
急登の階段を登ると、登り下りの階段道と変わり、何度かそれを繰り返して山頂です。

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階段道の登り下りの繰り返し、道標に沿い、三角点へ

山頂について、天候がにわかに怪しくなってきました。
遠くに近江富士が見えています。
三角点を確認して、近江風土記の丘への道を下ります。

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山頂から見る景色、中央に近江富士(三上山)

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さほど広くない山頂、山頂へはいくつかのルートがあり、道標もある

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二等三角点、近江風土記の丘への下り道

こちらも急坂の階段道。
眼下の視界が広がり、開放的な気分で下ります。

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階段道の途中から見る景色(画像クリックで拡大)

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怪しい空模様に変わってきた

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西の湖の眺め

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視線を右に向けた景色

ずっと階段道です。
膝にきます。

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振り返って見る繖山、ほとんど丸太の階段道

下りている途中で、雨が降り出しました。
それほど酷くなく、樹木にも助けられ、さほど濡れることもありません。
シャツは汗でベトベトで、濡れても一緒ですが…。

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道脇に見る巨石、安土城趾方向を見る

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すでに稲刈りが終わったところも見える湖東平野

途中に桑実寺への分岐に出合ますが、そのまま直進して下り。
西国札所の寺院の名前が入った石仏を横に見て下ると、右に茶色の鉄塔が見えてきます。

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桑実寺分岐(反対方向から見る)、第26番 法華山 一乗寺の石仏

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鉄塔付近から文芸の郷を見る

鉄塔のところが分岐になっていて、ここを左折して文芸の郷へと下ります。
竹藪の道に入り、下って行くと、文芸の郷です。

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鉄塔を右に見て左に下る、竹藪の道

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文芸の郷・登山口

登山口のところには、小さな石仏がいくつも並んでいました。
文芸の郷の敷地を横切り、駅へと歩きます。

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登山口近くにある石仏、安土駅到着午後4時50分でした

文芸の郷から駅への道は、ショートカットして、田圃の畦道を通りましたが、これがかえって大回りするハメに。
水路に阻まれて行き止まり。
結局、もとの道に戻って歩くことになってしまいました。
冒頭のルート図を見れば、迷走ぶりが分かります。
こんなドジは、いつものことですが…。

歩いた距離は、約12km、累計高度は約750m。
結構歩きました。
ズボンのお尻まで、汗が染みて、ベトベトでした。


2016.09.06 / Top↑
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