奈良山岳自然ガイド協会さんと、内炭登山ガイド企画さんが主催する池木屋山ツァーに参加しました。
池木屋山は、台高山脈の奥に位置し、台高の秘峰とも言われ、関西百名山の中でも、最難関の部類に入る山です。
登山口は、三重県側の宮ノ谷から登るルートがよく知られていますが、このルートは何度も滑落死亡事故や遭難事故が起こっており、今回は奈良県川上村からスタート。


行程
橿原神宮前駅7:00〜(車)〜8:50川上村林道9:01ー11:33千里峰(昼食休憩)11:53ー12:08奥ノ平峰ー12:17霧降山12:19ー12:48地塘(小屋池)ー12:57池木屋山(標高1396m)13:12ー13:44霧降山13:48ー13:66奥ノ平峰13:59ー15:54川上村林道〜(車)〜橿原神宮前駅 距離約11.8km 累計高度約1100m、参加者13名+ガイド2名、所要時間6時間53分(休憩時間含む)


橿原神宮前駅から車は国道169号線を経由し、大迫ダムで左折、北股川に沿う林道を山深く入って行きます。
奥にすすむに従い、やっと車が1台通れるほどの細い道、しかも悪路となり、切り落ちた箇所も。
乗せてもらっているのに、ヒヤヒヤの連続。
そんな思いをしながら駐車地点に到着しました。

川に沿ってゆるやかな林道をすすみます。
駐車地点もそうでしたが、山ヒルが多く、要注意です。
身支度を調える準備のときから、いきなりやられました。

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林道の駐車スペースはわずか、水源かん養保安林の立て看板

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北股川に沿う林道をすすむ

林道から右手に、池木屋山へ続く稜線が見えてきます。
ガスが架かっていて、稜線がぼやけています。

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林道から見る稜線

荒れてガレ場のようなところや、一部崩落したような箇所もあります。

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一部、崩落しており、荒れたところがある林道

林道は40分ほどで終点となり、右に川を渡ります。
ここから本格的な登山道で、急坂となります。

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渡渉して、急坂を登る

一旦、シダの生い茂る平坦な道になりますが、ここを過ぎると、また、急坂が続く樹林帯へと入っていきます。

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シダの茂る中をすすむ

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樹林帯へと入っていく、急登の道になる

この急登は台高山脈の尾根道まで続き、かなりの忍耐を強いられます。

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急登の途中で小休憩して、また登る

急坂は滑りやすいところがあり、しかも斜面状に斜めになっている箇所も、バランスを崩しそうになります。
急坂を乗り切ると、ようやく、台高山脈の縦走路に出ます。

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道は険しいが自然林のいい眺め

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尾根道が近づいてくると、樹林の間にめざす池木屋山が見えてくる

台高の尾根道(縦走路)に入り、左にすすむと千里峰と言われるところがあり、ここで昼食休憩。

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歩きやすいいい道になってきた

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台高山脈の尾根道に入る

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ここで昼食休憩

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千里峰付近から尾根道を見る

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ブナが目を引く

池木屋山へと続く台高山脈の尾根道はブナやヒメシャラ、シロヤシオなどの樹木が目を引き、また尾根道から見る山並みの景色は圧巻です。

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尾根道をすすむ、ブナやヒメシャラが美しい

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遠くに見えていた池木屋山が、だんだん近くになってきた

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尾根道からの眺め、中央奥右寄りの高い山は迷岳、この山もいつか登ってみたい

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次々に変化のある景色が飛び込んでくる

短い登り下りをしながら奥ノ平峰に。

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奥ノ平峰

さらにすすむと霧降山。

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シロヤシオの木が目立ってくる

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霧降山

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霧降山からの景観

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ガスがかかっているのが残念ですが、これもきれい

良い眺めが続きます。
前方に池木屋山を見て、すすみます。

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池木屋山を見てすすむ

雰囲気のよい樹林帯をすすんでいくと、池木屋山手前にある小屋地(地塘)に着きます。

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もう少し後なら紅葉がさぞかしきれい

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登り下りの繰り返し

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小屋池とバックに池木屋山

地塘まで来ると、めざす池木屋山はもうすぐ。
ひと登りして山頂です。

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小屋池から山頂へ

樹林に囲まれる山頂は、展望はもう一つ。
しかし、静かで落ち着いた山の雰囲気の味わいがあります。

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池木屋山の山頂

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三角点と頂上にあるちょっと変形したブナの木

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いくつも付けられている木札

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頂上では明るい日差し

下山は、登ってきた同じ道を辿ります。
この頃には天候が回復して、遠くの山も一段と見えるようになりました。

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同じ道を下る、下山時撮影

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ちょっと分かりにくいですが、左端・明神岳、右に目をやると桧塚奥峰、桧塚が見える

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縦走路を戻る

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中央千石山(奥の迷峰)、左奥は薊岳、右奥は明神岳、水無山

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北股林道に下る分岐、左に方向をとる

北股林道に下る分岐を過ぎると、急坂の下り。
喘ぎながら登りましたが、今度は息は上がらないものの、滑らないように神経を使いながらの下りです。

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当然のことながら急下りの連続

渡渉を終えると、あとは林道を下るだけ。

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渡渉すると林道に戻る

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林道の下り、下山時は台高の稜線はガスがとれていました

三重県側のような危険箇所は少ないとは言え、ハードな山歩きでした。
北股林道から台高の縦走路へ入るまでは、道標、テープ類は一切なく、道迷いの危険大です。
ハードで我慢を強いられる山歩きでしたが、空はなんとか持ち堪え、自分の足で登らなければ見られない山の景観を楽しませてくれた山でした。


2016.10.01 / Top↑
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