内炭登山ガイド企画さんのツァーで、福井県と岐阜県の県境にまたがる能郷白山(のうごうはくさん)へ行ってきました。
日本百名山の著者・深田久弥は、百名山を選ぶ際、荒島岳と能郷白山を比べて、どちらを選ぶか最後まで迷ったという逸話のある山です。
この山は、後に深田クラブにより、日本二百名山に選定されています。
それだけに、登って見ると、なかなかに魅力溢れる山でした。

行程
近鉄高の原駅7:10ー11:20温見峠登山口(福井・岐阜県境、標高1020m)11:30ー12:56境界見出標ー13:30能郷白山山頂(標高1617m)13:33ー13:37能郷白山権現社(昼食休憩)14:05ー14:09能郷白山山頂ー14:37境界見出標)14:43ー15:47温見峠登山口15:55ー20:05近鉄高の原駅 距離約5km、所要時間4時間17分(休憩時間含む)参加数25名+ガイド3名


ルート

(▶印をクリックするとルートをたどります)


北陸自動車道福井ICを降りて、国道157号線を東に岐阜県境の登山口のある温見(ぬくみ)峠へ着いたのは、11時20分。
途中、多賀と北鯖江のSAで小休憩したものの、高の原を出て4時間10分。
登山口までのアプローチが長いです。
しかも、157号線は山の中に入っていくと、道幅はマイクロバスがやっと通れるほどの狭さ。
国道と言うより林道のような道でした。

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岐阜県側から見る温見峠、登山口は左。この辺りだけ道幅が広く路肩駐車

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福井県側から岐阜県側を見る、マイクロバスとワゴン車の2台で分乗

登山口になる狭い階段を登っていきます。
登山口で標高約1000m。
短い階段の先は、美しいブナ林の森が続いています。

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階段を登ると、すぐにブナ林に入る

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ブナ林が続く登山道

しばらくは、ほどほどの傾斜ですが、登るに連れ、急登となっていきます。
途中に金属製の筒のようなものが吊り下げられていました。
その下に付いている棒で叩くと、高い音がなります。
熊除け用のものだと聞きました。
確かに、熊が出てきてもおかしくない感じです。

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だんだんと傾斜がきつくなる、ぶら下げられている金属の筒

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急登の道が続く

登山口から1kmで、約400mの高度差。
この間の登りが一番、きついところです。

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急登の途中にある距離表示

入口から500mほど登ると、距離表示の表示板があり、この辺りから眼下の眺望が良くなってきます。

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距離表示板がある付近から見る景色、傾斜のきついところにはロープも張られている

傾斜はきついですが、眼下に広がる景色を見ると、元気が出ます。
ナナカマドの赤い実が目を引きます。

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山の連なりをバックにナナカマド

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後方に雄大な白山

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山頂まで1240m、2/4、ここまで半分の距離です

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急傾斜のほどが分かります

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左、荒島岳、右奥に白山

急登を乗りきると、ササ原が目立つようになり、休憩場所に適した平坦な場所があります。
ここで小休憩です。

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ササが刈り取られたところで小休憩

ここからは、きつい登りもなく、稜線上の山歩きとなります。
紅葉の見頃はもう少し後、全山染まるときれいでしょうね。

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色づき始めた樹木

右に境界見出標(丙250)を見てすすみます。
この辺りも、小休憩にはいい場所です。

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境界見出標

見出標の近くに、ラミネート加工されたコース案内図が、吊り下げられていました。
地図やガイドブックには1492mピークが載っているのですが、それが分かりませんでした。
案内図では、見出標の近くになっています。

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コース案内図

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コース案内図を見て、すすむ

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登山道はササが刈り取られ、歩きやすい

ちょっと霞んではいますが、飽きのこないいい眺めが続きます。

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整備された稜線の道

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何層にも続く山並み

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なだらかな稜線

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頂上はもうすぐ

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ササとナナカマドの共演

低木帯のなだらかな道をすすみます。
枝木に付けられたプレートを見たり、周囲の眺めを見ながら、ちょっと余裕の歩きです。

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岐阜県側、尾根道が削り取られたように切り落ちている

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温見断層の溝?、説明文(この溝は温見断層の破砕帯の溝と思われる)

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臥龍のダケカンバ、大雪のため上へ成長できず、はうように広がってます

頂上まで400mのプレートを過ぎました。
道幅広く歩きやすい道。
ピラミッド型に見える山が見えています。

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頂上まで残り4分の1の距離、足取りが軽い

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リンドウが多く見られました、右の赤い実は?

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頂上に続く稜線上の道

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特徴的な形の山

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山座同定できませんが、いい眺め

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ダケカンバの赤い実と黄葉のコントラスト

楽しみながら歩いているうちに、一等三角点のある頂上に着きました。
あっけなく頂上に着いてしまったという感じです。
ササが刈り取られ、小さな広場のようになっています。

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一等三角点のある山頂

目の先には、権現社のお社が見えています。
展望はそちらの方が良く、記念撮影だけしてお社へ向かいます。

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権現社のあるピーク

三角点のあるところから一旦下り、登り返すと5分ほどで権現社です。

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写真では遠くに見えますが、三角点から5分ほどでお社

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左手(岐阜県側)の眺望

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お社のあるピーク、眺めは抜群

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ピークから周囲を眺める

四方に広がる山々を見ながら、昼食休憩です。
穏やかで涼しい風が、気持ちいい。

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西側の眺望、中央右寄りの鋭鋒は蕎麦粒(そむぎ)山、

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南側の眺望(画像をクリックすると拡大します)

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東側の眺望、中央左奥には御嶽山が見える

下りは、登ってきた同じ道を辿ります。
デジカメのシャッターに直ぐ手がいってしまいます。

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正面奥に白山

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同じ道を下る

石を落とさないよう、転倒しないよう気を付けて下りました。

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下りはより慎重に

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下りもハード

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ブナ林を出ると登山口

みな、誰一人ケガをすることなく無事、下山。
帰りも4時間余りかかり、今日の行程の3分の2は車の中でした。

ワゴン車の運転をしてくれた若い山岳ガイドさんは、大淀町在住の人。
早朝から車を運転し、山では参加者をアシスト。
乗せてもらっている者は、長い道中をいねむりしていても構いませんが、ガイドさんは往復一人でハンドルを握り、大変です。
感謝、感謝です。

関西からだとアクセスが不便な山ですが、登山口から短時間で、登ることができ、変化に富んだ登山道、見事な景観は魅力大です。
好天気であれば、さらに感動が増したことでしょう。

2016.10.04 / Top↑
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