山歩きの教室で、高野山町石道を歩いてきました。
今回は、矢立から大門、弁天岳へ登り、高野山壇上伽藍へ至るコースです。
不安定な天候ながら、雨に遭うことはなく、紅葉に染まる高野山の景色を堪能することができました。

行程
近鉄橿原神宮前駅8:00〜(バス)〜9:40矢立9:48ー11:52大門(昼食休憩)12:30ー12:50弁天岳(標高985m)12:56ー13:16大門ー13:24壇上伽藍13:35〜(バス)〜15:50橿原神宮前駅 距離8.6km 所要時間3時間36分(休憩時間含む)


ルート

(▶印をクリックすると、ルートをたどります)


矢立でバスを降り、シャッターの閉まっている矢立茶屋さんの前で準備を整えて出発。
お茶屋さんの左横から登っていきます。
角に立てられている道標には、大門まで5.8km。

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矢立茶屋さんの左手から登る

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矢立から大門まで5.8km、ほんの少しだけ民家が並ぶ

振り返ると、山の斜面に取り付くように、きれいな紅葉。

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緑があると紅葉が一段と引き立つ

五十町坂を登っていくと、最初に出会うのが袈裟掛け石。
弘法大師が袈裟を掛けたと言われる石です。

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袈裟掛け石(別名・くぐり石)、この石の下をくぐると長生きするとも言われている

さらにすすむと、押上石。
弘法大師の母親が、結界を乗り越え入山しようとした際、激しい雷雨が襲い、大師がこの大岩を押し上げて、母親をかくまったとされる。
弘法大師は、スーパーマンのような人で、想像もできないような超人です。

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押上石

道はゆるやかなになり、黄葉の混じる樹林の中をすすみます。

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町石と、ところどころに黄葉が混じる

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ゆるやかで歩きやすい道

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町石が見守る

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殺風景な樹林帯も、黄葉があると、見栄えがする

やがて、車道に出合います。
横断したところは、小さな広場のようになっていて、ここで小休憩です。

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車道との出合、歩いて来た道を振り返って見る(右写真)

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ちょっとひと休み

一息入れて、少しばかり急な道をすすむと、展望台です。
ガスっていて、見えません。
歩き始めたときは、青空も覗いていたのですが、視界が悪くなってきています。

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天気があやしくなってきた

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休憩所のある展望所

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展望所にある案内板、晴れるとこのように見えるはずなのですが…

展望所を過ぎてすすむと、道は車道を見て、また、樹林の中へと入っていきます。
鏡石が、左の山斜面に現れます。
この石に向かって真言を唱えると、心願成就するとのいわれのある大きな石です。

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車道を左に見てすすむと、鏡石、斜めに平たくなっている

杉林の中をすすむと、木橋を渡ります。
その後、この木橋を何度か渡ることになります。

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杉林を行く

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まだ、ガスったまま

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木橋を渡る

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落葉が道を彩る

ゆるやかだった道が、勾配を増してくると、大門が近くになってきます。
車道を行き交う車の音も、聞こえるようになります。

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急坂になると、大門は近い

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車の音が聞こえてくる

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登り切れば大門

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丸太の階段を登り車道に出る

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車道に出たところで振り返る

急坂を登り切ると、が目の前に朱色の堂々とした大門。車道を渡り、正面から大門を眺めます。
スケールの大きさに圧倒されそう。

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重要文化財の大門、高さ25.8mの大楼門で、高野山の西入口にあたる

両脇には、で〜んと控える二王様。
通路の向こうは、見事な紅葉。

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左右に、阿形像と吽形像

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柱の向こうに染まる紅葉

大門までの町石道は、黄葉が中心でした。
ここへ登ってくると、紅葉が主役で、いくつもの色彩が重なる景観は、真言密教の聖地を、より際立たせています。
錦秋の高野山。
見飽きることのない美しさです。
ここへきて、明るい日も差してきました。

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東側から見る大門

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大門の東に立つ町石(六町)

風もなく、おだやかで満ち足りた気分です。
大門の前で、昼食を摂りました。

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大門に見守られて昼食休憩

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燃えるような紅葉

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カラフルな落ち葉が、地面を染める

昼食後、弁天岳へ向かいます。
大門の西手前、北側に朱色の鳥居があり、ここから登っていきます。

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弁天岳登り口

弁天岳、女人堂へと続く道。
途中からガスが出てきて、また、空模様があやしくなってきました。

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登り口の道標、登山道は参道

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ゆっくり歩きたい道

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紅葉の絨毯を敷いたよう

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作為のない美

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こちらは黄葉

傾斜が増し,登っていくと、お社のある弁天岳です。

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弁天岳の手前は、傾斜が急になる

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 途中にある道標と、石仏さま

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登る途中で見る根本大塔、手前は高野山高校

弁天岳は樹林に囲まれ、眺望はありません。
訪れる人もなく、ひっそりとしています。

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頂上にお社が祀られている

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お社正面、直進すると女人堂

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三角点がある頂上

女人堂へは向かわず、ここで引き返し大門へ戻り、壇上伽藍へと足を運びます。

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弁天岳から引き返し、大門に戻る。光が差して美しい

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大門から壇上伽藍へ

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空の青、樹木の緑、黄色、紅色、見事な色のハーモニー

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見上げて「ワ〜、きれい」息を呑む美しさ

お店の並ぶ車道を歩いていくと、壇上伽藍に着く直前に、一番石の町石を見ることができます。

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車道を歩く

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車道の北側に町石1番石がある

壇上伽藍は、奥の院とともに、高野山二大聖地の一つ。
総本堂の「金堂」や、多宝塔「根本大塔」が立ち並ぶ大伽藍群です。
今回は、ここが歩きのフィニッシュ地点。

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壇上伽藍到着、正面に金堂、礼拝して門をくぐります

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高野山のシンボル、根本大塔、高さは48.5m

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壇上伽藍境内、右の建物は金堂

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しっとりとした趣のある光景
 
時間の関係で、金剛峯寺までは行くことができませんでした。
壇上伽藍の回りを、急いで歩き、紅葉の風景を目に染みこませ、バスに乗り込みました。
バスから見る帰り道の景色も、素晴らしかったことは、言うまでもありません。

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どこを切り取っても美しい

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紅葉と根本大塔

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手前に東塔、奥に根本大塔

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金剛峯寺に通じる遊歩道の紅葉

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縦位置で撮ってみる

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紅葉と町石

紅葉が一番きれいな時期に、高野山へ行くことができ、とてもラッキーでした。
前回、ここへ来たのは昨年の5月。
そのときは新緑。
季節が変わると、別の姿が見られて、その印象も変わります。
それが、山の魅力で、また行ってみたくなるのです。



高野山町石道の記録

・高野山町石道Part1(慈尊院から矢立まで)2016.6.28
高野山町石道(南海九度山駅から金剛峯寺まで)2015.5.31


2016.11.15 / Top↑
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