巨岩、奇岩、石仏あり、滝あり、変化に富んだ稜線歩きが魅力いっぱいの金勝(こんぜ)アルプスに行ってきました。
今回は、駐車場トイレ棟に置かれていた金勝山ハイキングマップ(栗東市役所ホームページからダウンロード可能)が、とても役に立ちました。

行程
上桐生駐車場(登山口)10:06ー10:31落ヶ滝ー10:57北峰縦走路出合ー11:22鶏冠山(標高491m)11:24ー12:11天狗岩(標高509m・昼食休憩)12:31ー12:49白石峰(標高570m)ー13:03竜王山(標高605m)13:06ー13:17白石峰ー13:37狛坂磨崖仏(標高487m)ー13:50南谷林道出合ー14:16逆さ観音14:18ー14:25オランダ堰堤ー14:26上桐生駐車場 歩行距離約10.8km、所要時間(休憩含む)4時間20分

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   近江湖南アルプス自然休養林管理運営協議会作成の金勝山ハイキングマップ
   (画像クリックで拡大します)

ルート

(▶印をクリックすると、ルートをたどります)

上桐生バス停を少し先にすすむと、広い駐車場があります。
有料の駐車場(乗用車500円)ですが、閑散期は無料となっていて、今は丁度、その時期です。
到着したときには、すでに数台の車が止まっていました。
トイレもあり、用を済ませて、駐車場奥の登山口から歩き始めます。

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上桐生・有料駐車場、広い駐車場でトイレもある

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駐車場から続く登山口

舗装された北谷林道をすすみます。
5分も経たないうちに、落ヶ滝へ1500m 30分の道標。
ここを右に入り、落ヶ滝に向かいます。
道はゆるやかで、歩きやすい道です。

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北谷林道をすすむ、落ヶ滝分岐を右に

右に池を見て、すすむと、沢沿いの道となり、小さな渡渉箇所も出てきます。

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右手には池、この辺りは紅葉が少し残っている

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シダが茂る、渡渉箇所に出合う

自然林の続く雰囲気の良い道をすすみます。

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里山を歩いている雰囲気

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沢に沿って歩く

人気のある山だけに、案内板、道標類、それにテープが随所にあり、道に迷うことはありません。

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立派な木製の案内板(たまみずきの道)

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分岐点、要所に道標

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分かりやすい案内図

急な岩場もあり、岩にしっかり足をかけ、登ります。

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この岩場を登る

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落ヶ滝への分岐

結構、分岐の多い道ですが、道標と分かりやすいハイキング地図があり、確かめながらすすむことができます。
落ヶ滝の分岐から5分もかからずに、滝の前に着きました。
最近、雨が少ないためか、水量は少し。
写真では、もっと見応えあったのに…。ちょっとがっかり。

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落ヶ滝、落差約20m

滝の右手、急な岩場を登ります。
ロープもありますが、これに頼らなくても登れます。

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急な岩場を登る

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登ったところで滝を見る

登っていくと、尾根道となり、滝を右に巻くように登っていきます。
尾根道に入ると、俄然、眺めがよくなり、眺望が楽しめます。

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琵琶湖をはさみ、向かいは大津市、中央右に比叡山

この尾根道は、もらった地図には載っていませんでしたが、踏み跡、テープがあり、迷うことはありません。
曲がりくねりながら登っていくと、北峰縦走路との出合。K7のコールポイントです。
北峰縦走路は、金勝アルプスのメイン通りとも言うべき道、変化に富んだ景色を堪能することができます。
ここを左折し、鶏冠山へと向かいます。

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尾根道をすすむと、北峰縦走路・K7のポイント

縦走路を北に下っていくと、落ヶ滝線と出合い(K6ポイント)、ここから登り道に転じます。

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K7の分岐から下り道

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落ヶ滝線との出合(K6)、そのまま直進

つづら折れの急坂です。
今日の歩きでは、ここが一番きついところでした。
手前のピークを越えて、登り切ると、標高490.9mの鶏冠山です。
三角点もあります。

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鶏冠山へは、急な登り

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K5付近から見る景観

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鶏冠山頂上

先着が2人、小休憩をとっていると、また、2人、反対側の方向から登ってきました。
ここで、道を引き返し、天狗岩へと向かいます。

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縦走路から振り返って見る鶏冠山

ザレ場のある道を辿っていくと、巨岩が目立つようになります。

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ザレ場で滑りやすそうな道

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巨岩がいくつも現れる

巨岩の上を乗り越え、また、巨岩の間をすり抜けていく道は、遊び心を呼び起こしてくれます。
弾けすぎて、転倒でもしたら、大けがです。

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岩の上から、北側方向を見る

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竜王山を見る

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岩の間を通る

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岩を登る

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露岩剥き出し、圧巻の眺め

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岩の道をゆく

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大きな地震でも来たら、落ちそう

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岩場でちょっとひと休み

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低山ながら、楽しませてくれます

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岩の間から振り返って見る鶏冠山

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K9ポイントから見る三上山

岩場の道をすすむと、前方高く、天狗岩が見えてきます。
露岩の岩肌を見ると、思わずアルプスの名前に納得。

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前方に天狗岩が見えてくる

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奇岩、巨岩のオンパレード

天狗岩は、金勝アルプスの最も人気のある絶景ポイント。
岩をよじ登って、平たいところを選んで、昼食を摂りました。
恐がりなので、流石に一番上は、遠慮しました。
狭い岩の上に立っている人をみると、すごいなと思う反面、大丈夫かなぁと思ってしまいます。

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天狗岩は、このコース一番の見どころ

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岩の上では、何組かの人が休憩中

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眺望抜群

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正面奥に比叡山

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昼食場所から天狗岩を撮る

天狗岩から竜王山へ向かいます。
しばらくは、巨岩の道をすすみます。

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天狗岩を振り返って見る、人物が小さく見える

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左に天狗岩、その右に鶏冠山、右に三上山

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天狗岩線との出合、3人の女性グループさんが休憩をとっていました

途中から、階段道も現れてきます。
これまで、急坂はあっても、ほとんど階段はありませんでした。

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階段道を登り、岩の間を通る

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この先にも階段

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これから向かう竜王山を見る

岩場の道が樹林の階段道に変わり、登っていくと白石峰です。

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K12付近地点の縦走路、白石峰に続く階段

ベンチがあり、小休憩をしている男女のグループさんが休憩中でした。
ここを左折して、竜王山へ。

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ベンチのある白石峰、いろんなルートの分岐点になっている

しばらく行くと、岩に彫られた茶沸観音があります。
観音さまの表情は、分かりにくいです。

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茶沸観音

白石峰から15分ほどで小さなお社・金勝寺八大龍王本殿の前に来ます。
竜王山の三角点は、この向かい、右手少し登ったところ。

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小さなアップダウンの道をすすむと、八大龍王本殿

まわりをササが覆う山頂です。

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三角点のある竜王山頂上

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山頂から見る景色

竜王山から白石峰まで来た道を戻ります。

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白石峰へ戻る途中で見る南側の景色

白石峰から南西に、狛坂磨崖仏へと下ります。

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道標に従い、右折して下る

こちらの道も階段が多い道です。
左に重ね岩を見て、軽快に下ります。

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階段道を下る、巨岩の重ね岩

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KS2ポイント付近から見る景色、左に鶏冠山、中央右寄りに三上山

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中央に新名神高速道路が通る

ゴツゴツとした石が転がる道に変わると、目の前に縦6m、横4.5mの花崗岩に彫られた大きな磨崖仏。
狛坂磨崖仏で、長い年月を経ているにもかかわらず、姿、表情がはっきりと見てとれます。

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足場の悪いゴロゴロ道を下る

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大きな狛坂磨崖仏

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奈良時代後期、渡来系工人の手によるもの

仏さまを後にして、ぬかるみ気味のシダの茂る道を下ります。
シダをひっくり返すと、白色。ウラジロ。
大中小、大きさはいろいろとあり、お正月飾りは、いくらでもできそう。
もちろん、山の植物は、とってはいけません。

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磨崖仏の前で説明書きを見るハイカーさん、シダが茂る

南谷林道との出合へ下ると、右折。
ここから林道を、上桐生の方へと戻ります。

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南谷林道出合、林道に出ると道が広くなる、倒木も見られる

新名神高速道路のトンネルが見えてくると、舗装道となり、トンネルをくぐって、ゆるやかな勾配の道を下っていきます。

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トンネルをくぐり抜け、舗装道をすすむ

川沿いの道を下っていくと、逆さ観音の石標が見えてきます。
右手の道に入り、橋を渡ったところに、磨崖仏の逆さ観音があります。

元は、今より上部にあったようですが、オランダ堰堤の築造時、石材の一部を切りだしたため、バランスを失い、山上からずり落ちて、逆さまになってしまったそうです。
中央が「阿弥陀如来」左右の侍仏が「観音・勢至菩薩」です。

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逆さ観音へと続く道

休憩所もあり、この付近は紅葉も美しそう。

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逆さ観音

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こちらも釈迦三尊さま

もとの林道に戻り、紅葉が少しだけ残る道をすすむと、オランダ堰堤。
オランダ人の技師の技術指導によって造られたもので、その名がついています。

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名残の紅葉

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オランダ堰堤、この辺り一帯は、公園のような感じ

ここまで来ると、駐車場はもうすぐです。
管理棟のような木造建物が見えると、駐車場。
まだ、4台、車が止まっていました。

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駐車場到着

休憩を入れて、4時間半弱。
とても面白い山歩きでした。
山には、登る山と遊ぶ山があると称したのは、深田久弥ですが、金勝アルプスは、まさに遊ぶ山。
麓では、農作業をする姿を見る景色もあれば、山へ入ると、山の奥深さを感じさせるところもあります。

次々に現れる巨岩や奇岩。
岩に乗り、またぎ、くぐる。
いろんなバリエーションが楽しめる変化に富んだ稜線歩き。
子ども心を思い出して、遊んでしまいます。
それほど苦労せずに、登れるわりには、展望がきき、開放的な気分が味わえるいい山でした。

金勝山ハイキングマップは、写真、登山道、コールポイント、大まかな距離、標高、所要時間などが示されていて、カラー刷りのとても立派なパンフです。
行かれる方は、ぜひ、お持ちすることをおすすめします。

2016.12.08 / Top↑
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