奈良県宇陀市街の南方にある伊那佐山(別名・山路岳)に登ってきました。
神武天皇東征の史跡とされ、かっては、日照りが続くと、雨乞いのためにお参りされた山です。
山頂には、都賀那岐(つがなぎ)神社が祀られています。

行程
近鉄榛原駅9:29〜(バス)〜9:38比布バス停9:45ー9:55竹橋ー10:04登山口ー10:32天狗岩10:37ー10:42伊那佐山(標高637m)10:47ー11:30井足岳(いたにだけ・標高550m)11:34ー12:11墨坂神社12:15ー12:22近鉄榛原駅 歩行距離約7.3km 所要時間2時間37分(休憩時間含む) 累計高度約477m

ルート

(▶印をクリックすると、ルートをたどります)


近鉄榛原駅から東吉野村役場行き(または菟田野行き)のバスに乗り、約10分で比布(ひふ)バス停に到着。
ここから歩き開始です。

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比布バス停、右方向へ歩く

静かな集落が点々とするところにあるバス停なので、まわりには、お店どころか自販機もありません。
因みに、榛原から乗車した乗客は、自分を含めて2人だけ。

バス停の先にある道を左折して、芳野(ほうの)川に沿って、歩きます。
左前方に、これから登る伊那佐山が見えています。

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中央に伊那佐山、手前は芳野川

広い舗装道を、伊那佐山に向かってすすむと、やがて右手に伊那佐文化センターの立派な建物。
さらに真っ直ぐいくと、芳野川に架かる竹橋です。
橋を渡ると、道標があり、ここを左折して、民家が並ぶ坂道を登っていきます。

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伊那佐山を見ながら広い道をすすむ、竹橋を渡る

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道標に沿い、集落の道を登る

少し登ったところに小屋があり、登山者用の竹杖が用意されていました。
この杖は、伊那佐地区体育協会さんが寄贈されたもので、自由に使えますが、「ご使用後は、元に戻していただきますようお願いします」と書いてありました。
往復コースでないと、使えませんね。

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登山者用の杖、結構急な坂道

勾配のきつい坂道です。
凍結すると大変です。

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坂道の途中で、振り返る。右は登ってきた道

集落の道は曲がり分岐もありますが、要所に道標があり、迷うことなくすすめます。
民家の庭では、ミツマタが白い蕾をつけていました。

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ミツマタの蕾、分岐や要所に道標、右の写真の分岐は左にすすむ

道標とともに、丁石も立っています。
山頂まで、この道標と丁石を辿るように登っていきます。
十五丁石、大明神道の石標の分岐を左に登っていくと、右に登山口が見えてきます。

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十五丁石・大明神道の石標、距離表示があり山頂まで1300Mの表示

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登山口、ここで集落の道とは別れ、登山道に入る

舗装された急なコンクリート道を登っていきます。
坂の途中に、梵字が彫られた石碑。両脇には石灯籠があります。

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急なコンクリートを登る途中に、石碑がある

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石碑のところから登ってきた道を振り返る

十三丁石を過ぎた先で、コンクリート道から地道に変わります。

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十三丁石(左写真)を過ぎると、地道に変わる

杉の植林地をすすむと、左に「山ノ神」、その先に十二丁石。

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左に山ノ神、十二丁石もすぐ先

十二丁石を過ぎて、ゆるやかな登りになってくると、ほどなくして石の鳥居が見えてきます。

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十二丁石、杉林が続く

鳥居の手前は、Y字の分岐になっていて、分岐には「右 やたき、左 大明神」の石標。
分岐を左に、鳥居をくぐって登っていきます。

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Y字の分岐、左へすすむ

八丁石を右に見て、登っていくと、また、分岐点に。
自明・桧牧(じめい・ひのまき)分岐で、道標があり、右へ登ります。
道標の先に「右 大明神 これより五丁」の石標があります。

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八丁石と、「右 大明神 これより五丁」の石標のある分岐

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分岐点クローズアップ、山頂まであと500m

三丁石を過ぎると、回りの景色は、杉の植林帯から自然林へと変わってきます。

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三丁石を過ぎると自然林に変わってくる。右は二丁石

二丁石を過ぎると、ほどなくして、天狗岩の分岐。
分岐から天狗岩まで往復5分ほど。
本道から一旦外れて、右に下り天狗岩へ。

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落葉を踏みしめ登っていくと、天狗岩への分岐、ここを右へ

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天狗岩へ下る

下って、少しだけ登り返すと天狗岩です。

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登り返して天狗岩

天狗岩からは、南側の眺望が広がっています。
霞んでいて、視界がイマイチなのが残念です。

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天狗岩から見る

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眼下に宇陀盆地が広がる、中央に芳野川が流れる

天狗岩から分岐へ戻り、伊那佐山の頂上へ向かいます。
5分ほどで、都賀那岐神社の大きな社殿と、休憩所がある頂上です。

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石段を登ると、都賀那岐神社、社殿の前に神武天皇の石碑が立つ

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都賀那岐神社・社殿

南西側の視界が開け、正面に音羽三山、その右奥には金剛、葛城山がうっすらと見えます。

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頂上から見る展望、正面に音羽三山

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芳野川と宇陀の町

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正面奥にうっすらと金剛、葛城山、右の樹木に隠れているが二上山も見える

頂上から北へ尾根道伝いに井足岳へ向かいます。
社殿の裏から、縦走路が続いています。
急坂を下ります。
道標が立つ林道へ出ると、左に折れ、すぐ先にある分岐は、右の細い尾根道を登っていきます。

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社殿の裏から急坂を下る、林道に出ると左折、榛原方面にすすむ

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林道から右の細い道へ入る

道は細く、倒木の多い、荒れた道です。
わかりにくいところもありますが、道標、テープ、マーカーがしっかりと付けられており、それを見落とさないようにすすみます。

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倒木多く荒れた道

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マーカー、テープが頼り

シカ除けのネット?、雑木、植林帯。
展望がきかない道を、ひたすら歩きます。
何度かのアップダウンを繰り返してすすむと、井足岳です。

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シカ除けネット?、植林の道

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ササの道、急坂の登り下り

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振り返って見る伊那佐山、アセビの道を行く

頂上は雑木に囲まれ、展望はよくありません。
北側に少し下ったところに、地積図根三角点があります。

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井足岳頂上

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三角点

三角点を確認して下ります。

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地積図根三角点、杉林を下る

急坂の下りです。登りだときつそう。
自然林の道にもなりますが、それも長くはなく、植林帯が主体の道です。
さらに下ると、沢に沿った道となります。
分かりにくいところには、地元山友会さんが設置した道標があり、確認しながら下ります。

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植林帯が続く

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自然林にも出会うが、その先は、また植林帯

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道がゆるやかになってくる

大きな岩を左に見て、沢に架かる丸太の橋を渡ると、登山口が近くになってきます。

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大きな岩がある

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沢に架けられた丸太橋、地元・山友会さんの道標が付けられている

民家が見えてくると、樹林帯の出口。
抜け出ると、舗装道となり、右に折れて下ります。

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登山道の出入口

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民家を見て、舗装道を下る

道は国道369号線(伊勢本街道)に出合い、左に榛原駅へとすすみます。
宇陀川に沿った道をすすむと、橋になりますが、その手前左に、朱色の墨坂神社の鳥居。
墨坂神社は、日本書記にも登場し、崇神天皇縁の神社で、鮮やかな朱色の本殿は、奈良・春日大社から移築されたものだそうです。

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伊勢本街道を左折し、墨坂神社へ

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本殿にお参り

お参りして、駅に戻りました。

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宇陀川を渡ったところで、墨坂神社を撮す

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小さな商店街を抜けて駅へ戻りました

低山ですが、標高のわりには、急坂の登り下りが何度もあります。
伊那佐山までは、歩きやすい道、その先、井足岳、榛原へと下る道は、荒れていてワイルド感満載。
人工林が中心で、眺望がきかないところが多いのが、残念なところです。

枝道も多くありますが、道標、テープがあり、迷うことはない道です。
急坂が多いので、雨天時は、すべり注意。

比布バス停から墨坂神社まで、誰一人として出会いませんでした。
民家の人にも、出会わず、一人だけの山歩きでした。

2017.01.10 / Top↑
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