寒気が押し寄せるも、空は青空。
気分転換に、天理にある大国見山へ行ってきました。
駅から歩けるアプローチのよい山で、我が家から天理駅までは1時間弱。
思いついてすぐに行ける山で、ぶらり山歩きには、うってつけです。

行程
近鉄天理駅10:20 ー10:42石上神宮10:51ー11:22上滝本登り口ー11:29桃尾の滝11:33ー11:41大親寺11:44ー11:55岩屋分岐ー12:12大国見山(標高498m)12:17ー岩屋分岐ー13:10岩屋集落ー14:00近鉄天理駅
歩行距離約13.9km 所要時間(休憩時間含む)3時間40分 累計高度約540m


ルート
(▶印をクリックすると、ルートをたどります)

天理駅を出て、アーケードのある商店街をまっすぐ東へすすみます。
まずは、石上神宮へ向かいます。


1701ookunimi1 1701ookunimi2
JR・近鉄天理駅、駅前広場は整備工事中

1701ookunimi3 1701ookunimi4
天理本通、アーケード商店街を抜ける

1701ookunimi5
商店街の一角にある案内板

商店街を抜けて、天理教の大きな建物を両脇に見ながら、尚も東へ。

1701ookunimi6
商店街を抜け出たところ

1701ookunimi7 1701ookunimi8
左右に、天理教関係の建物が並ぶ

石上神宮への案内があり、商店街から続いていた道を右折して、南へ方向をとります。

1701ookunimi9
石上神宮への道標

道標沿いすすむと、神宮の社号標が見えてきます。
左に折れて、大鳥居をくぐると、山の辺の道。
奈良と桜井方面の分岐の道標を見て、奈良側に楼門入口です。


1701ookunimi10 1701ookunimi11
石上神宮の社号標は昭和天皇の即位礼・大嘗祭を奉祝して建てられたもの(右写真)

1701ookunimi12
高さ7mの大鳥居

境内には、いろんな種類の鶏が放し飼いになっています。
今年は、酉年、鳥にあやかり例年以上に初詣客が多かったのでは…。
まだ、お正月飾りなどが付けられていました。

1701ookunimi16 1701ookunimi17
境内に山の辺の道が通る、今年の主役・鶏さんのお出迎え

拝殿にお参りして、楼門前の道を東へとすすみます。

1701ookunimi13
拝殿入口(楼門)、前の通りは山の辺の道

1701ookunimi15
重文指定の楼門

1701ookunimi14
拝殿、現存する拝殿では最古のもので国宝

この道は、山の辺の道で、弘仁寺・奈良方面へと向かいます。

1701ookunimi18 1701ookunimi19
奈良方面に向かう、石畳の道を通る

すぐに里道のような道に出て、Y字の分岐にやってきます。


1701ookunimi20
山の辺の道を行く



ここは左の細い道にすすみます。


1701ookunimi21
Y字を左に、梅の木の下を通り下る

右に、万葉の歌碑案内板を見て、布留(ふる)の高橋を渡ります。
案内板には
(詠み人知らず)
 石上 布留の高橋 高高に 妹が待つらむ 夜ぞ更けにける
 石上の布留の高橋のように、心も高高と爪先立つ思いで 妻が待っていることだろう 夜は更けてしまったことだ。あぁ愛しい妻よ…。

今は鉄製の橋がかかっていますが、詠まれた当時は、風情のある橋があったことでしょう。


1701ookunimi22 1701ookunimi23
布留の高橋と万葉歌碑案内板

橋の右側に、小さな滝・ハタの滝があります。
後で行く桃尾の滝ととともに、神事が行われた場所です。
この辺りは、梅の木が多く見られます。
早咲きの梅が、ほんの少しだけ花開いていました。


1701ookunimi24 1701ookunimi25
布留の高橋から見るハタの滝、近くには梅の花

細い道をすすむと、バスの通る舗装道へ出ます。
右折して、ゆるやかな上り道を、布留川を右にして、歩いて行きます。
右前方に見えてくるのが、大国見山かな?と思いながら、人通りのない道をすすみます。


1701ookunimi26 1701ookunimi27
舗装道と出合ったところに二本松のバス停がある。前方の山が大国見山?

天理市の浄水場を左に見てすすむと、左の道路脇にお地蔵さまや、小さな石仏。
昔の街道だったことを伺わせます。


1701ookunimi28 1701ookunimi84
天理豊井浄水場、路傍に石仏さま

1701ookunimi30
下滝本のお地蔵さま

下滝本の集落を過ぎて、川沿いの草むらを見ると、カラスウリが朱色の実をつけていました。
岩壁には、石仏。こんなところにも石仏…。
地元の人が、花を供えられています。


1701ookunimi31 1701ookunimi85
カラスウリを多く見る、壁面の石仏

やがて、国道25号線のバイパス道路と合流。
国道沿いの歩道を上っていくと、大国見山と桃尾の滝の入口です。


1701ookunimi33 1701ookunimi34
桃尾の滝0,5m、大国見山1.9km、舗装道を登る

滝まで、ゆるやかな道が続きます。
右に石上神社の社を見て沢沿いにすすむと、広い駐車場があり、この先が桃尾の滝です。

1701ookunimi35
まっすぐすすむ、右に登ると石上神社

滝の前は、広場になっていて、休憩所もあります。
高齢者のグループさんが休憩中でした。

1701ookunimi39
桃尾の滝、現在でも行が行われている

桃尾の滝は、落差23m、布留の滝とも呼ばれ、不動明王磨崖仏や石仏があります。

1701ookunimi38
石仏が祀られている

1701ookunimi37
滝水が落ちる傍にも石仏がある

ここでコース案内図と、道標を確認して、先へ急ぎます。
傾斜が急になってきます。

1701ookunimi36
登山コース案内

1701ookunimi40 1701ookunimi41
大親寺0.5km、大国見山1.4km、道標のあるところから休憩所を見る

ところどころで石仏を見て、登っていきます。
急坂がゆるやかになってくると、右に大親寺へ続く石段が見えてきます。

1701ookunimi42 1701ookunimi43
急坂を登る、花の代わりにアオキの実が、気持ちを和ませる

1701ookunimi44 1701ookunimi45
石仏がいくつも、大親寺は右の石段



静かな佇まいの大親寺です。
もとは、竜福寺というお寺があったところで、明治時代に廃され、阿弥陀堂があったところに、大親寺が建っています。
境内には、竜福寺跡の石碑も立っています。
木の枝に、透明ガラスの風鈴が吊り下げられていて、誰もいない境内にカラン、カランと乾いた音を響かせていました。

1701ookunimi46
大親寺本堂、境内には多くの石仏がある

1701ookunimi47 1701ookunimi48
お花や線香、灯明も点いていました、人影はみませんでしたが…、竜福寺跡石碑

大親寺から大国見山へ向かいます。
石段を下りて元の道に戻りましたが、本堂左から行けます。

1701ookunimi49
大親寺の石垣沿いをすすむ



石仏の並ぶ道です。
朽ちかけの小橋、沢も通りながら、登っていくと、岩屋の分岐点。
大国見山は、直進。


1701ookunimi50 1701ookunimi51
石仏さまを見て、丸太で組まれた小橋を渡る

1701ookunimi52 1701ookunimi53
回りは植林帯、左に折れると岩屋だが、ここは真っ直ぐ登る

ササの道をすすむと、岩屋・櫟本4.1kmの道標。
ここからでも、岩屋へ下りられるようです。
山頂まで500mほどですが、ここから急登となります。


1701ookunimi54 1701ookunimi55
岩屋・櫟本分岐、急登となってくる

途中に、大きな岩が見られるようになってくると、頂上は間近。


1701ookunimi87
山頂直前の巨岩

急登を登り切って、祠のある山頂に着きました。
山頂直前の急登は、きつく、コース中一番ハードでした。


1701ookunimi61
祠のある山頂

1701ookunimi63
別角度から祠を見る



山頂からは北西の眺望が開けています。
強い冬型の気圧配置で、容赦なく風が吹き付けてきます。
急登で乱れた呼吸と心拍数が整ったところで、早々と下りました。


1701ookunimi57
北西の眺望がよい

1701ookunimi60
眼下に見る天理市街

1701ookunimi58
正面生駒山、中央中ほどに白川大橋、右側に白川ダムが見える

1701ookunimi59
遠く北摂の山、左手前は白川ダム

山頂から少し下がったところにある岩に、小さな穴があいています。
これは、昔、烽火を使う際に、油を溜めた穴。
ここからだとよく見えそうです。


1701ookunimi64
烽火岩のところから西方向を見る、左に二上山

岩屋の分岐に引き返す急坂で、桃尾の滝で休憩していた高齢者のパーティとすれ違いました。
聞くと、大阪から来られたそうで、9人のグループさんでした。
70歳を超えておられる方が大半のように見えました。
分岐へ戻ると、右に植林帯を下ります。
ササが覆う道です。


1701ookunimi65 1701ookunimi66
岩屋へと下る、ササが覆い登山道が見えにくいところあり

ちょっと荒れたところもありますが、ササ道から解放されると、歩きやすく分かりやすい道となります。


1701ookunimi67 1701ookunimi68
ササ道から抜けると、歩きやすい道。木橋を渡り大きく左に方向転換

小さな木橋を渡り、植林帯を抜けると、明るい道となり、自然林に変わると、舗装道へと出ます。


1701ookunimi69 1701ookunimi70
明るい道となる

1701ookunimi71
もうすぐ山道から抜け出る



舗装道を道なりに下ります。
名阪国道のトンネルをくぐり、小さな橋を渡ると、西に向かう道となり、そのまますすむと、岩屋の集落へと入っていきます。


1701ookunimi72 1701ookunimi73
舗装道をすすみ、名阪国道のトンネルを抜ける

1701ookunimi74
岩屋へ向かう途中で、後方を振り返る

古い家並みが残る岩屋の集落にも、いくつかの石仏や燈籠を見ることができます。


1701ookunimi76 1701ookunimi77
石仏を見ながら、岩屋の集落を通り抜ける

集落を抜けると、名阪国道沿いの道へ出ます。
再び、名阪国道の下をくぐり、天理・石上神宮の道標を見て、市街地へと方向をとります。


1701ookunimi78 1701ookunimi79
名阪国道下のトンネル、山の辺の道の道標

1701ookunimi80
ロウバイが咲いている、後方に白川大橋

道路脇に咲いていたロウバイが、きれいでした。
ゆるやかな上りの道となり、白川大橋の通りに出合ます。
ここから下り道となり、広い歩道を天理市街地へ向かいます。
この道は、奈良マラソンのコースになっており、復路の上りでは、ヘトヘトになるところです。

市街地へ入ると、あとは天理駅をめざして、平坦な道を歩くだけです。


1701ookunimi82 1701ookunimi83
市街地の向こうに二上山が見える、天理駅到着
 


歩いた距離は14km弱。
コースの4分の3以上が舗装道で、山歩きというより、てくてく歩き。
山歩きには、物足りない感が残ります。

風が強く、何度か帽子を吹き飛ばされそうになりました。
(1回、飛ばされました)。
山で出会ったのは、大阪のグループさんと、桃尾の滝に行く途中で、すれ違った男性高齢者さん1人。
今回も静かな山歩きでした。
2017.01.14 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://megusun.blog59.fc2.com/tb.php/2824-2af0aa63