朝は冷え込んだものの、日中は穏やかな日和。
一日中、晴れ渡った良いお天気でした。
こんなによい天気は何日ぶり?。

こんな日を逃す手はないと、近場のてくてくハイキングに出かけました。
目的地は、桜井駅から多武峯(とうのみね)・御破裂山(ごはれつやま)です。

行程
近鉄桜井駅10:04ー10:20等彌(とみ)神社10:27ー11:31不動滝11:34ー11:43屋形橋(多武峯バス停)ー11:58談山(たんざん)神社ー12:21談山(かたらいやま・標高566m)ー12:29御破裂山(標高607m)12:34ー13:09気都和既(けつわき)神社ー13:40石舞台休憩所(昼食休憩)13:50ー13:58明日香観光会館前バス停〜(バス)〜近鉄飛鳥駅 歩行距離約14.4km 所要時間(休憩含む)3時間54分 累計高度(+)約660m


ルート

(▶印をクリックすると、ルートをたどります)


桜井駅で降りて、駅から南へ延びる通りを南へ向かいます。
しばらく行くと、左に伊勢街道・多武峯街道と書かれた小さな道標があり、ここを左折(東)します。
そのまますすむと、伊勢街道と多武峯街道の分岐となり、ここで右折、南へ方向をとります。

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桜井駅(近鉄・JR)南口、伊勢街道・多武峯街道分岐

やがて、寺川沿いの道となり、川に沿ってすすむと、等彌神社への道標が現れます。
左折して、等彌神社へ寄り道をしました。

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左折してすすむと等彌神社へ

入口はそれほど広くなく、どちらかと言えば、こじんまりとした感じですが、境内の中へ入ると、奥行きがあり、かなりの広さを持つ神社です。

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参道入口、石段を登っていくと、奥行きの広さに驚く

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境内案内図(ちょっと分かりづらいですが…)

拝殿は、下津尾社と上津尾社があり、上津尾社まで行くと、遠いので、下津尾社だけにお参りしました。

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灯りが点けられた下津尾社

下津尾社の左には、恵比須社があり、その横には棟方志功さんの版画が石碑になっていました。

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恵比須社と棟方志功さんの版画

佐藤春夫さんや堀口大学さんの句碑もあり、これを目当てに訪れる人もあるようです。
神社から鳥見山への散策路が通じており、ここから登ることができます。

川沿いの道へ戻り、南へゆるやかな道を登っていきます。
両側には、古くからの大きな民家が並び、三輪素麺製造の看板を掲げた家も複数あります。
前方に大きな鳥居が見えてきます。
談山神社の大鳥居で、鳥居の手前に道標があり、右へ行くと安倍文殊院です。

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川沿いには大きな家屋が目立つ、鳥居前の道標、談山神社まで約5.2kmの表示

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大鳥居の右を直進

道路脇には、石仏があり、町石や石標も見ることができます。
立派な家屋が並ぶ多武峯街道をすすみます。

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沿道の石仏さんや道標

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歴史を感じさせる家屋

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清酒談山正宗醸造場、聖林寺への分岐

右に聖林寺の分岐を見てすすむと、片側一車線のバス通り。
通りに出たところが、聖林寺バス停です。
聖林寺は、国宝の十一面観音菩薩が有名です。
過去に一度、拝観したことがあります。
ここから歩いても、さほど時間はかからないのですが、今回はパスしてすすみます。

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聖林寺を右遠くに見てすすむ

前方に見えているのが多武峯かな?。
傾斜が少しずつ角度を増していきます。

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前方の山をめざしてすすむ

崇峻天皇陵の分岐を右に、桜井市高齢者総合福祉センターを左に見て、登っていきます。

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 崇峻天皇陵分岐、談山神社直進、あと4.5km

ずっと舗装道の登り。
古い民家や沿道に咲くロウバイを見ながら歩きますが、単調な道歩きであることは否めません。

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長く続く道、沿道のロウバイ

下居(おりい)のバス停までやってきました。
ここから音羽三山の登山道が通じています。

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下居バス停と音羽三山(観音寺)入口

ひたすら川沿いの舗装道を登ります。
石標やお地蔵さまをみながら。

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ところどころで現れる石標やお地蔵さまに癒やされる

不動滝バス停に来ました。
不動滝の大きな表示。
左に折れて60mで、右に破不動さん、小さな橋を渡った左が不動滝です。

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バス通りから60mで不動滝、右に破不動(北向不動尊)

破不動さんが彫られている石は、中央から刀で切ったように、真っ二つに割れています。
慶長13年4月、談山が鳴動したときに、破裂したものだと伝えられています。

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 破不動尊、横は真っ二つに割れている、幅約3m、高さ約2.4mの花崗岩

不動滝は高さが、5〜6m。
美しい小さな滝です。
滝の一部は凍結していました。

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不動滝

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凍結して氷柱のようになっている

不動滝から川沿いを少し登ると、コンビニやトイレのある多武峯バス停です。
ここまで桜井駅から歩いて1時間40分。
周りには白いものが見られます。
当初は、さらに車道を歩いて鹿路トンネル入口まで行き、そこから山道を登り細峠、竜在峠をめざす予定でした。

しかし、これから山奥へ入っていくと、雪がもっとあるかも知れません。
アイゼンも持ってきていません。
これまで1時間半以上も舗装道を歩いてきて、まだ、登り口まで45分の舗装道歩きは、さすがに気が滅入ってきます。
ショートカットして、直接、談山神社へ向かうことにしました。

談山神社へは、右に屋形橋を渡って、登っていきます。

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特徴的な屋形橋、渡ったところで多武峯バス停方向を見る

雪が目立つようになります。
大きな杉を見てすすむと、東大門です。

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 東大門、左側を登っていく

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雪のため、説明板が読めない、ゆるやかな登りだが、凍結がこわい

左に摩尼輪塔(重文)、右に石灯籠(重文)を見てすすみます。

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梵字が刻まれた摩尼輪塔(鎌倉後期)、石灯籠は後醍醐天皇御寄進と伝わる

この時期、平日とあって、お土産屋さんは、みな、店を閉じています。
人影も見えません。

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静かな参道、左の大きな建物は多武峰観光ホテルさん

石段を登って、西入山受付で600円の拝観料を払い、中へ入りました。

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正面入山受付は閉じたまま、西入山受付へ

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季節のよいときなら、参拝客の絶えない表参道ですが

静寂な境内です。
拝殿のところで、男性2人連れの参拝客を見かけました。
境内で出会ったのは、受付の人と、この2人だけ。

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手前に総社本殿(重文)、右は神廟拝所(重文)、間の中庭で蹴鞠が行われる

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拝殿から東側を見る

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拝殿から南側を見る

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振り返って楼門(重文)を見る

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楼門前から十三重塔(重文)を見る

十三重塔の前を通り、西にすすむと、右に御破裂山の登り口があります。
右横に小さな祠があり、水が流れています。

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御破裂山登り口、右の小さな祠

階段道が続いています。
ほどよい傾斜の階段道を登っていくと、御破裂山と談山(かたらいやま)の分岐。

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階段道を登ると分岐に

この分岐を30mほど右に登ると、談山です。
中大兄皇子と藤原鎌足が大化改新の秘策を練ったところとされています。

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談山

分岐へ戻り5分余りで、藤原鎌足の墓所がある御破裂山です。
御破裂山の名前は、国家の大きな災いのあるときは、御破裂山が鳴動するという伝えからきています。

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御破裂山

墓所の左裏手に展望所があります。
木立の間から畝傍山と二上山が見えていました。

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御破裂山展望所

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展望所から見る畝傍山、二上山

下りは明日香への道をとります。
墓所の少し手前に、明日香方面の分岐があり、右に下ります。

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右に下る

雪が結構残っているところがあり、注意して下ります。
多武峯駐車場と北山・桜井・念誦窟(ねずき)の分岐に出ると、左に下ります。
右に曲がっても、別ルートで明日香へ向かうことができます。

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多武峯駐車場、念誦窟の分岐、前方奥に金剛山と葛城山が見える

明日香・石舞台ハイキングコースの道標があり、折り返すように下ります。
下っていくと、車道との出合。
車に注意して横切り、山道に入ります。

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折り返すように下る、車道との出合

車道を渡ると、2体のお地蔵さま。

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お地蔵さまを見て、竹林を下る

お地蔵さまの左を下ると、しばらく竹林が続き、その後、V字のように切れ込んだ人工林の道に変わります。

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竹林から人工林に

下っていくと、また、車道。
車道を3度、横切ります。

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車道を横切り、また、山道へ

山道から抜け出ると、車道の下をくぐり、気都和既神社の前に出ます。

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山道から出る、前方のトンネルをくぐると、気都和既神社

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気都和既神社前から、下って来た道を振り返る

神社の境内は、「もうこの森」と呼ばれ、645年の大化改新で、藤原鎌足が飛鳥板板蓋宮で暗殺した蘇我入鹿の首に追われて、ここまで逃げ込み、「もう来ぬだろう」と言ったことに、由来すると伝えられています。
神社を過ぎると、集落を通る下り道。

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集落の中を通る、前方に葛城山

集落を抜けると、のどかな田園風景に変わり、冬野川に沿う下り道となります。
冬野川は、飛鳥ホタル生息の地で、明日香村では、村の文化財(天然記念物)に指定して、保護しています。

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下る途中で、多武峯方向を振り返る

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のどかな田園風景、金剛山、葛城山が見える

車道に出て歩いて行くと、国営飛鳥歴史公園です。
石舞台を見下ろすベンチで、休憩をとりました。
ここまで来ると、観光客に出会います。

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    人がまばらな石舞台

石舞台、遠くには二上山、南側は高取山の方角。
そんな風景を眺めながら、家で作ってもらったおにぎりで、昼食を摂りました。

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石舞台が見える高台で、昼食休憩

駅まで、まだ長い舗装道が続きます。
歩くのが、ちょっとイヤになってきました。
明日香観光会館前まで歩いて来て、バスの時刻表を見ると、もうすぐ駅行きのバスが来ます。
ここで、決まりました。
バスに乗って、飛鳥駅までらくらく。

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昼食場所から南側を見る、明日香観光会館前バス停

今日は、ショートカットの連続。
舗装道の長歩きで、疲れました。
当初予定していたコースなら20kmはありました。
それが、14kmになってしまいました。

でも、時間とともに、気温も上がり、晴天の中での歩き。
気持ちよく歩けました。


2017.01.26 / Top↑
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