「京都山の会」さんの企画で、地蔵岳から愛宕山の山歩きに、参加しました。
京都市嵯峨越畑から歩き開始、芦見峠から地蔵山へ登り、愛宕神社へ縦走。
下山は、つつじ尾根を辿り、JR保津峡駅へ至るルートです。

愛宕山までは、雪を踏みしめ、雪化粧の景色を楽しみ、下山は雪解けのぬかるんだ道を下るという変化に富んだ山歩きでした。

行程
8:05JR八木駅8:24=(バス)=9:08越畑9:25ー9:59芦見峠10:05ー12:21西向地蔵ー12:28地蔵山(標高948m・昼食休憩)13:05ー13:18反射板ピークー14:35愛宕山(標高924m、愛宕神社)15:00ー15:22水尾別れ15:30ー16:10荒神峠16:20ー17:10登山口ー17:15JR保津峡駅 距離約11.6km、所要時間(休憩時間含む)7時間50分 累計高度(+)861m、累計高度(ー)1.189m、参加者20名(男9名、女11名)

ルート

(▶印をクリックすると、ルートをたどります)


京都駅7時35分発の快速胡麻行きに乗車。
電車が嵯峨嵐山駅を過ぎると、周りの山は、白い粉を振りかけたような景色に変わってきます。
平野部は、雪はありませんが、西に進むほど山の白さが際立ちます。
八木駅で下車し、8時24分発の京阪京都バス神吉行き(越畑下車)に乗ります。
バスは、他のパーティもいて、30数人ほど乗っていました。

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八木駅で神吉行きのバスを待つ

スタート地点になる越畑は、八木駅まで行くものの、京都市域です。
バスは、すすむに連れて、山間の集落に入っていき、周りの景色は、すっかり雪化粧。
湖面に映る雪景色が、印象的でした。

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バスの中から、湖面の雪景色を撮る

越畑で降り、バス停を少し下った京都市農協さんの建物のところで、身支度を整え出発です。
ここで、標高は400mほどです。

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越畑バス停、京都市農協さんの前をお借りして準備

バス通りを少し下ると、芦見谷への道標があり、右に登っていきます。
登っていくと、地蔵山の道標、ゆるやかな坂道を右へとすすみます。

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芦見谷は右へ、道標が導いてくれる

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越畑の集落、まるで絵はがきの景色のよう

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ゆるやかな道を登る

杉の植林帯を通り抜けると、自然林の雑木林へと変わってきます。

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杉の植林帯をすすむ

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杉の植林帯を過ぎると、自然林に

雪はまだ、それほどではありません。
登るに連れ、少しずつ深くなってきます。

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ゆるやかな登りを、ゆっくりすすむ

30分余りで、芦見峠に着きます。
ここで小休憩し、右へとすすみます。
直進すると、三頭山の方向です。
休憩中に、数人の若者グループが、その方向へすすんでいきました。

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芦見峠、ここを右折、数人のメンバーが直進して歩いていく

芦見峠を過ぎると、伐採された景色が広がる高圧線の下をくぐり、林の中へ。
倒木や、雪の重みで垂れ下がった樹木が多くなります。

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右に鉄塔を見て、高圧線の下を通る、雪が多くなる

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垂れ下がる木の下をくぐる

杉林の植林帯が見えてくると、ここは、かって越畑のスキー場があったところ。
今は、その跡地に植林されています。
小屋の残骸のようなものもありました。

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旧越畑スキー場付近、小屋の残骸?

雪で登山道が覆われているため、分かりにくくなっています。
トレースがあっても、それが正しくないことも、雪山では度々。
先行隊が道を間違えると、後続するグループが、同じトレースを辿り、失敗することがあります。
今回が、そうでした。
雪山は、地図読み、ルートの把握が試されます。
時間が経つとともに、天候が良くなり、とても、きれいな雪景色を楽しむことができました。

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青空に引き立つ雪の樹木

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変化に富んだ光景

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逆光に映える

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真っ白な雪の斜面にトレースだけが残る

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写真では上手く撮れていませんが、きれいでした

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樹氷が光る

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雰囲気のよい雪山歩き

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縦位置で撮ってみる

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青空をバックに樹木と雪の競演

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光る結晶

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樹氷?、霧氷?、どちらにしてもきれい

アセビの森が続きます。
しなやかなアセビは、雪が積もっても、たわみ、折れるようなことはありません。
またぎ、姿勢を低くしてくぐり、這うような場面も、

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アセビのトンネル

フェンス沿いの開放的なところへ出てきました。
ここは、電波反射塔の跡地。
ここまで来ると、地蔵山までもうすぐ。

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アセビの中を抜けて、フェンス沿いにすすむ

左側遠くに、比叡山が見えています。
こちらと比べて、雪はあまり無さそう。
今朝、京都へ向かう近鉄電車で見た光景を思い浮かべました。
ポンポン山のある北摂や京都西山方面は、雪で染まっていましたが、東山方面はほとんど雪らしいものは無し。
それを象徴しているような景色です。

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遠くに比叡山

フェンス沿いを下っていくと、西向宝庫地蔵尊が立っています。
どんな謂われがあるんでしょうね。

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西向地蔵尊

地蔵山という山名の由来は、この地蔵さまからきているようです。
5分余りで、地蔵山に着きました。
小さなケルンがあり、雪で覆われていました。
三角点は雪の中、雪を掘り起こすと、一等三角点の頭が出てきました。

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にぎやかな地蔵山山頂

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中央右手前に三角点

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幹に張りついたコケに、雪解けの水滴が光る(頂上にて)

ここで、昼食休憩。
周りを樹木で囲まれているため、展望はイマイチですが、広い頂上です。
風は、ほとんど感じられず、穏やかな天気です。
先行する10人余りのパーティが、休憩中でした。
食事中にも、何人かが登ってきました。
絶好の山歩き日和です。

地蔵山から愛宕山へと向かいます。
鞍部へ下る途中で、反射板があるピークが見えます。
まずは、そこをめざします。

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地蔵山から鞍部へ下る

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下る途中の景色

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左手に反射板のあるピークが見える

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視線をさらに左に向けると、竜ヶ岳

鞍部へ下り、登り返したところに、電波反射板があります。

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鞍部から反射板のあるピークへ登る

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鞍部から見る北東側の景色

振り返ると、地蔵山。
電波塔の先には、愛宕山が見えています。

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振り返って見る地蔵山

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電波塔から見る愛宕山

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電波塔付近から見る(亀岡方面)

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京都市街方向、左側に大文字山が見える

電波塔から下ります。
こちらもアセビが目立ちます。

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アシビの中をすすむ

道が平坦になり、歩きやすくなってきます。
お昼の時間帯を過ぎ、気温が上がっているのを感じます。
樹木の上は、日差しを受けて、雪が溶けてきています。

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明るい日差しが降り注ぐ

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平坦で歩きやすい道

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地蔵山(左)と電波塔のあるピーク(右)を振り返る

杉の木立が見えてくると、愛宕山の山内。
旧愛宕山スキー場の看板が寂しく立っていました。

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杉の植林帯に入ると、愛宕山。旧スキー場の看板

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以前は、スキー場だったところ

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結構、雪が積もっている

竜ヶ岳の分岐を過ぎ、さらにすすみ、愛宕山三角点の分岐。
三角点には寄らず、直進すると、お地蔵さまのところへ出てきます。

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竜ヶ岳(左へすすむ)の分岐

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お地蔵さまが並ぶ

お地蔵さまを左に見てすすむと、左側の視界が開けた道となり、比良の山並みから比叡山に連なる山々が見えてきます。

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愛宕神社へ向かう途中の景色、左に比良山系の山、右に比叡山

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比叡山

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  冠雪の比良山系の山

ほどなくして、月輪寺へ下る分岐。
さらにすすみ、その先の道を右に登ると、愛宕神社の参道です。

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月輪寺(左へ下る)分岐、愛宕神社広場へ下る手前を右に登ると参道

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愛宕神社参道

参道に入ったところで、一旦アイゼンを外し、社殿にお参り。
長い石段を登ります。

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石段を登る

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石段を登り切ると社殿がある

火伏せ・防火の神として知られる愛宕さん。
「火迺要慎」(ひのようじん)のお札で有名です。

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社務所でお札を買い求める、社殿にお参り

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お参りして石段を下る

休憩所で小休憩して、表参道を下ります。

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トイレのある休憩広場、表参道を下る

黒門、花売り場を過ぎて、水尾別れ。
ここまで下ってくると、雪がほとんど無くなってきました。

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黒門

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黒門を振り返る、参道のお地蔵さまを見送る

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花売り場の建物を見て下る

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水尾別れ、休憩小屋がある

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水尾別れ、表参道を振り返る、左の道を下ると水尾

ここでアイゼンを外しました。
水尾別れから、表参道を少し下ると、つつじ尾根の分岐です。
右に尾根道を下ります。

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つつじ尾根分岐、左・表参道(清滝方面)、右はつつじ尾根道(保津峡駅方面)

雪がすっかり溶け、道がぬかるんでいます。
雪できれいになった登山靴が、ぬかるみで泥々。
しかも、急坂が多く、滑りそう。
注意して下ります。
 
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ぬかるんだ道、急坂を下る

急坂を下りきると、荒神峠(長坂峠)です。
説明板には、庚申峠とも呼ばれ、昔から水尾と落合を結ぶ峠で、峠の茶屋があったと書かれています。
杉の植林もなく、見晴らしもよく、京都の町並みが見えたそうです。
今となっては、茶屋を偲ばせるようなものは何も無く、想像ができません。

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荒神峠で小休憩

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荒神峠の案内板、水尾、落合、保津峡の分岐になっている

荒神峠を過ぎると、なだらかな尾根道となります。
後方を振り返ると、愛宕山が見えています。

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雑木林のなだらかな道

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後方に愛宕山

足元に、シダ類が多くなってきます。
つつじ尾根ですから、春になると、ツツジできれいなことでしょう。

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シダ類が目立ってくる

眼下に保津川が見えてくると、急坂の下りになります。
コース中、最も傾斜のきついところです。

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眼下に保津川

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急坂の下り

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保津川上にある保津峡駅

急坂を下りきると、舗装道で、あとは右に下り、橋を渡って保津峡駅まで5分ほど。

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舗装道へ出て(登山口)、赤い橋を渡る

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保津峡駅到着
 
休憩を入れて、8時間近くの山歩きでした。
愛宕山までは、昨夜から今朝にかけての新雪を踏みながら。
表参道からつつじ尾根の下りは、靴を泥んこにしながら。
変化のある面白いコースを歩きました。
バリエーションで、竜ヶ岳も周回できます。

今回の参加者の平均は、72〜73歳くらいだと思いますが、全員ケガすることも無く、ゆっくりした楽しい山歩きでした。

2017.02.19 / Top↑
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