京都山の会の例会で、滋賀県蒲生郡日野町の猪ノ鼻ヶ岳(いのはながたけ/別名・宝殿ヶ岳、標高508m)と、鎌掛(かいがけ)の、ほんしゃくなげを見に行ってきました。

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鎌掛峠付近から見る猪ノ鼻ヶ岳

行程
JR近江八幡駅9:20〜(近江鉄道バス)〜9:55近江鉄道日野駅10:04〜(近江鉄道臨時バス)〜10:20ほんしゃくなげ群落入口10:29ー10:44猪ノ鼻ヶ岳登山口ー11:42猪ノ鼻ヶ岳山頂(標高508m・昼食休憩)12:20ー13:21ほんしゃくなげ群落入口・しゃくなげ渓谷散策)15:12〜(バス)〜15:28日野駅15:43〜(バス)〜16:20近江八幡駅 距離約7.5km(しゃくなげ散策含む)、所要時間4時間24分、累計高度(+)498m、参加人数15名



ルート



近江八幡駅から路線バス(近江鉄道バス)に乗車。
初めの予定では、上音羽までバスで行き、そこから歩く計画でしたが、この連休中(4月29日から5月7日まで)は、日野駅からしゃくなげ群落入口まで、臨時バスが運行。

予定を変更し、日野駅で一旦乗り換え、シャクナゲ群落入口で下車して歩き開始。
この方が、上音羽バス停から歩くより、距離が短く楽です。
しゃくなげ鑑賞は、下山してからのお楽しみ。

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臨時バスで、ほんしゃくなげ群落入口まで乗車

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渓谷に沿ってほんしゃくなげが群落、見学は下山後に

バスを降りて、音羽方面にゆるやかな車道を登っていきます。

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右へ音羽方面にすすむ

道路脇には、キイチゴの花や、マムシ草。
大きく育ったウワミズザクラや、クロモジ、サルトリイバラ、ツツジの花など、里山の花が見られます。

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車道を北東へすすむ、キイチゴの花がいっぱい

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大きなウワミズザクラ

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ウワミズザクラ(アップ)とマムシ草

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クロモジの花

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サルトリイバラ、秋には赤い実になる

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開花までもうすぐのヤマツツジ

ゆっくり歩いて、15分ほどで、鎌掛峠で、右に貯水池があります。
峠で右折し、林道へ入ります。
この辺りへ来ると、めざす猪ノ鼻ヶ岳がお椀を伏せたような形で、右手に見えてきます。

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林道に入ったところが、登山道入口

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林道から貯水池を見る

しばらく広い林道をすすみます。
途中には、西大路小学校の学林もあり、林の中を覗いて見ると、鳥の巣箱が設置してありました。

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広い林道をすすむと、学校林づくり事業の看板がある

古びた宝殿ヶ岳の看板がありました。
地元では、猪ノ鼻ヶ岳というより、こちらの名前の方がよく使われているようです。

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林道脇の宝殿ヶ岳の看板

道標はあまりなく、この古びた看板を2,3ヶ所で見る程度でした。
それ以外は、踏み跡とテープが頼りですが、分かりにくいところがあり地図、コンパス必携。

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広い林道を外れると、傾斜が増してくる、道標はほとんどなし

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踏み跡とテープが頼りだが、分かりにくい

登っていくと、植林帯から自然林に変わり、樹林の間から眼下にダム湖(日渓溜)が見えてきます。
展望が効かない山だけに、この辺りからが一番、よく見えるところです。

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ダム湖が見えてくる

右に左に曲がりながら、猪ノ鼻ヶ岳を右に巻くように登ると、頂上直下の急登が始まります。

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頂上直下の急登

かなりの急登ですが、わずかな間なので、ここを我慢して登れば、頂上は目前です。
急登の途中に、「ふるさとの名山に登ろう」と書かれた木片が、置かれていました。

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「ふるさとの名山に登ろう」の文字が消えかかっている。平坦になってくる

テープをたどり、樹林の間をすすむと、三等三角点のある山頂です。
まわりは、樹木で囲まれ、展望は無く、なんの変哲も無い頂上です。

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三等三角点がある猪ノ鼻ヶ岳

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山頂標識、ミツバツツジが咲く

ミツバツツジがわずかに、頂上を彩っていました。
昼食休憩して、同じ道を下ります。

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登ってきた道を下る

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 向こうに見えるのは、綿向山?

下山して、ほんしゃくなげの群落を散策。
保全協力金として一人400円の入場料が要ります。

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入口にある日野町散策マップ(一部)、画像クリックで拡大

〈ほんしゃくなげ群落〉開花時期・4月下旬〜5月上旬
滋賀県日野町鎌掛の東約2km、標高300mから400mの赤松の多い谷間。
約4万㎡には、ほんしゃくなげが群生しています。しゃくなげは高山植物で、普通は800mから1000mの高所に自生していますが、ここは低地に、しかも群生しているということで大変珍しく昭和6年に国の天然記念物に指定されました。
(当日、入場の際、いただいた絵はがきの説明文から)


散策路が整備されていて、所要時間は約1時間。

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整備された散策路をすすむ

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健脚コースには急な階段もある

ほんしゃくやくの他にも、めずらしいカーネーション椿やツツジ、八重桜などが咲いて目を楽しませてくれました。

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しゃくなげ池と八重桜

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ひっそりと咲くミツバツツジ

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ミツバツツジ

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初めて見たカーネーション椿

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微妙に色が違う

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雨に濡れたしゃくなげ

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豪華に咲きほこる

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ササ原に咲くしゃくなげ

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これぞ、しゃくなげの群落

散策中に、雷雨が襲ってきました。
天気予報が当たってしまい、急遽、カッパを着ましたが、散策は途中で切り上げ。
回りきれなくて、残念な気持ちが残りました。

しかし、その雨も日野駅に着く頃には止み、晴れ間が出てきました。

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帰りバスを待つ時間で、日野駅前で撮す

距離も標高差もそれほどなく、ゆっくり歩いたハイキングでした。
しゃくなげも見られて、よかったです。

この例会がなければ、猪ノ鼻ヶ岳も、しゃくなげ群落も知ることがなかったと思います。
地元に人には、よく知られていても、他府県の者にとっては、知らないことが多くあります。
そういう意味でも、新しい発見がありました。

2017.04.29 / Top↑
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