島根県の名峰・三瓶山を歩いてきました。
出雲風土記の「国引き神話」で知られ、旧噴火口を囲む4つの峰は、ファミリーの名前がつき、親しみを感じる山です。
今回は、相方さんが一緒なので、ゆっくりと時間をかけて、起伏のある高原歩きを楽しみました。

行程
6:32東の原駐車場(朝食)7:18ー7:20東の原登山口ー8:03大平山・女三瓶山(めさんべさん)分岐ー8:21女三瓶山(標高953m)8:29ー8:49兜山ー9:07ユートピア9:12ー9:38男三瓶山(おさんべさん・標高1126m、軽食休憩)9:57ー11:29子三瓶山(こさんべさん・標高961m)11:37ー12:07風越ー12:23孫三瓶山(まごさんべさん・標高903m)12:29ー13:11大平山(標高854m)13:19ー13:52東の原駐車場 歩行距離約9.2km、所要時間(休憩含む)6時間34分、累計高度(+)約981m


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東の原駐車場の案内板(画像クリックで拡大)

ルート



午前1時過ぎに我が家を出発、
中国、米子、山陰、松江自動車道と乗り継ぎ、三瓶山東の原駐車場に、6時半に着きました。(途中一度仮眠休憩)
持ってきたおにぎり、バナナで朝食にし、準備を整えて歩き開始です。

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東の原駐車場から女三瓶山(右)を見る

広い駐車場は、我が家の車一台だけ。
誰一人として見かける人はありません。

青空が広がるよい天気なのに、風が強く、木々がかなり揺れています。
その風にのってきたのかどうか、黄砂がひどく、遠くは霞んでいます。
昨夜のニュースでは、今年初めての黄砂で、西日本は特に影響が大きいとのこと。
雨の心配はないので、最高とは言えないまでも、いい山歩き日よりです。

観光リフトの左手にある登山口から登っていきます。
最初は芝生の道ですが、登山口のゲートを入って、しばらく歩くと、山道に変わります。

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東の原登山口

小さなスミレや小さな黄色の花がたくさん密集して咲いています。
レンゲツツジは、やっと開き始めるところ。

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細いU字溝のような道、レンゲツツジが開花寸前

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 地べたを覆うスミレ

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キイチゴの花がたくさん、花が終わり実になります

新緑のトンネルのようなところ登っていきます。
ほどほどの傾斜のある道です。

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朝日を浴びて新緑が美しい

右にカーブをするように登っていくと、右側の視界が開け、東の原のリフト乗り場、駐車場が眼下に。
車は、やっぱりたったの1台だけ。

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右の視界が広がってくる

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  右に視界が開けたところで、登ってきた道を振り返る

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    眼下に見えるリフト乗り場と駐車場、たった1台デミオが止まっている

小さな吹き流しと一緒に、可愛い鯉のぼりが、強い風に揺られていました。
気持ち良さそうに揺られています。

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可愛い鯉のぼり

遠くは、黄砂の影響で、どんよりとしています。

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黄砂の影響で、白っぽく霞む

登っていくと、リフト乗り場が見えてきます。
リフトで、ここまで登ってくることができますが、リフトが動き出すのは、午前8時半から、もちろん、ここにも誰もいません。

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リフト駅、女三瓶山と大平山分岐

リフト乗り場のところに道標があり、ここから少し登っていくと、女三瓶山と大平山の分岐。
今回歩くのは女三瓶山から大平山への周回ルート。


右に石畳の道をとり、女三瓶山に向かいます。
傾斜がきつくなって、右に左のつづら折れして、登っていくと、アンテナ塔が並ぶ女三瓶山。
登山口からゆっくり歩いても、ここまで1時間ほどです。

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つづら折れになった石畳の道

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リフト乗り場を振り返る

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アンテナ塔が並ぶ女三瓶山

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山頂と展望台

男三瓶山から子・孫三瓶山、大平山に続く稜線伝いの山、旧火口の窪んだところには、小さな池。
稜線の奥には、何重にもなって山が重なって見えています。
残念ながら、遠くは霞んでしまって薄灰色のベールを被せたよう。

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左・子三瓶山、右・男三瓶山

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孫三瓶山から左稜線大平山に続く

頂上は、風の影響をまともに受けますが、初夏の風で清々しい気分です。

女三瓶山から男三瓶山に向かいます。
ど〜んと目の前に構える山容は、この山の主という感がします。
クロモジやオオカメノキ、名前を知らない穂を垂れたような花をつけた樹木。

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樹林越しに男三瓶山を見る

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女三瓶山から男三瓶山に下るところで、子三瓶山(右)と孫三瓶山(左)を見る

緑の中を下ると笹原の続く平坦な道へと変わり、その道が登りへと転じると、急坂となります。

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笹原の道

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岩混じりの急登

急登を超えると、小さなピークの兜山で、そこを過ぎるとユートピアの広い草原です。

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兜山
 
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広い草原状のユートピア

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ユートピアから見る孫三瓶山と左の大平山に続く稜線、小さな室の内池が見える

気持ちのよい笹原が続いています。
エンレイソウも見ることができました。

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エンレイソウと稜線上に笹原が続く

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草原状の笹原をすすむ

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右の男三瓶山に続く子三瓶山(中)、孫三瓶山(左)

ユートピアを過ぎると、岩混じりの急登となります。
岩を掴み、木の根っこも掴みながら登ると、三瓶山の中心・男三瓶山はまぢか。
避難小屋の前を通り、階段を登れば一等三角点のある頂上です。

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岩混じりの急坂を登る

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時には木の根を掴んで登る、山頂直前の避難小屋

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山頂から避難小屋を見る

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男三瓶山頂上

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三角点、方位盤を撮す

頂上は広い広場になっていて、木製のベンチがいくつも置かれています。
北側に山頂神社の祠があり、立派な展望台が作られています。

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山頂神社の祠と北側展望台

360度の展望です。
北には、日本海と島根半島がうっすらと見えています。

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北側の展望、霞んだように見えるのは、島根半島

小さな池は、姫逃池(ひめのがいけ)。
周りは、高原状の台地です。

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南西方向の展望

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東側には、女三瓶山

やさしく見える男三瓶山も、南側は斜面が流れ落ち、危険なため、立ち入り禁止になっています。
笹原を通り、子三瓶山に向かいます。
しばらくは、歩きやすい高原の道。
ルンルン気分で歩きます。

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笹原の高原を行く、子三瓶山への道標

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眼下に見る西の原、その奥に浮布池(うきぬののいけ)

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稜線上に続く子三瓶山(右)と孫三瓶山(中央)

ゆるやかな道が下りへ転じると、階段状の道となり、急坂となります。
樹林帯の中に入ると、岩場もあり、急なところには、ロープが張られています。

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階段を下ると、樹林の中を下る道に

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気持ちが良いほどの青空と新緑

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急坂の岩場

ガレ場のようなところもあり、滑りやすく慎重に下ります。
そばに咲く小さな花が、愛らしくちょっと息抜き。
落石注意の看板あり、気をつけて通ります。

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愛らしい小さな花、落石注意の看板

一旦、鞍部へ下ります。
ベンチが置かれています。

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鞍部に置かれたベンチ

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鞍部から見る女三瓶山

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女三瓶山と右になだらかに続く稜線

鞍部から登り返します。
しばらく平坦だった道が、急坂へと変わります。
この縦走路の稜線は、凹凸になっていて、登り下りの繰り返しです。

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鞍部から下ってきた男三瓶山を振り返る

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これから登る子三瓶山

きつい坂ですが、ここでも小さな花たちが元気をくれます。

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階段道の脇にショウジョウバカマ、黄色の花は?

開放的な景色を眺めながら、子三瓶山に着きました。
いい眺めです。

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子三瓶山頂上

山頂で休憩していると、反対側から若い男性がビデオを撮りながら登ってきました。
最近はビデオを手にするハイカーさんをよく見かけます。

これから孫三瓶山へ。
なだらかな高原を下り、また、急坂の下り。
鞍部へ下って、登り返すパターンは同じです。

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正面に見える孫三瓶山へ向かう

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下る途中で、孫三瓶山を見る

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樹林で空を仰ぐ
        
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子三瓶山からの下り

鞍部に下ったところに、風越(かざこし)の道標があり、ここを左に下ると、室の内池(むろのうちいけ)です。
直進して、孫三瓶山への登りにかかります。

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風越の分岐(鞍部)と分岐付近から見る孫三瓶山

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鞍部から男三瓶山(右)と子三瓶山(左)を見る

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孫三瓶山山頂、後方は男三瓶山

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細長い山頂になっている

山頂には、まだ、桜が残っていました。
この時期、桜が見られるのは、うれしいです。

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桜が咲く

ここから大平山へは緑の中の縦走路です。

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大平山への縦走路

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森林浴です

  樹木が切れて、視界が良くなってくると、大平山です。      
          
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周りが明るくなってくると、大平山は近い

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大平山山頂、正面に女三瓶山

リフト乗り場から一番近い山で、ここまでなら誰でも気軽に来られます。

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大平山から女三瓶山(右)、男三瓶山(中)、子三瓶山(左)を見る

大平山からは、登りはなく、ひたすら下るだけです。

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大平山からの下りで、男三瓶山を見る

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女三瓶山との分岐へ下りる

女三瓶山との分岐に下り、右に折れると、リフト乗り場。
その横を通るときに、係のおじさんが出てきました。
お客さんかな?と、思ったのでしょう。
でも、リフトには乗りません。

分岐から登山口まで、往路と同じ道。
下ってくると、駐車場には、10台ほどの車が止まっていました。
山で出会った人は、2組のご夫婦さんと、若い単独の男性3名さんだけ。

相方さんには、ちょっときつい行程でしたが、お天気にも恵まれ、けがもなく三瓶山の縦走を楽しむことができました。

今夜の宿泊は、国民宿舎「さんべ荘」さん。
東の原駐車場から、車で10分ほどです。

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大田市の花に指定されているレンゲツツジ(三瓶温泉にて)

登山口を上がったところで見たレンゲツツジは、三瓶温泉までやってくると満開でした。

2017.05.08 / Top↑
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