山歩きの教室で、和歌山県にある矢筈岳(やはずだけ)に行って来ました。
矢筈は、弓矢の矢をかけるところを意味し、尖った東峰と山頂の間の窪みが、その形に似ているところから付けられた名前と言われています。
関西百名山の一つになっています。

行程
橿原神宮前駅8:00〜(バス)〜10:05林道田尻谷線音戸台橋10:12ー10:21鷲ノ川遊歩道入口10:31ー10:37鷲ノ川ノ滝10:39ー11:10木橋(登山口)11:16ー12:46矢筈岳(標高811m、昼食休憩)13:18ー13:38田尻城跡13:45ー14:26小谷峠14:31ー15:19小谷林道地蔵尊下手〜(バス)〜
17:50橿原神宮前駅 距離約9.3km、所要時間(休憩含む)5時間07分、累計高度(+)約787m、(ー)742m、

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ルート概略図

ルート


南阪奈道、阪和自動車道を通り、登山口に通じる林道田尻谷線・音戸台橋に到着。
橋を渡ったところで下車、ここから歩き開始です。

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橋を越えたところで下車、準備体操をして出発

鷲ノ川を右に見て、ゆるやかな道をすすむと、10分足らずで矢筈岳へ通じる村道と遊歩道の分岐。
どちらの道をとっても、行けますが、ここは右にすすみます。
渓流アマゴ釣り管理事務所があり、その奥が遊歩道入口です。

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鷲ノ川沿いをすすむ、アマゴ釣り場がある

前は広場になっていて駐車場。
狭い道を通って来なければなりませんが、普通車だとここまで来られます。
鷲ノ川遊歩道の案内板と、トイレ建物の間にある細い遊歩道を入ります。

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案内板とトイレの間から遊歩道に入る

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鷲ノ川遊歩道案内板

水がきれいな渓流沿いをすすむと、よく目立つ赤い橋があり、渡って左に行くと、もう一つ赤い太鼓橋と鷲ノ川ノ滝が見えてきます。

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渓流にかかる赤い橋を渡る

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赤い太鼓橋と鷲ノ川ノ滝

滝の手前に江戸末期の歌人・加納諸平(かのうものひら)の句碑と鷲ノ川観音堂があります。

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手前に観音堂、奥に滝

鷲ノ川ノ滝は、紀ノ国名水50選にも選ばれています。
水量が多い、見応えのある滝です。

田尻地区は、旧川中村の中心地で 世帯122人。
地区のはずれに鷲の川が流れています。中津地区で最も高い矢筈岳から流れ出る水は、「紀の国の名水」「紀伊半島自然百選」のひとつである鷲の川の滝、鷲の川渓谷となって、日高川へと流れています。 鷲の川の滝は、古くから有名で嘉永4年(1851) に書かれた「紀伊国名所図会」にも紹介され、国学者「加納諸平」もここを訪れた際に詠んだ歌碑も建立されています。(広報日高町2007.5より引用)


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太鼓橋から撮す

太鼓橋を渡り、滝を巻くように急坂を登ると、矢筈岳に通じる村道と交わり、ここで右に村道を登っていきます。

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滝を巻くように登って、村道に入る

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村道の登り道で、滝、太鼓橋、観音堂を見る

渓流を見て、ゆるやかな道をすすみます。
ところどころで、流れ出る水で道が濡れています。
山から水が流れ出ています。

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山肌から流れ出る、こんなところがいくつもある

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川を右に見て、ゆるやかな道をすすむ

植林帯を通り、道なりにすすみます。
道脇には、フタリシズカやウツギなど、小さな花が咲いています。

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植林帯を行く

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イワタバコ(花期は夏)とフタリシズカ

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ウツギ、右はアジサイの類い?

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頭上に藤の花が咲く

右岸から左岸の道に変わり、すすむと、左に小さな橋が見えてきます。
右には、矢筈岳登山口の道標。
ここで林道とは別れ、橋を渡り、山道を登っていきます。

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矢筈岳登山口

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橋を渡ると、幹に根上り谷の手書き文字

ゆるやかだった道が、ここから一変します。
急坂となり、長い丸太の階段が続きます。

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 山道となり、急坂に

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整備された階段道が続く

シダが多い道の上には、ツツジが咲いています。

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ツツジの花が咲く(左はモチツツジ)

稜線上に出て、さらにすすむと、露岩混じりの急登。

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登っていくと、尾根道に入る

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急登となる

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露岩混じりの急登

距離は短いのですが、急登が続き、高度を一気に稼いでいきます。

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急登はゆっくり

トラバースするような道もありますが、それもしばらくの間で、また、木の根や露岩が目立つ急登に。

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トラバースのような道

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木の根、幹、岩を掴み登る

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急登の連続

急な岩場の斜面に、シャクナゲが咲いています。
眼下には、日高川の流れ。
急登を乗り越えてきた、ご褒美のような景色が広がっています。
まだ、この先にも、急登があるのですが…。

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シャクナゲを前景に、眼下に日高川を見る

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シャクナゲが出迎える

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こんなきれいな花を見ると、ホッとします

露岩混じりのヤセ尾根をすすみ、登って下り、急登を登り返すと、頂上です。

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ヤセ尾根をすすむ

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露岩の岩場を過ぎ、下る

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頂上への登り返し

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沢山の登頂プレートがある山頂

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山頂は、それほど広くない

いい景色が広がっています。
遠くには、紀伊水道も。

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山頂からの景色(北方向)

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山間を縫って日高川が流れる

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正面に清冷山

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遠くに紀伊水道

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山並みが続く(南方向)

昼食休憩をとり、下山は田尻城跡から小谷峠へ。
急坂の下りです。

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山頂から急坂の下りが続く

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こちらの斜面にも、美しいシャクナゲが咲く

急坂を下ってすすむと、平たくなった台地状の田尻城跡。

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田尻城跡へ向かう

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田尻城跡

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田尻城跡の案内板

小休憩して、小谷峠へと下ります。
急坂の下りです。
低木が多く茂っているところもありますが、道標やテープがあり、迷うことはありません。

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小谷峠へは、急坂の下りが続く

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下山ルートには、道標が多い

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丁寧な道しるべ

急坂で危険なところには、ロープが張られています。
木も利用して、慎重に下ります。

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ロープを使って下る

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下ったところで、急坂を振り返る

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モチツツジが咲く

急坂を下りきると、広い林道で、ここが小谷峠。
石の祠の中に、お地蔵さまが祀られています。

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傾斜がゆるやかになると、小谷峠が近い

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広い林道の小谷峠、石の祠がある

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小谷峠から下って来た道を振り返る

小谷峠から広い林道を下ります。

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小谷林道を下る

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林道から見る景色

ところどころで、土砂が崩れ、崩壊が激しく道が荒れています。
小さな滝や、きれいな花が咲いていて、そちらに目を奪われそうになりますが、足元は要注意。

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流れ出る水が小さな滝を形作る

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ジャケツイバラの花

広い林道ですが、道路が崩壊し、やっと1人が通れるようなところもあります。

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道路が寸断され、やっと1人が通れる道

崩壊が激しく、林道の補修工事もままならないようです。
舗装道に出てきても、ところどころで、土砂が積み重なったり散乱しています。

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舗装道に出る

下っていくと、左手にお地蔵さまの祠があり、さらに下ると、バスが来てくれました。
日高川沿いの小谷橋まで歩く予定が、短くなり、一同、大喜びでバスに乗り込みました。

標高は800mほどの山ですが、登山口の橋を渡ってからは、歩き応えがあります。
稜線に入ってからの露岩混じりの岩場、ヤセ尾根の道は、気を引き締めて集中して歩くところですが、変化があり、楽しめました。
シャクナゲも見ることができ、景色もよく、いい山歩きでした。

2017.05.16 / Top↑
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