兵庫県の北東部にあり、一等三角点の東床尾山(ひがしとこのおさん)へ登ってきました。
東床尾山は、関西百名山の一つになっています。
歩いたルートは、西床尾山登山口から登り、西床尾山から東床尾山を周回し、糸井の大カツラ(東床尾山登山口)へと下るコースです。
快晴の下、新緑と山頂から見る眺望は素晴らしく、独り山歩きの楽しさを味わうことができました。

行程
6:54糸井の大カツラ駐車場7:00ー7:15西床尾山登山口ー7:30精錬所跡地ー8:30西床尾山(標高843m)8:41ー9:18東床尾山・西床尾山・糸井の大カツラ分岐ー9:27植林小屋ー9:31東床尾山(標高839m)9:54ー10:07分岐ー10:34衣谷鉱山精錬所跡ー10:46糸井の大カツラ(東床尾山登山口) 距離約8km、所要時間(休憩含む)3時間46分 累計高度(+)約732m



ルート



我が家を4時15分に出発。
中国、舞鶴若狭、春日和田山自動車道を通り、糸井の大カツラの駐車場に6時54分着。
(途中、「道の駅 但馬のまほろば」で朝食、トイレ休憩)

1705tokono1
林道から糸井の大カツラに入る道、ここから大カツラまで600M

1705tokono5
大カツラ(右)、前は広場になっており、簡易トイレもある

1705tokono2
樹齢2千年の大カツラ

大カツラの主幹は、枯れてしまい、今は周りに大小80本ほどのヒコバエが育っています。

1705tokono3
主幹はないが、スケールの大きさを感じさせる

大カツラの案内板と、ツキノワグマ出現の注意喚起。

1705tokono6 1705tokono4
立派な案内板がある、クマ注意

「糸井の大カツラ」
糸井渓谷の最奥部に立地するカツラの雄株で、高さ35m、枝張り東西30m、南北31m、主幹は朽ち大小80本の「ひこばえ」が周囲から発生し、旧主幹を保護するような形で林立している。主幹の朽ちた内径は、東西4.4m、南北3.0m、地上6mでリョウブ・オオズミの2本がくいこみ、キヅタ、イワガラミ、ツタウルシ、ツタなどが巻きつき、コタニワタリが着生している。カツラの巨木としては、全国まれに見るものである。

1人だし、大丈夫かな、一瞬、不安がよぎります。
にぎやかに歩こう。
準備を整えて、歩き開始です。
西床尾山登山口から登るため、車で通ってきた林道を、登山口まで戻ります。
林道脇に、藤の花やピンクのウツギが咲いてきれい。

1705tokono7
藤が頭上から降りかかるよう

1705tokono8
咲き誇るウツギ

下り道なので、15分ほどで、登山口に着きました。

1705tokono10
西床尾山登山口(羅漢谷口)から林道を振り返る

1705tokono9
登山口、林道の下手に駐車スペースがある

適度な傾斜の沢沿いの道をすすみます。

1705tokono11 1705tokono12
沢を左に見てすすむ

途中、精錬所跡地を通ります。
古い案内板は、文字が剥げ、木の幹には、新たな説明書きがありました。

1705tokono13 1705tokono14
精錬所跡地説明書き

「精錬所跡地」
床尾山は、古くより金山として栄え、昭和初期までこの地をはじめ、数カ所で精錬が行われていました。


1705tokono15
精錬所跡地付近から登山道を振り返る

踏み跡がはっきりしていて、道標も多く、分かりやすい道です。
やがて、沢を何度か渡渉するようになります。

1705tokono16 1705tokono18
沢を渡る、幹には「登山道はこの周辺で沢を渡ります」。雨だと滑りそう

石の表面を苔が覆っているところがあり、雨が降ったり、水量が増えると、滑りそうです。
静かな独り歩きですが、沢沿いのため、ガマの鳴き声がやたらと、聞こえてきます。
他には、野鳥の声も。

ダイゼンの滝の道標がありました。
「10mの滝ですが、未整備、徒歩10分」と、書いてあり、行くのは止めました。

1705tokono19 1705tokono22
要所に道標、そばにフタリシズカ

1705tokono92
ちょっとした岩場を登るところもある

沢沿いの道を左に折れ、尾根道に入ると、登山道は一変し、急登となります。

1705tokono23
これより急な尾根道

直登のような尾根道で、これが山頂近くまで続きます。

1705tokono24
急登の尾根道に入る

この急登には、参りました。
ゆるやかなところは、全くなく、延々と続きます。
足どりは、まさに牛歩のよう。

1705tokono25
これが延々と続く

このコースで、一番しんどいところです。
30分ほどかけて、この急登を登り切り、ようやくゆるやかな道になると、西床尾山山頂です。

1705tokono26 1705tokono27
道がゆるやかになり、頂上が近くなる

西床尾山の山頂は、松の木が多くあるものの、適度に伐採され、展望がよくなっています。

1705tokono29
西床尾山山頂

1705tokono35
広場のような山頂

広い広場になっていて、日陰の下で、急登で乱れた呼吸を整え、汗を拭きます。
それにしてもいい天気。

1705tokono31
見事なほどの青空

伐採された幹の上で、腰掛け、眺望を楽しみながら、ゆっくり休憩。
この眺望を独り占めしているのですから、ぜいたくな気分です。

1705tokono32
伐採された樹木がベンチ代わり

1705tokono30
樹林の間から眼下の眺め

1705tokono34
これから向かう東床尾山が目の前

1705tokono33
右側の尾根を登ってきた

ここから、東床尾山には、快適な尾根道をすすみます。
道標、テープもしっかりついています。

1705tokono36 1705tokono37
東床尾山へは、広い尾根道をすすむ

1705tokono38
右が植林帯、左が自然林

新緑が光に照らされ、まぶしいくらいです。

1705tokono39
歩いていて楽しく感じられる尾根道

1705tokono40
目に青葉、空は青空

1705tokono41
新緑が照らされる

1705tokono45
心が洗われるような新緑

1705tokono47
光と新緑のコラボ

1705tokono43
広い尾根道だが、テープがあり、分かりやすい

1705tokono44
小さなピークを越える

1705tokono46
花咲く準備をしているのは、何?

1705tokono48 1705tokono49
杉の植林帯を通る。まだ東床尾山ではないのに…途中のピークに付けられたプレート

1705tokono50
尾根道から垣間見える山並み

1705tokono51
東床尾山に向かう途中、ピークから西床尾山を振り返る

1705tokono52
雰囲気のあるピーク

1705tokono53
青空をバックに、枯れ木と新緑の組み合わせが美しい

西床尾山から40分ほどで、東床尾山の分岐。
糸井の大カツラから登ってくるルートとの合流点で、下山はこちらの道を歩きます。
ここから東床尾山の往復です。

1705tokono56
東床尾山への分岐

一度下って、登り返し。
登り返すと、小さな植林小屋があり、小屋を左に見て、すすむと東床尾山山頂です。

1705tokono57 1705tokono69
分岐の案内と、植林小屋

1705tokono60
植林小屋を過ぎると、山頂はすぐ

360度の展望が広がっています。
一等三角点と、方位盤があり、山名も書かれています。

1705tokono67
東床尾山山頂

1705tokono61
山頂の方位盤

日陰はありません。
予報では、気温が25℃を超えると言っていました。
強い日射しが降り注ぎ、暑いくらい。

方位盤と四方の山々を見比べながら、山座同定。
視界が効いて、遠くの山々まで見えているのですが、山と山が重なり合って、同定が難しいです。

1705tokono101
左・鉄鈷山(かなとこやま)、右・西床尾山(画像クリックで拡大)

1705tokono103
左・西床尾山、中央奥・氷ノ山(画像クリックで拡大)

1705tokono105
豊岡・城崎方向、中央に円山川(画像クリックで拡大)

1705tokono107 
山頂標識、北側方向(画像クリックで拡大)

1705tokono62
南方向、遠くに千ヶ峰や笠形山

1705tokono63
東方向、木に隠れているが、大江山が見える

1705tokono64
西方向、左奥に氷ノ山

1705tokono65
植林小屋を見る

1705tokono66
東床尾山から稜線上に続く鉄鈷山

1705tokono68
豊岡、城崎方面、右奥は来日岳?

存分に景色を楽しむことができました。
朝早く登り始めたこともあり、まだ、10時にもなっていません。
持ってきたコンビニの助六寿司は、下山してから食べることにし、水分補給だけして帰り支度。
分岐までは、往路と一緒です。

1705tokono70
山頂と分岐の間にある大きな木

1705tokono71
この分岐から大カツラへと下る

分岐を過ぎ、斜面につくられた道を、ジグザグしながら下っていきます。
木漏れ日が差し込む樹林帯の道です。
この道は、近畿自然歩道。立派な道標が立てられています。

1705tokono72 1705tokono73
近畿自然歩道、斜面上をジグザグしながら下る

ガレ場のようなところや、落石注意のところもあり、足元、頭上要注意。

1705tokono74 1705tokono75
落石・足元注意。ガレ場のような道

1705tokono76
谷沿いの道

近畿自然歩道だけあって、登ってきた道よりこちらの方が、整備がされているような感じがします。
こちらの道も、傾斜は急。
渡渉箇所には、橋がかけられていました。

1705tokono77 1705tokono78
沢には橋がある。橋の袂にマムシ草

1705tokono79
沢沿いを下る

1705tokono80
これは苔の類い?、光が当たってとてもきれい

衣谷鉱山精錬所跡まで下ってくると、この先、道はゆるやかで歩きやすくなります。

1705tokono81
ベンチのある衣谷鉱山精錬所跡

1705tokono82
直線状のゆるやかな道

助右衛門大桜という大きな桜の木がありました。
沢を挟んだ右側に、深い山の中で、堂々として青葉を茂らせています。

1705tokono84
助右衛門大桜、花をつけている姿も見たい

広葉樹が多くなり、堰堤を過ぎると、東床尾山登山口は直ぐ、大カツラのところへ下りてきます。

1705tokono86
広葉樹が多くなる

1705tokono87
広葉樹の森の中を下る

1705tokono88 1705tokono89
堰堤のところへやってくると、登山口の橋が見えてくる

1705tokono91
橋に掲げられた登山口の案内

駐車場まで下りてきて、まだ、11時前。
この時間なら、近場の山であれば、もう一つ登れます。

でも、今日はこれで山歩きは、おしまい。
体調がイマイチなのと、尾根道の急登で、結構疲れました。
それに、申し分のない眺望を見てしまうと、満足感で充足されて、これでいいなという気持ちになってしまいました。
日を改めて、また、山へ行きます。

帰るときには、西床尾山登山口に6台の車が止まっていました。
結局、山では誰とも会いませんでした。

クマにも出合わなくてよかった。
駐車場に戻ったときに、大嫌いな蛇が出迎えてくれましたが…。

2017.05.19 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://megusun.blog59.fc2.com/tb.php/2950-ca4382fa