大阪府山岳連盟・パーソナル山行きで、比良の摺鉢山(すりばちやま)から打見山のルートを歩いてきました。
坊村から登り始め、摺鉢山から鳥谷山(からとやま)を踏み打見山へ。
打見山からJR志賀駅へと下るルートです。

行程
8:35JR堅田駅8:50ー(江若バス)ー9:35葛川坊村9:56ー10:32伊藤新道出合(白滝山分岐)10:36ー10:48牛コバ10:57ー12:36摺鉢山(標高1006m・昼食休憩)13:02ー13:21鳥谷山(標高1077m)13:27ー13:43葛川越13:47ー14:11比良岳道標ー14:42木戸峠14:48ー15:06打見山15:21ー15:44クロトノハゲ15:51ー16:12天狗杉16:17ー17:37JR志賀駅 距離約13.4km 所要時間(休憩含む)7時間41分 累計高度(+)約1.178m (ー)約1.379m 参加者9名(男4、女5)


ルート



JR堅田駅前から江若バスで細川行きに乗車。
休日ですが、天気予報優れず、雨が予想されるため、バスは楽に座れました。
乗客のほとんどがハイキング・登山目的の人たちです。
平で数人降り、後はほとんどの人が坊村下車。
ここから歩き開始です。

バスを降りて、車道(国道367号線)を渡ったところにお手洗いがあります。
用を済ませて、明王院の方向へ歩きます。
正面が地主神社です。

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バス停から明王院の方向へ、正面・地主神社

地主神社の前で、準備を整えて、舗装された明王谷の林道を登っていきます。

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前に咲くアジサイがきれいな地主神社、明王谷林道を牛コバ方面へ

ゆるやかで歩きやすい林道ですが、ところどころで大きな石が転がっています。

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左に川を見て、林道をすすむ。落石注意

登っていくと、左手に東屋のような建物。
明王院二の滝護摩堂と書いてあります。

説明書きには、
回峰行者がお滝参籠の途中に煩悩を焼き尽くすため護摩を修す道場である。
登山される方は充分注意するようにして下さい。

この建物を過ぎると、三の滝の標識が立っているところにやってきます。
滝へは、左の急坂を下ります。
下を覗くと、わずかに白い水の流れが見えました。

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東屋のような建物は明王院のもの、三の滝標識

看板を読むと、ここも比叡山の修行道場の場であるようです。
ここで小休憩して、先へすすみます。
蒸し暑く、汗がかなり出ています。

牛コバへ行く途中に、白滝山・オトワ池を経て夫婦滝へ向かう分岐があります。
この辺りまで来ると、苔むした大きな石が目立つようになります。

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伊藤新道出合、白滝山・夫婦滝は右に登る

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水の流れがきれい

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苔むした石

白滝谷に架かる橋を渡って、右へすすむと牛コバです。
牛コバとは、変わった名前ですが、どんな謂われがあるんでしょうね。
調べると、コバとは木場のことだと書いてありました。
大きな杉の木が立っています。

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大きな杉の木がある牛コバ

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牛コバの道標

ここまでは楽な道でした。
林道とはここでお別れ。
これからは山道となり、急登が始まります。

休憩して急登に備えます。
休憩中に、ヘルメット、ハーネスを装備した数人のパーティが過ぎて行きました。
健脚ペースで登って行かれます。

牛コバから左に鋭角に入り、すすむと、じぐざく道の急登が始まります。

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急登が長く続く

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急登に耐え、ひたすら登る

急登になって、汗が止めども無く、流れ落ちてきます。
シャツがビッショリ。
コアジサイがたくさん見られます。
ギンリョウソウも。
急登のしんどさが和みます。

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コアジサイが…、この辺りはまだ開きが遅い

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ギンリョウソウ、もう終わり近くかな?

牛コバから小休憩をとりながら、約1時間40分で摺鉢山に着きました。

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長い急登はもうすぐ終わり

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ようやく歩きやすくなって

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摺鉢山山頂

三角点も山名標識もない山頂です。
雑木が覆い、分かりにくい山頂です。
展望もききません。

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山頂は広いが、雑木に囲まれている

ここで昼食。
セミのにぎやかな声が響き渡っています。
そのセミの声が激しいためか、野鳥の鳴き声は聞こえません。
小さな虫が、顔や身体にまとわりついて、払い除けながら食べました。

摺鉢山から、鳥谷山へ向かいます。
登り下りしながらの道ですが、きつい急坂はありません。

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登り下りの道

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この辺りは、コアジサイが開いてきれい

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シャクナゲも多く見られる

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小さな芽がたくさん

摺鉢山から20分ほどで、三角点のある鳥谷山到着。
すんなりと着いた感じです。
眺めの良い場所なのですが、ガスで覆われ、周りの景色は真っ白。
展望は期待できず、逆にガスが深くなってきました。
雨が降らないだけマシです。

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鳥谷山山頂

ここから葛川越へ下ります。

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ガスが覆う

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石標がある

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急坂を下る

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いろいろ変化のある道

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灌木帯をすすむ

葛川越は、湖西の志賀町と鯖街道の葛川を結ぶ峠道で、昔は集落の人々の重要な生活道だったところ。
こんな険しい道を通って生活していたなんて、昔の人は凄かったんですね。

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葛川越へ下って来た

葛川越で小休憩し、次の目標地・木戸峠へと向かいます。

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比良岳、木戸峠方面へ

ガスに覆われていますが、巨岩があり、そこを過ぎると、雰囲気の良い快適な道が続きます。

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適度なアップダウンの道をすすむ

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変形した樹木が目立つ

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巨岩の横を抜ける

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赤文字で大岩と描かれた巨岩

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自然林にガスが立ち込める

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快適な道をすすむ

途中に、比良岳の道標を見ます。
比良岳は、ルートから少し右に外れたところ。
比良岳山頂は踏まず、すすみます。

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途中の道標

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大きな樹、歳月の重みを感じます

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見上げる

雰囲気のよい道を快適に歩きます。
ずっと、こんな道だと楽なんですが…。

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思わずスキップしたくなるような道

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樹の表情がみな違う

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ブナも多い

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木戸峠へ

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木戸峠まで、こんな道が続きます

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比良の奥深さを感じます

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道脇の石仏さま

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比良の縦走路だけあって道標が随所にある、イワカガミ群生

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何か叫んでいるよう

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この樹の形も変わっている、どうしたらこうなるんでしょう

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きれいな森

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湿地帯のようなところをすすむ

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なんという名前の苔か知りませんが、目を惹きます

左前方に、うっすらと打見山のケーブルが見えてきます。
木戸峠はもうすぐ。

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打見山のケーブルが見える

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シダが目立つ

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縦走コースと書かれた古い道標

木戸峠には道標があり、クロトノハゲ、志賀駅への案内がありますが、崩壊していて現在は通れません。
石仏さまが4体、行き交う人を見守ってくれています。
ここから打見山へ登り、志賀駅には山頂から下ります。

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木戸峠道標

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石仏さまが静かに見守っている

木戸峠を右に折れ、キャンプ場を通り、芝生のゲレンデを登ります。
キャンプ場のところで、クリンソウを見ました。
ほんの少しだけ、花が残っていました。
花の時期は、とっくに終わっていますから、得したような気持ちです。

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木戸峠からキャンプ場へ下る

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キャンプ場の敷地を通る

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クリンソウが咲いている

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クリンソウ群生

芝生が敷かれたスキー場の斜面は、急傾斜でかなり堪えました。
疲労が蓄積している上での、急傾斜ですから、ヘトヘト。
この登りで、また、汗がドッと噴き出してきました。

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ゲレンデを登る

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写真で見ると、それほどの傾斜ではありませんが、急傾斜です

ヘトヘトになって、打見山に到着。
足が棒のようになっていました。
一面、ガスで覆われ、琵琶湖どころか、周りの視界もイマイチ。
照っていない分、暑さはマシですが…。

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山頂をガスが覆う

下山は、リフト乗り場の横にある階段を下ります。
下っていくと、天命水の鳥居があり、さらにすすむと、ジキタリスのお花畑が出迎えてくれました。

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リフト横の階段を下る、天命水の鳥居

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斜面をジキタリスの花が覆う

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ピンクのジキタリス

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白もきれい

志賀駅まで、登りは無くひたすら下りの道。
小さな鳥居のあるところも展望のよいところですが、今日はダメ。
素通りします。

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ここも展望のよいところですが、残念

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道標を確認して、急坂を下る

下る途中にあるクロトノハゲに登っても、視界効かず。

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クロトノハゲ

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クロトノハゲは、花崗岩が風化してできたザレ場

小石が多く転がるガレ場のような道を下っていきます。
油断すると、石でズルリ。

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そこそこの傾斜がある下り

周りの景色があまり変わらない単調な下り道です。

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倒木箇所が1ヶ所、小さなケルンがところどころにある

天狗杉で小休憩して、この先も同じような道を下ります。
一本道ですから、道に迷うことはありません。

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天狗杉

ひらすら下っていくと、右にフェンスのある堰堤。

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右に堰堤

堰堤の下を通り、杉林を抜けて行くと、T字路の突き当たり。
右はゴンドラ山麓駅、駅は左です。
林を抜け出れば舗装道で、左折して、すぐに湖西道路のトンネル。

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杉並木を抜ける。湖西道路をくぐる

トンネルを出て、道なりに下ります。
木戸の集落が見えてくると、琵琶湖が迫ってきます。

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木戸の集落を下る

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打見山を振り返る

樹下神社の正面を見て、まっすぐ東に下ると、高架になったJR湖西線。
駅は、高架線沿いを北にすすんだところです。

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樹下神社、JR志賀駅

駅に着く寸前で、空は真っ暗。
雨がポツポツと降ってきました。
なんとか雨にも遭わず、終着点に着くことができました。

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駅付近から比良の山を見る

すぐに来た電車に載ると、大粒の雨と雷、
稲妻も光り、大荒れの天候となりました。
間一髪でした。

ビギナー向けの山歩きでしたが、歩き応えのあるコースでした。
たっぷりとかいた汗で、タオルはベトベトになるほど濡れていました。
変化のあるいい山歩きになりました。

2017.07.09 / Top↑
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