山歩きの教室で、若き日の弘法大師が歩いたとされる「弘法大師の道」を歩いてきました。
コース全体は、吉野から洞川を通り、高野山まで全長で60km近い距離があります。
今回は第1回目で、五番関から吉野まで、逆ルートで歩きました。

行程
橿原神宮前駅8:00〜(バス)〜9:50五番関登山口10:05ー10:22五番関10:32ー11:36大天井ヶ岳(標高1439m)11:43ー12:42二蔵小屋(昼食)13:10ー14:05足摺宿14:15ー14:32四寸岩山(標高1236m)14:46ー15:35心見茶屋跡14:42ー16:28青根ヶ峰登山口ー16:45金峯神社16:55〜(バス)〜18:00橿原神宮前駅
距離約10.5km、所要時間(休憩含む)6時間40分 累計高度(+)約769m(ー)約1.097m


ルート



橿原神宮前駅から登山口になる五番関トンネル前までバスで移動。
トンネルの右手に東屋があり、その後に登山口があります。

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五番関トンネルの手前で下車。広場のようになっていて、案内板がある

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東屋、後方に登山口

登山口に入り、すぐに、岩や石の混じる急坂となります。

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登山口を少しすすむと、急坂

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不規則な石の道を登る

急坂ですが、距離はさほどなく、15分余りで五番関です。
右に女人結界門があり、この先は女人禁制、山上ヶ岳へと続く道になっています。

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女人結界門があり、この先は女人禁制

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祠と女人禁制の立て看板

五番関から稜線歩きの道となります。
この道は、大峯奥駈道で、歩くルートは、この奥駆道をすすむことになります。
小休止して、左手、大天井ヶ岳へと向かいます。
ここからは、比較的、平坦な道。

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奥駈道をすすむ

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奥駈道から右手の眺め(百合ヶ岳方向)

平坦な道から次第に傾斜を増してきます。
ずっと登りということもなく、多少の登り下りをしながらすすむ感じです。
樹林の間に、山上ヶ岳が見えています。

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山上ヶ岳を見る

良い雰囲気の樹林の道です。

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いろんな表情をした樹木が目をひく

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しっとりとした味わい

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植林帯もある

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ミヤマシキミの赤い実

奥駈道は、要所に道標も多く、弘法トレイルの表示もされています。

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古くからある道標の下に弘法トレイル(弘法大師の道)の案内

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お馴染みの大峯奥駈道の道標

五番関から約1時間で大天井ヶ岳に着きました。
今日のルートでは、もっとも標高が高い山です。
周りを樹木で囲まれているため、視界は効きません。
樹林の間から、次のめざす山、四寸岩山が見えています。

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大天井ヶ岳山頂

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樹林の間から四寸岩山が見える(右の山)

北側には荷物運搬用のモノレールが通っています。
これから、このモノレールに沿って歩くことになりますが、右に迂回するような形でモノレール沿いの道に入ります。

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モノレールがある、道順注意

大天井ヶ岳から四寸岩山を向かいますが、まずは、昼食予定場所の二蔵小屋(百丁茶屋跡)をめざします。
しばらくすすむと、急坂の下り。

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しばらくは歩きやすい道

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右手に見える山並み

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急坂の下りとなる

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モノレール沿いにすすむ

坂道をどんどん下っていきます。
せっかく登ってきたのに、こんなに下るとは…。
しかも、また、登らなくてはならない…。
好きで山へ行っているのに、山歩きでいつも思うことです。

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下る途中で見える正面の景色

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四寸岩山が正面に

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モノレールがずっと続いている

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ひたすら下り

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左手奥に見える金剛・葛城の山並み
  
祠のある明るいちょっとした広場のようなところに下りてきました。
地図にある大天井茶屋跡でしょうか。
まわりには、トリカブトがいっぱい。

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祠のあるひろば、右上は大天井ヶ岳

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トリカブト

さらに下っていくと、二蔵小屋です。

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二蔵小屋が見えてきた

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二蔵小屋の前は、ひろばになっている

祠や丁石があり、この道が修験者の道であることを強く意識させます。

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祠が祀られている

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第六十九行所二蔵宿・修験節律根本道場の文字

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百丁石

ここで昼食休憩。
簡易トイレもあります。
ここから四寸岩山へ向かいます。
林道へ出るまで歩きやすい道です。

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四寸岩山へ向かう

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快適に歩く

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途中の道標、近畿自然歩道になっている

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林道に出てきた

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林道に出たところにある九十丁石

ほんの少しだけ林道を歩きます。

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林道沿いにある表示板

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奥駆道のイラストマップがある

イラストマップを見てすすむと、その先に、右に入る道があり、ここから四寸岩山への登りとなります。

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林道から右に入る、道標あり

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急傾斜の登り道

露岩が目立つ道を登っていくと、足摺宿です。

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露岩の道

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足摺宿、中を通り抜ける

足摺宿には、仏さまが祀られていました。

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通り抜けて反対側(こちらが正面)から見る

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剥き出しになった石灰岩が目立つ

ひと休みして、ここから15分余り、ひと登りして四寸岩山です。

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登り途中の道標

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左側から明るい日差し

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四寸岩山はこの先

西側から南西側にかけて開かれた山頂です。
眺望が良いのは、山頂より、少し吉野側に下ったところ。

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四寸岩山山頂

左に大天井ヶ岳。
奥の方は、弥山、八経ヶ岳へと続く大峰の山並み。
晴れた空を背景によく見えています。

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山頂付近から見る景色、大天井ヶ岳や大峰の山々が見えている

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ススキを前景に大峰の山

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空が澄んでいる

四寸岩山で、景色を存分に味わって、吉野へと向かいます。
ここからは、ずっと下りです。
植林帯の尾根道を下っていきます。

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檜の植林帯を下る

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ひたすら下り

手前に山を挟んで、奥に榛原の町、額井岳が見えるポイントがあります。
さらに、下っていくと、心見茶屋跡。
奥駈道には、茶屋跡がいくつもあります。
かっては、行き交う人も多かったのでしょう。

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奥に榛原の町と山並み

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心見茶屋跡にある道標

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心見茶屋跡から下ってきた道を振り返る

茶屋跡を過ぎると、U字のような道。
ここを過ぎて、下って行くと吉野大峯林道へ出ます。

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U字、V字のような道を下る

前方が明るくなってくると、林道はもうすぐ。

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林道が近づくと、道が平坦になってくる

二日前の台風の影響で、小枝がたくさん落ちていました。
まだ、あおいままで落ちている栗やどんぐりも、至るところで見ました。
林道脇では、アケビも見つけました。

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収穫にはまだ早い栗が散乱、熟すにはもうすぐのアケビ

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吉野大峯林道出合

しばらく林道を歩きます。

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林道は車両通行止め、吉野側から振り返ってみる

このまま林道をすすんでもよいのですが、大きく迂回するため、途中で再び山道へ入り、ショートカット。

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林道から山道に入る

登って下ると、先ほどの林道です。
距離は短縮、でも、これだけ歩いてくると、登り下りが辛くなってきます。

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終盤の登りは辛い

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2日前の台風で倒壊

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下って林道へ出る、距離ショートカット

こちらにも吉野古道イラストマップがあります。

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林道脇のイラストマップ

左の一番高い山が、山上ヶ岳。
どんと下ったところが五番関。
今日は、ここがスタート地点でした。
二番目の山が、大天井ヶ岳、
三番目の山が、四寸岩山。
現在地は、四寸岩山を下って、青根ヶ峰の手前です。
林道をすすむと、青根ヶ峰の登り口。

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青根ヶ峰登り口

階段を登れば、青根ヶ峰まで直ぐなのですが、今日のメンバーさんは、ほとんどの人が、ここへ登っています。
ということで、今回は、三番目の山・青根ヶ峰はパスして、左側の道をすすみます。
ススキがいっぱい、光を受けて輝いています。

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南側の展望、山の連なりが美しい

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もう、すっかり秋景色

左側(南側)の樹林が広く伐採されています。
これで、眺めはよくなりました。
樹木があった以前のイメージが頭に残っていると、違うところを歩いているように感じる人も多いのでは…。

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いずれは、ここにも桜の苗木が植えられるのでしょうか

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道標と石仏さん

東屋のある報恩大師修行之霊跡にやってきます。
大きな樹木が、強風で太い幹の部分から折れて、崩れ落ちていました。
幸いなことに、東屋からわずかにそれ、直撃は免れています。

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大きな幹が、すっぽりと折れている

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報恩大師修行之霊跡の広場

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ここは、西行庵へ行く分岐ともなっている

ここで、最後の小休止。
道なりに、下ってすすめば、金峯神社です。

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金峯神社(右の道を下ってきた)

今日の歩きは、ここで終了。
ここまで、マイクロバスが迎えに来ていました。

山歩きの教室では、「弘法の道」を6回に分けて歩きます。
次回の歩きがたのしみです。

2017.09.19 / Top↑
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