起きると、秋晴れの気持ちのよい空です。
「よしっ金糞岳へ行こう
そう、思い立って急いで山行きの準備。
家を出たのが午前8時10分でした。

今日から三連休とあって、車は多く、しかも、北陸道・米原ー長浜間は工事中で渋滞。

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工事のため、北陸道分岐車線に入ったところから渋滞、前方に伊吹山

鳥越林道の入口にあたる高山キャンプ場に着いたときには、すでに11時を過ぎていました。
林道には、通行禁止のゲートが置かれています。
これでは、林道通れない。

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キャンプ場入り口の案内板と右・鳥越林道入口(通行不可)

キャンプ場の人に聞くと、「林道は崩壊して、通れません。8月頃からこんな状態です」。
キャンプ場から登ることもできますが、8時間の長丁場、この時間では、とうてい無理。
申し分のない天気で、今は紅葉の真っ盛り。残念ですが、金糞岳は諦めました。

急遽、戦国時代、浅井三代の居城があった小谷山(おだにやま)に登ることにしました。
登山口まで、高山キャンプ場から、車で30分ほどです。

行程
小谷城戦国歴史資料館11:53ー12:22番所跡ー12:31桜馬場12:37ー12:40本丸跡ー13:02清水谷分岐ー13:18小谷山(大獄”おおづく”・標高495m・昼食休憩)13:34ー13:48清水谷分岐ー(清水谷)ー14:21歴史資料館 距離約5.2km 所要時間(休憩含む)2時間28分 累計高度(+)442m


ルート


登山者用の駐車場がある小谷城戦国歴史資料館から出発です。
広い駐車場の道を挟んだ向かいが登山口になっています。

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小谷城戦国歴史資料館駐車場から小谷山を見る

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登山口

左の芝生広場は、浅井家の重臣・磯野屋敷跡。
その先に、獣除けのフェンスがあり、ここから山道に入っていきます。

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磯野屋敷跡、フェンスを開けて登山道に入る

ほどほどの傾斜の道を登っていくと、車道と出合ます。
小谷山は、途中まで車で上ることができます。

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雑木林の道を登ると、車道出合

出合のところに、登山道の位置を数字で示す標柱や道標があります。
大嶽城(山頂)まで2446mの表示。
番所跡、本丸方面歩行者ルートの立札もあります。

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車道から登山道を見る、左側から登ってきた

車道出合で左に方向をとり、登山道をすすみます。
この道は、追手道の登山ルートです。
明るい雑木林となり、黄葉の景色を眺めながら、登っていきます。

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青空に映える黄葉

再び、車道に出合うと、小さな広場。
樹林の間から湖北の景色が眺められます。

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再び車道と出合う

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出合で車道を見る

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眼下に見える景色

登山道は、距離表示、道標類がたくさんあって、分かりやすい道です。
樹木の幹には、名前が書かれた木札が吊り下げられ、樹木の学習に役立ちます。
なかなか覚えられませんが…。

登るに連れ、黄葉が鮮やかになり、目を楽しませてくれます。

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樹木には名札がついている

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少し早いが黄葉のトンネルだ

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よく踏まれた歩きやすい道

左前方に、これから向かう小谷山が見えてきます。
次々に、お城の名残が現れ、城好き、歴史好きの人には、飽きない山です。
この山は、全山がお城の史蹟。

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黄葉の先に小谷山

視線を変えると、賤ヶ岳から続く山本山。
琵琶湖は、霞んでいて、よく見えません。

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中央右寄りに山本山

やがて、大きな案内板のある番所跡へやってきます。
その手前、右の木段を登ると、金吾丸跡。
ちょっと立ち寄ってみます。

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金吾丸跡

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大きな案内板のある番所跡

車で上がれるのは、ここまで。

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番所跡から登ってきた道を振り返る

お城があった当時の配置見取図、案内板が立っています。

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番所跡の案内板

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お城好きの人には、これだけでも見飽きない

番所跡を後にすると、展望のよいところがあります。
左’(南西)側が開け、正面に虎御前山、手前に歴史資料館がよく見えます。

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浅井家の幟が立つ展望のよいところ

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正面に虎御前山、手前に歴史資料館

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歴史資料館ズームアップ

さらに登っていくと、お茶屋跡。
ここでは、ガイドさんが団体客さんに、説明をされていました。
ここから大嶽城まで1550m。

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ガイドさん付きのツァーもあるようです

その先には、馬洗池がありました。

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馬洗池跡

物騒な首据石というのもあります。
罪人の首をここに晒したそうです。

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首据石

すすむ度に、次から次へと史蹟が現れます。
見るところがたくさんあり、登っていて、退屈しません。
馬洗池の上は、桜馬場(さくらのばんば)です。
続いて大広間跡。
展望もよく、広場になっていて、休憩には絶好の場所です。

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ここを登ると桜馬場

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桜馬場の配置図

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桜馬場の展望

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正面、虎御前山

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左奥、山本山、賤ヶ岳に続く稜線が延びる

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桜馬場にある浅井氏及び家臣の供養塔

大広間跡の先が本丸跡です。

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本丸跡

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本丸跡から大広間跡を見る

本丸跡から大広間跡へ戻り、本丸を右にして回るようにすすみます。

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ところどころで、ハイカーさんや談笑している人たちに出会いました

山頂が近づいて大きく見えてきます。

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左に山頂が近づいてくる

落葉樹の多い追手道は、黄葉を愛でながら歩くのに絶好のハイキング道です。

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山王丸跡まで歩きやすい道

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小丸跡、山頂まであと1kmほど

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小丸・京極丸跡

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山王丸跡

山王丸跡を過ぎると、道は下りに転じます。
距離はわずかですが、急坂です。

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下りに転じるところで、前方の山を見る

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急な下り道

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小谷城趾保存会さんのプレート、地元の人に愛されている山です

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急坂で山頂を見る

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気持ちが良いほどの青空に映える

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六坊跡、山頂まで710m

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六坊跡

六坊跡を過ぎると、清水谷の分岐となる鞍部に下り立ちます。
下山はこのルートをとります。

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清水谷分岐、左に下ると清水谷

分岐を直進して山頂へ向かいますが、長い階段道。
結構な傾斜で、このルート一番の登り応えのあるところです。

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この道標を過ぎると急坂、山頂まであと560m

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長い階段道

途中に展望のよい岩尾があります。

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急坂の間にある岩尾

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岩尾からの展望、奥に伊吹山

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伊吹山には雲がかかっている

黄葉、紅葉が色鮮やか。
階段道のきついところですが、癒やされます。

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山頂まであと100m

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きれいなグラデーション

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癒やされます

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青い空、白い雲、紅葉のコントラスト

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味わいある黄葉

山頂は大嶽城跡になっています。
広いスペースですが、樹木があるため、展望はそれほどよくありません。

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山頂(大嶽城跡)

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大嶽(おおづく)城跡、配置見取図

三角点も設置されています。

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三角点

その奥の林の中、少し高くなったところに、小谷山のプレートがかかっていました。

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三角点の位置より、こちらの方が高い

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山頂でくつろぐハイカーさん

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三角点から頭上を見る

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きれいです

山頂でおにぎりの昼食にしました。
他にも数人のハイカーさんが休憩中でした。

下山は清水谷まで、もときた道を戻ります。
今度は、急坂の下りです。
膝に負担がかかります。

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長い階段の下りは膝、腰にきます

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下山時、階段から見る

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光が透き通る

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変化のある樹形

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向こうの山も紅葉している

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見飽きることがありません

鞍部の清水谷分岐で、右に下ります。
谷に沿う下りです。

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清水谷分岐、右に下る

階段の多い道です。
谷のため、陽当たりはイマイチで、常緑樹が目立ちます。
この道も、お城の史蹟が多く、山全体がお城の印象を深くします。

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土佐屋敷跡

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ワイルドな感じの清水谷

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振り返って見る

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三田村屋敷跡

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小さな木橋を渡る

大きな岩があります。

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左・蛙石、右・丸子岩

山の斜面を掘って、防御の役目を果たす堅堀(たてぼり)の跡を見ることもできます。

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堅堀

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御屋敷跡、左は土塁の跡

御屋敷跡を過ぎると、道は平坦になり、あとはお城の史蹟を見ながら、駐車場まで下るだけです。

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駐車場まで平坦な道となる

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徳勝寺跡

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道端に咲くアザミ、木村屋敷跡

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湖北田園空間博物館案内、一帯は史跡博物館

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ゲートがあり、右に歴史資料館

休憩をはさんで2時間半弱の山歩きでした。
歴史資料館のところにある絵図で、歩いた道を振り返ります。
これを見ると、この山の地形とお城の配置がよく分かります。

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右から登って清水谷分岐から大嶽を往復、清水谷を下る(画像クリックで拡大)

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右から登り稜線を辿って、小谷山。凹んだところが清水谷分岐の鞍部

標高はわずか495m。
黄葉が美しく、とても楽しめました。
危険箇所はなく、速い人だと、2時間ほどで周回できます。
子どもたちから高齢者まで、登れるいい山です。

手入れもよく行き届いており、地元の方の日頃の努力を垣間見ることができました。

2017.11.03 / Top↑
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