福井県の最西端に位置し、若狭富士として親しまれている青葉山に登ってきました。
快晴の下、紅葉の樹林と青い海の景色、ちょっとしたスリリングな気分も味わえて、感動の連続でした。
道を間違えて(GPSログで迷走ぶりが分かります)、想定していたより、歩く距離、時間ともかかってしまいましたが、これも楽しい思い出となりそうです。

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高野登山口近くから見る青葉山

行程
松尾寺駐車場10:38ー11:36高野登山口ー11:54中山寺登山道出合ー12:14展望台(東屋)12:20ー12:57東峰(青葉神社・標高693m)13:01ー13:33西峰(西権現・標高692m)13:45ー14:13今寺登山口ー14:44松尾寺駐車場 距離10.7km、所要時間(休憩含む)4時間06分 累計高度(+)約821m


ルート



青葉山は、いくつかの登山口があります、
周回コースで歩くことにしました。
当初は、高野登山口から登り、松尾寺(まつのおでら)登山口に下る予定でした。

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松尾寺駐車場、右は山門

松尾寺駐車場に車を置いて、高野登山口に向かいますが、最初からつまずきました。
お寺の東側を通る舗装道をすすむところを、反対側に下り、里道に入ってしまいました。
ところが、この道は行き止まり。
引き返して、車道に戻り、軌道修正。

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 車道を今寺、高野方面へ

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のどかな田園風景が広がる

熊野神社のところにやってくると、マイクロバスの運転手さんが休憩中でした。
「山へ登るの?」
「そうです」
「ここから登っていっても、いけるよ」。(ここは今寺登山口に通じる場所でした)
「高野から登りたいと思っているんですが…」
「それなら、道を下っていくと、左に入る道があるから、そこを行けばいいよ」
と、親切に教えてくれました。

下っていくと、左への分岐がいくつかあります。
しっかりした里道がありました。
ここを入れば行けそうと早合点し、すすむと、これまた、行き止まり。
畦道伝いにショートカットして、行けそうなのですが、電気柵があり、引き返すしかありません。

元の道に戻って、すすみます。
振り返ると、紅葉の青葉山。
前方には、海も見える。
美しい景色が、気落ちした気持ちをなぐさめてくれます。

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双耳峰の青葉山

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海が見える

カーブミラーがあり、その下には、松尾寺と書かれているところがありました。
分岐になっていて、舗装道が左に延びています。
これだと思って、登っていきました。
しかし、方向は高野方面ではなく、明らかに今寺へ戻っています。
かなり登っていたのに、また、引き返す羽目に。
三つ目の失敗です。

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カーブミラーのところで左に入り、登っていったものの…

下ってきたところで、おばあさんを見つけて、道を聞きました。
「この道、登ってもいけるよ」
今寺登山口に通じる道でした。
「高野なら、この細い道(民家の間)を下ると、広い道に出るから、もうすぐだよ」
ここでも、親切に教えてもらいました。

車道に出て、橋を渡ると、やっと高野登山口。
40分で歩けるところを1時間近くかかって、ようやく登山口に辿り着きました。

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高野登山口

登山口には、立派な案内板、それに大きなプレートが付けられています。
ここまでくれば、道標があり、もう道に迷うことはありません。

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大きなプレート、横に小さなお地蔵さま

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登山道に入ったところで、高野の集落を見る

民家の塀に沿って、細い道をすすむと、竹やぶとなり、ここにも案内板と入山届箱が置かれていました。

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山道に入ったところにある案内板

そこそこの傾斜があります。
堀溝のようになった道も通ります。

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そこそこの傾斜

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歩いてきた車道が見える

雑木林から杉の植林帯に変わり、登っていくと、中山寺から来る登山道に合流。

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中山寺方面からの道と出合う

左に曲がり、階段道を交えながら、植林帯の道を登っていきます。

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木漏れ日が差し込む植林の道

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ベンチが置かれている

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岩に食らいつくたくましい木の根

植林帯の林を抜けると、やがて明るい尾根道となり、電波塔?が見えてきます。

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電波塔?

さらにすすむと、展望台を兼ねた東屋です。
ここは、絶好の展望ポイント。
これまでが、ずっと植林帯で展望のない道でしたから、パッと開けた景色を目にすると感動します。

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東側が開けた六角形の展望台

展望台の木段を上ると、方位盤を兼ねたテーブルがあり、それを囲むようにベンチが造られています。
風はほとんどなく、この時期にしては暑いくらい。
かなり、汗をかいていました。
ベンチで汗を拭きました。

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堅牢に造られた展望台、方位盤も立派

眼下には砂浜が広がる高浜海岸。
変化のある海岸が絵のように美しく、見とれてしまいます。

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東側の景色

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北東側の景色

ここからは、きれいな紅葉の景色を見ながら、すすみます。

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紅葉の景色が広がる道

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とても、いい雰囲気

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倒れている木もある

青葉神社前宮にあたる祠がある広場にやってきます。
南側に展望が開け、ベンチが置かれています。

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青葉神社前宮(金毘羅大権現)

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南の展望

歩きやすい、いい道が続きます。
前方に東峰が見えてきます。

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樹間越しに東峰が見える

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落ち葉が敷き詰められたような道。赤い実は…、なんだろう?

しばらくは、紅葉で彩られた快適な道をすすみます。
変化があって、飽きることはありません。

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ルンルン気分です

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緑の中の赤がきれい

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誰とも出会わない一人だけの道

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目にまぶしいほどの紅葉

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こっちの方がまぶしい

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次々と現れる紅葉の景色

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地面には、ミヤマシキミ

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癒やされる

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こんな道なら疲れない

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ぜいたくとは、こんな景色を独占することを言うのでしょうね

距離表示の道標を見ます。
とても、親切。

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青葉神社まで0.5km

馬の背にやってきます。
火山噴火の岩稜で、細尾根になっていて、通るのに、ちょっと気が引き締まります。

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馬の背、右に巻道

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岩稜の先に東峰

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馬の背を渡る

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横は切れ落ちている

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馬の背から見る

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馬の背を反対側から見る

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馬の背を過ぎたところで、振り返る

ここからブナの立派な木を見ながら、登って行くと、東峰です。

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いくも枝分かれしたブナ

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堂々たる風格

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ここまで延びるのに、どれだけの年月を経ているのでしょうか?

ベンチが置かれている広場があり、階段を上ったところが、青葉神社。
ここが東峰の最高点。

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階段の上、青葉神社

広場には、地元・高浜町の小中校生が育てているオオキンレイカの苗が、植えられていました。
その説明文には、写真も添えられています。

オオキンレイカは、かって青葉山の岩の上にたくさんの数が生えており、夏に花が咲くと麓の村から岩山が黄色く見えると言われていました。残念ながら盗まれ続けて数が減り、今は絶滅が心配されています。
ここに植えられたオオキンレイカの苗は、高浜町の小中校生が育て、植え戻したものです。わずかに残った野生の株に花粉を送り、種子を作って、山のオオキンレイカを増やすために植えました。
自然を愛する皆さまにも、見守りをよろしくお願いします。平成27年10月

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オオキンレイカの苗を見守ってください

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オオキンレイカの苗

広場の東側にはせり出した岩稜がありますが、危険なため、囲いがされています。

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東側の岩稜

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東側の風景

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山頂の青葉神社

山頂から見る内浦湾の景色が、きれいです。

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東峰から見る内浦湾の景色

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ちょっと見えにくいですが、石灯籠には青葉山693mの札

東峰から、これから向かう西峰が見えています。

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東峰から見る西峰

ここから西峰の吊り尾根の道が、この山で一番変化に富み、面白く、スリリングなところ。
急坂には、梯子あり、ロープあり、岩場の通り抜けあり。
気の抜けない箇所もあります。

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急な岩場に設置された梯子

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この梯子を下る

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下ってから、今度は、この梯子を登る

登った先には、ロープの岩場。
太いロープがあり、安心ですが、足を踏み外したら、一大事。
足元を確認し、慎重にすすみます。

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ロープ伝いにすすむ

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岩の反対側はこの景色

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ロープ場から見える姿のきれいな山

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ここを下ってきた

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この吊り尾根を通る

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スリリングな場所が続く

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また、下りの階段

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途中で見る

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一番長い階段

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目指す西峰

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階段を下ったところで振り返る

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また、階段

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鞍部で道を振り返る

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岩の間(大師洞)を通り抜ける

下り切ったら、登り返し。
急坂を登って西峰です。
登り返しているところで、若い男性2人とすれ違いました。
今日、山で初めて出会う人でした。

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西峰が近づく

西峰には、松尾寺の奥の院と休憩小屋があり、お社の後には、最高点になる大岩があります。

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奥の院と大岩

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社から大岩を見る

ロープと岩につかまりながら、大岩に上がってみます。
恐怖感はありますが、ロープや手すりがあり安心。

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手すり、岩をたよりに最頂部へ

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西峰最高点(642m)

大岩から眺める景色も最高。
きれい、きれいの連発です。

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大岩から見る内浦湾

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少し角度を変えて

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もう一度、岩に生えるのはアジサイ?

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大岩から社、休憩所(右)を見る

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南側の景色、下に見えるのは今寺の集落

景色をたっぷり堪能して、西側に道を下ります。

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下るところで東峰の小広場を振り返る

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よく歩かれた道を下る

気持ちよく、すいすい歩いて。

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紅葉を見ながら気分よく

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倒木の根、ガォー。襲いかかってくる獣のように見える

急坂のところには、ロープがあり、滑りに注意して、どんどん下ります。

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ロープが設置されている急な下り

こんなときに、落とし穴が…。

若い男女のカップルに出会いました。
「松尾寺に下る道は、これでいいんですかね」
「えぇ、多分、これで間違いないと思います。私も松尾寺へ下ります」
「どうも、違うような感じもするのですが…」
そう言われて、GPSで確認。
下っていたのは、今寺への道でした。

南へ下るという先入観だけがあり、松尾寺の道を見落としていたようです。
今更、急坂を登り返すような気も起こらず、そのまま今寺へ下ることにしました。
これで、4つ目の失態。
若い2人連れさんも、同じ選択をされました。

下ってくると、紅葉には早い樹木が目立ちます。

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下の方は、まだ、青々としている

林道に出たところで、登山口の案内がありました。

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今寺登山口の案内板

ここから、ひたすら舗装道の林道下り。
熊野神社のところへ下ってきます。
朝方、運転手さんに道を聞いた場所です。

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熊野神社の出合、右側にお地蔵さま

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熊野神社入口のお地蔵さま

ここからは朝方、歩いた道を戻ります。
10分あまりで、松尾寺に帰ってきました。

松尾寺は西国三十三ヶ所第29番札所。
風格のあるお堂です。
参拝する人を、ちらほら見かけました。

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広い境内の松尾寺

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風格ある本堂

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本堂側から山門を見る

駐車場で若いお二人さんにあいさつをして、舞鶴道、京都縦貫道、第二京阪道路を通り帰ってきました。
山では、何も食べていなかったので、南丹SAで昼食代わりのたこ焼き。
とても、柔らかく、かかっているマヨネーズ、ネギも絶妙で、美味しいものでした。

山で出会った人は、4人だけ。
申し分のない天候の下で、静かな山歩きができました。
印象に残るいい山です。


2017.11.06 / Top↑
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