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古くは「近江の大峯山」と呼ばれ、山岳信仰の霊場として栄えた飯道山(はんどうさん)を歩いてきました。
かって栄えていた姿は、すっかり消えてしまっていますが、石垣や堂宇跡、飯道神社の堂々とした朱色の本殿などを目にすると、当時の面影を垣間見ることができます。

行程
JR奈良駅7:56=(加茂・柘植)=9:38JR貴生川駅9:45ー10:10飯道寺・日吉神社10:14ー10:23
三大寺登山口ー10:51岩壺不動尊ー11:08谷道・尾根道分岐ー11:32杖の権現休憩所ー11:43飯道山山頂(標高664m・昼食休憩)11:59ー12:18飯道神社12:33ー12:52飯道神社鳥居(宮町登山口)ー13:40紫香楽宮跡ー13:59信楽高原鉄道・紫香楽宮跡駅14:03=JR貴生川駅=(柘植・加茂)=15:58JR奈良駅 距離約11.4km、所要時間(休憩含む)4時間14分 累計高度(+)663m

ルート



JR奈良駅から加茂駅、柘植駅で乗り換え。
家を出てから3時間近くかかって、貴生川駅に到着。
改札を出て、階段を下りるところで、霊峰・飯道山のイラストが目に入ってきました。

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階段脇の飯道山案内のイラスト

駅を出て右にすすむと突き当たり。
飯道山登山口への道標が立っています。

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JR貴生川駅南口

左折すると、杣川(そまがわ)で、右折して川沿いをすすみます。

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突き当たり杣川、T字路を右にすすむ

川向かいに飯道山の山並みが見えています。

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杣川沿いの道から飯道山を見る

橋のところに、道標。
橋を渡り、小さな郵便局の前を過ぎると、右に大きな看板が見えてきます。
ここを右折すると、小学校があり、その左を道なりにすすみます。

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看板を右に見てすすむ、左奥に小学校の校舎が見える

民家の並ぶ道を抜けて、ゆるやかに上っていきます。
要所に、道標があり、分かりやすい道です。

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途中にある案内板

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道標に導かれすすむ

やがて、右に飯道寺の山門。
お参りして、山歩きの無事を祈ります。

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右に飯道寺の山門

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右、飯道寺本堂

飯道寺の先には、日吉神社があり、鳥居の右に大きなケヤキの木。
水口町の古木・名木で、高さが30mもあります。

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日吉神社、右端にケヤキの古木

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斜めに伸びる、樹齢不明

日吉神社から南へすすむと、大きな鳥居があり、ここを過ぎれば、道は西に方向を変え、案内板のある登山口(三大寺登山口)です。

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日吉神社を過ぎたところで、貴生川駅方向を見る。円光寺のお堂が見える

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鳥居を左に見てすすむと、道は右(西)に方向を変える

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案内板のある三大寺登山口、左に道を上る

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登山口の案内図

登山口からすぐに陸橋。
渡ったところに、頑丈な扉があり、ここを開けて登っていきます。

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開閉して登る

道幅の広い、よく踏まれた道です。
そこそこの傾斜があり、汗が滲んできます。
樹木には、イラスト入りの樹木名を書いた札が付けられています。
勉強になります。
でも、すぐに忘れてしまいます。

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説明入りのイラスト

飯道神社の参道なのでしょうか。
道脇には、丁石、石仏などを見ることができます。
苦行坂「苦あれば楽あり、急坂の上で石仏様が待っておられます」
単調な道だけに、ところどころで、ホッとするような看板があると、うれしくなります。

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石仏まで3町(327m)

案内のあった石仏は、本道から右に階段を少し上がったところにありました。

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静かに佇む石仏

石仏さまのお顔を拝見して、元の道に戻りすすむと、林道に出合います。

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林道に出て、右にすすむ

しばらくは広い林道歩き。
沢沿いの道となり、沢音だけが聞こえてきます。
トイレのある飯道山休憩所の辺りへ来ると、きれいな水の流れが間近に見られ、小さな滝も出てきます。

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堂徳寺と書かれた道標

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飯道山休憩所

休憩所を過ぎると、左に岩壺不動尊の道標があり、長い石段の先に、石仏さまが4体並んでいました。

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岩壺不動尊の階段

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後方に大きな岩

林道脇に小さな滝。
「拳骨の滝」の立て札があり、そばに丸太のイスが置かれていました。
滝を見ながら一服ということでしょうか。
小さ過ぎますが…。

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拳骨の滝

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丸太のイス

愛らしい動物の絵を描いたポールもありました。
植林帯中心の林道だけに、気持ちが和みます。

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動物たちのお出迎え

さらにすすむと、左羅坂(ざらさか)から杖の権現の道標。
林道とは別れ、ここから左羅坂の道に入ります。
細い山道となり、笹が目立ってきます。

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林道から左羅坂へ入る

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誰が描いたのか、これも愛嬌がある

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背丈の低い笹が生い茂る

尾根道と谷道の分岐にやってきます。
どちらをとっても、山頂へ行けます。

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尾根道、谷道分岐

どっちの道をとるか、迷いました。
尾根道には「忍の道」、谷道には「落石注意」の添え書き。
持っている地図に書かれているのは、谷道ですが、歩くのは尾根道の方が面白そう。

尾根道で行くことにしました。
ここから急登となります。

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尾根道に入る

なかなかの急登ぶり。
ロープが張られたところもあります。
忍の道と書かれた意味が分かりました。

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尾根道は、急登

「ゆっくりあるこうね」の札があります。
ゆっくりしかすすめません。
「リスがよく出てきます」という札もありましたが、出会うことはありませんでした。

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速く歩きたくても、急で歩けない

倒木があり、荒れたところがあります。
日本庭園と書かれたところもありました。
ザレ気味の岩場でしたが、日本庭園と名付けるには、ちょっと無理がある感じ。

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倒木のある急坂

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日本庭園ですが…

ヤセ尾根をすすむと、展望のよいところに出て、再び林道と合流します。

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ヤセ尾根をすすむ

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この先、林道と出合い、合流

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尾根道から見る眺め、遠くは鈴鹿の山

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林道脇の石の道標

林道をすすむと、杖の権現休憩所。
谷から登ってくる登山道と合わさるところです。

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杖の権現休憩所

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右に谷道が通じる

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杖の権現

ここまで来ると、飯道山はもうすぐ。
休憩所の右を登っていきます。
急登の道です。

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山頂まで急登が続く

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ロープもある

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展望(貴生川方面)のよいところがある

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大きな岩の間を抜ける

杖の権現から10分ほどで飯道山山頂に着きました。
北西側の展望が開けています。
二等三角点があります。

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飯道山山頂

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信楽焼の焼き物が置かれていました

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北西側の展望

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正面に三上山、琵琶湖、比良山系が見える

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貴生川方面

誰もいない山頂です。
ここで、おにぎりの昼食を摂りました。

山頂から飯道神社へと下ります。

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飯道神社へ下る

クマザサの道が続きます。

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笹道の下り

笹道を過ぎると、大きなヒノキの並木や石垣が見られるようになってきます。

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大きくて、分かりやすい道標

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これだけ道標があると、安心

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立派なヒノキ

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親切な説明書き

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随所に石垣が残る

鳥居が見えてくると、飯道神社です。

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飯道神社鳥居

鳥居をくぐって本殿へ行ってみました。
行者堂の前を通り、石段を上がると、堂々とした本殿があります。
周りには、シャクナゲが多くあり、蕾をつけていました。
極彩色の社殿は立派なもので、その裏手には大きな岩が並んでいます。

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前に舞台、後が本殿

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重要文化財の本殿

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背後の岩場から本殿を見る

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後から見る本殿

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岩場は行場になっている

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岩場から見る、青空がきれい

岩場では、行場巡りができます。
時間的なこともあって、行場巡りはしませんでした。

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行場巡りの案内図

飯道神社から紫香楽宮跡のある宮町へ下ります。

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飯道神社から宮町方面を見る

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神社の境内から参道へ

階段の参道を下ります。

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階段道を下から見る

こちらの道にも、お地蔵さまや丁石があります。

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参道脇のお地蔵さま

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急な階段道

階段道が終わりになると、白髭神社で、その下には飯道神社の鳥居。

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白髭神社

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飯道神社鳥居(下ったところ)、左の小さな社が白髭神社

ここまで車で来られます。
宮町の案内図が掲示されていました。

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鳥居のところにある案内図

ここからは、車道を下ります。
右手にゴルフ場を見ながら、広い道に出ます。
鳥居があり、ここが宮町登山口となっています。

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車道を下る、右はゴルフ場

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宮町の鳥居

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鳥居を正面から見る

辺り一帯、紫香楽宮があった場所。
宮町には、大規模な宮跡がありますが、立ち寄りませんでした。
紫香楽宮跡駅近くにも、甲賀寺跡の史跡があり、そちらだけにしました。

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宮町地区から見る飯道山(左奥のピーク)

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駅に向かう途中にある隼人川みずべ公園

紫香楽宮跡(甲賀寺跡)は、よく整備された森林公園のよう。
紅葉はすでに散った後ですが、広くて雰囲気の良いところです。
ぐるりとまわると、かなり時間がかかりそうで、一部だけ見て、駅へ向かいました。

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紫香楽宮跡(甲賀寺跡)北入口

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僧房阯

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講堂阯

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金堂阯には、紫香楽宮の社が鎮座する

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紫香楽宮の復元図

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紫香楽宮跡(甲賀寺跡)の案内図

住宅地の中を通る駅までの道は、ちょっと迷いました。
駅に着くと、13時59分。

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駅舎もない紫香楽宮跡駅

ホームへ上がり、時間を見ると14時03分に貴生川行きがやってきます。
ぴったりのタイミングでした。
信楽高原鉄道は、1時間に1本の運行。
これを逃すと、1時間待ちですから。

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ホームには信楽焼きのタヌキさん

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貴生川行きに乗り込む

貴生川駅からJRの乗換、柘植、加茂駅の乗換もスムーズで、午後5時過ぎには我が家へ帰ることができました。

独りで静かな山歩きでした。
出会った人は、飯道神社への下り道で、同じくらいの年令の男性1人だけ。
紅葉の時期を過ぎ、平日とあって、登ってくる人は少ないようです。
風も無く、天候に恵まれたいい山歩きができました。

2017.12.07 / Top↑
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