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童謡「赤とんぼ」の作詞で知られる三木露風の生まれた町・龍野。
その背後にある南北に延びる山並みは、新龍アルプスと呼ばれています。
今回、JR播磨新宮駅からスタートをして、本竜野駅に至る縦走コースを歩いてきました。

行程
JR大阪駅8:00=(新快速)=9:03(姫路駅・乗換)9:08=939JR播磨新宮駅9:45ー10:15水布弥口(みずふねくち)登山口ー10:46祇園嶽(ぎおんだけ・標高340m)10:56ー11:24亀の池(きのいけ)11:26ー11:49城山(きのやま・標高458m、別名・亀山)11:53ー11:56門の築石ー12:07城山城跡12:09ー12:19 ピーク389(昼食休憩)12:36ー13:25的場山(標高394m)13:28ー14:02鶏籠山・本丸跡(標高218m)14:09ー14:26龍野城14:40ー15:03JR本竜野駅15:17=15:37(姫路)15:41=16:43大阪
距離約13km 所要時間(休憩含む)5時間18分 累計高度(+)約934m(ー)約962m


ルート



姫路駅で、2両編成の播磨新宮行き普通列車に乗り換え。
赤とんぼが、デザインされている車両が、すぐに目に入ります。
姫新線を利用するのは、今回が初めてです。

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播磨新宮行、赤とんぼの車両

車窓の左に、南北に連なる新龍アルプスの山並みを見て、30分で播磨新宮駅に到着。

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この稜線に沿って歩く

ローカル線にしては、新しく、大きな駅です。

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JR播磨新宮駅、駅前も広々

駅を出て南にすすむと、国道179号線。
ここを右折してすすむと、左に栗栖川に架かる芝田橋が見えてきます。
左折し橋を渡り、南に真っ直ぐ延びる道をすすみます。

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栗栖川に架かる芝田橋を渡る

周りには田園風景が広がり、道路脇に播磨国風土記の石碑や石の建造物、史跡案内図など、次々に現れてきます。
歩道の傍では、ツクシがたくさん、顔を出していました。

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雑草に混じってツクシが伸びる

どんどん歩いて行くと、左に「焼肉 元気鍋 八角亭」さんの食堂。
ここで右折して、山側へすすみます。

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八角亭の角を右折

田圃の一本道をすすむと、正面に特徴ある頂きの祇園嶽を、確認することができます。

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正面に、岩肌が剥き出しの祇園獄

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一本道から南側に広がる風景、菜の花が目をひく

突き当たりにゲートがあり、ここを通り、左にすすむと橋になります。

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ゲートは開いたままでした

橋の手前に、水布弥口→祇園獄の看板が立っています。
橋を渡り右折。
草が茂る林道を、ゆるやかに上っていきます。

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橋を渡り右へ

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草が生い茂る

林へ入ると、左に、城山城・祇園嶽の道標があります。

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自然林の道になる

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城山城・祇園嶽登り口、左の幹には「亀の山登山口」のプレートもかかる

細い山道に変わり、傾斜が急になってきます。
シダが覆い、かき分けて、すすまなければ、ならないようなところも、多々あります。
踏み跡は、はっきりしていて、テープもあるので、確かめながら、すすみます。

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尾根に上がるまでは、道標類はなく、テープが頼り

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シダが道を塞ぐ

右が谷となり、北斜面を通る細い道を登っていきます。
ところどころで、崩れ落ちていたり、急坂が現れます。

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崩れ落ちているところがあり、注意

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急坂にはロープが張られている

登っていくと、谷をはさんだ向かいに、これから目指す祇園嶽が、見えてくるようになります。

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岩の上に乗っかかるような祇園嶽

稜線上の鞍部へやってくると、祇園嶽はもうすぐ。
鞍部で、右に方向を変え、急坂を登ります。

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稜線上の鞍部、ここを右に登る

岩が見えてくると、その上が祇園嶽です。

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岩の間を登る

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祇園嶽山頂

山頂の奥に、大きな岩のある展望のよいところがあります。
岩の先は、断崖絶壁。
それだけに、眺望は抜群。
春霞で、薄いトーンがかかったようで、明瞭さには欠けるものの、気持ちがよいほどの眺めです。

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岩の上に立つと、足がすくむ。左奥が播磨新宮駅方向

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手前の稜線奥に見える一本道を歩いてきた

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奥に、新龍アルプスの稜線が続く

景色を、たっぷりと楽しみました。
これから長い稜線上の山歩きです。
急坂を下り、鞍部へ引き返します。

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祇園嶽から鞍部へ引き返す

鞍部を直進し、南へすすみます。

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鞍部へ戻り、直進

歩きやすくて、軽快な道です。
尾根道は、平坦というわけではなく、アップダウンを何度も繰り返します。

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アップダウンの道が続く

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全体が自然林で明るい道

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快適な尾根道

ピーク377mを超えると、馬立の分岐があり、下っていくと、大きな石の供養碑があります。

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登るとピーク377

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馬立分岐、直進する

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供養碑。「南無阿弥陀仏」の銘があると記されていましたが、分かりませんでした

さらに、その先、右に簡易トイレ、左に蛙岩があります。

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簡易トイレ

蛙岩、いろいろ角度を変えて見ますが、名前のように、蛙には見えませんでした。

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蛙岩、どう見ても蛙に見えず…

蛙岩の先は、亀の池への分岐。

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亀の池分岐

右に曲がって、行ってみます。
方向を変えて直ぐに、亀岩、こちらは亀に見えます。

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亀岩、二匹の亀

下ると、青い湖面の亀の池が見えてきます。
湖畔の道に、近畿自然歩道の標識が立っていました。

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この道は、近畿自然歩道

静かな湖面です。
もちろん、人影はなし。
山に入って、まだ、誰とも出会っていません。

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亀の池

整備された堤防から周りを見ると、深い山間に入ってきたかのようです。
とても、300mそこそこに標高にいてる感じはしません。

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堤防から北の眺め

元の分岐に引き返し、縦走を続けます。
「越部古道散策マップ」のところにやってくると、視界が開け、一服するには、いい展望地。

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散策マップが掲示された展望所

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展望所から播磨新宮方向を見る

近畿自然歩道になっている縦走路をすすみます。
形のいい木があり、見上げてしまいます。

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枯れてはいるが、姿はいい

城山にやってきます。
展望はなく、何の変哲もない山頂です。
ここが、新龍アルプスの最高地点になります。

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三角点のある城山(亀山)

縦走路から別れ、右に下ると、門の築石(つきいし)。
距離はわずかなので、行ってみます。
門の形をした大きな石が、二つ。

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門の築石

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どんなお城だったんでしょう

引き返して、縦走路を下ると、城の山城跡です。
案内板が立ち、石仏が祀られています。
平坦で、南に展望が開けます。

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城跡、石仏さんが祀られている

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城跡にある道標

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城跡からきれいな姿の山が見える

城跡を過ぎると、左右に展望が広がる尾根道となります。
清々しく開放的な縦走路です。

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縦走路から城山を振り返る

縦走路の小高いピーク(標高389m)で、景色を眺めながら、昼食休憩にしました。

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389mのピーク、ここで昼食タイム

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ピークから見る南側の景色

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北側には播磨新宮の町

列車の音が、ここまで届いてきます。
出会う人はなく、独り歩きの世界。
下って、縦走路をすすみます。

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ピークから下る

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続く新龍アルプスの稜線

登り下りの多い道です。
正面に、鉄塔のある山並みが、見えてきます。
そこを目指してすすみます。

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アップダウンの繰りかえし

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鉄塔をめざしてすすむ

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幹に吊り下げられたプレート

眺めがよいだけに、歩いていて退屈することがありません。

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終始、景色を眺めながらすすむ

急坂下りのガレ場があります。
ズルリといきそうなので、慎重に下ります。

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急坂のガレ場

下って登った小ピークで、振り返ってみると、昼食休憩をしたピークがよく見えました。

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ピークを振り返る

鉄塔が正面に近づいてきます。
そこへ行くには、下ってピークを越します。

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鉄塔が近づく

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ピークの登りで振り返る、昼食したピークは右奥

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382mのピーク、ここまで来ると、鉄塔のあるところまで、もうすぐ

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ピークを越えて、鉄塔へ

鉄塔まで来ると、的場山までは1km、30分の道標表示。

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鉄塔のところにある道標

鉄塔を過ぎてピークに立つと、正面に電波塔が現れます。
ここが、的場山。

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電波塔のある的場山

林道脇に下りて、階段を登った先が、的場山山頂です。

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階段を登る

ベンチが置かれ、大きな案内板があります。
ここで、やっとハイカーさんに出会いました。
展望のよいところですが、やっぱり視界はイマイチ。
設置された気温計は、気温17℃。

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三等三角点のある的場山山頂

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南側に展望が開けるが、靄って見えない

的場山から階段を下ります。
急坂続きです。

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急坂の階段道

途中、展望のよいところがあり、眼下に揖斐川と龍野の街並みが見えます。

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眼下の眺め

急坂を下りきると、両見坂石灯籠のある鞍部(両見峠)。
ベンチでは、幼児連れのファミリーさんが、休憩中でした。

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両見坂石灯籠のある鞍部

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振り返って見る。周りは「檜皮(ひわだ)の森林(もり)」

ここから右に、龍野公園へ下ることもできますが、直進して鶏籠山(けいろうさん)本丸跡へ向かいます。
ここも、急坂。

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両見峠から鶏籠山へ登る

坂の途中に竪堀(たてぼり)の跡があります。

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竪堀の跡

石垣の遺構が残る道を登った平坦地が、鶏籠山・本丸跡です。

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石垣が残る

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鶏籠山・本丸跡

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本丸跡から龍野の町、揖斐川を見る

ここを下った先に、二の丸跡。
道標、矢印に従い下ると、登山口です。

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二の丸跡

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登山口の案内板、右が下ってきた鶏籠山登山道、左は紅葉谷登山道

フェンスを開閉して出ると、龍野城の城内です。

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フェンスを開閉して、城内へ

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登山口フェンスを正面から見る

ほんの少しだけ、梅が残っていました。
桜は、開花寸前。

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わずかに残る梅の花

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桜は、もう少し

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桜が咲くと、きれいでしょうね

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お城正面入り口

龍野は、播磨の小京都とも呼ばれ、街並みや歴史的な建物が多く残っています。
パンフを持って見学する観光客の人を、多く見ました。
ちょっとぶらぶらして、龍野の町をほんの少しだけ、楽しみました。

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ここだけ、桜が少し開いていました

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コブシの花、全開

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醤油の郷・大正ロマン館

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おしゃれな「くらテラス」

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古い家並みが残る

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もろみ・醤油販売機、醤油の町・龍野でないと見られない

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歴史を感じさせるヒガシマル醤油の建物

龍野では、ひなまつり開催中。
お店や民家に、おひなさまが飾られていました。
そんな風景を眺めながら、駅へ向かいます。

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ひなまつり開催中

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揖斐川に架かる龍野橋を渡る、左の建物もヒガシマル

駅前に立つ「赤とんぼのふる里」のブロンズ像を見て、駅舎の階段をゆっくり上りました。

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赤とんぼのふる里

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きれいな駅の本竜野駅に到着

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ホームから見る鶏籠山(右手前)、的場山(中央)

暖かく天候に恵まれた山歩きでした。
低山ながら変化に富んだ縦走路です。
アップダウンを繰り返しながらのコースなので、標高のわりには累計高度は、900mを超えます。
それだけに、歩き終えると、充実感がありました。

播磨新宮駅から祇園嶽のコースは、歩かれる人が少ないようで、荒れているところがあります。
祇園嶽から的場山までの縦走路は、道標が整備され、危険箇所も少なく、とても、よいコースなのに、誰一人として会わなかったのは意外でした。

的場山まで来ると、10数人ほどのハイカーさんと出会いましたから、多くの人は、龍野城を囲む鶏籠山、的場山、白鷺山を周遊するコースを、歩かれるのかも知れません。
このコースだと、休憩を入れても4時間ほど。

兵庫には、播磨、小野、加西、多紀など、アルプスの名がつく山が多くあります。
どの山も、変化に富み、展望がよく、楽しめます。

新龍アルプスは、これらの山に比べると、イマイチ知られていない感がありますが、交通アクセスもよく、もっと人気が出てもいい山だと思います。

2018.03.25 / Top↑
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