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1986年廃線された旧国鉄福知山線。
この廃線跡が、ハイキングコースとして整備され、2016年11月から一般開放されています。
今回、この廃線跡を歩き、大峰山へ登るコースを歩いてきました。

行程
JR生瀬駅9:55ー10:16廃線跡入口ー11:04第二武庫川鉄橋ー11:19親水広場(昼食休憩)11:44ー桜の園入口ー12:01東屋12:11ー12:58大峰山山頂(標高552m)13:04ー14:04桜の園入口ー14:22JR武田尾駅 距離約11km 所要時間(休憩含む)4時間27分 累計高度(+)約769m(−)約711m


ルート



生瀬の駅舎を出て、右にJR福知山線廃線敷の地図が掲示されています。
これを見て、線路に沿うように、歩きます。

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掲示板で確認

JR線下のトンネルを通り抜けると、国道176号線。
ここで左折し、国道沿いの歩道を西にすすみます。

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JR線下のトンネルをくぐる

幹線沿いの歩道なので、交通量が多く、大型ダンプが頻繁に行き交い、騒音と排気ガスの臭いを気にしながらの歩道歩きです。

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武庫川をはさみ、対岸は住宅地、満開の桜が見える

中国自動車道の下を過ぎると、信号のない横断歩道があります。
ここで、往来する車に注意して、右に渡り、住宅地に入ります。
左にある白壁蔵と藁葺き屋根がある民家の角で、右に鋭角に曲がりすすむと、武庫川沿いの道に出ます。

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右から鋭角に曲がり、道なりにすすむ

左折すると、廃線跡の入口です。

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出合で左折

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廃線跡入口

入口に廃線跡の案内板が立っています。

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入口の案内板

先を行くハイカーさんが見えました。
武庫川の右岸を遡上するように、すすみます。
変化のある渓谷を見ながらの歩きです。

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ところどころで立ち止まって見る

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振り返ると、中国自動車道

廃線跡は、枕木の名残がある線路敷、旧国鉄時代に使われていた設備も残っています。
それらが、何に使われていたものか、考えながら歩くのも楽しいものです。

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これは駅舎のものかな?

大きな岩に遮られ流れる川水は、さまざまな表情に変化させながら下流へと流れていきます。

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変化のある渓谷の流れ

最初のトンネルは、北山第一トンネル。
照明はなく、ライトは必携。
ヘッドランプを着用しました。

気温が高く暑いくらいなので、トンネルに入ると、ひんやりとして、気持ちがよいほどです。

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北山第一トンネル

旧待避所を利用した展望所がつくられています。
川面まで、かなりの高低差、高度感がありありで、身を乗り出すと、恐いです。
思わず、後ずさり。

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旧待避所を利用した展望所

駅のプラットホームのようなものがありました。
実際はどうなのかは、不明。
せめて、解説プレートが、設置されていたらありがたいです。
入口には、案内板がありましたが…。

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プラットホーム?

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北山第二トンネル、ここもライト必要

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第二トンネルを出る

フラットで歩きやすいコースです。
家族連れさん、グループさん、ペアの人、年令、性別を問わず、いろんな人が歩いています。

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ママ友さん集まり?、にぎやかな声が聞こえていました

街中では、桜が満開です。
ここは、山に挟まれたところなので、桜はまだまだです。
アケビが、小さな蕾をたくさんつけていました。

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アケビの蕾

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左岸に切り立つ岩肌と、樹木の織りなす景色

長いトンネルの間には、短いトンネルがあります。

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ここは出口が見える

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廃線跡は、ゆるやかなカーブはあるも、ほぼ直線

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ここはトンネルが二つ並んでいる

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短いトンネルを振り返る、左には旧国鉄時代のものが。

渓谷の景色を眺めながら、のんびり歩き。

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流れが岩に遮られ白濁、勢いよく流れる

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大きな岩のあるポイント

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枕木が積み重ねられて残る

三つめの長いトンネル・横溝尾トンネルを抜け出ると、コース一番の見どころ第二武庫川橋梁です。

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横溝尾トンネルに入る、ここまでは右岸の歩き

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ちょっと肝試しをしている気分

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トンネルを抜けると、第二武庫川橋梁

赤い橋梁と渓谷の眺めがよい絶好のポイントです。
橋を渡って左岸の歩きとなります。

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橋の両サイドに渓谷美が広がる

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左岸に渡って振り返る

4つ目の長いトンネル・長尾山第一トンネルを出ると、ハイカーさんが多くなってきました。
桜の名所として知られる「桜の園」までもうすぐです。

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長尾山第一トンネルを出て、振り返る

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桜の園が近くなって、人が多くなる

親水公園は、桜の園の前に広がる休憩スポット。

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親水広場へ

木製や石のベンチがあり、階段を下って、河原に出ることができます。
河原では、小学生を中心にした30人近くのグループさんが、歓声を挙げていました。
ここで、少し早めの昼食休憩。

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親水広場は市民憩いの場

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河原で遊ぶ子どもたち

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休憩した目の前に、アオキがたくさん実を付けていました

桜に因む案内板や、木にはネームプレートが付けられていて、分かるようになっています。
桜はまだまだで、もう少し後になってから来ると、見頃を迎えます。

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植えられている樹木に添えられている説明プレート

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桜の保護育成に尽力された方のお名前もあります

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笹部桜(ササベザクラ)は、蕾が膨らんでます

桜の代わりに咲いていたのは、壇香梅(ダンコウバイ)。
なかなか見応えがあります。

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ダンコウバイが咲く

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ダンコウバイは、クスノキ科クロモジ属。クロモジに似てます

休憩をとって、いよいよ、これから大峰山の山登り。
桜の園の入口から入ります。

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桜の園入口

入口にある桜の園「亦楽山荘(えきらくさんそう)」のルート図を見て、桜坂を登っていきます。

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「桜の園」ルート図

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少し歩いた先にある案内板

階段を交えたそこそこの傾斜のある登りです。
樹木が芽吹き始め、気持ちいい眺め。

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新芽が出始めている

桜坂を登っていくと、たくさんのスミレの花が咲いていました。

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さくらの道をすすむ

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スミレがたくさん咲いてます

大きな山桜の木がたくさんあります。
開花はまだまだ。

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大きな山桜

ヘルメットを被っているのは、木彫りのリスさん。
桜の園の階段入口には、熊の木彫りがありました。
うまく、作ってあります。

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木彫りのリスさんが、ようこそとごあいさつ

さらに登っていくと、見事な桜の花。
下では、桜の花はまだまだでしたが、ここは青空をバックに開花して、とても華やかな空間になっています。
美人のエドヒガン五姉妹。

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5本のエドヒガンザクラが並ぶ

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青空をバックにして咲き誇る

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丁寧な説明プレート

どれも大木で、貫禄、見応えとも充分。
これを見るだけで、登ってくる価値があります。
予想外でしたから、嬉しさひとしお。

先へとすすみます。
東屋のある休憩スポットにやってきます。

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いい雰囲気の道を登っていきます

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東屋のある休憩所

ここでも、きれいな桜を見ることができました。
白と薄いピンク色の桜が、向かい合って何やら会話を交わしているよう。

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右と左では、微妙に色が違う

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写真では上手く撮れてませんが、とても、きれいでした

この光景を見て、日本画家の中島千波さんの絵が、思い浮かんできました。
そばで、スイセンもきれいに咲いています。

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東屋のそばに咲くスイセン

案内図には、この一帯が、育樹の丘となっています。
見とれてばかりで、足がなかなかすすみません。
ここで、道は滝見の道と大峰道に分かれます。
左の大峰道を登ります。

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右・滝見の道、左・大峰道

今度は、ミツバツツジです。
大島桜も咲いています。
遅い足が、さらに遅くなります。

下では花はあまり見かけなかったのに、上がってくると、たくさんのお出迎え。
こんなにきれいなのに、親水広場から登ってくる人は、ほとんどありません。
みんな、随分、損をしています。
せめて、東屋まで、来ればいいのに…。
声が届けば、伝えたいほどでした。

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後方の山をバックに咲くミツバツツジ

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山で見るミツバツツジには、とても、惹かれます

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咲き始めた大島桜

ヤブツバキもたくさんありました。

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東屋からは、きつめの傾斜になる

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階段脇のヤブツバキ

林間広場にやってきます。

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ベンチのある林間広場

ここは、さながらミツバツツジの楽園。
まさに、咲いている様は、乱舞という感じ。
また、また、足が止まってしまいました。

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斜面を覆うミツバツツジ

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緑と青空で、三者がより引き立つ

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自然林が残されているのが、良い

光を浴びて、コヒガンザクラも咲いています。

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木は小ぶりだが、光を浴びて咲くコヒガンザクラ

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下山時に撮ったもの、天候が良く、往路のときより、花開いていました

林間広場を後に、急坂を登っていきます。
眼下に山に挟まれた武庫川が見えるようになります。

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林間広場を振り返る

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歩いてきた武庫川渓谷が、眼下に

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きれいで、何枚も撮ってしまいます

登っていくと、展望のよい分岐点にやってきます。
山座同定ができないのは、いつもの常。
今日は、広域図も持っていないし。

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展望の良い分岐点

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正面に広がる景観

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コース図のある分岐点

分岐を左に、急坂の尾根道を登っていきます。
自然林に囲まれた中をすすみます。

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樹林の尾根道

大きな石や岩の目立つところを過ぎると、道はだんだんと、ゆるやかになり、歩きやすくなってきます。

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急な岩場を越える

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ゆるやかな歩きやすい道になる

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倒木もあるが、足にやさしい道

リョウブやコナラなどの木を見ながらすすむと、三等三角点がある大峰山山頂です。

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大峰山山頂

周りを樹木で囲まれ、展望はありません。
直立する樹木の並びが、シンプルな美しさを醸し出しています。

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シンプル・イズ・ビューティフル

山頂を見届けて、下山は来た道を辿ります。
途中、急坂がありましたから、足は慎重に。

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下山で見た景色、三田方面だと思うのですが…

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隣の山の稜線を見る

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下山時も桜を楽しむ

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桜の園へ下ってきました

桜の園の入口まで下りてくると、武田尾駅までは距離約1.6km。
廃線跡歩き再開です。

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桜の園入口で、右折、橋を渡り、武田尾駅を目指します

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長尾山第二トンネルをくぐる

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廃線跡を武田尾駅へ向かう

長尾山第三トンネルを出ると、廃線跡歩きは終了です。

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廃線跡入口にある案内板

広い舗装道に出たところで、左折。
道路は改修工事中で、新しく武田尾稲荷神社のお社ができていました。

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何年か前は、このお社、無かったような…

武庫川左岸をすすむと終着、JR武田尾駅です。

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JR武田尾駅


天候に恵まれた絶好のハイキング日和でした。
廃線跡歩きは、平坦な道で、誰でも無理なく歩くことができます。
平日でしたが、多くの人が歩かれていました。

生瀬駅から武田尾駅まで通しで歩いても、2時間かかりません。
これでは、物足りなく、大峰山往復を入れました。
休憩を入れても、4時間半ほどでしたから、ゆっくり歩くコースとしては、ちょうど良い距離でした。

大峰道では、一組の若いペアさんと、男性一人の方と出会いました。
道標もあり、分かりやすい道です。

山の景色は、桜の園のさくら道を歩くのが、よいです。
登山をされない方でも、ぜひとも、東屋までは、足を延ばされることをおすすめします。
ほとんどの方が、廃線跡歩きだけで終わっているのは、とても惜しい気がします。
2018.03.28 / Top↑
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