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いにしえの参道をたどり、勝尾寺(かつおうじ)から最勝ヶ峰(さいしょうがみね)、箕面滝へ続くハイキングコースを歩いてきました。
勝尾寺は、西国二十三番札所で、勝運の寺としてもよく知られています。
勝尾寺から上がった尾根道は、東海自然歩道になっており、新緑の美しさを味わいながら、歩くことができます。

行程
阪急北千里駅10:35=(阪急バス)=10:50新家バス停10:53ー11:09帝釈寺11:11ー11:22獣除けのゲートー11:31二十二丁石分岐ー12:11八天石12:13ー12:22勝尾寺(昼食休憩)13:13ー13:28東海自然歩道出合ー13:35開成皇子墓(最勝ヶ峰・標高530m)13:37ー14:22政の茶屋園地14:24ー14:53箕面滝15:04ー15:40阪急箕面駅 距離約12km 所要時間(休憩含む)4時間47分 累計高度(+)約769m(ー)約760m


ルート



阪急北千里駅からバスに乗り、新家バス停で下車。
バスの進行方向より西側に少し戻ったところに、勝尾寺口の信号があります。

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新家バス停。ここで降りて、少し戻る

信号の少し南には、大きな鳥居(三十六丁石)があります。
勝尾寺口で右折し、北方向にすすみます。
曲がった左側にコンビニがあり、ここでお昼のお弁当と、飲み物を購入して、市街地の通りをすすみます。

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通りを北へすすむ。目指すは正面の山、ところどころに丁石がある

やがて、左に帝釈寺のお堂が見えてきます。
立ち寄って、北進します。

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聖徳太子の創建と伝えられる帝釈寺

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大きなお堂や鐘楼がある

府道を横切り、道なりにすすむと、道は二つに分かれます。
角に丁石があり、プレートが掲げられていて、勝尾寺は道を左にとります。

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勝尾寺の分岐

農道になり、周りはのどかな田園風景の景色に変わってきます。

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田園風景の広がる農道をすすむ

アザミの花が咲き、タンポポはすでに綿毛になっていました。

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アザミが咲く

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綿毛のタンポポ

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菜園には、黄色のアイリスが咲く

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振り返って見る

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のどかな田園風景の中に、ポツンと丁石が立つ

山道となり、獣除けゲートを入ると、登山道らしくなってきます。
傾斜はほどほどで、歩きやすい道です。

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獣除けゲートを開閉して山道をすすむ

池を見てすすむと、ベンチのある展望の良いところにやってきます。
モヤッとして、視界はイマイチ、不明瞭。

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丁石をたどる

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池を見る

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雰囲気のよい歩きやすい道

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丸太ベンチのある展望地、ちょっと小休憩

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展望地から市街地を見る、手前にモチツツジが咲く

さらにすすむと、二十二丁石で、道は二手に分かれます。
角に案内地図が掲示されていて、右は旧参道、左は古参道になっています。
ここは、左の古参道をとり、尾根道をすすみます。

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二十二丁石のある分岐

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分岐にある案内図

新緑に明るい日差しが差し込む道です。

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新緑の道をすすむ

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随所にこの案内がある

この山道では、ところどころでモチツツジの花を見ました。

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モチツツジが咲く

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山の稜線が見える

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尾根道をすすむ

右から登ってくる旧参道と合流し、緩やかな尾根道をすすみます。

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歩きやすい尾根道が続く

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展望がきくところに、ベンチがある

丁石を見て、箕面自然休養林案内図のあるところを過ぎると、道の傾斜がきつくなってきます。

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丁石の先に案内図

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箕面自然休養林の案内図

この急坂を登り切ったところに、八天石(八天牓示石蔵)があります。

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八天牓示石蔵

八天牓示石蔵(はってんほうじいしぐら)
寛喜二年(1230年)ふもとの村々との境界紛争が解決したとき、勝尾寺は、土地の境界標(牓示)を八個所に設けました。昭和37・8年、古文書に記録された八個所の発掘調査が行われ、すべての石蔵の中から容器に納められた青銅の八天像が発見されました。石蔵は他に例の無い特殊な遺構であることから国の史跡に、出土した八天像と埋納容器は、国の重要文化財に指定されました。(案内板より)

左手には、小さな石仏が立っています。

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八天石近くの石仏さま

ここから整備された道に変わり、道は下りに転じます。
勝尾寺の読経の声が聞こえてきます。

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整備された道になる

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三丁石表示

三丁石を過ぎたところに、自然研究路5号線の案内板があります。
そのまま下ると、勝尾寺ですが、ここを左折してすすむと、政の茶屋園地に下ることができます。

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自然研究路の案内板

長い急階段の途中には、勝尾寺旧参道の案内板もあります。

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勝尾寺旧参道の案内板

勝尾寺旧参道
勝尾寺旧参道は西国街道筋の新家の大鳥居から、三十六町(約4km)の道程を経て山門に至ります。現在この間には寺までの距離を示す町石が二十基確認されます。町石には必ず梵字が刻まれていますが、これは金剛界の種子曼荼羅の各尊を表したものです。(案内文抜粋)

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一丁石

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急階段を下ると、勝尾寺

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階段を下りきったところで、振り返る

横断歩道を渡り、入山料400円を支払い、勝尾寺に入ります。
すぐに、立派な山門とダルマさんが目に止まります。

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山門をくぐって、振り返る

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弁財天(左)と山門

勝尾寺は「勝運の寺」として、よく知られ、人生全てに「勝つ」寺として、信仰を集めています。
広い境内の至るところに、ダルマさんが置かれています。

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滝のそばのダルマ

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勝ちダルマ奉納棚に、ぎっしり

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これだけダルマが並ぶと壮観

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ダルマと鐘楼

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鎮守堂の壁面にもダルマがいっぱい

きれいに整備された境内です。
色とりどりの花が、咲き誇り、まるで、花のお寺のよう。
きれいなのは、境内だけでなく、トイレも気持ちがよいほど、設備、清掃が行き届いていました。

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シャガが咲き誇る

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真っ赤なシャクナゲ

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小粒なツツジが、光るように咲いている

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ベニバナトキワマンサクとトキワマンサク

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色彩豊かなシャクナゲ

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シャクナゲの下には、愛らしい花がたくさん

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境内はまるで花回廊のよう

本堂にお参りして、多宝塔へ。
石垣の上を飾るツツジが、目にも鮮やか。

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お守り授与所から見る本堂

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ご神木のところからお守り授与所を見る

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多宝塔、左石垣の上に咲くツツジが美しい

多宝塔から勝尾寺の一番奥にある二階堂へ足をすすめます。

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二階堂に向かうところで多宝塔を見る

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二階堂付近から市街地を見る

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親鸞上人第五番霊場 二階堂

二階堂の少し手前に、山道に入る階段があります。
表示などはなく、ここはちょっと分かりにくいところ。

山道に入ってジグザクに登っていくと、大手鞠の花が出迎えていました。
顔の位置までいっぱいの花が垂れ下がり、ここはまるで、大手鞠のトンネル。
見事でした。

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大手鞠のトンネル

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山道から境内を見下ろす

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これだけの大手鞠、あまり見かけません

大手鞠のトンネルを過ぎて登っていくと、獣除けのゲートがあり、開閉して登っていきます。
傾斜のきつい登りです。

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獣除けのゲートを通り抜ける

途中で、倒木が道を塞いでいました。
チェーンソーを使って、通路を確保しているところに出くわしました。
いいタイミングで、通ることができました。
作業員の方に感謝です。

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道を塞ぐ倒木

登っていくと、東海自然歩道との出合で、ここを左に曲がり、尾根道をすすみます。

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東海自然歩道との出合

東海自然歩道に入ると、分かりやすい一本道。
尾根伝いにすすむと、開成(かいじょう)皇子の墓があります。
ここが最勝ヶ峰の山頂で、このお墓の西に、最勝ヶ峰のプレートが掲げられています。

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開成皇子の墓

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最勝ヶ峰のプレートがある

さらに西に少しすすむと、方位盤があります。
立派な方位盤ですが、周りを樹木に囲まれ、位置を確認することは不可能です。
これが設置されたときは、よく見えていたのでしょうね。

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方位盤。大阪城、鶴見緑地などが示されている

道はところどころで、ちいさなアップダウンを繰り返し、下っていきます。
東海自然歩道の標識やベンチがあり、道に迷うことはありません。

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ちょっとしたピーク。小広場のようになっていて、小休憩にはいい場所

府道を跨ぐ階段橋を渡り下っていくと、東海自然歩道と自然研究路4号線との出合。
この先で、階段道となり、下ったところが、政の茶屋園地です。

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府道を跨ぐ「ぎふちょう橋」

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橋から、箕面川ダム堰堤を見る

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東海自然歩道と自然研究路出合

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左が東海自然歩道、右が自然研究路4号線

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出合の案内板

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階段を下ったところにある案内板

政の茶屋園地からは、ゆるやかな川沿いの道です。

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政の茶屋園地、トイレあり

東海自然歩道に入ってから、ほとんど人影は見ることはありませんでしたが、ここからハイカー、観光客を見るようになります。
もみじひろばを左に見て、川沿いをすすむと、もみじばし。
ここを渡り、車道に出て、右に下ります。

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静かなもみじひろば

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もみじばしを渡り車道へ出る

車に注意しながら、軽快に下ります。
途中で、イトトンボを見つけました。
街中では、見かけることができないトンボです。

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葉に止まってジッとしてます

歩道のある道となり、トンネルを潜ると、右下に大滝が見えます。
スロープ状の急坂を下ると、箕面滝です。
ここまで来ると、さすがに観光客が多くなります。

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四季折々を通じて人気のある箕面滝

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落差33mの雄大な滝

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滝壺近くから見ると迫力がある

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水量も充分

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この景色を見ると汗がひきます

昨年秋の台風により、滝から箕面駅の道は、今年の1月末まで通行止めでした。
2月から、左岸沿いの道が整備され、通ることができるようになりました。
被害に遭うまでは、右岸の道がメインで、現在もまだ改修工事がすすんでいます。

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改修工事がすすむ右岸のハイキング道

右岸の道に比べ、左岸の道はアップダウンがややきつく、しかも山道です。
こちらの方が、山歩きを感じさせます。

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山道が主体の左岸の道

楓橋を渡り、右岸の舗装された道に入ります。
見慣れた景色となり、瀧安寺、昆虫館の前を過ぎて下れば、阪急箕面駅です。

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昆虫館の前を通る

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ゆるやかな右岸のハイキング道

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新緑が川面に映る

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箕面駅到着

近鉄日本橋駅で降り、地下鉄堺筋線乗換で阪急北千里駅へ行きました。
地下鉄日本橋駅から乗った北千里駅行きは、関大の学生さんで満員状態。
まるで、ラッシュ時のような混雑ぶりでした。

北千里駅から新家方面へは、バス便が多くアクセスは便利です。
勝尾寺口から勝尾寺までは、丁石に導かれ、随所に道標類があり、分かりやすい道です。
この道はよく歩かれるルートのようで、何人もの人に出会いました。

勝尾寺には初めて入山。見どころも多く、おすすめしたいスポットです。
東海自然歩道の道も分かりやすい道です。
自然林の多いルートなので、この時期は新緑が美しく、危険度も少なく、安心して歩けます。

箕面滝を見るのは、7,8年ぶりでしょうか。
駅までの道沿いのお店は閉まっているところも多く、ちょっと寂しい感じでした。

2018.05.01 / Top↑
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