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花の山として有名な伊吹山。
麓からドライブウェイが山頂直下まで通じ、ハイカーだけではなく、一般の観光客も気軽に登ることができる山として、広く親しまれています。
このドライブウェイの途中から北に延びる1000m級の尾根は、通称「北尾根」と呼ばれ、登山者、ハイカーに人気のあるコースとなっています。
今回、山歩きの教室で、北側の国見峠から静馬ヶ原まで歩きました。

行程
近鉄高の原駅7:00=(バス)=10:35国見峠(標高850m)10:45ー11:46国見岳(標高1126m)12:01ー12:34大兀山(おおはげやま・標高1083m、昼食休憩)13:04ー13:41御座峰(標高1070m)13:47ー15:43静馬ヶ原(ドライブウェイ取り付き)15:50=(バス)=18:40近鉄高の原駅 距離約6km、所要時間(休憩含む)4時間57分 累計高度(+)約713m (ー)441m

ルート




どんよりと曇り、移動中のバスの中では、空ばかりを気にしながら、やきもき。
登山口となる国見峠は、名神高速道路の養老SAを過ぎた養老JCから東海自動車道に入り大垣西ICを出て、揖斐川奥へと回り込んだところにあります。
揖斐川沿いの道になると、標高800mを超える峠まで、対向困難な細い道が続くのですが、運転手さんの運転技術に感心しながら、到着しました。

一面、ガスで覆われています。
北西側は、ガスが切れそうになっていて、天気の回復を期待しますが、覆うガスの方が優勢で、回復は難しそう。

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広い駐車スペースのある国見峠。ガスで景色は見えない

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到着直後の北西の眺め

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ガスがとれてきた。回復するかな?と期待したのですが…

登山口には、長寿大師の石像や仏像が祀られています。
東本願寺開基 教如上人 御旧跡鉈ヶ岩屋(なたがいわや)の案内板も立っています。

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立派なお堂や石仏がある

国見峠から尾根道の登りが延びています。
そこそこの急な坂道を登っていきます。

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峠から登山口を見る

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出発です

階段を数段登ったところに、可愛い稚児百合が咲いていました。
頭を下げて、恥ずかしそう。

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稚児百合が咲く

ガスが覆う樹林の道をすすみます。
部分的にゆるやかなところもありますが、そこそこ急な登りです。

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樹林の道をゆっくり登る

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ガスのため、周りは白っぽい

登山口から20分ほどで、鉈ヶ岩屋(なたがいわや)の分岐です。
鉈ヶ岩屋は、教如上人が、関ヶ原の合戦の際、石田光成軍に襲われて、ここへ逃れたと言われるところ。
左に行けば、その方向ですが、今回は寄らずに、直進します。

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鉈ヶ岩屋の分岐を通り過ぎる

迂回路の案内板を見ると、急な登りとなり、周りに多くの花を見かけるようになります。

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迂回路の案内板がある

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通行止、迂回路の案内板

降り続いた雨のため、足元は滑りやすくなっています。
周りに咲く花たちに癒やされながら、登っていきます。

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滑りやすい足元に注意してすすむ

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タチツボスミレが、いたるところに

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この花も多く見ました

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何の花かな?

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ガスに覆われた道をゆく

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ボタンネコノメソウ

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トリカブト

国見岳まで、登りがいのある道が続きます。

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ひたすら登る

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振り返る

尾根道の開放的な景色は見られませんが、しっとりとした景色を背景に、樹木や草花が生き生きして見えます。

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ヒトリシズカ

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ヒトリシズカ群生

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ルイヨウボタン(類葉牡丹)

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ヒトリシズカ、タチツボスミレ、その他にも…

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ブナやカエデ、新緑が美しい

広い解放されたところへ出てきます。
前方はガスに覆われていますが、後方(北側)に目をやると、山の姿を確認することができました。
山が見えると、うれしいですね。

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展望の良いところにやってくる

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広くて開放的な場所

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後方の山並み、民家も見えている

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この景色も、ほんの束の間で消えました

景色を眺め、国見岳を目指します。

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この辺りは歩きやすい

ガスが一段と深く立ち込めてきます。
幻想的な雰囲気で、これもまた、味わいのある景色です。

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幻想的な景色

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倒木したカエデにきれいな緑

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幹に宿る

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ニリンソウ

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ヤマシャクヤク

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ラショウモンカズラ

登山口から歩き出して、約1時間で国見岳に到着。
樹木に囲まれた山頂は、ゴツゴツした岩が多く、展望はききません。
小休憩して、縦走を続けます。

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国見岳山頂

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山頂付近の風景

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ガスが覆ったまま

ゴツゴツした石や、岩の道をすすみます。
足場が不安定で、歩きにくい道です。

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石や岩の道をすすむ

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石の下り道

登り下りしながら、大兀山に着きます。
展望の良い山頂のはずなのですが、残念ながら今日は何も見えません。
腰掛けやすい石を見つけて、食事を摂りました。

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大兀山山頂

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石の散らばる山頂

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石に腰掛け昼食休憩

北尾根ルートは、国見岳、大兀山、御座峰の3つの山頂を辿ります。
国見峠で標高は800mを超え、3つの山の最高峰・国見岳で標高1126m。
登り始めるまでは、標高差も少なく、楽勝ルートと高を括っていました。

実際は、急な登り下りが多く、石の道は不安定、雨後の土質は滑りやすく、意外に苦労させられました。
登り下りを繰り返し、御座峰到着。

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ガスが晴れない道をゆく

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眺望の良い尾根道になるも、視界効かず

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雨粒が滴るウスギヨウラク

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ウスギヨウラクがいっぱい

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わずかに残るイワカガミ

3つ目の御座峰には、唯一、三角点があります。
ここには、北尾根ルートができた経緯が書かれたプレートが設置されています。

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三角点のある御座峰

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山頂の案内板

伊吹山北尾根縦走路について
この縦走路は、大垣山岳協会によって1960年から3年の歳月と延べ千余人の会員を動員して開設されました。それまではまったく道がなく、全コースが笹藪と雑木に覆われ、通行を阻んでおりました。ここに鉈を振り、鋸を挽き、つるはしに力を込めて完成をみたのです。しかし、その後は幸い春日村の配慮により毎年手入れされ、容易に歩くことができるようになったのです。(説明文抜粋)1999年10月 大垣山岳協会

ここまで来ると、北尾根ルートは終盤。
伊吹の花たちや樹木を眺めながら、すすみます。

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晴れてたら、多分、開いていたでしょう

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ニリンソウ、アップ

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ヤマブキソウ

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これは、何?

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樹林帯の道をすすむ

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根元には、モミジの新緑

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エビネ

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ウツギ

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今日、何度も見る光景

少しだけ、ガスが途切れました。
すぐにシャッターを押しました。
1〜2分もすると、すっかりガスに覆われてしまいました。
変化が激しいです。

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ガスがとれた瞬間

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前方に山が見える

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静かな縦走路をすすむ

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笹の陰に隠れるようにして生えるフタバアオイ

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バイケイソウ

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名前が思い出せない

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ザゼンソウ

灌木帯になり、視界が広がってきます。
ガスの動きが激しく、刻一刻と景色が変化していきます。

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灌木帯をすすむ

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小休憩して景色を眺める

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様々に表情を変えるガス

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ドライブウェイと伊吹山頂方向を見る

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雲が這う

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刻々と変わる景色

ドライブウェイが見えています。
ここからは、下って登り返せば、静馬ヶ原のドライブウェイの取り付きです。

取り付きに、バスが待機しています。
急坂を下ります。

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取り付きにバス待機

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静馬ヶ原から見る景色

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ここから先が急坂下り

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下って登り返せば、ドライブウェイ取り付き

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帰りに、山頂駐車場に寄りました。
駐車場隅に、登山靴についた土を落とす洗い場があり、タワシが置かれています。
うれしい配慮です。

ドライブウェイでは、何人かの人が望遠レンズを構えていました。
雲海のシャッターチャンスを狙っているところでした。

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雲海を狙うカメラマン

とてもきれいな雲海が広がっていました。
こんな光景は、ほとんど見る機会がありません。
バスの中から、シャッターを押しました。

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北尾根を水が流れるように、雲が動いている

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とても、きれいな景色に感動

天候には恵まれませんでしたが、雨に濡れることもなく、歩くことができました。
国見峠からドライブウェイ取り付きまで、距離は約6km。
それなのに、所要時間は休憩を含めて4時間57分もかかりました。

三之宮神社から伊吹山山頂に登る一般ルートは、5km余りで、登山時間にして3時間半ほど。
それよりハードな感じです。
一般登山ルートより北尾根ルートの方が、景色の変化に富み、面白さもあります。

滑りやすく、結構、神経を使いました。
単独では、行きにくいところなので、バスをチャーターしてもらい、歩けるのは嬉しいですね。


2018.05.08 / Top↑
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