FC2ブログ
昨年秋の台風で、通行不可だった鳥越林道の改修工事が終わり、先日、通行できるようになったのを受けて、湖北の金糞岳(かなくそだけ)・白倉岳(しらくらだけ)へ行ってきました。
林道を車で上り、林道途中の連状口から登ると、金糞岳までは2時間もかかりません。
林道入口の高山キャンプ場から登ると、往復で8時間以上かかりますから、随分楽をして登ることができます。

金糞岳は、関西百名山の一つで、琵琶湖をめぐる山では、伊吹山に次ぐ高さです。
絶好の天候に恵まれ、白山をはじめ、雄大な景色を眺めることができました。

行程
自宅4:10=(京滋バイパス・名神・北陸道経由)=7:10鳥越林道・連状口(登山口)7:19ー7:48小朝の頭(標高1081m)ー8:00大朝の頭(標高1073m)ー8:39金糞岳(標高1317m)8:40ー9:11白倉岳(標高1271m)9:18ー9:45金糞岳ー10:15大朝の頭ー10:27小朝の頭ー10:53連状口 距離約8km、所要時間(休憩含む)3時間34分 累計高度(+)約648m

18kanatizu 
高山キャンプ場前にある案内板(一部)
ルート



早朝4時過ぎに我が家を出て、京滋バイパス、名神、北陸道と乗り継ぎ、長浜ICで一般道へ。
途中、多賀SAで、朝食代わりのおにぎり2個を食べ、昼食用に寿司セットのお弁当を購入。

草野川沿いを北上、高山キャンプ場前まで来ると、いよいよ鳥越林道。
通行止めの看板はありません。
去年の秋は、ここまで来て、通行不可のため、引き返した記憶が甦ります。

1805kanaku107
草野川沿いを北上、この先に高山キャンプ場があり、鳥越林道へ続く

鳥越林道は舗装された道ですが、ところどころで、落石があり、石を避けながら上っていきます。
林道脇では、山藤がまだ残っていました。
ピンクのタニウツギが、至るところに咲いていて、目を引きます。

1805kanaku106
林道を彩るタニウツギ

登山口になる連状口が近づいてくると、左手に金糞岳、白倉岳から続く稜線が迫ってきます。
連状口の駐車場には、7時過ぎに到着。
多賀SAの休憩を入れて、3時間かかりました。

1805kanaku105
連状口駐車場から鳥越林道を振り返る。後方(西)に花房尾根が見える

駐車場到着一番乗り。
ここからの眺めはなかなかのもので、眼下に長浜市街や琵琶湖が広がっています。

1805kanaku3
連状口駐車場からの眺め

1805kanaku2
アップで見る

駐車場から林道を挟んだ向かいに登山口があります。
ここからは、金糞岳を見ることはできません。
林道が通れないと、下の高山キャンプ場から歩くことになり、ここまで2時間半はかかります。
連状口で標高約950m、大幅なショートカットです。

1805kanaku1
駐車場の向かいが連状口の登山口

登山道とりつきには、左に連状口の札、右にはクマ出没注意の看板。
念のために、ザックに鈴を付けて歩き開始です。

1805kanaku4
連状口のとりつき

そこそこの急な坂道を登っていきます。
石が露出し、ゴツゴツしたところもありますが、よく踏まれた山道です。

1805kanaku6
石が露出する道をすすむ

自然林の樹林帯で、この時期、新緑が一段と映え、目に優しく、雰囲気のよい道です。
コアジサイが花芽をつけています。
稚児百合、スミレが咲いていました。

1805kanaku103
コアジサイの蕾

1805kanaku8
稚児百合

1805kanaku96
可愛らしいスミレ

青空が広がり、光が差し込む明るい道をすすみます。

1805kanaku7
東浅井郡消防本部・森林組合の山火事注意のプレート

1805kanaku9
青空と新緑が際立つ

笹が目立つようになります。
樹木が、山野草に負けじと、花を付けています。

1805kanaku10
地面を笹が覆う

1805kanaku11
ナナカマド?

1805kanaku12
クロモジ

1805kanaku13
これ何だっけ

1805kanaku15
ガマズミ

ブナの木が目立つようになってくると、小朝の頭です。
歩きはじめて30分ほど。
ここまで来ると、前方に金糞岳が見えるようになります。

1805kanaku16
小ピークの小朝の頭、ブナの木にプレートが付けられている

1805kanaku17
小朝の頭から見る金糞岳

ここから下り、平坦な道を交えながら、登っていくと、大朝の頭です。

1805kanaku20
ブナと笹の道

1805kanaku21
大朝の頭

ピークになった大朝の頭から下ると、すぐ先に右から登ってくる道と合流します。
この道は、鳥越峠の近くから登ってくるルートで、金糞岳には最短距離で登れる道です。

1805kanaku22
右から登ってくる道と合流

ピンクのツツジが咲いています。

1805kanaku23
何ツツジかな?

1805kanaku24
こちらは笹のタケノコ

イワウチワを沢山見ました。
残念ですが、花は、もう終わっています。

1805kanaku25
艶っぽい葉のイワカガミ

1805kanaku87
落ちた花がまだ、地面に残っていました

きれいなブナ林が続くようになります。
大きなブナの木を見ます。
ブナは大きくなるまでには、長い年月がかかります。
たくましくもあり、この木を見ると、力をもらえるような気持ちになります。

1805kanaku26
長い年月をかけて育つブナ

1805kanaku27
光を浴びて、ブナの新緑が透き通る

1805kanaku28
急坂のブナ林

1805kanaku29
足元には、ミヤマシキミ

1805kanaku30
ブナのプロムナード

1805kanaku31
気持ちのよい道

1805kanaku32
ブナの木に、頂上まで25分

大朝の頭から下りきって、登りになると、急坂と変わり、そこを登っていくと、右手(東側)に雄大な景色が飛び込んできます。

1805kanaku33
東側の展望、山座同定できないのが残念

1805kanaku34
山頂が近づいてくる

急坂の途中で、ツツジが微笑んでいるように見えました。
癒やされる瞬間です。

1805kanaku35
残り少ないツツジが、エールを送ってくれているよう

道が緩やかになってくると、金糞岳山頂です。
立派な石標が立っています。

1805kanaku36
金糞岳山頂

1805kanaku37
立派な石標が立つ

1805kanaku39
樹木に山頂プレート

北東側奥には、残雪で輝く白山連峰、右は別山、右手前は能郷白山がくっきり。
手前の尖った山は、蕎麦粒山(そばむぎやま)、
いい眺め。

1805kanaku38
奥に白山連峰、別山、一番右は能郷白山、中央左手前に蕎麦粒山

山頂から、西側の白倉岳に向かいます。
金糞岳と白倉岳の二つの頂きをつなぐ、吊り尾根をすすみます。
尾根道は、笹が刈り取られ、歩きやすくなっています。

1805kanaku40
金糞岳から白倉岳へ向かう

一旦、鞍部になった白倉峠まで下ります。
眺めの良い稜線歩き。

1805kanaku41
下りで見かけたカエデの新緑と苔むす幹

1805kanaku45
吊り尾根から見る南側の景観、左奥に霊仙山

1805kanaku42
眼下に琵琶湖の眺め

視線を左に向けると、伊吹山。
先日、伊吹北尾根を歩いたときは、天候不良で間近な伊吹山さえ見ることができなかったのに、今日は離れていても、よく見えます。

1805kanaku46
左奥に伊吹山、右奥は霊仙山

1805kanaku47
アップで見る

前方に、花房尾根。
景色に見とれて、足を踏み外さないように…。

1805kanaku48
花房尾根に向かいすすむ

1805kanaku49
さらにすすんだところで、伊吹と霊仙山を見る

1805kanaku50
花房尾根の向こうに浮かぶのは竹生島?

木イチゴの花が咲いていました。
花の時期は過ぎていますが、イワナシに似たようなものもありました。

1805kanaku51
木イチゴの花

1805kanaku44
イワナシ?

正面の山肌に岩が見えているところが、白倉岳。

1805kanaku52
正面に白倉岳

1805kanaku53
ゆるやかに動く雲、刻一刻と景色が変わり、飽きない

1805kanaku54
吊り尾根途中の標識

吊り尾根を下りきったところが白倉峠。
左に深谷から登ってくる道があります。
この道は、ルート不明瞭で熟練者向き。
通りがかったときに、下から登ってくる男性グループさんの声が聞こえてきました。

1805kanaku80
深谷出合、コース不明瞭の標識

ここを過ぎると急登となり、岩の目立つ細い道となります。
シャクナゲの多いところです。

1805kanaku55
盛りを過ぎているが、まだ見られる

1805kanaku56
大岩の辺りから急坂となる

1805kanaku78
岩場で、振り返って見る

1805kanaku57
狭い岩の間を抜けると…

1805kanaku58
ロープのある急登

振り返ると、後方に金糞岳。
そばには、シャクナゲ。
いい組み合わせです。

1805kanaku61
シャクナゲと金糞岳

左手(南側)は、二つの尾根に挟まれた深い谷(深谷)。

1805kanaku62
切れ落ちたような深谷

シャクナゲをはじめ、ツツジの仲間たちが出迎えています。

1805kanaku63
ウスギヨウラク(薄黄瓔珞)

1805kanaku65
ピンクのツツジと伊吹山

1805kanaku66
ツツジを前景に、琵琶湖

花に癒やされながら、白倉岳に着きました。
二等三角点があります。
山頂の一角には、シャクナゲの群生。
こちらもいい眺め。

1805kanaku67
三角点のある白倉岳山頂

1805kanaku72
小広場のような山頂

山頂から振り返ると、後方に白山の山並み。
飽きることがない景観が広がっています。

1805kanaku69
山頂から振り返ると、白山が見える

1805kanaku68
白山連峰

1805kanaku73
北西側の景観

1805kanaku70
山頂のシャクナゲ群生から金糞岳を見る

景色を眺めながら、食事でもと思いましたが、まだ、9時台前半。
お昼ご飯には、ちょっと早過ぎ。
景色だけ眺めて、歩いてきた道を下ることにしました。

下りも景色を堪能しながら…。

1805kanaku74
白倉岳から金糞岳へ戻る。中央右寄りに金糞岳

1805kanaku75
右奥が金糞岳

1805kanaku76
戻り道から見る北側の景観

1805kanaku77
ナナカマドが青空にくっくり

1805kanaku79
岩場を下る

金糞岳と白倉岳の往復は約1時間。
吊り尾根縦走で何人かのハイカーさんとすれ違いましたが、どちらの山頂でも、たった独り。
静かな山頂を独り占めでした。

1805kanaku81
復路の金糞岳山頂

金糞岳からの下りは、正面に伊吹山を見て下ります。
少し、薄雲がかかるようになりました。
クリアな景観は、朝が勝負です。

1805kanaku82
金糞岳から下る、少し薄雲がかかってきた

1805kanaku83
下り道で撮った可憐な花

1805kanaku84
急坂の下りで見る伊吹山

金糞岳から大朝の頭まで下りは30分(登りは40分)。
下りは速いです。

1805kanaku90
下りで大朝の頭

下りでも、ブナに癒やされながら、小朝の頭に着きました。
ここから連状口まで30分ほどで下れます。

1805kanaku92
複雑に変形したブナ

1805kanaku94
上部も曲がっている

1805kanaku95
復路の小朝の頭

小朝の頭を過ぎると、伊吹山は左手になります。
自然林の恵みをたっぷりと味わいながら、下りました。

1805kanaku97
左側に見える伊吹山

1805kanaku98
自然林の道を下る

1805kanaku99
ピークの奥に伊吹山

1805kanaku109
笹道を下る

1805kanaku100
鳥越林道が見えてくる

石の混じる急坂を下ると、連状口。
車が4台になっていました。

1805kanaku110 
急坂を下れば登山口

1805kanaku104
連状口駐車場到着

汗で濡れた衣類を着替え、早めに山を下りました。
多賀SAで買ったお弁当は、帰りに黒丸PAに寄り、丸テーブルのあるゆったりとしたイスに腰掛け戴きました。

1805kanaku108
昼食はお寿司セット(390円)

カラッとした天候、しかも、休日とあって、10人余りのハイカーさんと出会いました。
林道が通れるようになり、登りやすくなったことがあると思います。
高山キャンプ場手前の駐車場には、2台の車が止まっていました。
多分、この人たちは、周回コースを歩かれているのでしょう。

連状口から白倉岳の往復ルートは、危険箇所は少なく、ルートもはっきりとしています。
新緑がとても美しく、秋の紅葉も楽しめそうです。

眺めが良く、開放的な尾根歩きは、山歩きの楽しさを存分に味わうことができ、一度、この山に登れば、虜になること間違いなしです。
今度は紅葉の時期に、周回コースで歩いてみたいものです。
2018.05.20 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://megusun.blog59.fc2.com/tb.php/3327-34da6660