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紀州を代表する法師山と大塔山(おうとうさん)を歩いてきました。
二つの山を縦走するルートは、急坂の登り下りが何度もあり、なかなか手厳しいコースでした。
9時間を超える山歩きは、疲れます。

行程
自宅1:05〜(阪神高速・近畿自動車道・阪和道・湯浅御坊道路・阪和道経由)〜4:40宗小屋橋5:19ー7:02縦走路分岐ー7:22法師山(標高1102m)7:34ー7:49縦走路分岐ー994m峰ー
10:21ピーク905m峰(昼食)10:36ー11:11一ノ森(標高1058m)ー11:47大塔山(標高1121m)12:03ー12:34一ノ森ー13:24ピーク905m峰13:26ー14:10林道出合ー(安川林道)ー14:47宗小屋橋15:04〜(阪和道・湯浅御坊道路・阪和道・京奈和道経由)〜20:05自宅 歩行距離15.3km 所要時間(休憩含む)9時間28分 累計高度(+)1578m

ルート
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午前1時過ぎに我が家を出発。
高速道路を乗り継ぎ、上富田から国道311号に入り、鮎川大橋を過ぎると霧。
しかも、途中の大塔林道では、土砂が崩れ、道路に倒れた木が道路を塞ぐハプニング。
幸いに、自分の力で何とか動かせる程度で、散らばった石を足で、かき分け、3時間半以上も時間を費やして、宗小屋橋に着きました。

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大塔林道・宗小屋橋、登山口は橋を渡って右に少しすすんだところにある

宗小屋橋のところでも、倒木があり、川に落ち込んでいました。

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ここ2,3日の雨で崩れたようです(宗小屋橋から見る)

着いたときには、まだ、ガスが覆っていました。
相方さんに作ってもらったお弁当を3分の1ほど食べ、登山口を確認。
それからゆっくりと、登山準備をして歩き出しました。

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着いた直後の景色、右、宗小屋橋。駐車したところから撮す

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駐車は我がデミオだけ、出発時、撮す

宗小屋橋から安川林道に少し入ったところに、法師山の登山口があります。
標識があり、すぐに分かりました。

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左の岩のところに、法師山の標識

岩の右を入ると、吊り橋。
足を踏み入れた瞬間、いきなりズルリと滑りました。
雨で板が濡れていて、滑ります。
しかも、揺れるので、両サイドのワイヤーをしっかり持って、ソロリ、ソロリ。

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ちょっと恐い吊り橋

橋を渡り、そこそこの傾斜のある山道を登っていきます。
一面、ガスが立ち込めています。

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しばらくは植林帯の道

15分あまり登っていくと、防火用の水でしょうか。
大きな水樽がありました。
ここまで来ると、自然林も目立ちます。

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防火用でしょうか、法師山の標識が立っています

ところどころに標識があり、分かりやすい道です。
樹木が濡れているので、ズボンに染みます。
こんな状況なので、スパッツは事前に付けていました。

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標識があり、分かりやすい

シャクナゲの花がまだ残っています。
もう少し早ければ、一面、花が咲いている光景が見られたはずです。

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名残のシャクナゲ

歩き始めはそこそこの傾斜の道だなと思っていました。
登るに連れ、次第に傾斜がきつくなってきます。

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周りは、自然林の景色に変わる

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傾斜がきつくなってくる

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この看板のところを過ぎると、左に視界が広がってきます

視界の効く尾根道に入ります。
だんだん、ガスがとれてきました。
山頂に着く頃には、きっと良い天気です。

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朝日がガスで隠れる

歩き易いところもありますが、総じて、急坂が続きます。

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周りの景色をゆっくり見ながら、登ります

朝早くから歩き始めたので、心に余裕があります。
時間はたっぷり、ぼちぼちゆっくり登ろう。

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傾斜のきつい道

ロープのある急坂も出てきます。
岩や木を掴んで、ロープは補助で使うだけ。

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ゴツゴツした岩の急坂。ロープがある

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歩き易い尾根道に変わる

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尾根道から見る右側の景色

歩き易い尾根道に変わり、その先は、また、急坂。
そんなことを繰り返しながら、高く登っていきます。

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ゴツゴツした石の急坂

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根が剥き出しになった急坂

落ち葉が濡れていて、滑ります。
木の根、落ち葉は滑り易く要注意。

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滑り要注意

ブナやヒメシャラが目立つようになります。
山によく似合います。

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尾根道のヒメシャラとブナ

青い艶のある虫を見つけました。
ジッとしていたので、撮りました。
(帰った後で調べると、ルリセンチコガネという糞虫でした)

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ルリセンチコガネ

視界がよくなってきました。
晴れると、うれしいものです。

空気がヒンヤリしていて、汗もそれほどかきません。
絶好の山歩き日和。
誰にも会うことなく、山歩き独り占め。

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視界良好

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尾根道から見る眺め

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雲がなくなってきた

左手、木立の間に法師山と大塔山を結ぶ尾根が見えてきます。
道が歩きやすくなってくると、縦走路の出合。
左は大塔山、右が法師山です。

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縦走路出合

右の法師山へ向かいます。
しばらく歩き易い尾根道。

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法師山へ向かう尾根道

傾斜がきつくなってくると、法師山への登り。
登り切れば、法師山です。

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急な登りに変わってくる

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頂上へ続く急坂

山頂はきれいな小広場のよう。

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法師山山頂

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山頂のプレート

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一等三角点がある

以前は、大きな反射板がありましたが、撤去され、雄大な眺めが視界に広がっています。

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右手前タママツ尾根(画像クリックで拡大します)

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百間山・半作峰方面(画像クリックで拡大)

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登ってきた登山道は左端(画像クリックで拡大)

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手前タママツ尾根、眼下に集落が見える

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360度見渡す限り山、山、山

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本州最南端潮岬方面

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登ってきた方向を見ています

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これから向かう大塔山もはっきり

法師山からの景観を存分に楽しんで、大塔山へ向かいます。
縦走路出合まで、往路と同じ道を下ります。

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山頂から下る

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縦走路出合にある標示

出合から標示は大塔山に変わります。
しばらく歩きやすい尾根道です。

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歩きやすい尾根道

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尾根道から見る北側の景色

テープや標識を見落とさないようにすすみます。
ヤセ尾根のところもあり、変化のある尾根道です。

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細い尾根道をすすむ

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樹木もいろいろ変化がある

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石や地面に苔が張り付く

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垣間見える大塔山

形の変わった大きな樹木が見られるようになります。

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堂々とした樹木

何度も登り下りを繰り返します。
ピークには標柱が立っています。

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ピークの登り下りを繰り返す

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ピークに立つ標柱

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ピークからの下りで振り返る、かなり傾斜がある

変形した特徴のある木が、いくつも見られます。
これは、何に見えるか、想像するのも面白いものです。

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二人が身体を反らして向き合っているように見える

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縦走路から見る法師山

ヌタ場のようなところもありました。

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多分、ヌタ場

このコースは、シャクナゲの多いところです。
たくさん、見ました。
ハードなコースだけに、見るとホッとします。

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ここにもシャクナゲ

ピーク886峰を過ぎると、南側の展望が開けてきます。

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このピークを過ぎると激下り、展望がよくなるが、その先は激下り、激登り

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右手(南側)の展望が開ける

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樹形と景色がベストマッチ

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正面に見える一ノ森(下川大塔・左側)と大塔山

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ここから見る南側の眺めはなかなかのもの

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尾根から見る南側の眺め

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枯れてしまっているスズタケ

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ワニさんの横を通ります。噛みつかれないように…

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巨大な亀が木にしがみついている

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しっかりと爪を地面に立てている

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あなたならこれは何に見えますか

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背高のっぽのおじさん

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キリンさんが大きく口を開けて

本当に、形のユニークな木が多いです。
自然が造り出す美ですね。

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この木のところを過ぎると、激坂となる

905m峰に行くまでに、劇坂があります。
急坂を下って、鞍部へ下り、その次に控えるのは、激登り。
ロープはありますが、岩や木も掴んで、慎重に身体を移動していきます。

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写真では大したことはないように見えますが、劇坂下りです

しかも、落ち葉が濡れて滑ります。
気を付けていても滑ります。
ズルリといきました。
木を持っていましたから、転げ落ちることはなかったですが、お尻は打ちました。

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鞍部へ下りたところで振り返る

岩をよじ登るようなところは、写真を撮り忘れました。
全神経を集中して、難所をクリアしました。
ここを通過すれば、905m峰です。
安川林道の分岐で、下山はそちらの道を下ります。

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分岐点の905m峰

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ここにもユニークな木が…

お腹が空いてきました。
ここで、残りのお弁当(3分の2)を食べました。

大塔山まで、まだまだ急坂の登り下りが続きます。
コースタイムでは、大塔山山頂まで、ここから1時間半かかります。
気を引き締めて、ゆっくりと。

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まずは、一ノ森(下川大塔)をめざして

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 我慢の登り

登っている途中で、たった一つだけ、ギンリョウソウを見つけました。
別名、幽霊茸。ジッと見ていると可愛らしく見えます。

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苔の中に咲くギンリョウソウ

登り切ると、一ノ森。

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手前にある野竹法師縦走路の分岐点

一ノ森は、周りを樹木に囲まれ展望はききません。
名前のわりには、地味な存在です。

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一ノ森

ここから大多和(オオタワ)に下ります。
大塔山は、一ノ森(下川大塔)と、大塔山本峰(二ノ森)の双耳峰で、大多和は、大塔山の名前の由来になったと言われています。

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大多和、弘法杉林道の分岐点

ここから登りです。

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この看板を過ぎると、登りになる

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結構、きつい登り

左にシカ除けのフェンスが見えてくると、山頂です。

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フェンス沿いにすすむ

山頂手前にフェンスがあります。
太いロープが巻かれていて、しっかりと結ばれています。
しかも、雨でロープが濡れ、これをほどくのにひと苦労しました。

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山頂手前のフェンス

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三等三角点のある大塔山山頂

台地のような山頂ですが、あまり整備はされてなく、ちょっと荒れた感じです。
フェンスで囲まれていて、閉じ込められているような気持ちになりました。
写真は、フェンスの編み目の間から撮りました。

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中央奥・法師山

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右は三ツ森山かな?

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こんもりした山がいくつも

遠くに太平洋が見えました。

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海が見える

905m峰まで来た道を戻ります。
当然のことながら、アップダウンの繰り返し。

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鞍部(大多和)にある一ノ森の案内

下りで二度、道を間違いました。
一つは、野竹法師尾根道の分岐で、そのまま直進してしまったこと。

もう一つは、905m峰を目前にしながら、左に下る失敗。
GPSで確認して、戻りましたが、下りで道間違いすると、登り返さねばならず、余分な体力の消耗を強いられます。
二つの山に登り、あとは下りだけだと、気が緩んでいたんだと思います。

905m峰で一息入れ、縦走路と別れて、安川林道へ下っていきます。

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905m峰から安川林道へ下る

傾斜のある下りです。
やや荒れてはいますが、広葉樹の落ち葉が少ないので、こちらの道はさほど滑りません。

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荒れ気味な道

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シャクナゲ、アセビが目立つ

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急坂が続く

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下の方は植林帯

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こちらにも防火用の水がある

安川の堰堤が見えてくると林道出合です。

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安川の堰堤

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安川沿いに出ると、林道出合はすぐ

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林道出合(安川林道登山口)

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林道から登山口を見る

安川右岸沿いの林道を、下って宗小屋橋へと戻ります。
きれいな青空に、大塔の山並みがはっきり。

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林道から見る大塔の山並み

林道の途中で、樽を伏せたようなものをたくさん見ました。
(帰ってから調べてみると、ゴーラと呼ばれる養蜂箱でした。和歌山県南部では蜂蜜を採取するために、このような巣箱がよく利用されているそうです。)

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ゴーラと呼ばれる養蜂箱

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単調な林道をひたすら歩く

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途中に瀧がありますが、下りて見に行く気持ちなし

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林道脇のツツジ、きれいです

山中では、濡れた落葉の急坂で、何度か滑りましたが、無事、駐車場に戻ってきました。

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同じところでも、朝の景色とまったく違います


いろいろとハプニングのあった山歩きでした。
大塔林道では、小さな土砂崩れ。
なんとか横に寄せて通り抜けることができました。

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倒れた木と土砂(帰りに撮す)

他にも林道では、落ちていた木が車の下のひっかかり、車体の下に手を突っ込んで、なんとか取り除きました。
帰りも、この木がひっかかり二度、同じことの繰り返し。
(大塔林道は舗装されていますが、ところどころで、石や木が転がっていて、運転には注意が必要です。)

山では誰にも会いませんでしたが、林道で鹿とイタチのような小動物に出くわしました。

帰りは、上富田のスーパーに車を止め、ソフトクリームと「午後の紅茶」を買い、しばらく仮眠をとりました。  
 紀南の奥深いところに位置する法師山と大塔山は、登山口まで行くのが大変ですが、変化に富んだ尾根道や、眺望を楽しむことができました。
天気にも恵まれ、充実した山歩きでした。
2018.06.01 / Top↑
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