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連日、猛暑続き。
近場でどこか涼しいところに行きたいな…。
思い立ったのが、京都鞍馬・貴船。

京都も連日38℃超え。
果たして、どの程度涼しいのか、クエスチョンマーク付き。
8時前に相方さんと我が家を出ました。

行程
叡電鞍馬駅9:55ー9:58仁王門ー10:06由岐神社10:08ー10:22鞍馬寺金堂10:26ー10:35牛若丸息つぎの水ー10:43義経公背比石10:46ー10:49大杉権現社ー11:05奥の院魔王堂11:06ー11:25西門ー11:31貴船神社本宮11:35ー11:53奥宮ー12:00(貴船川・河原で昼食休憩)12:15ー12:52貴船口13:05 距離約6.2km、所要時間(休憩含む)2時間57分 累計高度(+)約325m(ー)335m


ルート
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電車を乗り継いで、約2時間で叡電鞍馬駅に到着。
駅を出ると、左に大きなお馴染みの天狗さん。
お土産屋さんには、紅い天狗さんを引き連れたカラス天狗のお面が吊り下げられていました。

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叡山電車・鞍馬駅。平日でお客さんはそれほど多くありません

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まず、出迎えてくれるのが、この天狗さん

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どこかしら愛嬌のあるカラス天狗さん

貴船・鞍馬は、御所を中心とした四方・四神の内、北の神「玄武」にあたり、”エネルギーが湧き出る所”=パワースポットであると言われています。
暑さ続きですが、パワーをいただいて、この夏を乗り切りたいですね。

駅を出て直進し、車道を左へ曲がれば、仁王門が正面に見えています。
この道は、鯖街道ウルトラマラソンや京都トレイルのときに、何度も通っている道。
でも、鞍馬寺の境内に入るのは、今回で三度目。

仁王門(受付所)で一人300円(愛山費)を支払って、境内に入ります。

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鞍馬寺仁王門

入ってすぐに、ケーブルの乗り場があります。
乗り場前は素通りして歩きます。
案内板にも、”おすすめ”は歩くことを薦めています。

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左の道を歩いて上ります

右に小さな放生池と魔王の滝を見て、上っていくと、朱色が引き立つ吉鞍稲荷社。
立ち寄って上っていきます。

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吉鞍稲荷社

次に現れるのは、風格のある由岐神社の荷拝殿(重文)
由岐神社は、京都三大奇祭の一つ・鞍馬の火祭の例祭です。
(残る二つは、今宮神社・今宮やすらい祭、広隆寺・太秦の牛祭)

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由岐神社・荷拝殿

石段を上ってお参り。
上ったところに、ご神木になっている樹齢約800年の大杉があります。

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由岐神社にお参り

由岐神社を過ぎて、九十九折の道を上っていくと、義経公の供養塔。
鞍馬寺は、牛若丸(源義経)伝承説話の地、天狗伝説でもよく知られています。
境内には、それに因んだ多くのものが残されています。

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義経公供養塔

中門をくぐってすすむと、貞明皇后御休息跡の前を通り、ケーブルから上がってきた道と合流します。

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中門、距離表示のある道標が要所にある

ゆっくり上っていても、汗がじっとりと出てきます。
木陰でも幾分か涼しいだけ。
もう少し、涼しいかと思っていましたが、やっぱり今夏は暑い。

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木立の道をすすむ

転法輪道、茶所・洗心亭の前を通り、石段を上れば金堂です。
駅からここまで、ゆっくり歩いて30分弱。
金堂正面の「六芒星」は、特別なパワーをもらえるところだとか。

ここで記念撮影する人が多いです。

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六芒星と本堂、本堂で標高410m

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写真を撮っただけなので、パワーはもらえないかな?

本堂は高台にあり、全面が開けていて、とてもよい眺めです。
比叡山が正面に見えます。

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本堂前の広場から比叡山を眺める

本堂にお参りして、景色を眺めて、奥の院へとすすみます。
本堂の左手に入口があります。

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奥の院入口

石段を登って行きます。

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入るとすぐに石段が続く

しばらくいくと、与謝野晶子・鉄幹の歌碑があり、その先が霊宝殿。

「何となく君にまたるるここちして いでし花野の夕月夜かな」晶子
「遮那王が背くらべ石を山に見て わが心なほ明日を待つかな」寛(鉄幹)

右の歌碑(晶子)には、見慣れない蛾が止まっていました。

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与謝野晶子・鉄幹の歌碑

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なんとなく、君が待っているようで…。そんな気持ちで蛾も止まっているのでしょうか

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アップで撮す

霊宝殿の先には、与謝野晶子書斎の冬柏亭(とうはくてい)があります。

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冬柏亭、質素でこぢんまりとした部屋です

歩きやすい道が続きます。
道脇に牛若丸・息つぎの水。
ひしゃくが置いてあり、飲んでみました。
冷たくて、ちょっと生き返ったような感じになります。

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牛若丸・息つぎの水

そこそこの傾斜はあっても、急登はなく、よく整備されています。

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階段には手すり

階段道を上り詰めると、遮那王堂(遮那王尊=義経)とその左に、義経公背比石があります。
背比石は、奥州へ下る牛若丸が、名残を惜しんで背を比べたと言われている石です。

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遮那王堂と背比石

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背比石

道はここで二手に分かれ、直進すれば、奥の院への近道。
左に上っていくと、大杉権現社を経由して、奥の院へといくことができます。
ここは、迷うこと無く、大杉権現の道へ。

分岐から少し上がると、木の根道となります。
今日のコースでは、この辺りが標高で一番高いところです。

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大杉権現社に続く木の根道

大杉権現社の辺りは、大杉苑瞑想道場と呼ばれ、護法魔王尊のエネルギーの高い場所だとか。
護法魔王尊とは、あまり聞き慣れない仏さまです。
魔王尊は背中に羽を持ち、長い髭をたくわえた仙人のようで、鼻が高く、これが天狗の姿だと言われています。

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道場に相応しい場所・大杉権現社

権現社から石段を下り、直進の道と合流して、さらに下ります。

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権現社からの下り道

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合流点のところにある旧い道標

道標には奥の院まですぐと刻まれていましたが、感覚的には、すぐという距離ではありませんでした。
下る途中で、倒木がいくつかありました。
最近のようです。
対策が成されていて、危険なところはありません。

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倒木が、いくつかあり

下っていくと、不動堂。
最澄が天台宗立教の悲願に燃え、一刀三礼を尽くし刻んだ不動明王が奉安されています。
拝観することはできません。

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僧正ヶ谷・不動堂


不動堂の向かいに水場があり、下のような注意書きが。

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参道の真ん中で昼寝していることもあるそうです

相方さんは、カエルが大嫌い。
前にも、後にも、カエルに出会うことはありませんでした。

不動堂の斜め向かいには、義経堂があります。

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義経が遮那王尊として祀られている義経堂

不動堂や義経堂がある一帯は、僧正ヶ谷と呼ばれ、牛若丸が天狗に兵法を習ったところと言われています。
さらに下りますが、奥の院はまだです。

極相林(きょくそうりん)の看板が立っていました。

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極相(英語ではclimax)林の案内板

極相林
裸地や、山火事・伐採などで樹木を失った土地には、はじめに光を好む草が生え、ついてマツやナラのような陽樹が入りこむ。その日陰にシイやカシなどの陰樹が生え、陰樹が成長して陽樹を追いやる。すると最後に陰樹だけの森となり永く安定する。これを極相林という。
鞍馬山では、このあたり一帯が極相林である。このような森ができるまでには、少なくとも二百年から三百年の歳月が必要だと考えられている。(鞍馬山自然科学博物苑の案内板から抜粋)

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極相林の道を下る

奥の院と言えば、大抵は本堂より高いところにありますが、かなり下ったところにありました。
かなり下りましたから、行き過ぎたのかと思ったほどです。
近くには、白っぽい石灰岩が多く見られます。

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奥の院

奥の院からの下り道は、結構、急な階段道です。
距離はないのですが、足腰に堪える下りです。

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石灰岩の岩、資源の乏しい日本でも石灰岩だけは豊富

ところどころで樹齢を重ねた大きな木を見て、下ります。

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振り返って見る

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階段道、貴船側から上る方が、傾斜はきついように思われる

流れる水の音が聞こえてきます。
にぎやかな人の声も。
苔が目立つようになってくると、西門(出入口)です。

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苔が見られるようになって、しっとりとした雰囲気に

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苔にユキノシタが混じる

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鞍馬寺西門

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西門、正面から見る

西門を出ると、貴船です。
途端に賑やかになりました。
貴船川に架かる小さな橋を渡り、右に少し上ると貴船神社。

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朱色の鳥居から続く貴船神社の石段、右に大きなケヤキがある

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鳥居をくぐって、振り返る

大ケヤキの木を見て石段を上ると、ご神木のカツラの木が現れます。

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ご神木のカツラ

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緑がきれいなのが嬉しいが、暑さと人にはうんざり

たくさんの人なので、人の少なくなった時間帯を見て、写真を撮りました。
境内には、何本もの笹飾りが立っています。
7月1日から8月15日まで七夕笹飾りのライトアップがされています。

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笹飾りと本宮

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本宮

伝説によると、
第18代反正天皇の時代、玉依姫命が貴船に乗って、大阪湾から淀川・鴨川をさかのぼり、上陸したところに水神を奉り、祠を建てたのが貴船神社。雨乞いの社として信仰されました。

今は、水占(みずうら)みくじが有名で、御神水に浸すと、運勢が浮き出てきます。

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御神水に浸すと、文字がくっきり

参拝客であふれる本宮から奥宮に逃げるようにして歩きました。
貴船川に沿うゆるやかな道を上っていきます。

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お店の並ぶ貴船の通り

車も人も多く、注意しながら歩きます。
右手には、川床が並んでいます。

値段を見ると、最低でも6千円。
働いているときに、2回ほど、貴船の川床で料理をいただいたことがあります。
でも、今は年金生活。

「空いてますよ」と声がかかりますが、とても、とても。
二人だと最低でも、1万2千円。
指をくわえて、通り過ぎます。

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奥宮の鳥居

奥宮まで来ると、少し人は減りました。
途中では、暑さのため、へたり込んでいる人もいました。

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前は広場のような奥宮

奥宮で、時間はちょうどお昼時。
朝食で焚いたご飯で作ったおにぎりを持ってきていました。

どこかよさそうな場所は…。
河原へ下りられる道がありました。
奥宮近くの河原で、食べました。
川床のような情緒はまったくありませんが、ここが一番、涼しかったところです。

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貴船川でゆっくり過ごす人たち

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食事場所から見た貴船川の景色

奥宮から川沿いの道を下って、貴船口駅まで歩きました。
観光客で混んでいた貴船も、中心部を過ぎると、人はまばら。
汗を拭きながら、駅に着きました。

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貴船口駅

鞍馬から貴船のゆるゆるハイキング。
ゆっくり歩いても、3時間もかかりません。
整備が行き届いた道で、危険箇所はなく、安心して歩ける道です。

京都の奥座敷、もう少し涼しいかなと思いましたが、完全に裏切られました。
今年の暑さは異常です。
2018.08.03 / Top↑
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